コミケット私的レポート

コミケットは僕にとって特別なイベント。同人屋にしてもコスプレイヤーにしてもそうじゃないかな。だけど最近の若い人はそうでもないかも?
でも、ちょっと前まではコスプレにしてもコミケでデビューすることこそが真のコスプレデビューと考えられていたし、同人屋にしてもコミケで出す新刊は特別に力を入れて作るなんてことがあったものだ。コミケに参加するのは同人屋・コスプレイヤー共に特別なハレの舞台に立つような晴れがましい昂揚感に包まれることだったのである。
なにしろ数年前からコミケットは集客力においては日単位密度で日本最大のイベントである。筆者はコミケットがまだ晴海の1館の半分を使って(今考えれば)ささやかに催されていた頃から参加してきた。それが現状まで拡大したことに対して一言ではとても語り果せない感慨を抱くが、でもその程度の規模の頃からコミケットの雰囲気と昂揚感と密度は変わっていない。

筆者は1999年から2002年までの間に、過去サークル参加したコミケット(1989年から2001年まで)についての私的覚え書きをまとめた冊子を「抽象企業」のシリーズとして9冊に亘って製作・発行した。また2000年からはWebでも併行して、まず速報の形でコミケットの私的記録を発表して、更に2003年夏には2000年〜2002年のコミケットWeb記録を、やや増補した上でCD-ROMの形で頒布した。
そうした経験の上で較べてみると、冊子の形で記録をまとめることの意義はまだ薄れてはいないとは思うが、広く一般に公表できるメディアとしては現在においてはWebの方が適している。また情報量も、特に画像記録となるとそのコストパフォーマンスも含めてWebと紙媒体とは較べものにならない。
かくして2004年からはコミケットレポートは純粋にWebだけで遂行することにした。まあこれは僕の側のWebスキルのある程度の上達の故でもある。
とはいえWeb上の記録も永遠ではない。これを載っけているサーバが運営を停止してしまったらそっくり消えてしまう。とは言えそれなら紙媒体でも似たり寄ったりだろう。
他のイベントレポートはサーバ容量の制限などで古いものから徐々に削除していかねばならないだろうが、このコミケットレポートだけは最後まで残したい。
僕個人の生きた記憶として、また僕同様にコミケットに参加してきた人とのささやかな共有記憶として、そしてまたたまさかこれを読んでくれたまだコミケットを知らない人にいくばくかでもその相貌が伝われば、という淡い期待を込めて。

コミックマーケット58(2000年夏コミ)

コミックマーケット59(2000年冬コミ)

コミックマーケット60(2001年夏コミ)

コミックマーケット61(2001年冬コミ)

コミックマーケット62(2002年夏コミ)

コミックマーケット63(2002年冬コミ)

コミックマーケット64(2003年夏コミ)

コミックマーケット65(2003年冬コミ)

コミックマーケット66(2004年夏コミ)

コミックマーケット67(2004年冬コミ)

コミックマーケット68(2005年夏コミ)

コミックマーケット69(2005年冬コミ)

コミックマーケット70(2006年夏コミ)

コミックマーケット71(2006年冬コミ)