語らい
独り言のように
とつとつと
それは少しの沈黙の後に
少しのたゆたいの後に
遊戯のように始まる
貴方の言葉のひとひらが
私の水面に落ちる度
大きさの違う波紋が生まれ
ひとつの輪の中で
また
ひとつの輪の中で
私は
両の手をゆったりと広げては
浮遊しながら夢を食む
それから
深い海の底に住む蒼草のように
水の揺れのまま
身を流し
消えてゆくのが自然なのだと
泡のような言葉を生んで
広げた私の腕の中に
ついさっき
抱え込んだ世界を
貴方に教える
とつとつと
そんな
跡絶えがちな語らいが
時の無いまま
続いて行く
終わりを知らない
遊戯のように
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