2017年5月28日
白馬岳
(Mt.Shirouma 2,932.2m)



行動記録(山スキー)

登行/下山(滑走)ルート
6:56 長野県 白馬村 猿倉駐車場発
->7:53 白馬尻(シール登行開始)
->9:28 葱平
->11:40 白馬山荘(板をデポ)
->12:00 白馬岳
-> 12:34 白馬山荘(滑走開始)
   (大雪渓経由で下山)
-> 13:16 白馬尻(滑走終了)
-> 13:39 長走沢
-> 13:59 猿倉駐車場着

行動時間(休憩を含む)
7時間3分

山スキー装備
ビンディング:DYNAFIT TLT SPEED
スキー板 : K2 Wayback82 167cm Shape: 124-82-105
兼用ブーツ: DYNAFIT TLT6 Mountain CL
ウィペット:GRIVEL CONDOR 2.18 w/saturn
オーバーパンツ:montbell アルパインサーマシェルパンツ
ザック:OSPREY Kamber42
ヘルメット:GIRO フリーライド用ヘルメット
ビーコン:PIEPS FREERIDE
GPS:GARMIN etrex20
などなど・・・

移動距離
14.3km

日帰り温泉
八方の湯 800円

マップトレース

(赤線:登行、青線:滑走)
 
コメント

ここに来たという事は、ラストラン前という事になる。
5月20日も過ぎると滑走出来るエリアも限られてくる。
私の場合は終盤、ラストランはいつも白馬岳か乗鞍と決めている。
そんな週末の金曜日は、日本海側に寒気を伴った低気圧が接近していたために夕方から雨になった。
土曜の午後は、回復に向かったが杓子と鑓の山頂には雲が掛かった状態となった。
土曜日の白馬村ライブカメラ15時の写真↓

天気図を見ると、低気圧は北へ移動したが、南に高気圧がいるため、冷たい西風が上空で吹き荒れている様子だった。
崩れることはないけど、上空に寒気が居座っているため、3000m以上では雲が多い予報となった。
それでも金曜日の夕方から夜にかけてに10mm以上の降雨があった事に違いはない。
降った翌日は必ず雪崩や落石に見舞われるため、大雪渓へ入山することは出来ない。
この時期の雪崩は降雪がない場合はブロック以外にないけど、落石は必ず起きるので、晴れた翌々日でも注意しなければならない。
視界不良を避けるため、7時前位に到着するように猿倉へ向う。

自宅を4時50分に出発。
長野市内からは北アルプスは見えない状態だったが、白馬村に入った頃には三山が綺麗に姿を見せていたので安心した。
猿倉へは6時30分過ぎに到着した。
駐車場に入る前に猿倉荘にて入山届を事前に提出してから駐車場へ入った。
あれ(・_・? 見覚えある方々・・・。
なんと薬師岳でお世話になったIさんとOさんだった。
乗鞍岳(土曜日)から転戦してきたそうだ。
この時期で長野県内となると、白馬か針ノ木か乗鞍しかないため、続けていればお会いできる確率も高くなる。
狭い世界なのでまた何処かでと思っていたけど、1ヶ月で2度もお会いするとは。2人共驚いていた。
GWの薬師岳の件で改めてお礼を伝える。
今日は杓子尾根の途中まで行くそうだ。
板収めで流すつもりならそれが一番かと思い、地図を交えて、それならばと樺平、長走沢を教えておいた。
(樺平は地図名として出ていない)
2人を見送った後、自分も準備を始める。
7時4分前に出発。

林道から登る。
融雪は早く、先週の半分以下となっていた。
この分だと白馬尻までシートラする事になる。
いつもの事ですね。

鑓温泉入り口も融雪完了。

長走沢手前で2人に追いつく。
沢までの区間は殆ど融雪済み。

新緑が綺麗ですが、BCでお越しになる方には寂しい光景。

都内からお越しの2人には金山沢の位置を教えておいた。
名前は有名なのでご存知ではあったが、実際に位置までは分からなかった様だ。
来季お越しになって下さい。

長走沢
ここの融雪が一番酷く、使えるスノーブリッジも無くなっていた。
土曜日に開山祭である貞逸祭が催されたため、橋が用意されていた。
この橋を見るとシーズンの終わりだなぁと感じる。


橋を過ぎた所で先へ進ませてもらう。(また何処かでお会いしましょう。

その金山沢。
穴だらけ。

林道末端。
ここからシール登行出来そうにも見えたが、繋がっていなかったので、そのままシートラで。
結局、いつもと同じで白馬尻まで行くことに。

ここのスノーブリッジは健在。
それでも穴が・・・。

ヘルメットが引っかかっていた。
誰か登りで落としたのだろう。(下山時には無かった
この区間、中途半端なスノーブリッジがあるので、注意して進む。

猿倉から1時間で白馬尻末端に到着。
ここからシール登行開始。
ここからが、また長い。

白馬尻小屋
営業開始に向けて除雪中。

今年の大雪渓は、雨が少なかった事もあって落石や落ち葉などのゴミが少ない。

大雪渓上部、西側から冷たい風が吹きつけてきた。
お陰で暑い思いをせずに快適に登ることが出来た。
気温差は重要な要素で、ここ数年の記録と比較しても今日のコンディションが一番良く、1時間も早く行動を終えていた。
暑いとダメだよ。

葱平が目前だが、雲の中に入る。
2号雪渓付近から直径50cm程の大きな石(岩?)が転がってきた。
雲で先を見通せない。
すぐに下部に向かって「ラーク!ラーク!ラーク!」と叫ぶ。
この時期に訪れる方々は反応が良いので、すぐに探索を始めてくれた。
その後、すぐに第2ウェーブが・・・。w(゚ロ゚)w
思いっきり真正面。(゚ω゚ノ)ノエェエェ
距離は50m以上。サイズは同じ。
うおぉ来るぞ〜、どっちだ!?(何処へ転がる?)」と先行していたおじ様方が叫びながら回避行動を開始。
だがすぐに止まってくれた。
回避出来る距離にはいたが、気が抜けない。

超危険地帯を通過する。
ここは一心不乱で登る。

第2ウェーブの石。
おっかねぇ〜・・・。(。>д<)

葱平下部。
GW前半の雪崩事故現場。
この辺りは砂利混じり。
出来るだけ上に上がる。

この辺りでアイゼンシートラ装備に切り替える。
雪も緩んでいるのでアセント使うか考えたが、直登の方が早そうだった。

中間部。
ここで後から追い上げてきた方から「林さんですか?」と話しかけられる。
笑うしか無いんだけど。(^^;
猿倉の駐車場に停めてあるRSを見て、来ていることが分かったらしい。
頸城の火打や、蓮華温泉でもお会いしている様で、言われてみれば「そう言えば・・・」と。(^^;
色んな人と色んな所でお会いしているので全て覚えきれないので、ご了承を。

階段トレースは杓子寄りに出来ていた。
ここまで来るとシール登行に切り替えても良いが、もう少し北側へトラバースする。

初夏の登山で、この辺りで滑落事故が起きると聞いたことがあります。
今は12本アイゼンで登っているので、よほどで無い限り落ちることはないかと。

避難小屋の上部に出る。
写真はありませんが、小屋は埋もれています。
ここで、シール+アセント登行に変更。

小雪渓を通過。
雪面は緩んではいるけど、アセントはまだ効いていた。
ジグを切らずに直登で進む。

ここが最後の急登になる。

白馬山荘は目前だが・・・。

後を振り返ってビックリ。
西側から雲が勢い良く東へ流れている。
雲海というべきか。
今居る位置に寒気があるので、少々寒い。

山荘までもう少し。

白馬山荘直下にデポ。山頂に向う。

こんな裏手を歩けるのは、この時期だけですね。

大雪渓方面から雲が湧いてくるが、西風が強い。

除雪作業中。

吹き飛ばされるまでは無いけど、かなりの強風。

2号雪渓の脇を歩く。
融雪で崩れかけていた感じ。

山頂に到着。(Yさん。撮影ありがとうございました)

大雪渓を覗き込むも雲が湧き上がって麓が見えない。

雪倉岳
来シーズンは蓮華〜朝日岳かな。
夏山でテン泊山行ついでに下見して来ます。

しかし、風が強い。
逆に冷たい風なので、早々に降りることにした。

雨雲でなはいので、降ることはないけど・・・。
こういう光景を見るのは初めてかな。

白馬山荘へ戻る。
入り口が西側に変わっていた。

富山湾まで見通せた。
風上側がクリア。

裏手のデポ地点まで戻る。

草むらに腰を下ろしてランチタイム。
右から左へ雲が勢い良く流れている。
凄い光景ですが、鑓に登られた方は展望もなく残念かも・・・。

なかなか珍しい光景も見せて頂いた。
お昼休憩後に下山滑走開始。

GOODなザラメバーンを快適に降りていく。

若干縦溝が入っているけど、安定した滑りで高度を落としていく。

ライチョウを発見。
1回目は撮影出来なかったけど、2回目で撮影出来た。

綺麗な小雪渓

登山の方々を次々追い越していく。

避難小屋を通過
この付近の縦溝は深い。
少し杓子側へ退避する。

突入ルートを模索中。

白馬側はアイスバーン(手前)が出来ていた。
その変わりに大きなクラックはまだ出来ていなかった。
エッジが立て難いので杓子側へ再び退避。
この辺りから氷柱にぶつかる様になる。
足元から「ガツン」と石にぶつけたような感じがある。

登りトレースがあった所は登山者が慎重に下山中。
こういう所はスキーやボードを使いたい。

夏道の上に進路を修正。
氷柱が嫌らしい。
石ではないので心配はないけど・・・。

白馬山頂側から徐々に高度を落とす。

2号雪渓前で大雪渓中央へ降りる。

小石程度はあったけど、思った以上にゴミもなく快適に降りれたが、ゼロではないので足元に注意する。

振り返る。

白馬尻が見えてきた。
7,8人が集まっている。
ドローンを飛ばしていた。
最近の流行りみたいですが、墜落したら必ず回収して頂きたいものです。

白馬尻手前になるとゴミが増えてくる。
回避に夢中になりすぎて1回転倒。(・_・;
最後の最後にやってしまいました。

白馬尻小屋
営業再開に向け、絶賛除雪中。

もう少し滑れそうなので、少しだけ担いで下る。

先週なら通せたと思います。

ここで滑走モードへ。
ツボ足で下山される場合、この辺りは小さい沢が多数あります。(だから滑りたかった)
トレースを辿ると踏みぬくので要注意個所になる。

途中の沢も上部から回りこんだ。
穴も大きくなっていた。溶けるのが早い。

滑走はここまで。
ここでシートラ装備に切り替える。

夏道を下る。

金山沢
もう終わりですね。

猿倉まで滑れれば最高なんですけどね〜。

地味に下る。

長走沢の橋を渡る。

大雪渓までハイキングで訪れた方々を追い越して先へ進む。

ここまで来ると積雪はない。寂しいですなぁ・・・。

猿倉へ降りようかどうか考えたが、登山道歩くのが面倒になってきたので今回はこのまま林道で降りた。

14時前。
駐車場の混雑はこの位。

到着。

お疲れ様でした。
今回は天候も良く、気温も低めだった事もあり良いペースで登る事が出来た。

来週は安曇の乗鞍でラストランを迎えます。