今回のコミケは20世紀最後のコミケ。それだけに気合い入れて入念な準備をして、新刊も既刊も十分な準備をして・・・とは思ってたのだが、予算と気力と体力の関係でなかなかそうは行かなかった。
11月13日
コミケット準備会から当落通知が届いた。その結果をメールで友人・知人連に言いふらす。Subject: 冬コミサークル参加決定!
Date: Mon, 13 Nov 2000 21:51:51 +0900
From:登坂正男 <imgnry2@jcom.home.ne.jp>僕の個人サークル「imaginary press inc.」の冬コミサークル参加が決定しました。
第2日目(12/30(土))、東4ホール“モ”−42aです。
さあこれから新刊作るぞー!!(オイ)
--11月19日(日)
蒲田の大田区産業会館(通称PIO)でのコスプレイベント、「コスプレワールド」に参加。それまでのイベントで撮ってた写真を配りまくり、さらに新たにコスプレイヤーの写真を撮りまくる。会う人ごとに「ホントはもうこんなとこ来てる場合じゃないんですけどね」などと言い訳こきながら、それでも裏面に冬コミの参加スペースNo.を記した名刺を配りまくる。11月26日(日)
飯田橋のコートメダリオンでのコスプレイベント「JCCコスプレキャラクターミュージアム」に参加。先週のPIOの時と同じ行動を繰り返すが、これが今年最後のコスプレイベント参加と思うとつい力が入る。まだコミケがあるわけだが、コミケはどんなコスプレイベントよりもたくさんのコスプレイヤーの参加があるが、コスプレイベントとは言えないものね。12月9日(土)
コミケカタログを買いに秋葉原へ。「GAMERS」Square店6階のCafe de COSPAに。ちょうどウェイトレスのバイトをしてるコスプレイヤーのMさんにコートメダリオンで撮った写真を渡したいこともあって行ったのだが、店に入ってみるといつもと様子が違う。テーブル類が片づけられていて、奥の方で何だか女の子たちを囲んでサイン会みたいなことをしてる。ちょっと様子を伺ってたら男性スタッフが来て、
「すいません、今日はイベントで店の方が4時までお休みですんで」
「出てる頃だと思って冬コミカタログ買いに来たんですが・・・?」
「1階の方で売ってます」
体よく追い返されてしまった。釈然としないままエレベーターに載って降りるが、函の中にチラシが貼ってあって今日はアイドル候補の女の子たちの握手会だかがあるらしい。仕方ない、カタログだけでも買って帰るかと思って1階に出たら、なんたる偶然、ちょうどエレベーターの前で待っていたMさんとバッタリ。そういやもう3時45分、店の再開もあと少しの頃だったから、入り待ちをしてたんだろう。真っ赤なレディー版サンタクロースみたいなドレスを着ていて相変わらず可愛らしい。あわてて短い挨拶を交わして、持って来てた写真を渡し、彼女がコミケに行くのは29日だけだったなと思い出して
「多分今年はもうこれで会えないと思います」
と別れの挨拶をした。
その後1階の「GAMERS」店内を歩き回ってカタログをさがしたが見当たらない。しかたなくレジで尋ねようと思ったら、レジの横に平積みされてる漫画雑誌みたいな厚い本がカタログだと気が付いた。あまりに普通の漫画雑誌みたいな表紙だったので、うっかり気が付かなかったのだ。コミケ53の時のカタログと同じ手口。とにかくレジに出して、「あ、そのままでいいですから」といって金を出して、カタログを受け取ってそのままバッグの中に突っ込んで駅に急ぐ。歩道を歩いていて、ふと気が付くととあるゲーム店の前でも平積みでカタログを売っていて、そこで買ったらしい男たちがガードレールに腰掛けて早速カタログを開いてチェックを始めていた。
電車の中で早速マンガレポートを読み始め、結局いつもの通り午後10時までかかって読み終える。その後何の気なしに頭からパラパラめくって眺めてたら、「コミックマーケット58取材申込一覧」というページが目に止まった。あ、じゃあ載ってるはずだな、と思ってつらつら眺めてたら笑ってしまった。角川書店、ソニー・マガジンズ、毎日新聞、徳間書店、双葉社、講談社、読売新聞、小学館、テレビ朝日、TBS、AP通信、NHK、日本テレビ、テレビ東京...などなどの大マスコミなどと一緒に我がimaginary press inc.の名が堂々と「同人サークル」として並んでる。他にも個人HPや同人ビデオサークルの名なぞも並んでたりして、いやはやこれぞコミケだなあ、と感嘆した。12月某日
会社からのお達しで、本年の最終業務日は12月28日になったと言われた。内心、しめた!である。昨年までは29日まで仕事をしてたから、今年は冬コミの1日目は諦めてたのだが、これで大手を振って両日とも参加できる。
あっ、だけどそうなるとi3たちの1日目のサークルに委託させてもらわなきゃ。おっと、その前にまず1日目のサークル通行証回してもらわないと。いけね、それじゃ既刊分のフットワーク当日搬入を1日目で申し込まないと。とにかくまずは既刊分の準備と増刷せにゃな。新刊の製作もちゃんとスケジュール組まないと・・・。などなど瞬間的に頭の中でぐるぐる算段しながら、何食わぬ顔で仕事に戻る。
帰宅してからi3とi4にメール。29日にも出られることになっちゃった、ついては29日分のサークル通行証まだ余ってたら送ってもらえまいか? その後i3から電話があって、郵送で送ります、と。
それがi3ときたら、普通の手紙で送りゃあいいものを、慎重を期したつもりだろうが、わざわざ書留で送ってきやがった。ところが平日昼間は当然僕は不在なので、結局不在配達票を持ってのこのこ浦和中央郵便局まで取りに行くハメになった。
12月23日(土・祝日)
朝から晩までMacの前に囓り付いて、新刊「よちよちG3奮闘記」の仕上げをする。午後10時過ぎにようやくプリントアウトにこぎつけて出力しようとしたら、ボーンと嫌な警告音がして、下のようなダイアログが出てきた。
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ゲゲ。冗談じゃない、まさに“マーフィーの法則;パソコン版”のまんまじゃないかぁ!(「パソコンの本体・周辺機器・アプリケーションは最も必要な時に最も必要な機能が故障する」)
けれどフリーズした訳ではなかったので、ここは慌てず騒がず、なにしろMacだからなと冷静になって鼻毛を抜いて、おもむろにアップルメニュー→「コントロールパネル」→「機能拡張マネージャ」と出して、「AppleTalk」のチェックを消して、再起動をかける。再起動が終わったところで、またプリントアウト操作をしたが、またまた警告が出て止まってしまった。無意味だったか。首を傾げて、少し焦ってまた「機能拡張マネージャ」まで出して、パネルをよくよく見ると、セットが選択式になってる。そのプルダウンメニューをピョロリと出すと、「プリント用」というのがあった。あ、これか、と思い選択して再び再起動かけてプリントアウト操作。
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すると今度は無事出力できた。ふ〜、脅かしやがって。ともあれ表紙含めて48枚のプリントを出力。事の次第を掲示板に書こうと思ったら、ネットに入れない。今度は見当がついて、「機能拡張」を元の設定に戻してネットに入り無事書き込めた。だけどこれまでは元の設定のままでちゃんと出力できてたのにな?
後で僕に当のMacをくれたi4が掲示板にカキコしてくれたことによると、もともとそういう風に設定しておいたとのこと。なぜかプリンタポートがAppleTalkとぶつかるので、プリンタ使う場合は切り替えて使って下さい。ははあ。じゃ僕の対処は間違ってなかった訳だ。でもそれ以前はネットに繋いだままでもプリンタで出力できてたのにな?という疑問はそのまま。これで新刊の準備は半分終わったから、明日の既刊の増刷の準備をする。フラフラになりながら、午前4時寝込む。
12月24日(日)
起きたら9時過ぎてた。今日はフットワーク利用会場搬入申込みの締め切り日、既刊増刷から発送までいっきにやらねばならない。増刷が必要な号の版下を持ってコンビニに殴り込む。幸い印刷は至極順調。セブンイレブンのFujiXerox Docucolor MP1250も絶好調。そういや冬コミカタログのマンガレポートでも、このキカイを褒めてるのが2、3あったな。撮ってると何しろ時間がかかるので、時々他の人に順番を譲る。そんな中、あるおっさんに譲ってついでに千円札を100円玉に両替してあげたら(なにしろしこたま持ってたので)、お礼といって缶コーヒーをくれた。もともと増刷分もそんなに部数はなかったので、印刷は昼ちょい過ぎに終了。家にとって返して、直ちに製本にかかる。これはさすがに時間がかかる。キッチンテーブルに1台毎の両面プリントを順番にぐるっと置き、1枚づつ取っていって束ね、真ん中で折ってホチキス止めする。型作りのためノド部分をドリンク材の空き瓶で押しなでる。途中宅急便の手配が気になって、4時頃にクロネコヤマト(コミケ会場搬入はフットワークだが、近くに取扱店が無い場合は他の宅配便業者でもよいことになっている)に電話を入れる。
「6時頃に自宅集荷お願いしたいんですが」
「できれば5時半頃までにお願いできますか? 集荷の最終が5時半ですので」
「・・・う〜、わかりました、それじゃ5時半でお願いします」てな次第になって少々焦る。
ともあれ製本が全部終わったのが5時、その時玄関から「ピンポ〜ン」えっ! まだ箱詰めもできてないよ!? と思ったら、伝票を届けに来てくれただけだった。それから焦りまくって箱詰め。一旦入れたものを箱の大きさの不都合からまた別の箱に入れ直したりして時間を食う。どうにかこうにか箱詰め終えて、伝票も書いて貼って玄関に積み終えたのが5時55分。その時ちょうど「ピンポ〜ン」。たまたま遅れてくれたお陰で、どうにか間に合った。「お届け先は東京・・・江東区ですね、配達は明日になりますがよろしいですか?」
「ええ、発送が今日の日付でさえあれば」
集荷の様子を見ていてちょっとビックリ。腕見当で荷物の重さを量って、POS端末に入力。携帯式のバーコードリーダーで伝票のバーコードを読み取って、POS端末に赤外線転送。端末から出てきたシールを荷物に添付。これで受け取り終了。なんか「スタートレック」のトライコーダーとフェイザーガンみたいだ。さすが21世紀も間近、宅急便の集荷人はハイテクサイバー戦士となってたのか。伝票の控を受け取って荷物を送りだす。今回の荷物は段ボール2個と組み立て本棚の入った工具箱の計3個。後の荷物は当日リュックとキャリーバッグとカメラバッグで手を打とう。それから少し呆然として風呂に入り、適当に飯食ってネットであちこち見て回り、掲示板に「コミケではよろしく」旨カキコしてから寝た。
12月28日(水)
会社の業務終了日。終業の挨拶もそこそこに速攻で家に帰り、新刊の印刷準備。今夜は徹夜覚悟。新刊版下を持って8時過ぎコンビニへ。印刷は至極順調で、10時半には全51部取り終えてしまう。帰ってきて即丁合、製本。とはいえ終わったのは午前3時過ぎ。その後、明日の、というか既に今日の準備の最終チェックをして、ベッドに入ったのは4時半頃。ここまで来たらいっそのこと完徹するか?とも思ったが、さすがに頭も体も疲れて、少々アブナイなとは思いつつ寝入る。コミケ59 レポ表紙 | 前準備トップ | 第1日目 | 第2日目