今
私が手折ろうとしているのは
花なのか
初霜に覆われた真白き花
私の今見ているものは
本当に其処に在るのだろうか
白の中の真白
触れたら
淡雪の様に消えてしまうのではないか
ためらい
恐れなのかもしれない
此の花に触れようとして
もし空を掴んでしまったら
それは全てに対する否定
ためらい つつ
そっとその真白き花に
花の茎に
指先で触れた
冷ややかな霜の感覚
その冷たさが
此処に在るものの存在を肯定する
私の触れた部分がふわっと融けた
其処に見つけたものは
鮮やかな緑
命の色だった
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