Suspicion
時は下校時刻。あわよくば好きな相手と帰れるウッキウキ(死)な時間帯である。
ココにも例に漏れず、青春を謳歌している野郎共・・・いや、高校生のカップルが居た。
「そう言えば、ユウ。」
「なぁに?恭介。」
「前から思っていたんだが。」
「だからなぁに?」
「君って僕のことが本気で好きなのかい?」
恭介が真剣に問うた瞬間に彼は宙を舞った。下校時刻なので他の生徒も当然居るが、驚きざわめいている。
そりゃ自分の1.5倍も有る白ランの兄ちゃんを女子高生がアッパーでフッ飛ばせば奇異な目で見られても可笑しくなかろう。
いや、寧ろフツーに通り過ぎる事こそ現代人でも荒み過ぎだ。
だがここには荒んでない心を持っている人が野次馬を決め込んでいるらしい。
天晴れ、昔スピリッツ!(死)こんな所だけがDNAに残っていくんだなぁ。
「恭介のアホ―っ!!」
加害者は被害者を怒鳴った。公衆の面前とかお構い無しである。
「・・・痛い。腕を上げたね。」
そりゃ痛いだろうよ。でも他に言う事が無いのか、アンタ。
「当たり前でしょ!!
そりゃアタシは誰にでも節操無く愛想振り撒きまくって今じゃ誰とでもラブラブに仲良し♪だケド、それにしても何ちゅー事抜かすのよ!!」
いや、それだったら疑われても当然だろう。
しかも、彼女は自分が悪いとは全く思っていない訳でも無いのに偉そうだ。そしてとんでもない事を言い出した。
「こうなったら浮気してやるわ!!さぁ!誰と浮気されるのが一番辛い!?」
「・・・・・・。」
本人に聞くな。そんな事を。いや、本人に聞くしかないけどさ。
「さぁ、誰なの!?学長?それとも女の子かしら!?」
そりゃ辛いわ。しかしココで素直に応えようものなら本気で彼女は実行する目をしている。
「答えなさいよ!!バツでもダメージでかそうね!?それとも雹クンがいいのかしら?」
それもイタい。いや、それ以前に誰であろうと浮気なんかされたくないのが本音である。
「・・・浮気?・・・ああ、そうか。」
呆れたのと吃驚したのを合わせた沈黙をやっと破り、恭介は手を打った。
「そうよ浮気よ!!誰がいいの!?」
相変わらず殺意を漲らせて聞いてくる。が、浮気に殺意は必要無いのでは?
恭介は微笑んだ。
「な、何よ!?」
「浮気って事は、僕が本命で間違いないんだね?」
有雨は真っ赤になった。
「な、何言ってんのよ!?」
「解った、僕が悪かったよ。」
素直に恭介は謝った。
「そ、そんなしおらし〜態度取ったって誤魔化されないわ!!」
「へぇ。じゃあ、どうすればいい?」
「え?」
そう言われて有雨は考え込んだ。何も考えてなかったらしい。流石、直情的。
「そ〜ね。誠意を態度で表して貰いましょうか!!」
彼女にしては充分難しい問題を出したつもりである。
「解った。」
「え?そんな簡単に返事して・・・どーするつもりよ。アタシが納得しないとダメなのよ?」
だが、恭介は軽く頷いただけである。何もかも任せてくれと言わんばかりに。
「解ってるよ。ユウ、おいで。」
「おいでって・・・。何で帰ろ〜としてんのに学校戻るのよ。」
「いいからおいで。」
「意味が解んないわよ。」
「素直に来てくれないなら、こうするまでだけど?」
恭介は有雨を持ち上げると肩に担ぎ上げた。全く躊躇してないし。
「わ〜、抱っこだ〜・・・じゃないでしょ!!何すんのよ!!」
「暴れるとスカートが捲れるよ。」
「って、見るな〜っ!!」
「そんな短いスカート穿いてるからだよ。」
大騒ぎしながら彼らは去っていった。
そして後に残された様々な学校の生徒たち。
「・・・あの白ラン、俺たちには見せなかったよな。」
「・・・身体の角度微妙に調節してたよな。」
流石風紀委員(関係有りません)これ以上敵を増やす気は無いらしい。
そして学校。
「・・・結局帰ってきちゃったわ。何しに出てったのか解らないわね。」
「いいんだよ。ここにしか無いから。」
「だから何がよ。それにいい加減降ろしてよ!!」
「楽だろう?」
「恥ずかしさの方が勝るわ。」
「こうやって歩いたほうが宣伝効果になるじゃないか。」
「何の宣伝する気よ!!」
「いいから。」
恭介はズンズンと校舎の中へ入っていく。当然ながら下校時刻と言えどもクラブが有るから人目に付きっ放しだ。
それに何たって二人は大いに有名人の部類に入る。
つまり注目の的。
そして恭介はとある部屋の扉を有雨を担いでいないほうの手で開けた。
「着いたよ。」
やっと降ろされたので辺りを見回すと、機材だらけの部屋である。
スピーカーとかマイクから推察するに放送室のようである。一般生徒(本人のみ認識)の有雨にとっては初めて入る部屋だった。
「・・・放送室?」
「うん。」
慣れた手つきで恭介はボリュームをいじり、マイクのスイッチを入れた。
「何?何の放送?」
だが、恭介は構わずにマイクに喋りだした。
「・・・クラブ活動及び執務中、失礼します。鑑恭介です。これから特定の人物に警告を与えます。該当しない方は気になさらないで下さい。」
「け、警告!?」
スピーカーから全校に恭介の声と有雨の声が発信された。
「この声はユウと恭介ネ!!」
「アイツは一体何をやってるんだ。」
「何か重大な事でしょうか。」
偶々聞いたパシフィックの面々もじっと耳を澄ます中、彼は偉い事を言い放った。
『泉堂有雨は僕のものですので、お間違えの無いよう。』
「・・・・・・。」
「オウ、ネルアイセイゲン!!この間テレビで言ってたネ!!」
見るテレビは選ぼうぜ。大企業の会長令嬢・・・。
「・・・それを言うなら熱愛宣言でしょう。」
ロイは呑気にティファニーに突っ込む気も起こらないらしい。
『例え親戚だろうと親兄弟だろうと教師だろうと友人だろうと、有雨に近づく者は容赦するつもりは有りませんので。では。』
『恭介〜!?アンタ何ちゅう事を更に言うのよ!?』
『いいんだよ。じゃ、行こうか。』
ぶちっ。電源を切った音の後には静寂。後には其処此処で怒りのオーラが立ち昇る。
「ふ、ふふふふ。コレは宣戦布告だな?」
「ロイ、顔が怖いネ。」
「ユウが大事なのは私も同じですが、ここはそっとしておいた方が良さそうですね。」
だが、ここは未だマシな方である。
因みに他の状況を抜粋すると、バッド片手に殴り込みに行こうとするのとか、
サッカーボールで放送室の金髪だけを狙おうとするのとか(出来たらワールドカップとか言ってる場合じゃない。宇宙が狙える)、
止められてるけどナイフを研ぎだすのだとか、止める暇も無く走り出してるのだとか、真剣で弟抹殺しようと企んでるのとかetc・・・だった。
短気なのではない。サッサと行動しないと逃げられるからだ。
そして本当に帰り道。襲われる寸前にあのエンカウント率の高い場所から抜け出せたもんだ。
誰にも殺意を持った人に会わずに。そんな彼にノーカウント王の名を贈りたい(死)
「・・・本気でアタシ、愛想よくしすぎたかしら?」
「そうだね。」
「でも本命は恭介なのよ?」
「解ってるよ。聞いたから。」
「アタシってモテるのね・・・。」
「そういう意図で接してるからじゃないかな。」
最もである。
「・・・アタシだって女だから男が居たらとりあえず口説いてみようかな〜なんて。」
「・・・・・・。」
何かが違う。
「でもまぁ、恭介がフラないでくれたらアタシは恭介のものなのよ?」
恭介は肩を竦めた。
「くだらないよ。」
「何がよ。」
「フルなんて事絶対に有るわけ無いから、保険なんて掛ける必要無いよ。」
その台詞は嬉しかったが、とりあえず、明日の学園生活で生き残れるかを心配したほうがいいだろう。
負けないとは思うが、恭介を守りきらねば明るい未来は無さそうだ。
Do you love it about me really?
I am serious to love you forever.
後書きもどき。
恭介ラブ。(死)その心意気だけで出来た駄文。珍しく甘いが、ダサい。
セオリーどおりですね。珍しく正統派美形に惚れました。
あんな風紀委員居たら良かったなぁ。叱られてぇ・・・(死)
高校生の時は私、素行は良かったんです。が、居たとしてもそーゆー生徒、覚えちゃおらんだろうよ・・・。がっくし。所詮地味系だわ。
でも未だ彼とのエンディングは見てやがりません。・・・頼むからホワイトデーに来てくれ。
つーか、ミニゲー(ム、位云え)難しすぎです。
私は格ゲー超苦手な上、DDR系も下手だし早押しも駄目です。スプリントで勝てた事が有りません。タイミング物が駄目駄目です。
お陰で五輪祭とか太P戦にはガックリされどおしさっ!はんっ(死)
何かエディットキャラを作ってみましたが、私が作ると最悪ですね・・・。また性格悪いよ・・・(涙)
泉堂有雨と書いて、センドウ アリサさん。・・・渾名はユウ。何故?と言われるような渾名ですな。
・・・キャラが変ですけど、許してやってください。何たって買ってから二日目。(マジ)
女の子だとアキラがいいです。ティファニーも好き。
どーでもいいですけど、最後の英文はウチのへぼな翻訳ソフトに頼り切ったものなので間違ってる事大。
かと言って英語が超駄目駄目な自分が作ると更にヤバイ。
日本語訳するととんでもなく恥ずかしい台詞になります。
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