朝8時半頃には目覚めたがそのままベッドの中でダラダラ。セットしたアラームが鳴って、やっと起きる。カーテンを開けて窓から見下ろすと、既にビッグサイト前には整然とした大行列が。やや曇り気味。洗面所で顔を洗い、髭を剃ろうとして鏡を見たら、顎髭に白いものが。ちょっとだけショック。髪に白いものが目立ちだしたのはもう2、3年前からだったが、とうとう髭まで白くなってきたか。まあここ2週間ばかり大分無理して根詰めたからなあ。・・・というより、やっぱ純粋に歳のせいか。
とにかく出発の準備。今日のメインはコスプレ取材(というか、撮影)、なるたけ軽装で動き回るつもりで、テニスパンツに赤瀬川原平Tシャツだけ。これにカメラバッグとプレゼント用の写真と贈呈用の新刊を詰め込んだカートバッグ。結局いつもの格好である。
朝食前に、G2に90ミリを付けて高階層に上がり、行列写真を撮影(1日目トップ写真参照) 。これも記録、と思ってだったが、後で考えたら行列は所詮行列、いつもと代わり映えしなかった。ただ写真を撮りに行ったエレベーターホールの大窓のところに二人若いのがいて、窓際にベタ座りしながらダべっていて、聞くともなしに話を聞いてると、どうもコミケは2、3度目らしい。片方が「行列はあそこだけじゃないぜ、東ホールの側にも一杯並んでるんだぜ」と言うと、もう片方が「え、どこどこ?」と言ってあちこち本気で見回してた。
それからi3と一緒に1階レストランに朝食を摂りに行く。例によってバイキング形式。これまた例によって少し多目に摂って、出たのは11時も過ぎた頃。もう行列もなくなってるだろうと算じてだが、その通りだった。
今日は完全フリー日だったが、i3にコスプレ撮影にちょいと付き合ってもらう約束で一緒に行動する。まず東ホールの準備会総本部に出頭、取材許可申請をする。今回で3回目、もう慣れたもので申請書、宣誓書に要項を記入して、腕章とネームプレートを掛けてデジカメで登録写真。ところでこの時証明書として保険証を提示しようとしたのだが、その前に自己紹介用のWPで打ち出した手製の名刺を提出しておいたら、「あ、名刺を提出されていれば証明書は結構です」と言われた。それはそれで僕個人としては話が早くてありがたいが、セキュリティの面では大丈夫だろか。名刺なんて勝手にいくらでも作れるんだから。それとも僕が個人取材でしかもサークルの人間だからもう身分証明済み、と見なされたんだろか。
ともあれ西ホールに向かう。実は僕は1箇所だけ今日の買物がある。西1ホールのめで鯛さんの「TAI-TAI」で、「愛と青春の同人誌」シリーズの新刊がお目当てだったのだが、行ってみたらあっさり「落ちました」と言われた。やれやれ。
次にi3に付き合う。i3の友人、というか筑波大SF研OGで、ということは僕の後輩でもある訳だが、その人が個人サークルを出してるというので寄ってみた。今度は向かいの西2ホール。挨拶して、i3はその人と少し四方山話。
それからいよいよ屋上展示場へ。この時点で12時半過ぎ、エレベーターは例によって停止されてたから、脇階段を上ってまずエントランスプラザへ出る。そこで外の大階段に思った通り大行列ができてるのを見てちょっとため息。そこで思いついて、僕の取材スタイルをi3に写真に撮ってもらう (1日目トップ写真参照) 。
屋上展示場直結の大階段を行列と共に登り、会場をぐるりと回ってコスプレ会場入口へ。今日こそルーク&みちるさんに新刊を贈呈するつもりで先に企業ブースに行こうかと思ったのだが、企業ブースは5時までやってることを思い出し、そっちは後回しにする。まず写真をプレゼントする顔見知りのコスプレイヤーを探すが、いやもうそれどころではない。昨日以上に会場一杯にコスプレイヤー、カメコが満ちるだけ満ちて、顔見知りをピンポイントで捜すなんて絶望的。もっともそれはいつものことだからすぐに気を取り直す。
しばらくウロウロしてると、機甲服のケルベロス隊員を見つけた。「人狼」が公開されたばかりで、多分いるだろうと思ってた。「『紅い眼鏡』の時からファンでした!」とどこまで通じるかわからん声をかけて、撮影させてもらう。撮影後ちょっとお話。「これはどのバージョンでしたっけ?」「コミックス版の『犬狼伝説』に出てきた軽装版の機甲服です」何の作品かではなく、どのバージョンかと質問することで基本的な共通理解はあることを暗黙のうちに伝える。フッ、まあ基本ではある。コスプレネームは「ゆーき」さんと。来年発行予定の「コミケット2000」への掲載許可をもらう。
ゆーきさん(ケルベロス隊員)
少し歩くと、有名コスプレイヤーのありささんと出逢った。以前に別のイベントで撮った写真をプレゼント、撮影させてもらう。ただし掲載の許可は断られた。コスプレイヤーにもいろいろと事情・信条はある。【その後イベントや撮影会でありささんと度々会って顔見知りになり、この時の写真もここに掲載できることになった。これはWeb版にも「抽象企業・21-2」にも掲載しておらず、ここに初掲載するもの】
ありささん
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その頃から少し雲の切れ目が広がり陽が出てきて、暑さが募ってきた。
ふと見るとスタイル抜群のセクシーなバニーガールがカメラに囲まれてる。誰かと思えば昨日撮影させてもらったMaicoさんだ。挨拶して、昨日のミニスカポリスの写真を進呈。喜んでもらえた。一般的なバニーガールのイメージとはちょっと違うバージョンなので、何かのゲームキャラだろう。
Maicoさん
海側の壁際にこれまた有名コスプレイヤー櫟氷織(いちいひおり)さんを見つけた。5月の蒲田PIOでのイベント以来。凄く頭の回転の速い子で、さっぱりした性格、すっきりしたプロポーション、そしてやんちゃそうな顔立ちが魅力の個性的な美人。今日は「リッジレーサー4」の永瀬麗子。4月の後楽園コスプレフェスタで会った時のと同じコスだ。残念ながら渡す写真は用意してなかったので、挨拶してポラロイドを撮り、更にコンタックスで撮った上でポラロイドを渡し、掲載許可を願い出る。その場ではどんな写真を使われるかわからないので無条件で許可はできません、と。ごもっとも。じゃ後でスキャナー買ったらメールでお届けします、ということでその場は名刺を渡して後にした。
櫟氷織さん
ちょいとホール側に戻ったところで、3人ほどのサイバーフォーミュラキャンギャルグループがいた。もしや・・・と思ってよく見ると、やっぱり!中に高室勇(たかむろゆう)さんがいた。この夏コミで一番会いたかった人の一人。去年の冬コミに知り合った、というよりその前からコミケで何度か撮影していて、えらく印象に残ってた人。毎回気合いの入ったコスをしていて、コス毎に全然印象が違う。素顔はハッとするほどの美人で、見間違えるはずもないように思うのに、その演技というか、着こなしとメイクで、うっかりすると同じ人と気が付かない。ある意味、コスプレイヤーの理想を体現してるとも言える。そこら辺の細かいことは「抽象企業・20/コミケット僕史」シリーズと「同・21/コミケット1999」を参照。今回も「サイバー」のアメリカンチームのキャンギャルで、髪染め〜のブルーコンタクト入れ〜のコス凝り凝り〜ので、つい高室さんという確信が100%は抱けなかった次第。実は今回のコスが「サイバー」キャンギャルということは事前に何度かメールのやりとりをして知ってはいた。
「お久し振り〜」と挨拶すると思い出してもらえた。幸い彼女の写真は用意してたので渡して、更に以前約束した贈呈本を渡す。上記の通り、以前のコミケで撮った写真を今回の新刊「コミケット僕史」と「コミケット1999」で使わせてもらったのだ。そこでまたお願いして撮影させてもらう。高室勇さん(「サイバーフォーミュラ」アメリカンチームキャンギャル)
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それからまた知ってる人を探してウロウロしてたら、たまたま「バイオハザード」の集合に出くわし、自分たちのカメラを預けられて「写真お願いします」と頼まれてしまった。その集合を撮りに来たと誤解されたらしい。ハプニングだが、まあこれもコミケかと思いi3と一緒に10台くらいのカメラで次々に撮って回った。写るんです系と一眼レフと半々くらいだったか。僕も記念に1枚くらい撮っときゃよかったかな。そこでi3は別に買物があるということで分かれる。
その後、海側の壁際でやっと探してた人を見つけた。水原ありささんと茉莉花(まりか)さん。水原さんとは4月のイベントで知り合って、彼女のホームページの立ち上げからおつきあいしてるネット・イベント友達。愛くるしい表情と清潔な雰囲気、制服系・格闘系・メイド系・ロリ系とおよそどんなジャンルのコスでも着こなすというハイパーコスプレイヤーとしてたちまちイベントの人気者になり、ホームページのヒット数もウナギ上り。茉莉花さんは水原さんのコス友。事前に水原さんのHPの掲示板で夏コミ2日目に舞集合やるということを知ってたので、探してたという訳。ということで今日のコスは青舞。まだ集合はしてなかったみたいだけど、取り敢えずお二人に撮影お願いしたら、「あ、もう集合が始まりますから」ということでちょいと移動。海側のテラスのステップを利用して、色とりどりの舞が大集合。後で撮った写真を見てよく数えたら18 人いた。華やかなこと限りない。それを撮ろうとするカメラマンも大集合、こちらはむくつけき男どもばかり。
全員が均等に写るようにと前列にいた人が後列と交代したり、場所が逆光になってるからとテラスから中央に移動したりと、カメコを含めた大集団がゾロゾロ。さすがに会場整理スタッフが来て、カウントを取ってお開き。この間わずか十数分、しかしよくまああの集団が十数分も保てたものだ。厳密にはコミケのコスプレ会場では集合は禁止されてる【編注:これはちょっと僕の勘違い。被写体を取り囲んでの撮影、行列を作っての撮影は禁止されてるが、集合そのものがヤミクモに禁止されてる訳ではない。といってあまりお勧めされてないのも確か】。そこをスタッフの隙を見て、もしくはスタッフの善意の見て見ぬふりを利用して様々な集合が執り行われるのだ。舞集合撮影風景
集合が弾けた後は個々のコスプレイヤーのソロ撮り。僕も水原さんに改めて声をかけて撮らせてもらう。
水原ありささん(不知火舞)
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その後また少々ウロウロ。昨日撮った人と会えれば、と捜してたのだがとにかく人が多い。天候はますます良くなってきて陽射しが強い。
その内、見た顔を見つけた。火月都(かげつみやこ)さん。パッキリした美人でスタイル抜群。6月の後楽園コスプレフェスタ以来。最初見た時、「ばく烈ハンター」のドーターのオリジナル赤版かと思ってそう聞いたのだが、「モー娘。」の飲茶楼CMのコスだった。よく考えたら後楽園でも同じコスだったっけ。写真を渡して改めて撮らせてもらう。【編注:後でアルバムを見直したら、実は都さんは96年冬コミから何度かそれと知らずに撮らせてもらってたことに気付いた。2001年になってその頃からの写真をとあるイベントでお会いした時に渡したらさすがに驚かれ、かつ喜んでもらえた。僕にとっても長いこと捜してた人だったので、コミケだけとはいえ長く出てるとそういうゴホウビもある】火月都さん(「モー娘。」飲茶楼)
また少し動いたら、昨日撮った人がいた。他のカメラマンに撮影されてた「同級生2」の制服コスの人をちょっと覗いたら、昨日「サクラ大戦」のさくらのドレスバージョンをやってた田村りおさん。昨日のさくらとはまた違った印象で、凄く可愛く似合ってる。挨拶して昨日の写真を渡したら、さすがに驚いて喜んでくれた。こういう反応を見られるから即日現像は止められない。
田村りおさん(「同級生2」)
流石に喉が乾いたのでちょいとティーブレイク。売店でウーロン茶500mlを買って飲みながらウロウロ歩く。レースクィーンを囲んで人垣ができてるので見ると昨日撮らせてもらったみやびさんではないか。今日も「サイバーフォーミュラ」だけど、昨日より露出が激しい。けれど健康的な印象で、セクシーというより敢えて言えばコケティッシュ。今日は同じく「サイバー」コスで有名な野々宮このみさんと合わせてらした。東西「サイバー」ギャルの豪華合わせ、だったのにうっかりこのみさんの方が別のカメラマンに捕まってて撮れずじまい。みやびさんには昨日の写真をお渡しして、思った通り喜んでもらえた。
みやびさん(「サイバーフォーミュラ」)
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この時点でほとんど3時、屋外のコスプレ会場は閉鎖の時間。ギリギリまで粘ってると、魅力的な姐己を見つけた。コスネーム友沢揚羽さん。笑顔が自然に似合う人で、自動的に人目を惹く素晴らしいプロポーションと相俟って実に魅惑的。【注:前記「コスプレFAN」にも掲載されていた。ただし2001年になって「和奏(わかな)琉莉(るり)」さんと改名されている】お会いしたのは初めてだったけど、挨拶して名刺を渡し、撮らせてもらう。けれど風が強く、このヴァージョンはデカい学者帽が特徴だが、その帽子が飛ばされそうになって大変。
友沢揚羽さん【その後「和奏琉莉」さんと改名】(姐己)
もう少し撮らせてほしいところで3時過ぎ、屋上展示場はコスプレ会場としては閉鎖である。スタッフが3時閉鎖のプラカードを持ってかつ手持ちスピーカーでその旨告げながら練り歩いている。
屋内の企業ブースに向かう。昨日同様「F&C withシャルラク」で、引き続きルーク&みちるさんがコンパニオンをやってるはずだ。ただし昨日同様に客の行列ができてたらゲッソリだが、行ってみると行列は見えなかった。また外に並んでるのかと思ったけどそういう訳でもない。こりゃシメシメと思い、ちょうどブースにいたルークさんに件の贈呈本、更に6月の後楽園で撮らせてもらった写真を進呈、撮らせてもらう。同じようなカメコが集まってる。
ルークさん(「F&Cwithシャルラク」ブースコンパニオン)
同じブースに、今年になって何度かイベントでお会いしていたMaikoさん(前出のMaicoさんとは別)もコンパニオンしてたので、挨拶して写真をプレゼント。ちょうどブース前で撮影タイムだったらしく、便乗して撮らせてもらう。
Maikoさん
そのうち、ルークさんとみちるさんが御自分のCD(前日僕が買ったもの)の宣伝呼び込みを始めたので、その様子も撮らせてもらう。ついでにポラロイドでも撮って、それは進呈した。
ルーク&みちるさん
ところで「F&C」のブースの斜め前のブースに、これまた美人姉妹コスプレイヤーとして有名な伊藤瞳子・硝子姉妹がコンパニオンやってらした。幸い6月の後楽園コスプレフェスタで撮らせてもらった写真を持ち合わせてたのでプレゼント。お仕事中だったので撮影は遠慮した。
そろそろ閉会時間も近いし、今一度屋外展示場の様子を見ておこうと思い再び外に出たら、さっきまでの混雑はどこへやら、もうあっという間に閑散としてしまった。
それからフラフラとまた東ホールに向かいかけるが、中央入口脇の貼り紙に注目。
「特別警戒本部」ねえ...。コミケはゴジラかガメラか!? まあ例によって不審人物のチェックということなんだろうけど、「催物に参加され」る方だけでも多すぎるからなあ。
東ホールで一つだけちょっと気にかかってたサークルに行ってみる。「Premium A」。コミケ直前、某男性誌で紹介されてた美人コスプレイヤーのCD-ROMを売ってる、というので。行ってみるとCD-ROMは既に売り切れてたが、写真集があったので買い込んだ。美人なおねーさんが売り子してたが、その人こそ誰あろうSachieさんだった。スレンダーでボーイッシュでメッチャ美人、というのは雑誌に載ってた通りだったけど、ちょっと話しただけでもなんだかメチャメチャ明るい人で、そこだけはイメージを(いい方に)裏切ってる。そこのお隣さんでもコスプレCD-ROMを売ってたので手に取ってみるが、Windows版しかないというのであきらめた。
さてこれで時間いっぱい一杯。4時閉会のアナウンス、ホールに拍手が満ちる。東ホールを出たところの空中回廊出口からホテルに向かう。
東ホール出口から
空中回廊を渡って
交差点に向かって なにげに「intel outside」のTシャツが気になる。Macユーザ?
駐車場へ+ホテルへ+ゆりかもめへ+りんかい線へ、の人波ホテルに戻ると、i3も既に戻っていた。とにかくシャワーを浴びて着替える。それから机の上に残しておいた新刊の製本を終わらせ、直ちに翌日の会場置きの荷物をまとめて、再びビッグサイトへ。また例によって写真を現像してもらうつもりで、今日撮ったフィルムと、一応カメラバッグも持ち出す。ビッグサイト→お台場DECKS→花火見物→ホテルという大回りを敢行するつもり。
一昨日と同じ手順で設営許可証を胸にブラ下げて、翌日のブース、東1ホールL−27aに荷物を持ち込み、サッサと棚を組み立てサッサと出てしまう。以前はもっと余韻を楽しんだものだけど、歳か御時世か。
少し早いが、TFTのいつものパスタ屋に行って夕食。その後やっぱり持ち出した荷物が少し多いことに気付き、カメラバッグだけを残して手持ちの荷物をホテルに置きに一旦戻る。そして再び外出。お台場に向かうにあたり、今日はりんかい線を利用するつもり。
外に出ると、雲行きが怪しい。明日が雨とは聞いてたが、今晩から既にアブナいか。花火大会まで保つだろか。西の空はまだ眩しいが、東の空は雲に覆われてきた。ぱらぱらと少し雨も頭にかかった。東の空の雲の切れ間を見ると切れ切れに虹が見えた。西空を雲の団塊が流れて行く。なんともダイナミックな感じで、絵になりそうな光景。i3も同じことを感じたらしく、「なんかこんな風景画描いた画家がいましたよね、中世ヨーロッパの...」僕も記憶の片隅を掻き漁って、ふいに閃いた。「ホルバイン!」「ホルバインって、絵の具メーカーの名前でしょ?」「画家の名前だよ、中世オランダの。ホルバイン派つって」「なーるほど、絵の具会社が画家の名前から戴いたんですね」とは言うものの、僕も自信はない。ヴラマンクの方が合ってたかな? でもそれだと後期印象派だし...。
てなことをつらつら考えながら歩いてるうちにりんかい線の国際展示場前駅に着いた。さて今回の角川ポスターは...と思ったら、別のポスター、「キャラクターカーニバル2000」とかいうイベントの宣伝ポスターだった。
台場に着いて、まずとにかくDECKSの「写真屋さん45」に現像を持ち込む。1時間ほどかかるというので、その間時間をどうツブすか。昨日入った「Espresso」という喫茶店に入ろうと思ったら様子が変。入口が閉じられてる。そばにいた係員に聞くと、一旦下に降りてから回って入ってください、と。で、その通りに一旦道路に降りてぐるりと回って入ろうとするとどう見ても入口が無い。首傾げながらもう一度さっきと同じ経路で入ろうとしたら、立て看板が目に入った。「東京湾華火大会のため特別料金で入場戴いてます:ベランダ席1万円」
こりゃひでー暴利だ、おまけにまだ花火大会までは1時間くらいあるのに!と頭に来て入るのを止めて、DECKS内の別の喫茶店を探すが、なかなか見当たらない。海側を見ると既に海岸に人が集まってきていて、湾には屋形船がひしめき合ってる。DECKSの並びのビル内に入って、喫茶店かラーメン屋でも、と捜すがどうも道路側にはなかなか見当たらない。考えてみたら当然で、ここら辺の売り物は海側の景色なんだから飲食店関係は大抵海に面する側に作られてる。で、海に面する側の飲食店は今日はどこも満杯、という訳だ。けれど捜せばあるもので、建物の中央あたりにあるアイスクリーム屋なんだけど軽食とビールも飲めるという何だか種類のよくわからないセルフサービスの軽食店を見つけた。ビールとつまみのつもりで適当なトーストサンドを頼み、その後で更にコーヒーを頼んで時間を潰してるうちに、人が次々と出ていく。そのうちドーン・ドーンと音が響いて来て、花火大会が始まったようだ。特に花火を見たい訳でもなかったので、そろそろ写真が上がる頃と思い写真屋に行く。思った通り上がってた。上がりをチェックしてA4焼き伸ばししたいものを選んで改めて依頼。20分くらいで出来ますということだったので、時間つぶしに花火を見るかと改めて海岸側に出る。
たまたまその時ちょっと一旦休止中だったようだが、すぐまた上がり始めた。見てるとスマイルマークの花火も上がったりして結構面白い。TV局の中継かニュース番組用の取材だかのヘリが3機か4機、上空に見えた。「紅い眼鏡」のラスト近いシーンを思い出した。大きな花火が上がると、その上の垂れ込めた雲にまで光が反映するのが印象的だった。この明るさ、というか暗さだとどうせブレるだろなあ、と思いながらも何枚か写真を撮る。
そのうち写真も上がる頃、と写真屋に戻って受け取り、帰路に就く。雨が少し心配だったが、花火を見ながら帰りたかったのでまた歩いて有明まで戻ることにする。首都高を横切る歩道橋を渡り、大観覧車が目印のパレットタウンの前まで来ると、広い空き地があって見物客が大勢座っていた。そこからだと花火もビルの向こうに上がってしか見えないが、それがまた浮世絵のような趣があってなかなか良い見物になっていた。
「こりゃ今夜の大観覧車は大行列だな〜、あるいは特別料金でも取ってるか?」![]()
ゆるゆる歩いて行くとそのうち夢の大橋に行き着くが、そこにも大勢の人が座り込んで花火見物してる光景に行き会った。いやもう、夢の大橋にこんなに人が大勢いるのを見たのは初めてだ。ただちょうど花火大会も終了時間で、座り込んでた人たちも三々五々帰り支度を始めたところだった。宴の後。そのままホテルに帰り着く前にコンビニに寄って例の如くビール、つまみ。
部屋に戻ってとにかく風呂。上がって今日の買い物と写真を検分。更に明日のプレゼント用に写真を分別。それが終わると、ポケットラジオでなかなか入りにくい文化放送のアニラジ番組を聞きながら、ビール片手にようやく明日のカタログチェック。12時頃ふと窓の外を見ると、かなり激しく雨が降り出してた。傘は持ってきてるが、明日はまた雨のコミケか。