「月代!!」 長瀬二人が視界から消えてやっと現実感が戻ってきた。 蝉丸が月代に駆け寄る。 「月代! 月代!」 「(・∀・)せみ…ま…る」 仮面のせいで表情が読み取れないが、かなりぐったりとしている。 蝉丸の手には赤い液体。 「(・∀・)蝉丸は…生きて…」 振り絞るような声。 「月代! 俺の嫁になるんじゃなかったのか!? こんなところで死ぬんじゃない!!」 蝉丸は月代を抱きしめ言った。目からは涙があふれていた。 「(・∀・)あはは…。お嫁さんに…なりたかったよ…」 「嫁にしてやる! だから死ぬな!!」 月代の体から力が抜けた。支える意識の無い体は…。重い。 「月代ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」 「ん?」 血が流れていない。 良く見れば眉間に銃弾が命中したはずなのに血が流れていないではないか。 蝉丸の手の血は…。蝉丸の肩からのものだ。 胸に抱いていた月代の頭を少し放し、顔をのぞきこむ。 (なんだ? 表情が変わってるぞ) (゚∀゚) どちらにしろ月代の額からは血が出ていない。 どうやらこの仮面。蝉丸が思っていたよりもずっと丈夫にできているようだ。 弾が当たったのが原因と思われる跡程度しかない。 「(゚∀゚)アヒャ」 「!?」 月代が目を開いた。のだろうと蝉丸は推理した。なにせ本当の表情は見えない。 「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 勢い良く立ちあがったかと思うと蝉丸の周りをぴょんぴょんと跳ねまわっている。 「月代!?」 「(゚∀゚)アヒャヒャ 蝉丸のお嫁さんだぁ! 今度こそちゃんと約束したぜ〜!」 (き…汚い…) 蝉丸の率直な感想だ。死にかけていたのは芝居だったらしい。月代はこんな汚い手を使うような子だったか? というか口調もなんか変だ。いやそんなことより、 「月代。ほら、あれだ。なんというかお前が死にかけていると思ったから勇気付けるためにだな…」 「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャ 男に二言はねーよなぁ〜〜。アヒャヒャ!!」 ――ボカッ!!―― (あ…) 思わず殴ってしまった蝉丸。 たんこぶ付きの月代が地面に倒れ伏す。 (ん? また表情が変わってる… なんなんだこの仮面は…) (;´д`) 【083三井寺月代 (・∀・)→(゚∀゚)→(;´д`)】
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