Yoshi品質研究所(Since2013.4.1)


2015年1月1日第841回

2015年が始まりました。
今年もこのコラムを続けてゆこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
実は年末に古い友人と連絡を取ったところ、「あなたのコラムをいつも読ませていただいています」とメッセージを頂いたのです。
FBで友人になっている人ではないですし、「いいね」をもらっているわけでもないので、私の側からは全く気づきませんでした。
これで気づかされたのは「本当にいろいろな人に支えられているのだ」ということ。「いいね」の数ではなくて、読んでくれた方全てが支えになっているのですね。
どこかで私の気づかないうちにこのコラムを読んでいてくれる人たちがいるということ。これはとても幸せなことではないでしょうか
どこかの誰かの参考になれば著者として大変嬉しいことです。
これからもよろしくお願いします。

1月2日第842回

最近通勤で地下鉄に乗っていて気付いたことがあります。特に朝のラッシュ時間帯に、東京メトロでは空調に関するアナウンスを行うのです。
例えば今は冬ですから基本的に暖房が入っています。しかし混雑してくると暑すぎてしまうので暖房を切ったりします。その際に車掌さんから「これから暖房を切ります」とアナウンスが入るのです。
これは意外とお客様の心をつかむ良い取組なのではないかと思いました。熱のこもる地下トンネル内では暖房を入れ続けていると必要以上に暑くなります。しかし「切ったぞ」と言ってくれればコートを脱ぐ必要がなくなります。
逆に最近の地下鉄は地上の鉄道と乗り入れを行っているので、その乗り入れ先とのサービス格差も目についてしまいます。一部の私鉄ではいくら混雑して暑くても空調に気遣いもしません。まさに蒸しぶろ状態になってしまいます。
こういう細かな気配りがあると、競合路線がある場合などは東京メトロに乗りたくなってしまいます。お客様目線の取り組み、重要ですね。

1月3日第843回

タレントの吉高由里子さん、ご存知ですよね?
昨年は「花子とアン」の主役、紅白の司会と大ブレイクした女優さんの一人だと思います。
実は私、吉高さんの大ファン・・・と言うわけではないのですが、彼女のFBをフォローしています。最初はあちこちで撮影した画像をアップするだけの投稿だったのですが、最近は日常で気が付いたことを「つぶやく」投稿が多いのです。これが実に感性豊かなんです。おそらく女優としても女性としても、「感性が鋭く成長した」のだろうと思います。
人は毎日生活している中で、何か「気づき」があったりすることは多いと思うのです。そこを見逃さずに自分の言葉でつぶやいてみる。そんなことをやっているとどんどん感性が豊かになる。その実例を見せられているような気がします。
一度騙されたと思って検索してみてください。癒し度満点ですよ。

1月4日第844回

NHKの毎週金曜日22時55分にやっている30分番組「72hours」をご存知ですか?
ある街とか、ある場所に焦点を当てて72時間の間に行きかう人たちに焦点を絞ったドキュメンタリー番組です。湘南とか新宿2丁目とかシェアマンションなどといった、ちょっと興味を引くところに焦点を当ててレポートするのです。
そこには飾ることがない人々の日常があります。人々が等身大の自分をカメラの前にさらしていて、その登場人物がその場所にいるわけを教えてくれます。
この番組を見ていると、人と言うのはどんなことでも理由があってそうしているというのに気づかされるのです。
そして自分に対して照らし合わせて考えることで、自分の存在価値、存在意義なども見つめなおすことが出来るように思います。
久しぶりに「長続きしてほしい」と思った番組でした。

1月5日第845回

今日から仕事始めと言う方も多いと思います。中には会社の行事のために普段はつけない社章を身に着けるという人も多いはず。
でもその時には公共の場での自分の行動に気を付けたほうがいいと思います。
公共の場で大騒ぎしている団体や、新幹線の中で酔って騒いでいる人などを見ると、私は必ず襟元の社章を確認してしまいます。どんな企業の人間なのだろう?と
大抵は知らない会社なのですが、社名そのものが書いてあったり、誰でも知っている大企業だったりすると、その企業に対する印象が自分の中で大きく悪化します。
以前、私が勤務していた会社では、常に社章を身に着けるという決まりがありました。当時はお堅いな!などと思っていたのですが、今は「公共の場での会社の顔」という自覚を持たせるためだったのだと考えています。
新年会なども多いシーズン、社章を付けている時は「自分を見る周囲の目」を少し気にしたほうがいいと思います。

1月6日第846回

STAP細胞の話題が沸騰したのが昨年の1月のことでした。あれから1年経過して、今ではあの騒ぎは何だったのか?と言う話になってしまっていますね。
先日この一連の事件のことで、NHKの大越キャスターがこんなことを言っていました。
「小保方リーダーへの今までのメディアの対応については反省をしなければならない。そしてこれがトカゲの尻尾切りに終わらないようにしなければならない」
メディアが自分たちの報道に対して真摯に反省する姿と言うのはなかなかないと思うのです。それほどこのSTAP細胞に関する報道はエスカレートしすぎていたことを指しています。
さらにもっと反省すべきは理研でしょう。国家予算を使って嘘をでっち上げ、世界を巻き込んだ詐欺を行ったと言われても仕方ないわけです。もちろん罰せられるは小保方元リーダーではなく、所属している「理研」という団体であるべきです。
このような不祥事が発生した場合、大抵の企業では「企業としての照査承認業務の不備」「成果物に対する確認不備」を団体として責任を取り、その長は株主や社会への責任を負います。
しかし理研にはその反省のかけらも感じられないように思うのです
せっかく将来に向けた貴重な研究を莫大な予算でやっているのですから、この後始末も社会の手本になるような終わり方を期待したいと思います。・・・まあ、この体たらくでは無理なんでしょうか・・・

1月7日第847回

大晦日のNHKニュースを見ていると、「本日夜は紅白歌合戦です。午前中リハーサルが行われました」という報道をしていました。その報道にちょっと違和感を感じました。
紅白歌合戦は生放送。本来ならば生放送ならではのハプニングなども楽しみの一つのはず。リハーサルなどを報道してよいものか?と
もちろんコンサートライブなども生放送もリハーサルはあるでしょう。しかしプロの皆さんにとって「練習を見せる」などと言うのはちょっと意に反していることなのではないでしょうか?
どんな小さなことでも練習と本番があると思うのです。最高の本番を見せるための練習は、それこそ参加者の努力の場であり鍛錬の場。それは人に知られないからよいことなのであり、ましてこれから本番と言う時期に公開してしまうというのはいかがなものか?と思いました。
スポーツの練習でもいざと言うときの練習は報道陣をシャットアウトしますよね。それこそがプロであり、最高の本番のための基礎なのではないかと思うのです。

1月8日第848回

昨年業務改革のお手伝いをした部門で、ある程度の成果を上げることが出来ました。それまでバラバラだった組織は一つにまとまり、リーダーが組織をまとめる力を発揮し、組織間の意思疎通や助け合いも行うことが出来ました。
その業務を終える際に皆の前で成果発表を行う機会がありました。ところがリーダーではなくメンバーの方からこんな感想をいただいたのです。
「確かにリーダーたちは変わったかもしれませんが、私たちはまだ改善や改革の実感がわきません」
これは自分に対して大いに自戒の念を抱かせる一言でした。即効性を求める活動ではどうしてもマネジメント改革に目が向きがちで、それにより一見とても組織が活性化したように見えるのですが、実際に働いている人たちからすると「その改善、改革が自分たち目線ではできていない」と言う結果になってしまうのです。
ではどうするか?それは継続活動とメンバーへの浸透に尽きるはず。一応の成果を出したところで満足せず、継続活動の焦点を「下へ」「横へ」と広げることが出来てこそ成功なのだろうと改めて感じました。達成するには最低2年ほどの時間がかかると私は思います。しかし、途中で止まっては元に戻ってしまうだけなのでしょうね

1月9日第849回

イノシシやサルが街の中に出現して人を襲ったりするケースが最近増えているそうですね。さすがに私の住む川越市ではそんなことはないのですが、山が意外と近い神戸の方などでは結構被害もあると聞きました。
そしてその原因は?
実は観光客であるということをある番組でやっていました。観光客が野生のサルに餌を上げてしまったり、イノシシの住む山の中に食べ物を捨てて帰ったり。
要は野生の動物は「人は何か食べ物を持っている」と言うことを覚えてしまったわけですね。
これ、敢行に行く人は大いに反省すべきことだと思います。観光と言うのは一時しかその場にいません。そこで「かわいいから」「餌を上げると喜ぶから」と言う理由で自然の生態系を壊しているわけです。
一時の「自分の偽善心」が、そこにずっと住んでいる人の生活を破壊しかねない。観光地に行った時の自分の行動、考えさせられる報道でした。

1月10日第850回

原発を再稼働するかどうか?震災後3年にわたっていろいろなところで議論されています。
その際に「地震が来ても安全か?」ということで「震度いくつでも耐えられる」という議論がなされるのは良いと思うのですが、「津波が来ても大丈夫か?」と言う議論は的外れのように思います。
「何メートルの津波が来ても大丈夫なように防波堤をかさ上げします」
なんか変だと思うのは私だけでしょうか?津波の高さは人間がコントロールできるわけはなく、防波堤以下の津波しか来ないなどとは言えないわけです。では何が議論されるべきか?
重要なのは「津波が来て水をかぶっても大丈夫です」という設計になっていないとダメだというのが本来議論されるべきことなのでは
福島の場合は水をかぶって原子炉をコントロールできる機能が破壊されたことが原因であって、その対策は「水をかぶってもコントロール機能が失われない」となるべきだと思います。
要は「源流対策」の観点が全然違うと思うのです。製造業の品質管理では、「津波対策をした」と言うような事象は「処置」と言います。「対策」とは「それが起こっても絶対に問題は発生しない」ことを言うわけです。
国を挙げての原子力対策ならばその程度のことくらいは考えてもらいたいものです。

1月11日第851回

私の所属する会社が先日東証1部に上場しました。そこで重要なのがインサイダー取引の防止です。社員に対してもかなり時間を割いてのインサイダー取引防止の教育が行われました。
そこで私も自分が株を取引している証券会社に「内部者登録」を済ませようと思いました。ところが証券会社のサイトを見ても「内部者登録をしてください」という項目はあるのですがその方法が書いてありません。
そこで証券会社にメールで問い合わせると、「取扱視点に電話してくれ」という返事が返ってきました。証券会社の営業時間は平日の昼間だけ。仕方なく会社から連絡をしました。すると「担当者でなければわからないので折り返します」とのこと。
結局1時間後に電話が来て、たった2分ほどの電話で内部者登録が終わりました。この証券会社、前にも4通も約款を送ってきたりして最悪だったのですが、今回も最悪だと思いました。
ホームページに「内部者登録は担当支店に電話して、その際に口座番号などを連絡願います」などと書いておけば一発の電話で終わるはずです。今回のような状況では手間もかかるし時間もかかる。
全くお客様のことを考えていない会社と言うのはこういう会社のことを言うのでしょう。最低でも「自分たちがお客様の立場で問い合わせをしてみる」などの初歩的なことからやってみるべきでしょう
久しぶりにダメな会社っぷりを見せつけられた気がします。

1月12日第852回

先日新幹線で出張した時のこと。私の座った座席の後ろがガタガタとやたら音がしてずっと座席が揺れていました。
そっと後ろを伺うと、小学校5年生くらいの子供が背面テーブルを足で上げたり下げたりしています。隣には中学生くらいのお兄ちゃん。その後ろの席に両親らしき夫婦が座っていました。
20分ほど我慢していたのですが、さすがに我慢できなくなって立ち上がり、「悪いけどテーブルをガタガタさせるの止めてくれないかな?」と言いました。それで止めるだろうと思って私は席に着いたのですが、その子供の次の行動にはびっくりしました。
いきなりガタガタさせたかと思うと、その後ろに座っていた母親と席を交換したのです。もちろん私には詫びるでもなく、両親もその子供の言いなり。結局その子供は代わってその席に座った母親の座席の背面テーブルをずっとガタガタさせていました。
これ、日本の家庭内教育の縮図なのではないでしょうか?子供を叱れない親、周囲に叱られても謝れない子供。
学校の先生を責める前に家庭教育を何とかすべきだと痛感した出来事でした。

1月13日第853回

先日、友人との飲み会の席での話題。
「最近何かとFacebook投稿とかLINEとかやりまくっているのはどう思う?」
OFF会などで友人たちが集まっている時に、ずっとスマホをいじって投稿したり、レスを返したりしている人のことです。
現地に行ってその場の画像をそのまま投稿するという気持ちはわからないでもないですし、私も良くやります。
しかし、反応のあった投稿に対して、「その場にいる人との会話をせずにずっとスマホをいじっている」というのはいかがなものか?ということです。
せっかく会っているのにそれでは会っている意味がありません。何のためのOFF会か?と言う話になります。その場にいた大多数の友人が「気分が悪くなるからやめてほしい」と言うものでした。
つまり、「会っている我々よりも、SNSの先にいる人の方が大事なんでしょ?」と思ってしまうという話なのです。
これは私も気をつけねばと思いました。何かとスマホをいじってしまう癖が私にもあるからです。
便利な世の中になったとはいっても、リアルに会ってくれる友人のほうが大切ですからね。

1月14日第854回

先日、私が会社の同僚の女性と地下鉄に乗る機会がありました。その際にその女性が結構パンパンになったバッグを持っていました。パソコンに書類、女性だから化粧道具も入っているでしょう。しかもそのバッグはちょっと小さめ。そこで私が聞きました。
「そのバッグ、ちょっと小さいんじゃない?帰りに荷物増えたらどうするの?」
すると彼女はこう答えました。
「実はこの中に紙袋があるのです。これに入りきらなくなったら紙袋を使います。大きすぎるバッグを持ち歩くのは好きではないので
なるほどと納得しつつも、さらに疑問が
「何で紙袋なの?折り畳みトートとかでもいいじゃない?」
すると
「いえ、ブランド品の紙袋とかのほうが『最初から持っていたものではない』と言う感じになるのでいいんです。トートとかだと最初から2個持っていたように見えるでしょ?」
と説明されました。
確かにそうなのです。ちょっとおしゃれな紙袋なら、「行った先で買ったんだな」と思われる。しかし紙袋でなければ「最初から2籠っていた」と思われてしまうのです。
それを聞いて街の中の女性たちの持ち物に注目してみると、彼女と同じようにバッグ2個と言う人は少なくて、バッグと紙袋を持っている人が多いんですね。
こういう女性たちの「見せ方」、参考になるなあと妙に感心してしまいました。

1月15日第855回

先日も話題にした保育士さんの話。
実は今、保育士さんが最も困っているのが「親への対処」なんだそうです。かなり前からモンスターペアレンツとかヘリコプターペアレンツと言った、子供離れの出来ない溺愛系の親の話は有名ですが、最近は「親の子供化」も凄いのだそうです。
保育士さんに人生相談して来たり、子供のことは全く関係なしに自分の愚痴を言って来たり・・。それはそれは大変なんだそうです。
給食費が払えない理由を自分の買い物でお金がかかったと説明したり、連絡帳を見ない理由が仕事が忙しいからと答えたり・・・。
親がこんなことをしていて一番かわいそうなのは子供だとその保育士さんは言っていました。
自分の子供のことはすべて棚に上げてしまう。これでは子供たちが曲がって育っても仕方ありません。自分の周囲にはいないと思うのですが、実はそんな親がスタンダードになりつつあるのかな?と心配です。

1月16日第856回

東京駅で新幹線の折り返し整備シーンをご覧になったことがありますか?JR東日本の新幹線は到着後最短7分で折り返し整備作業を完了させます。各車ごとにチームが配備され、整然と清掃作業をする姿は見ていて惚れ惚れするくらいです。
そのシーンを見ていて一つ気づいたことがあります。それは清掃開始前の準備。
新幹線が到着後、まずはお客さんが下りてきます。もたもたしている人もいるので実はここだけは時間が読めないところ。
しかしその時チームの人たちは自分たちの仕事がやりやすいように実は工夫しています。それは「降車補助とごみ回収」です。
出入り口に立ってごみ類を回収する清掃員の方を見たことありますよね?その人たちはお子様連れやお年寄りなどが列車を降りる際に手助けしているのです。降車補助をすることで、お客さんが下りてくる時間が短縮され、ごみ類を出入り口近くのごみ箱に捨てる時の列の停止なくなるのです。
これは製造業も舌を巻く究極の無駄取りではないかと思いました。お客さんも気持ちいいでしょうし、仕事の時間短縮にもなる。まさに一石二鳥です。
日本人の現場力、素晴らしいですね。

1月17日第857回

私が毎朝歩いて通っている道でスケボー通勤をしている人がいます。実に気持ちよくスイスイ走っていて、気持ちよさそうです。
しかし、良く見ているとかなり危ないのです。一時停止でも突っ切ってしまいますし、歩行者を避けながら横に揺らして走ったりしています。
そこで道路交通法を調べてみました。すると76条4項でスケボーはそもそも「交通のひんぱんな道路」では乗ることそのものが禁止されているのですね。では交通のひんぱんな道路とは?となるわけですが、交通とは車や自転車のみではなく歩行者も含まれます。つまり歩行者が多数歩いているような路地では、たとえ車の通りが少なくてもスケボーに乗ることそのものが禁止と言うことになります
しかし非常に中途半端な法律ですよね。なかなかこの文言では注意することもやりにくいのが実情ですね。
何でもかんでも禁止と言うのはいかがなものかと思いますが、それでもはっきりと「ダメ」か「いい」か示したほうが良いのではないでしょうか?事故が起きてからでは遅いと思います。

1月18日第858回

かつて上司からこんなことを言われたことがあります。
「お前の発言は日本刀のように人を切ってしまうから気をつけろ」
はじめは何を言われているかわかりませんでした。良く良く聞いてみるとこういうことでした。
「お前の発言は正論だ。そしてその通りに動けば絶対にうまく行く。しかしその論理をまだ理解できていない人間に正論のままぶつけてしまうと、相手をバッサリと切り捨ててしまいかねない。だから峰打ちや竹光のように相手を切り殺さないように言い回しを変えたほうがいい」
つまり、いくら正論でそれがうまく行く道筋でも、それを強引に推し進めてしまうと理解できていない周囲の人間を潰してしまうという意味だったのです。
これは私にとって今でも大きな教訓として生きています。いくら正論でも周囲の人を味方につけたり理解してもらったりしなければうまく行きませんからね。

1月19日第859回

商談である会社に行った時のことです。人材派遣などの商談だったのですが、普通だとお客様は要求するスキルや資格などを聞いてきます。
しかしその時にお客様が一番強調していたのが「やる気」でした。やる気と言っても何でもいいというわけではなく、特に「待っているだけではない人」と言うことでした。
つまり、スキルや資格は別に高くなくてもいいから、「仕事を待っているだけの人」や「自分から仕事を食って行こうとしない人」はやめてくれと言うのです。
技術者のアサインなどの場合は第1条件にスキル、第2条件に経験などを提示される場合が多いのですが、この会社から言われたことはちょっと衝撃でした。
来れには私も共感することがあります。特に若手のエンジニアなどは経験も少ないですしスキルもそう高くない。でも「自分から何でもやってみようとする姿勢、好奇心」は間違いなく企業から高く評価されるのです。
逆に「言われたことだけやっていればいいや」などと言う人はいずれ捨てられます。
今の日本の縮図を見ているようなお客様の言葉でした。

1月20日第860回

会社の中で会議をしていて、「あれ?こんな話前にも出なかったかな?」と思うことってありませんか?特に「課題に対する討議」を行っている時など・・・
それは間違いなく同じような討議を前にもやっていると思います。そして前回の討議を思い出してみると、「具体的な案」をまとめていなかったことに気付くはずです。
実はこの手の堂々巡りは意外と多いのではないかと思います。そしてその原因は座長にあると思うのが私の考えです。
会社の中での討議と言うのは「答えが出なかった」としても、その「答えが出なかったという具体的なアウトプット」を残しておかなければならないと思うのです。そうしないとそこで討議したことが次には忘れられてしまいます。
答えが出なかったから何も残さないということは、その討議そのものが「なかったこと」になってしまうわけです。
だからこそ座長はその討議の導いた意義を必ず残すべきだと私は思います。

1月21日第861回

私は乗り物は何でも好きなのですが、特に車と鉄道には愛着があります。どちらも子供のころからのメカ好きが高じて好きになりました。
昔は「鉄道が好き」などと言うとオタク扱いされたりしましたが、最近は老若男女問わず鉄道の魅力に惹かれている人も多いようです
しかし、この趣味層の広がりがとんでもない事態を巻き起こしているのをよく目にします。それは「撮り鉄」「乗り鉄」のマナーの悪さです。
私の住む川越を走る東武東上線では、最近まで8000系と言う電車が走っていました。東武の代名詞と言われた日本一製造料数の多かった私鉄電車です。この車両が引退するということになって、沿線にフィーバーが巻き起こったのです。
結果、私有地に入って撮影する、駅のホームの立ち入り禁止場所で撮影する、撮影場所を取り合うなどの撮り鉄行為。
わざわざ乗りに来るのはいいですが、電車の中で大騒ぎするなどの迷惑乗り鉄行為。
まるで日本のモラルの低下の代名詞のような状況で、せっかく8000系に遭遇しても「写真撮ろう」という気持ちが萎えるくらいでした。
何事もそうなのですが「自分のエゴ」を前面に出す人間は最低だと私は思います。ブルートレイン北斗星の引退などが迫っていますので、ぜひとも「鉄道会社や乗客に迷惑をかけない」「同じ趣味の人同士譲り合う」を全員が認識して行動してほしいと思います。

1月22日第862回

私が会社に入社したのは平成元年。今から27年前になります。最初の配属先が品質保証部だったのですが、当時と今では「品質保証」の世界は大きく変わったなと思います。
当時は「故障したものを解析して再発防止する」という「後追いの品質管理」でした。それはそれで今も継続して行われていることなのですが、今では「故障するかどうかを前もって検証する」という「攻めの品質管理」に変わってきたと思います。
これは製造物の品質がどんどん上がってきたことで、もはや「故障してはダメ」という価値観に変わったことが原因です。
これ、品質管理の世界だけではないと思うのは私だけではないはずです。何事も「守りの仕事」をしているとどんどんおいてゆかれてしまう。だから自分から「攻める仕事」を行う心掛けが重要だと思うのです。
仕事は待っていると追ってきます。そして追われると辛くなります。逆に攻めてゆくと自分のペースで仕事が出来ます。結果自分も楽になるはずなのです。
要は「自分に火の粉がかからないためには自分から組み立てる」という姿勢が、最重要だと思うのです。

1月23日第863回

マクドナルドなどで食品への異物混入が話題になっています。機械のかけら、作業車の手袋片などなど入っているものは多種多様です。そしてなんだか急にこの問題がクローズアップされているように思います。今まではなかったのに!と思っている人も多いと思います。しかし私の考えはちょっと違います。
先日、友人とラーメン屋さんに行きました。その際ラーメンの上に載っている角煮に虫らしき小さな黒い点がありました。友人は「虫ではないか?」と店員さんに指摘し、丁寧なお詫びと共におまけつきでラーメンを交換してもらいました。
しかし私はこの虫、指摘されても当初虫だとは思わなかったのです。つまり自分のラーメンに入っていてもそのまま食べていたはずです。友人はこの手のものに気付く感性が鋭いので発見できたのですが、私は鈍感なので気にもしていなかったということなのです。
要はマクドナルドの異物今夕事件などは最初からあったのではないかと言うのが私の考えです。
あちこちで騒ぎだしたから気になって食べるようになったというのが真相だと思うのです。
しかしマスコミなどは「急に異物混入が増えたのはなぜ?」などと報道します。事実を伝えるならば「急に異物混入を訴える人が増えたのはなぜ?」と報道するべきなのです。そして我々も事実として確認されていることと確認されていないことを見極める目が必要なのではないかと思います

1月24日第864回

先日NHKのドキュメント72hoursで「病院のコンビニ」を特集していました。そこでインタビューされていた女医さんがこんなことを言っていました。
「おめでとう!を言うことが出来るのは産婦人科しかないから、だから私は産婦人科医でいられることが嬉しい」
この女医さん、夜勤明けの明け方コンビニで買い物をし、その日の深夜に再び同じコンビニで買い物をしていたのです。そこをインタビューされてのこの言葉でした。
おそらく2日間ほど家には帰らず、仮眠だけで36時間以上働いていたと思われます。しかしインタビューに答える笑顔がとても疲れを感じさせないのです。
これを見て思ったのは、人はやりがいを感じていると笑顔でいられるものなんだなということ。
どんなにきつい勤務でも、体力が低下していても、笑顔になれるというのは元気の原動力だと思うのです。そしてそのためには「仕事へのやりがい」がやはり重要なのではないでしょうか。
この女医さんのようにいつも笑顔で仕事ができるよう、「何が自分のやりがいなのか?」と考えながら仕事をすると、もっと自分に元気をつけられる気がしました。

1月25日第855回

先日、東京駅で「Suica騒動」がありました。東京駅100周年を記念して発売された限定Suicaを求めようと、朝から購入希望者が殺到したのです。そして結果的に大勢の人が購入できずに帰宅しました。
後日このことが問題となり、JR東日本は【限定】をせずに再販売するという決断をしました。
その際販売のアナウンスまでの間はネットオークションは大騒ぎ!一時2万円などと言う法外なプレミア価格になったオークションも出現しました。
最近この手の「おもちゃ」「コレクショングッズ」系で限定販売される商品によく見られるフィーバーです。私もこの手のものには実は目がなくて、良く購入します。
しかし、ここ最近の「限定物」に対する過熱ぶりはちょっと異常だと思っています。購入している人は本当に欲しいのでしょうか?そして転売目的の行為は新手のダフ屋ですよね。
本当に東京駅100年を祝う気持ちがあるのなら、企画する方も煽り立てることは避けるべきだと思います。
売り手も買い手ももっと需給バランスを考える冷静な目を持つべきでしょう。そうしないとそのうち「モノに群がるハイエナ」の集団に成り下がってしまいそうです。オイルショック時のトイレットペーパーの画像とダブって見えてしまいました。

1月26日第856回

唐突ですが私は長電話が嫌いです。
26歳くらいの時に毎日のように北米からかかってくる電話を受けて1時間ほど状況報告を聞くという仕事をしていたので、その悪影響で左の耳は一部周波数が聞こえにくくなってしまったということもあります。しかし、耳のことがなくても長電話は多分好きではなかったでしょう。
なぜなら「長電話をする人は頭の回転が遅い」と思っているからです。恋人と長電話と言うのであれば、まあ撮りとめのない話をしたいだけなので良いと思います。
しかし仕事をはじめとした「何らかの連絡をしたい」と言う電話が長いというのは、「考えをまとめて話すことが出来ない」「相手が話したことに対して反応が返せない」人だと思うからです。
そこで自分なりに指標を設定するようにしています。仕事の電話は「連絡だけなら5分以内」「相談なら15分以内」をめどに、それ以上になると会話を終わらせようとします。それ以上話しても時間の無駄だからです。
これ、意外とちょうどいい指標だと思います。15分を過ぎても終わらない電話と言うのは1時間話しても終わらないのです。ちょっと日常生活で時間を計測してみてください。大抵はこの指標に収まるはずです。

1月27日第867回

先日面白いニュースをやっていました。
韓国で「誇大広告」として是正勧告を受けた企業が、「その商品をもう売っていないのですがどうしましょう」と言う話。
コントのような話なのですが、本当の話です。
これ、原因は是正勧告を出すまでの調査期間が長すぎたため。
この事例を見て感じることは、「何事も結論は早いほうが良い」ということ。この場合は勧告内容を段階的に分けたりすることで、このような茶番は避けられたはずです。
何事も裏を取って正確に判断するのは重要です。しかし、製造物の品質などは「処置」「暫定対策」「恒久対策」「源流対策」というように、必ず段階を踏んで実行されます。
そして「処置」は早ければ早いほど良いわけです。多少裏が取れていなくても、まずは早い段階で「処置」をするというのはどんな世界でも必要な手順なのではないかと思いました。

1月28日第868回

冬のシーズンになると雪を屋根に乗せたまま走行する車をよく見ます。雪国などでは毎日降ろすのも大変でしょう。
しかし、高速道路を走行する場合は必ず雪を下してから走行するべきだと思います。
私の住む川越を通る関越自動車道では、スキー帰りの車が多数雪を乗せたまま走行しています。しかもスタッドレスタイヤなのに追越レーンをかなりのスピードで飛ばしています。
乗っている人たちは気づかないでしょうか、実は大迷惑!後方にいる車たちに雪の塊をまき散らしながら走行しているのです。
中には石のように固まった氷のような雪の塊が飛んでくることもあり、バイクなどが後ろにいると死亡事故を起こしかねません。
私はこういう車の後ろには絶対についてゆかないようにしています。
これを見て思うこと。
「前しか気にしていない人は、周囲の迷惑に目を向けることがない」
ということ。
日常生活でももしかしたら「あの人にはついてゆけない」という人になっているかもしれませんね。

冬のシーズンになると雪を屋根に乗せたまま走行する車をよく見ます。雪国などでは毎日降ろすのも大変でしょう。
しかし、高速道路を走行する場合は必ず雪を下してから走行するべきだと思います。
私の住む川越を通る関越自動車道では、スキー帰りの車が多数雪を乗せたまま走行しています。しかもスタッドレスタイヤなのに追越レーンをかなりのスピードで飛ばしています。
乗っている人たちは気づかないでしょうか、実は大迷惑!後方にいる車たちに雪の塊をまき散らしながら走行しているのです。
中には石のように固まった氷のような雪の塊が飛んでくることもあり、バイクなどが後ろにいると死亡事故を起こしかねません。
私はこういう車の後ろには絶対についてゆかないようにしています。
これを見て思うこと。
「前しか気にしていない人は、周囲の迷惑に目を向けることがない」
ということ。
日常生活でももしかしたら「あの人にはついてゆけない」という人になっているかもしれませんね。冬のシーズンになると雪を屋根に乗せたまま走行する車をよく見ます。雪国などでは毎日降ろすのも大変でしょう。
しかし、高速道路を走行する場合は必ず雪を下してから走行するべきだと思います。
私の住む川越を通る関越自動車道では、スキー帰りの車が多数雪を乗せたまま走行しています。しかもスタッドレスタイヤなのに追越レーンをかなりのスピードで飛ばしています。
乗っている人たちは気づかないでしょうか、実は大迷惑!後方にいる車たちに雪の塊をまき散らしながら走行しているのです。
中には石のように固まった氷のような雪の塊が飛んでくることもあり、バイクなどが後ろにいると死亡事故を起こしかねません。
私はこういう車の後ろには絶対についてゆかないようにしています。
これを見て思うこと。
「前しか気にしていない人は、周囲の迷惑に目を向けることがない」
ということ。
日常生活でももしかしたら「あの人にはついてゆけない」という人になっているかもしれませんね。冬のシーズンになると雪を屋根に乗せたまま走行する車をよく見ます。雪国などでは毎日降ろすのも大変でしょう。
しかし、高速道路を走行する場合は必ず雪を下してから走行するべきだと思います。
私の住む川越を通る関越自動車道では、スキー帰りの車が多数雪を乗せたまま走行しています。しかもスタッドレスタイヤなのに追越レーンをかなりのスピードで飛ばしています。
乗っている人たちは気づかないでしょうか、実は大迷惑!後方にいる車たちに雪の塊をまき散らしながら走行しているのです。
中には石のように固まった氷のような雪の塊が飛んでくることもあり、バイクなどが後ろにいると死亡事故を起こしかねません。
私はこういう車の後ろには絶対についてゆかないようにしています。
これを見て思うこと。
「前しか気にしていない人は、周囲の迷惑に目を向けることがない」
ということ。
日常生活でももしかしたら「あの人にはついてゆけない」という人になっているかもしれませんね。
1月29日第869回

私は昨年から東北地方に長期出張する機会が多かったのですが、出張でホテルに泊まった際に楽しみにしていることがあります。
それはNHKの朝の天気予報です。
8時直前の天気予報では各地の景色を映しながら、各放送局のアナウンサーが景色を紹介するシーンは、どの地域でもやっていると思います。
東北地区も同じなのですが、特に盛岡のアナウンサーのコメントがとても詩人的で良いのです。
「木々の枝は天を向き、つららは地を向き、刺すような寒さを表現しているかのようです」
というような魅力あるコメントを言ってくれます。
おそらく盛岡放送局のアナウンサーのこの取組が伝搬しているのか?東北地区のアナウンサーたちはこの手の詩的表現に長けていると思います。
東北地区に行かれた際にはぜひご覧いただくと良いと思います。心が和みます。

1月30日第870回

仕事をしている人に話しかける時、なんと声をかけますか?
「すみません、ちょっとよろしいですか?」
まあ、普通だと思います。しかし、「今、お時間よろしいですか?」と声をかける人が最近増えているように思うのです。「今」と言う言葉があるかないかの差です。
しかし、かなり忙しそうに仕事をしている人に「今」と言ってしまうと、声をかけられた方はどう思うでしょう?「今、忙しいんだけど」と答えたくなってしまうのではないでしょうか。
さらに「今、忙しいんだけど」と返答すると、「ならいいです」と引き下がってしまう人も最近多い。なんだか矛盾しているように感じるのは私で気でしょうか?
「今」重要ならば引き下がるべきではないし、「今」でなくていいのなら「いつか時間を空けてもらえるように頼むべきなのです」
この違和感のある言葉遣いが増えたのは、携帯電話の普及からではないかと思っています。
携帯電話は相手の状況がわからなくても電話がかかってしまう。そこで「今いいですか?」と聞く文化になりました。これは素晴らしいと思うのです。
しかし「目の前にいてその人が何をしているかわかる」状態で「今いいか悪いか?」が判断できないわけがない。だから「今」を付けるのはかえって失礼になってしまう場合もあるわけです。
自分の目で見て相手の状態を判断する。これって重要ですよね。

1月31日第871回

1月21日、マクドナルドからメールマガジンで「異物混入のお詫び」というのが配信されてきました。私の反応は「いまさら?」
元々この異物混入問題がクローズアップされたのは3週間前です。既にメールマガジンが来たときには、大騒ぎも一段落して(これはこれで喉元過ぎて忘れる悪い傾向だとは思いますが)いた時期でした。
一事が万事とは言いますが、マクドナルドが最近業績が悪い理由を柿間見た気がしました。要は「お客様側の立場で物事が考えられない」わけです。
メールマガジンを要求している顧客はかなりの常連のはず。その人たちにこそ、最初に「異物混入のお詫び」を出しておくべきなのではないでしょうか。
まずは失敗を詫び、次に原因を報告し、最後に再発防止を宣言する。
ごくごく当たり前の手順の第1歩目が2週間もかかっているようではまったく遅すぎると言わざるを得ません。
初動が遅い企業は信頼も低下する事例として、紹介させていただきました。