2000夏コミ・コミケット58覚え書き

前準備〜1日目

2日目

3日目


新刊:抽象企業・20-3/コミケット・僕史 III
     〃 ・20-4/    〃    IV
  〃 ・21-1/コミケット1999
          〃 ・20-1/コミケット・僕史 I  改訂版 
         〃 ・20-2/コミケット・僕史 II 改訂版
 
宿泊所:有明ワシントンホテル 2000.8.10〜13

この時の新刊

抽象企業・20-3/       抽象企業・20-4/       抽象企業・21-1/
コミケット・僕史 III     コミケット・僕史 IV     コミケット1999
   

 

よちよちG3、夏コミにて近影

登場人物:
 i1(よちよちG3);しがないリーマン・コミケ参加歴22年(一般)14年(サークル)【編注:2003年現在にて】・もらいものMacユーザ。
 i2;i1の大学SF研の後輩・さすらいのアニメ演出家・非Macユーザ。
 i3;i1の大学SF研の後輩・元A社プログラマ・Macユーザ・i1のMac師匠その1。
 i4;i1の大学SF研の後輩・現某庁超過勤務者・Macユーザ・i1のMac師匠その2。i1にMacをくれた。
 i5;i1の大学SF研の後輩・現眼科医・Macユーザ。
 i6;i1の大学SF研の後輩・現某通信関連企業勤務・多分非Macユーザ?今度聞いてみよう。
 その他、数多のコスプレイヤーさんたち。


コミケ前準備・1/修羅場の中で(7月中〜8/5まで)

 年明けにi4からPower Macをもらい、インターネットも知って、3月に正式にインターネットプロバイダと契約、いきなりCATVネットのヘビーユーザーとなった。それからさっそく主にコスプレイヤーさんたちのあちこちのホームページにカキコして回って、戯れに名乗った「よちよちG3」の名を広めて回った。また初めてコスプレイベントにも参加してみて、その楽しさに魅了されて夏コミ一月前まであちこちのイベントに参加して回った。お陰で何人ものレイヤー(コスプレイヤーを略して「レイヤー」と呼ぶことも初めて知った。しかしPhotoshopのユーザには誤解されるんではないか)さんやカメコ(カメラ小僧の略。要するにカメラマンのことだが、特にコスプレ撮影専門アマチュア*カメラマンのことを言う。元は蔑称に近い言い方だったらしいが、現在はニュートラライズされてる、と思う。因みに女性のカメコはカメ娘と書く)とも顔見知りになった。
*中にはプロカメラマンもいるが、本業の脇の趣味として撮ってる、らしい。

 斯くの如く僕の同人環境、というかオタク環境はMacとインターネットを中心に大変革が起きたが(その辺りの詳細というかドタバタは2000冬コミ・コミケ59発行の「よちよちG3奮闘記〜いきなりインターネット編〜」で御披露目済み)、僕の本性はあくまで同人屋である。今回の夏コミでは新刊4冊を予定。そのため、夏コミ一月前から周囲に「イベント参加はしばらく封印します」旨、あちこちの掲示板やイベントで会った人ごとに宣言して回った。これは自分でそう言いふらしておかないと、うっかりイベントに参加して自分の首を絞めてしまうことを危惧して自分に枷を嵌めることを意図してのこと。

 当初予定していたのは「抽象企業・20-3/コミケット・僕史 III」「同・コミケット1999」「抽象企業・7i/吾輩はオタク施主である」「同・8i/いきなりインターネット」の4冊。だがその前に既刊を増刷して揃えなければならない。7月の第2週あたりから週末深夜のコンビニコピー通いを始めた。

 そこで驚いたのが最新のコピー機。セブンイレブンが近くにあって、ここ2ヶ月ばかり改修工事してたのだが、そこが7月になって再開店した。セブンイレブン系列といえば以前はミノルタのカラーコピーが入っていたが、ミノルタはカラーコピーこそキレイには撮れるのだが、トナーを厚く塗り込めるタイプで、両面コピーにはあまり向いてない。そこでカラーの両面コピーを撮る場合はampmのリコー機かローソンのキャノン機を使うようにしてたのだが、引っ越し以来どちらも遠くなってしまってちょっと不便をしていた。そこで新たに開店した件のセブンイレブンに様子を見に行ってみたら、ミノルタではなくフジゼロックスの機械が入ってた。Docucolor 1250MPと言う機械。一目見るなり、それまで見ていたコピー機と大分様子が違う。スキャナ部、プリンタ部、操作パネルがそれぞれ独立していて、これまで見知った本体のコピースイッチボタンの類は一つも無い。これはもしかして500円玉対応にもなってるかも、と一瞬期待したが、「500円玉は使えません」表示は相変わらずだった。

 金を入れると操作パネルが起動して、液晶タッチパネルで用紙・白黒/カラー・倍率・枚数・プリント位置合わせなどの選択項目を選んでいく方式。ここら辺は、初めてとはいえ銀行のATMやJRの券売機と同様なので大して迷わなかったが、驚いたのは原稿をスキャンした時。最初に1回スキャンするだけで、後は何枚撮ろうがスキャンは繰り返さない。そのためコピー速度が速い。また最初のスキャンを終えれば後はコピープリントされてる最中でも次の原稿と入れ替えられる。
 また肝心のカラーコピーだが、プリント時間が大幅に高速化されてる。これまではどこのメーカーのものでも、1枚撮り終わるのに最低12秒はかかってたのだが、これは9秒で済む。しかも、A4までの大きさならば一度に2枚出てくる。つまりA4までなら4.5秒に1枚の計算。これはプリンタ部はA3までの大きさに対応してるから、A4までなら一度に2枚プリントできる、と気付いた頭のいい人間が設計部にいたのだろう。しかもそのプリントがキレイ。それまでカラーコピーで一番原稿の色に忠実なのはミノルタ機だと思ってたが、こちらはそれ以上の原稿忠実度。いわゆるハイファイ。しかもミノルタ機のようにトナーの厚塗りはない。両面カラーコピーも安心して撮れる。
 また網点のかかった白黒写真もキレイに撮れる。これはデジタルコピーの弱点だったのだ(網点のかかった写真をデジタルコピーで撮ると、網点とスキャニングラインが干渉を起こしていわゆるモアレが出る)が、多分デジタル分解のスキャニングスリットが網点のサイズ以下にされてるのだろう。結果、グラデーションもキレイに撮れるようになってる。まさに写真画質。

 しかもこのキカイ、操作部をよく見ると驚いたことにCDドライブがさりげなく付いてる。つまり、推測だが、画像情報の入ったCD−ROMなりCD−Rなりを突っ込んで、ファイルを開いて画像をデスクトップに呼び出し、それをそのままプリントするなんてコトもできる、と見た。さすがに店の方針だかなんだかでそれはやらせられないと考えたか、そのCDドライブについての説明は一切無かったが。

 スキャンが最初の1回だけ、プリンタ部が独立してる、CDドライブが付いてる、などなどの観察から、これはコピー機というより高速スキャナ+画像処理専用CPU+高速処理RAM+高速カラープリンタのセット機械だな、と結論した。最初に1回だけスキャンしてRAMに取り込み、後は何枚でもそのRAMから再生する。こりゃあ凄い。すっかり惚れ込んでしまい、コピー機を動かすこと自体が楽しくなった。ただお陰で、これまでカラーコピーを何十枚も撮ってた時のローディングタイムはコミケカタログのチェックタイムだったのだが(この時期、家にいる時は原稿を作るのに手一杯で、カタログチェックしてる時間など無い)、プリントが早過ぎてその暇が無くなってしまったのが少々残念ではあった。コピー機の前でのカタログチェックは修羅場時期の唯一の息抜きのゼイタクタイムだったんだが。
 ともあれそんな凄腕のキカイを得て、既刊の増刷ははなはだ順調に進んだ。割り振れる予算の関係から既刊をどれをそれぞれ何部づつ作るかに頭を悩ませたくらい。【編注:このセブンイレブンのコピー機については全国でいっせいに機種変更が行われたらしく、この新機種の性能に感激した旨のマンガレポートがコミケット59・2000冬コミのマンガレポートに何点か掲載された】

 ところが切羽も詰まった7/31、夜コンビニにコピー撮りに行って駐輪場に自転車停めておいたら、みんごとそれが盗まれちまった。鍵もかけずに置いといた僕が悪いといや悪いんだが、これは痛かった。届け出て帰ってくるのを待つにはあまりに時間が無い。しかも住宅街、自転車が無いと日常生活に関わる。仕方ないから次の日に泣く泣くおニューのチャリ買ってしまった。ママチャリだけど、一応3段変速のやつ。だけど夏コミ前にこの出費は痛かった。お陰で新刊の出す部数を減らさざるを得なかった。それでも食費までも切り詰めて、それなりの部数を用意はしたのだけど。

 そんなアクシデントもあったけど、どうにか既刊をそろえて箱詰めして、フットワークする準備を終えたのは8/5、ちょうどコミケへのフットワーク搬入締め切り日。といってもこの地域にはフットワークの取扱店は無く、黒猫に頼むしかないのだが、今回初めて自宅搬出を依頼した。電話で呼び出して来てもらったのだが、こりゃあ便利だ。次からもこれで行こう。というより、場所的にそうせざるを得ない。【編注:この半年後にフットワークが倒産するとは、僕も、コミケット準備会も想像だにしてなかったろう】



コミケ前準備・2/超修羅場の中で(8/5〜8/10まで)

 さて既刊が終わったらいよいよ新刊である。ほんとは既刊の増刷はもっと早くに終わらせるつもりだったのだが、結局心配してたとおりにギリギリまでかかってしまった。覚悟を決めて、超修羅場に臨んだ。
 既刊分を発送したその夜から新刊の原稿をまとめ始めた。と言っても、元ネタは以前からコミケ毎にまとめておいた個人的覚え書きなので、主にその編集作業。こちらは12年前から使ってる4世代前のRupo・JW05H(これにとりかかる前にi6からの掲示板へのカキコで、東芝がWP市場から撤退する旨のニュースを知った。嗚呼!)。Macの「ことえり」よりも更に変換効率の悪い(なお現在僕はMacで「ATOK13」を使ってる)化石機だが、これまで溜め込んだ登録語は捨て難い。それに上記コミケ覚え書きは全てRupoで入力したもの。まあ最後の花道である。

 編集といっても、あちこち削ったり勘違いを直したり、新たに説明を加えたりする程度のことだから、それほど手間はかからない。ただし、文章枚数を計算したら「コミケット・僕史 III」が1冊としてはページ数オーバーになることが判明。そこで急遽、「III」を「III」と「IV」の2冊に分割することに決定。

 またこちらは並行してMacでClaris Worksで作ってた「抽象企業・8i/いきなりインターネット」は次回冬コミに回すことに決定。「抽象企業・7i/吾輩はオタク施主である」はその更に前に断念した。「いきなりインターネット」は完全DTPを目指してMacの機能、Claris Works、Graphic Converterなどを駆使した僕にとっては画期的な企画だったのだが、いかんせん時間が無くなった。「吾輩はオタク施主である」は昨年の家造りの体験記だが、これは資料があり過ぎて持て余してしまい、かつ時間も無くなって諦めた。どちらも写真資料をたくさん使うので、スキャナを買ってから改めて構想し直して冬コミにリベンジするつもり。【編注:結局上記「吾輩は...」は冬コミにも落として、以後順次後回し。なんか幻の企画になりつつある...】

 またその奮闘中に夜中にあちこちの掲示板に「修羅場からの逃避」と題してカキコして回った。まったくそんな暇があったら早よ原稿作れ!である。

 実のところ新刊の文章のまとめは既刊の増刷と並行して進めていて、それなりにサクサク進んだが、会社勤めの身、作業は夜中にやらざるを得ず、寝るのは午前3時、3時半、4時という日が平日でも連続した。コミケの週になって8/7、8はほぼ完徹状態、8/9は文字通り完徹した。

 最後の仕上げで腐心したのは写真の選択と配列、そしてページの割り振り。中綴じ形式でカラーコピーの両面撮りで写真ページを撮るので、なるべく経済的に撮るためにはカラーページ同士を隣り合わせに面付けする必要がある。しかし文章の記述内容と変に離れた場所に写真が入ってもいけない。ここら辺はTrial & Errorで妥協も加味して、3日かかって面付けし終えた。
 そこで最後のフリカケ、写真のキャプションをRupoでバラ打ちして貼り付ける作業をしてた時、椿事発生。WPのカセットリボンが尽きてしまった。買い置きも無い。夜中なので買いにも行けない。最近はコンビニでもカセットリボンを売ってたりするが、Rupo 05HのリボンはZ300という幅広のちょっと特殊なカセットなので、まず売ってない。どうしようかと逡巡したが、もう仕方ない、MacでClaris Worksを立ち上げて改めてバラ打ちしてプリントして貼り込んだ。後でこのことを友人連に話すと、「ゼイタクな使い方してるね」と言われた。

 ここでちょっと前後するが、コピーする時間が危なくなってきたことを察知して、版下が全部仕上がる前、8/7夜に部分的にコピーを先行させた。具体的にはページが決まって面付けを終えた部分を先にコピー撮りしたのだ。だからある版では両面コピーされてるが、ある版は片面白のまま、という状態でまず撮っておいた。

 そしてようやく全部仕上がったのが8/10早朝。終わりが見えて来た頃に、景気付けに「ダフニスとクロエ」全曲版を聴きながら、フィニッシュした。3冊分の版下と先行コピーを揃えて勇躍コンビニに出動。撮り終えた時には既に夜が白々と、どころではなく真夏の陽差しが燦々と降り注ぐ午前8時になっていた。

 8/10は木曜日だったが、前日設営(いや、今回から設営日と呼ぶのだった)には行くつもりだったので会社からお盆休みを早取りさせてもらっていた。しかし冗談でなく、ある年代から下の人間たちにはこれからは8月中旬の休みは「お盆休み」ではなく「夏コミ休み」と呼ばれるようになるのではないか。

 出発の準備にかかった方がいいか、いやせめて丁合だけでも撮っておいた方がいいかと思い、頭のボケも手伝ってしばし行動と思考がフリーズしてしまって、時間をあたら無駄にしてしまった。当日の頒布物メニューをまだ出力してなかったことにも気づき、少し離れた総合家電店にリボンを買いに出かけて時間を消費。戻ってきたら郵送が届いていて、CDだった。"Sisters of fear"に違いない。大有名双子コスプレイヤーのルーク&みちるさんのホームページ「Leave It to the Twins!」から通販申込みしたもの。【編注:その後、2000年一杯で同HPは閉鎖】それがなんとこの日に届くとは。置いてってもいいが、コミケで話の種にでもなるかと思い荷物の中に放り込む。

 ともあれメニュー原稿を出力したはいいが、拡大コピーを撮る手間も惜しく、ホテルのコンビニで現地コピーすることにして、ついでに結局新刊の丁合も提出本製本もホテルに持ち込んでからやることに決めて、とにかく出発の準備に取りかかった。それと同時に、折角リボンを買ってきたのだからと、コミケで配りまくるつもりの夏コミ専用名刺を出力する。都合90枚分出力して、40枚だけカットしたところで後はこれもホテルでとコミケセットクリアファイルに放り込む。

 それからいつもの通りラジオチューナーを文化放送にセットし、ビデオ2台を金曜土曜のアニラジ番組にタイマー予約。

 どうにかまとめた手荷物は、未製本の新刊コピーを入れた段ボール箱1個、合切袋代わりのいつものキャリーバッグ(買ってからもう13年目の年代物だが、いまだにどこにもガタが来てない、バッグ部分のベルトが切れただけ)、着替えなどを詰めたリュックバッグ、カメラバッグ、組み立て式のディスプレイ棚を分解詰めした工具箱、そしてウェストポーチ。コミケに手持ちで一人で持ってく荷物としては過去最高。段ボール箱と工具箱は別の折り畳み式キャリーにくくりつけて、暑いさなか、2台のキャリーをよたよた転がしてくハメになった。荷物をまとめるのに手間がかかり、しかもそれが結局かなりの分量になってしまったので、設営参加は諦めた。

 家を出られたのが既に正午過ぎ。表通りのバス停留所までえっちら運んだところで、なんとしたことか、財布を入れたウェストポーチを着けてくるのを忘れてた。急いで取りに戻って、再び停留所へ。バスに乗る時に荷物にヘバるんじゃないかと思ったが、なんとか持ち込めた。降りる時の方が大変で、キャリー2台抱えながら小銭への両替を済ませて料金切符と一緒に料金箱に金を放り込むという芸当。逸る気持ちを抑えつつ、腹ペコじゃ戦闘に臨めないと駅の立ち食いそば屋で朝食兼昼食。
 取りあえず電車に乗り込み、平日の昼間だけあって席は空いてて助かった。ところでさて新橋まで行くか、東京で乗り換えるか。つまりゆりかもめを使うか、りんかい線にするか。最初荷物の量からりんかい線にしようと思ってたが、東京駅の長い乗り換えのことに考え及び、さてどっちにしよう。ゆりかもめの新橋駅は現在工事中でこちらも少々乗り換えが長いが、りんかい線だと東京駅と新木場とで2回乗り換えにゃならん。それじゃ最後の力を振り絞ってゆりかもめで行くことにしよう。

 京浜東北は昼間は快速モードで新橋には停まってくれない。東京駅で山手線に乗り換え、新橋で降りる。ゆりかもめの乗り場までは地下に降りてからズルズル通路を通って妙に細い階段を上り、また通路をのたのた進んでようやくエスカレーターのある場所までたどり着く。あの狭い車内でこの大荷物どーしよと案じてたが、幸い空いていて通路隅に置けた。

 思った通りほとんどの客は青海で降り、後はガラガラ。国際展示場前で降りて、まずは予約しておいたワシントンホテルに直行。ロビーには段ボールが所狭しと置かれていた。前払いの宿泊料をクレジットカードで済ませてチェックイン、ルームナンバーは711。7階か。部屋に入って窓から見下ろすと、ビッグサイトは目の当たり。大階段前の広場を見ると、簡易トイレの設置や、テントの設営などにスタッフが立ち働いてるのが見えた。取りあえず荷物を置いて、既に汗みずくだったので早速シャワー。着替えてから、まず新刊の提出分見本を製本する。ベッドの上にページ毎にコピーを並べておいて、1枚づつ取って行って丁合をとる(この作業の有様を写真に撮っておかなかったのはなんとしても残念)。新刊は3冊で各47部づつ撮ってあったが、全部を製本するのは今は無理、とりあえずそれぞれ半分くらいづつ丁合して見本誌用に各1部だけ製本。作ったところで、そろそろ前日受付も締め切りの時間と気付いて、前日受付と荷物持ち込み作業に再出発準備。組み立てディスプレイ棚の工具箱と今夜会場に残していってもいいものを段ボールに詰め直してキャリーにくくりつけ、リュックバッグにコミケ書類を突っ込んで背負い、ビッグサイトに出陣。  1階ロビーに出て、いつもの大階段を登って正面から......と思ったが、東ホールに直接入る入口もあったはずだと考え直し、ホテルの正面玄関から出る。大通りを渡って東ホールに接近。だが1階から入る口が見当たらず、仕方ないので空中回廊に登って東ホール2階脇口から入る。1階ガレリアに降りて、2ホール入口で受付をやってるのを見つけて見本誌を取り出す。まず新刊3冊提出したが、その時余計なことを聞いてしまう。
 「去年の夏と冬に出したもので今回大改訂して頒価も変更したのがあるんですけど、それもやっぱり新刊扱いですか?」
 受付の女性がちょっと考えて、
 「そうですね、そうして下さい」
 それから慌てて念のため用意していた件の改訂増刷版を取り出し、表3に見本誌票を貼り、必要事項を記入して提出。ということで、今回は記録上は新刊5冊ということになった。こりゃ僕にとっても新記録だ。
 それから荷物を持って場内に入ってセッティング、と思ったがうっかりしてた、設営作業員証を紐かけしなければ。さっきの受付に舞い戻って、首かけ用の紐をもらう。場内に入るといきなりむっとする。ガレリア側の方が涼しく、ホール側は蒸し暑い。ホールに冷房入れてないのか。
 
 棚を今日中に組み立てておこうと思って入口スタッフに「組み立て式のディスプレイの棚があるんですけど、今日組み立てておいてもかまいませんかね?」と聞くと、なんかまだ新米のスタッフだったらしくて、「ちょっと上の人に聞いてきます」と言って走って行ってしまった。きょとんとして待ってると、また走って戻って来て、「椅子に座って手の届く高さだったら構わないそうです」なるほど。でもそれって僕の質問の意図とちょっと違うんだけど、まあ今日組み立てても構わないということと解釈しよう。
 既にブースに山積みされてるチラシを脇にどけて、机の上に棚を組み立てる。組み立て終えてから、一応椅子に座って手を伸ばし、とにかく最高段に手が届くことを確認。棚を床に降ろして、今夜会場に置いていく荷物のリストを作り、棚の上にガムテープで貼り込む。とりあえずこれで今日の準備は完了、さっさと会場退出。その際、出口スタッフに設営員証を「これ回収しないんですか?」と聞いたら、「そのまま記念としてお持ち帰り下さい」ですと。だけどそれだとどの日の分を申請しても全ての日に出入り自由になる訳で、何のための厳重な警備だか意味が無いように思うのだが。

 ビッグサイトから出る前に、エントランスホールのビジネスコーナーのインターネットを使って準備が終わったことをあちこちの掲示板にカキまくろうと思ったが、既に閉店間際、あきらめた。だが10分で300円はちょっと高すぎるんじゃないか。

 既に6時近く、夕食を摂りにTFTに入っていつものパスタ屋に。さすがにコミケ本番は明日、店内はこの時間でも空いてる。考えてみりゃ平日だ。注文したものを食ってると、隣のテーブルに夫婦連れが来たが、会話を聞くともなしに聞いてると、なんだか妙に険悪な雰囲気。TFT上階の家具センターを見てきたらしいのだが、どうやら欲しいものについての意見が合わないらしく、ズレた会話ばかり続けてる。女の方が何か言うと、男の方がそれに対して反論ばかりして、会話が全然噛み合わない。脇で聞いてるだけでも気が詰まってきて鬱陶しい。

 食事を終えて、別のビル1階のコンビニに、また例によってビール、飲み物、つまみ探し。そのオミヤゲを持ってホテルに戻る。改めて風呂に入ってから、しばらくボーッとテレビなど見る。それからさっき途中で切り上げた製本作業再開。またベッドの上にコピーを並べてページ毎に重ねて行って丁合を取る。ところが「コミケット1999」の丁合の途中で、揃わないページが出てきて一時頓挫。しばらく丁合済みの分をひっくり返して合わないページを確認したが、どうしても1枚余ってしまう。そこで気が付いた、どうやらさっき提出用見本を作った時に1枚はさみ忘れたらしい。1枚、つまり中綴じのウラオモテだから4ページ分抜けたままの見本を提出してしまったのか。まあ出しちまったものは仕方ない。とにかく丁合終わったところで1冊づつホチキス止め。その途中、i3到着。

 i3の新刊を聞くと、また「宇宙の戦士」本だと。よくそんなにネタが続くものだと少し感心したり呆れたり。
 ここ1週間の疲れのせいもあり、単純作業で頭がボーッとしてきて、結局「コミケット僕史 IV」と「コミケット1999」の製本は終えたが「〜僕史 III」は大部分未製本のまま残してしまった。仕方ない、明日会場に持ってって開場前に製本しよう、と考えて少し早いが11時半頃そのままその日は寝る。無論のことカタログチェックなどできない。

コミケ当日・1/1日目(2000/8/11)

 目覚めたのは7時過ぎ頃だったか。カーテン開くと真夏の陽射し。眼下にビッグサイト、既に大行列が出来てる。とりあえずシャワーを浴びて頭をすっきりさせる。今日持ち出す荷物をまとめて、出発。1階のレストランでバイキング形式の朝食。いつもの通り、昼飯込みなので心持ち多目に摂る。少し遅くなって、9時10分前に慌てて出る。

 正面エントランスからだと東ホールに入るのが却って遅くなるので、空中回廊を渡って直接東ホールへのブリッジ入口に回る。ちょいと早足でホール入場。入ってすぐの準備会ブースで、次回参加申込書と紙袋大小を買う。さらに気が付いて、「コミックマーケット25周年記念テレホンカード」3枚組を買う。

  
 ブースに着いてチラシ整理、昨日組み立てておいたディスプレイ棚を机上に上げてから、フットワークの荷受けに向かう。ところがなんだか様子がおかしい。フットワークの荷受け場所があるはずの東パーキングに出ようとすると、ゲートが塞き止められている。スタッフに「フットワークの荷物受け取りに行きたいんですが」と申し出ると、「9時までで一旦荷物受け取りは中止してます」と言うではないか。「受け取りは10時半から再開しますから」ということ。これはコミケットあぴいるをよく読んでなかった僕が悪いんだけど、冗談じゃない、それじゃ開会時に売るものが無いじゃないか。新刊は3冊とも3日目用だから今日出す訳には行かないんだが、こうなったら背に腹は代えられない。i3に愚痴垂れながら準備を進める。「〜僕史III」の製本をするつもりでいたが、荷物の仕舞いがゴタゴタしてしまってそれどころではない。それでも3冊ばかり製本して、ついでに今日のコスプレ会場で配りまくるつもりの贈呈本の分配をする。
 10時、開会のアナウンス。今日の場所は東3ホールのやや奥なので、開会直後の突進軍団に直面する恐れはないが、例によって島から一斉に人が出ていって目の前の通路が瞬間的に混雑する。
 開会後しばらくして、30代中頃の男性客がやってきた。愛知のMさんだった。割と早くからの抽象企業シリーズの読者でいてくれてる人で、年明けには年賀状と一緒に私製のコミケでのコスプレCD−Rを送ってくれて、初めの頃Macの扱いをそれでかなり練習させてもらった。挨拶してついでに握手までしてしまう。しばらく話して、新刊を全て2冊づつ買っていってくれた。

 その後10時半になって「フットワークの荷物受け取りが再開されました」というアナウンスを聞いて、受け取りに行く。場所は前回同様、東ホールの南側駐車場入口のスペースを利用している。だが思った通り、かなりの行列が出来てる。これはほんとになんとかならないものか。陽射しがきつい中、結局そのまま40分くらい待ってやっと荷物を受け取った。ブースまで運んで、もうちゃんと棚に分け入れる気力も無くなって、テキトーに放り込む。一応抽象企業〈i〉シリーズと「麻布でなくちゃネ!!」シリーズ、そして「コミケット・僕史 I」「II」だけを平置きする。この時点でほとんど昼前になってしまった。

 昼過ぎ頃、ちょっと買い回りに出る。「ガミラス愛国党」に行くとなんと「ヤマト」の新刊を売っていた。毎度のことながら、平野あゆさんよくネタが続くなあ。

 1時過ぎ頃、i4が新刊?を持ってやってきた。新刊といっても、例によってメモルのカラーカード1枚である。

 1時半頃、そろそろコスプレ撮影もタイムリミットと思い、装備を持って撮影に出発。贈呈本と写真でキャリーバッグが一杯だ。今回の撮影にはISO100フィルム10本とISO400フィルム10本用意してきてる。
 西ホールに着くと、4階行きエスカレーターは案の定停止してる。外付け階段で屋上展示場に上がる。すぐに撮影に入るか、それとも企業ブースに行くか。実はFront Wingという企業ブースでルーク&みちるのCDを売ってるのだ。既に「Sisters of fear」のCDは昨日手に入れており、みちるさんのソロドラマCD「Operation M」も通販申込みはしてある。けれどコミケ会場で改めて買うのもよかろう、保管用という名目もある(?)。お二人の写真も撮りたいし、そもそも本を贈呈する用事もある。そこでとりあえず企業ブースに入る。

 Front Wingのブースの位置がわからず少しウロウロしたが、それらしきところを見つけたら「Leave It to the Twins!!」のWebmaster、Bamboo氏が売り子でいた。僕はここ半年ばかりの間にTwins' BBSの準常連になっていて、いくつかのイベントでBamboo氏とも顔見知りになってたので、挨拶してCDを2枚とも買い込んだ。ついでにルーク&みちるさんのことを聞くと、「F&C」という企業ブースに出稼ぎ(!)に行ってます、と。



「Sisters of fear」CDジャケット
みちるさんの自主制作CD「Operation M」

 そこで「F&C」に行ってみると、確かにいらした。本を贈呈しようと思ったが、なんだか行列ができてる。お二人はここの販売物の出口会計みたいなことをしてたので、とりあえず行列の後ろに並んだら、係りの人に「行列の最後は外です」と注意された。見ると行列が外にできており、最後尾は二重に折れ曲がった先にあって、ざっと200人は並んでる。こりゃダメだ、とその時渡すのは諦め、その後コスプレ会場に出て撮影を始める。

 ちょっとした壁があり、見ると内野うさ子・ぴぃ子姉妹。去年の冬コミでは会えなかったから、1年ぶりか。初めぴぃ子さんだけかと思ってたら、ちゃんと横にうさ子さんもいらした。覚えていてくれてるかしら、とちょっと心配しながら挨拶したら、うさ子さんが覚えていてくれて「お家お作りになったそうで?」と聞かれた。年明けに送った「コミケのコスプレ コスプレのコミケ?」の贈呈本に同封した手紙と引っ越し通知を覚えていてくれたのだ。ちょっとお話する。「おかげさまで新刊できました、ただ冊数用意できなくて。後で郵送しますね」。要するに言い訳である。ところで今日のコスはというと、メイド・天使・バニーが一緒になったような、不可思議なコス。何かのゲームコスらしい。僕を含めた何人かで撮影してると、ぴぃ子さんが「膝付きポーズしましょうか?」と自分から言い出した。それを聞いてちょっと驚いて、床を触って「熱いよ、熱いよ!」と言ったのだが、委細構わずぴぃ子さんは床に膝まずきのポーズをとってくれた。コスプレイヤー、根性だなあ。

内野姉妹

ぴぃ子さん      うさ子さん








(写真をclickすると大きな画像が見られます。以下同)

 内野姉妹から別れてちょっと歩くと、セクシーな姐己がいた(とはいえセクシーでない姐己というのは滅多に見ない)。ポラロイドを撮り、名刺を渡して挨拶、コスプレネームを聞くと「一条ゆか」さんと。

一条ゆかさん「姐己」


 次に鮮やかなピンクのドレス、「サクラ大戦」のさくらのドレスバージョンらしいが、目立ってる人がいた。ポラを撮って名刺を渡し、コスプレネームを聞く。「田村りお」さん。スタイルもいいし、表情・ポーズの作り方も慣れてる感じだから、プロのモデルさんかもしれない。【実はこの時がお初じゃなかったということに大分後になって気付いた。因みに、もちろんこの時にはプロのモデルさんなどではなかった。でもこれからは?】

   田村りおさん「神宮寺さくら」




 見知った顔を見つけた。コスプレネームMaicoさん。今年の4月から参加し始めたあちこちのコスプレイベントでよく出会い、顔見知りになった人。スタイル抜群の美人だが、御本人はA書店の編集部員とか。本日はミニスカポリス。

Maicoさん「ミニスカポリス」






 ところでこの時、全く知らなかったが雑誌の取材カメラがMaicoさんと、撮ってる僕の姿を捕らえていた。夏コミのしばらく後になって出た双葉社の「コスプレFAN」というムック本、その中にその時の写真が載っていた。恐らく上の3枚目の写真を撮ってた時のものと思われる。


 うるさいことを言えばこれは盗撮であり、無断掲載である。けれどここで載せたのもまた無断掲載返しということで、おあいこで相殺だ? もっともこれが僕であるなどということは僕以外の人間には絶対わからないだろうし、また知りたくもあるまい。だけどこうして客観的に撮影姿の自分を見ると、カッコ悪いねぇ。まあ今になってみればいい記念ではある。

 そのすぐ横にこれまた見た顔の人がいた。5月のGWに蒲田PIOでやったイベントで撮らせてもらったみやびさん。神戸のコスプレイヤーで、むちゃ可愛い方。「サイバーフォーミュラ」がお得意。今日も、確かOVA版の「サイバーフォーミュラサーガ・SIN」に出てくるユニオンセイバー・チームのキャンギャルとか。目に沁みるような真っ青な衣装が晴天の青空によく映えていた。

みやびさん「ユニオンセイバーキャンギャル」






 実はこの時点で午後3時直前、屋外展示場でのコスプレタイムはほとんど終了だった。僕も中に入ろうかと思ってたところに、見逃せない人を見つけた。去年夏コミでアンケートをとらせてもらったヲルコさん。今日はキャミーをやってる。どこかのお仕事か、コスプレイヤーにインタビューしてるところ。その持ってたマイクに見覚えがある。想工房さんか。確か想工房のシリーズには毎回Chieちゃんがインタビュアーやってたはずだが。

 インタビューが一段落したところで声をかけ、挨拶した。幸い覚えていてくれた。とりあえず撮影させてもらい、ちょっと話をした。
「想工房さんのお仕事、Chieちゃんから引き継がれたんで?」
「いえ、Chieもいますよ」
「はあ、それじゃ交代で?それともDiverseみたいに2班に分かれて、とか?」
とか話してるところへなんたる偶然、そのDiverseの撮影班が乱入してきた! 今思い返すと、その撮影風景を撮っときゃよかった。

ヲルコさん「キャミー」



 で、次にその横にいたChieちゃんに挨拶した。
「おかげさまで新刊できました。3日目の東ホールのブースにお寄りいただければ・・・」
「ありゃー、私来れるの今日だけなんですよ」
「あちゃ・・・、わかりました、そいじゃ今お渡しします。ほんとはルークさんたちにお渡しするはずだった分ですけど、『F&C』のブースがえらい行列出来てて今日は渡せそうもないから」
 という訳でルーク&みちるさんに渡すはずだった分から「コミケット1999」を抜いて渡した。それからしっかり写真も撮らせてもらう。実はもうとっくに3時を過ぎてて、本当はもう撮影しちゃいけない時間だったんでかなり焦って2枚しか撮れなかった。

Chieさん「春麗」


 (ところでこの時のChieちゃんのコス、見た通りの青チュンだが、この鮮やかな青色が実は極めて微妙な色で、Macに取り込む時にPhotoshopで散々格闘したが、写真と同じ色は画面上で再現できなかった。ここではせめてもの努力の成果をお届けするに留める。)

 これにて1日目のコスプレ撮影は終了。コスプレ会場に出てくる時間がいささか遅かったので、会いたかった人のかなりの人と会えなかった。まあ仕方ない、明日は一般参加で完全フリーだから今日のリベンジを望もう。

 さて後はブースに戻って仕舞い準備をするだけである。カタログチェックもしてないし、今日は寄ろうと思うサークルも無い。よたよたブースに戻って、閉会の準備をする。いつもなら二日連荘で、移動するだけで荷物は置いていけるのだが、今回は変則的なスケジュールで、アニメ系が1日目、創作・評論系が3日目と分かれてるので、1日目は完全撤収しなければならない。荷物のまとめに一苦労して、閉会後、i3とi6に手伝ってもらいながらどうにか5時ちょい前によたよたと荷物を持って会場を後にした。

 ホテルに向かう途中、エントランス広場の南側、TFTへの連絡通路前にえらい行列が出来まくってる。
 「ゆりかもめの行列じゃないな。都営バスかな?」
 「水上バスでは?」
 「コミケ帰りのバス行列はいつものこったけど、あんな行列見たことないぞ?」
 結局水上バス待ちの行列としては人数が多すぎるから都営バス待ちの行列だろうということになったが、なんであんなに混んでたんだろう。

1日目・閉会後の帰宅風景

   
 ホテルに戻って荷物を置き、一旦シャワーを浴びて着替える。それからとにかく夕飯を食おうということになり、今日の撮影済み分のフィルムを持って台場まで出かけることにする。DECKSの即日現像のDPE「写真屋さん45」に放り込むためだ。例年、お盆の時期にここではフィルム現像1本につき1枚、無料でA4大に焼き伸ばしてくれるサービスをしている。今日使ったのは2本だけだったが、その分はまた明日にも使えるはずだ。

 ちょっと酔狂かとも思ったが、台場には歩いて向かう。有明地区から台場地区まで伸びる遊歩道を歩く。6時半過ぎ、陽はまだ明るいが夕暮れ方。依然暑かったが風が強い。鳥たちが風に流されながら西から東へ向かうのを見て、「秋は夕暮れ 烏のねどころへ行くとて 三つ四つ 二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり」と「枕草子」の一節が口をついて出る。有明と台場を繋ぐ例の夢の大橋を渡るが、かなり暗くなってるにも関わらず、まだ照明が点いてない。ここは照明が点くと凄くきれいなんだが。ただしここを通る度に人が歩いてるのをほとんど見たことがないから、さすがに都の方も無駄に電力を使うのを中止したかなどとi3たちと軽口を叩いてたら、なんと渡り終えた頃にちょうど照明が灯り始めた。やっぱり周囲の明るさ(というか、暗さ)をセンサーが拾って自動点灯するのだろう。

 台場地区に入り、DECKSに向かう。まず「写真屋さん45」に現像を依頼、それからいつもの焼肉屋「炉(いろり)屋」に入る。幸い、まだそんなに混んでない。まずビール、それから適当にポンポン注文してどんどん食いまくる。食い終えて馬鹿話、与太話もネタが尽きたところで店を出る。写真屋に行って現像の上がりを受け取る。写真のチェックのため、i3を誘って去年の夏コミで印象深かったDECKS2階海側の喫茶店「Espresso」に入る。それほど混んでおらず、ガラガラと言う訳でもない、いい雰囲気。去年の夏はここで実に至福の瞬間を過ごしたっけなあ、とちょっと感慨に耽る(「抽象企業・21-1/コミケット1999」参照)。

 写真は全体的にまあまあの仕上がり。中でも田村りおさん、みやびさん、Chieちゃんがなかなかいい感じに上がっていた。

 帰りはゆりかもめで有明に戻る。そのままホテルには行かず、別のビルのコンビニでいつもの通りビール、つまみ類、お菓子、それからタオルを買ってからホテルに戻る。

 さてカタログチェックするか、残ってる未製本分の製本を終えてしまうか。明日はゲーム系中心なので大して買うものも無かろうと考え、製本作業をすることにする。丁合は済ませておいたのだが結構手間がかかり、作業を終了したのは11時過ぎだったか。

 それから風呂に入り、出てからビールを飲みながら今日の買い物を検分し、買ってきた本など読む。それから思いついて、家から持ってきてた「Sisters of Fear」のCDと今日Front Wingで買った同じものを開封する。それぞれの封入トレカを確認すると、1枚は「ルーク&みちる」カード、もう1枚は「瞳子&硝子」カードだった。どちらも八神ひろきのイラスト。こりゃウレシイ。

 なんのかんのたわいもないことをi3とダベリながら、ダラダラと1時頃まで起きてた。明朝はゆっくり寝ようということで、アラームを9時にセットする。

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