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最初に このコラムの説明 |
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剣は切れない? TRPGでは定番のこの評価はホント? |
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鎧を着ると動けない? |
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ドラクエのスライムはスライムじゃない? |
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最強の幻獣にして魔獣? ドラゴンの強さは本物なのか? |
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最初に 私は、以前から考えている事がありました。それは、TRPG世界において「常識」とされている事についてです。 このページをご覧の皆さんであれば、「剣というものは、本当は切れない」とか「ドラクエのスライムは、スライムではない」といった話を、「目にした事・耳にした事・口にした事」がある人も多いと思います。 しかし、それは本当の事なのでしょうか? 「現代」の「現実」に生きる私達にとって、これら多くの「常識」を確かめる事は不可能であり、たとえ可能な事柄であっても、かなり 困難です。ですが、私はあえて、これらの事柄を私なりに再検討(検証とはいえない)していきたいと思います。 おそらく、私の意見に対して疑問を浮べる方や、反対意見を持つ方もいらっしゃるでしょう。また、先程「検証」ではなく「検討」 であると述べたとおり、これから語る事が真実とは言い切れません。 何故なら、私の知識など所詮は「本」や「TV」で得た物だからです。本やTVが、必ずしも真実を伝えている訳でないのは、明白な 事実です。それらは、誤解でそうなってしまった物もあるだろうし、意図的に虚構として作り上げた物すらあるのです。 そして、私や皆さんの多くは、これら不確な情報源からしか情報を得る事ができませんし、人間は「最初に得た情報を正しいと思って しまう」ものなのです。 しかし、新しい知識を得ようとした時、より多くの情報源から情報を得る事ができれば、より真実に近い知識を得られるのです。 例えば、3つの情報源から情報を入手しているとしたら、その内の1つが間違っていたとしても、残り2つが正しい事を述べているのなら、結果として正しい知識を得られるのです。 もちろん、現実はそんな単純な物では無く、1つの方が正しい事を述べており、2つの方が間違っている事もありえますので(そもそも、この企画自体が「常識」に反論する・・・つまり、「圧倒的多数」に対し反対意見を述べるというものなのですから)、最後には自分自身で真実を導き出さなければなりません。 そして、この「TRPGの常識って非常識?」も皆さん自身の回答を導き出すための、情報源の1つとなれば幸いです。 先程、私の意見に対し疑問や反対意見を持つ方がいるだろうと述べました。そういう方は是非メールか掲示板でお知らせ下さい。 そして、できる事ならこの「TRPGの常識って非常識?」にその内容を掲載させて頂ければ、大変嬉しく思います。もし、掲載を許して下 さるなら、「掲載可」と記しておいてください。 ただ、失礼を承知で申し上げますと、その意見というのが単に「○○○○という本では、こう書いてあるから違う。」といった物で あれば、ご遠慮ください。本やTVの情報の不確かさと、人間の思考パターンは、先ほど述べた通りです。 「○○○○という本では、こう書いてあり、私もコレコレああ思う(こういう経験があった)ので、これは違うのではないか?」といった、「皆さんの意見」をお待ちしております。 また、「AやBやC、そしてDやE・・・・・等でもこう書かれてますが?」というような、数多い情報源から得られた情報であれば、 信頼性(信憑性)が高い物と判断し、ありがたく掲載(拝見)させて頂きます。 |
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剣は切れない? TRPGをやっていると必ずといってもいいほど、「剣は切れない」という台詞を耳にする。 この話を詳しく書くと、「西洋の剣つまり直刀は、日本の刀のような曲刀とは違い”切り裂く”事はできず、その重さを活かして”叩く”為の物」という事だ。 これと同様の内容の事は、多くの「本」に掲載されており、私自信も、耳にした事も口にした事もある。また、とあるパソコンゲームでは、剣の攻撃タイプが「叩く」になっていたりもする。だが、最近(実はかなり前)から疑問に思うようになった。その疑問とは実に単純、「刃を持つ剣が切れないなんて本当か?」という事。 例えば、「斧」これはどうだろう? 斧は確かに「斬り裂く」ことはできない。しかし、人間より遥かに硬い木を「切り倒す」し、「削る」事もできる。剣より肉厚な斧ですら「切る」という行為は可能な訳だ。 ここで、一つ補足説明をしておく。一部アニメ等の影響で、剣をまるで棍棒のように太い物(少し大袈裟か?)と思っている方がいる。これはそのアニメが、両刃の直刀が剣の中心に向かうにつれて太くなっていく構造を強調した為と思われる。 しかし、実際の剣は「薄い板の両側が刃になっている」という印象で、刃の部分以外は同じような厚さだ。まあ、剣事態はあらゆるタイプのものがあるのだから全てがそうとは言い切れないが「普通の剣」は、そいう造りになっている。 さて、「普通の剣」に関して言うと、イギリスBBCが製作した中世時代の武器や鎧・城を紹介した番組で、次のようなシーンを見た事がある。 それは、「ボール紙の筒」を台に固定し「剣で斬る」という実験(パフォーマンス)で、ボール紙の筒はひしゃげる事無く切断されていた・・・。(剣の切れ味はとてもスゴイという意図の作品だった) 私はこれらの事柄(ちと少ないが)から、今では「剣は切れる」と思っている。 正確に書くなら、「西洋の剣つまり直刀は、日本の刀のような曲刀とは違い”切り裂く”事には適さず、その重さを活かして”叩き切る”ようにして使う」という感じだ。(先程のTV番組なら、切り裂く事すら出来ていた訳だが・・・) そもそも剣が叩く事しかできない武器なら、最初から「叩く」事を目的として重さと遠心力を計算されたメイスのような打撃武器が圧倒的に強いという事になる。 実際、金属鎧等に対しては重さがあるほうが有利だが、どんな鎧だろうと継ぎ目はある。その継ぎ目から人を切るためには、刃が必要となり、重さと刃を兼ね揃えた剣こそ、当時最高の武器だったのだろう。 また、これは日本でも同様で、甲冑を身に纏って戦っていた戦国時代の刀は、太刀・野太刀と呼ばれ江戸時代以降の打刀よりも遥かに、大振りで重い。 ちと話はズレるが、多くの本も最初の内は、「切れない」等とは書いてなかったのではないか? しかし、その本の読者は単に「切れない」と思ってしまった。そういった人がさらに本を書いたり、「実はね・・・」という感じで人に話していく内、単に「剣は切れない」となってしまった。 |
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鎧を着ると動けない? フルプレートとかヘビープレート、もしくはコンプリートスーツと呼ばれる全身を板金でおおうような金属鎧は、その重量が30Kg以上にも達する。 そして当然のように(?)、「そんな重いものを着けて、動けるのか?」という話がでてくる。多くの者は、これにたいして「無理」との回答だすと思う。 だが、ほとんど推測にすぎないものの私の意見は異なる。ようするに、「動けるんじゃないの」って事。 その意見を持つにいたった理由の一つは、それらの板金鎧が15世紀後半から発生した事にある。この時代は、板金加工の技術が極めて発達しており、全身を板金で覆っても関節や筋肉の動きを阻害しないように造れらていると思われる。というより、そのように造れるようになったからこそ登場したのだろう。 だいいち、これから戦闘を行なおうという者が、いくら防御力が優れていても、「一度倒れたら2度と起き上がれない」とか「歩くのにも苦労する」というような代物を身に付けるだろうか? また、「剣は切れない?」で話したBBCの番組でも板金鎧が登場し、その鎧を身に纏った男は、柔道(?)の受身や前転(これも受身の一部?)をおり、鎧を着ても身軽に動ける理由として、その重量が体全体にバランスよくかかるためだと話していた。 これを見る限りでは少なくても、「一度倒れたら2度と起き上がれない」というような事はないようだ。 *この話は、ヘビープレートやスーツの中でも実戦の為に作られた鎧の事をさしており、儀礼用の物は極めて動き難いという認識です |
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ドラクエのスライムはスライムじゃない? TRPGを始めたばかりの頃は、剣の話と共に先輩の皆さんから聞かされる話がある。それは、「ドラクエのスライムはスライムじゃない」という話だ。 理由として挙げられているのが、 1.本来のスライムは、粘質の液体のような姿している。 2.本来のスライムは、目や口などない。 3.本来のスライムは、人間を包み込むほど大きく手乗りサイズなどではない。 4.本来のスライムは、相手を溶かす事で攻撃し体当たりなどしない。 5.本来のスライムは、魔法生物であり遺跡等に出現し、草原などで出てくるのはおかしい。 といったところで、どれもTRPGやファンタジーのモンスターを扱った本には書かれているスライムの特徴である。 だが、これを見て私が思うのが、「本来」ってなに?という事。 スライムとは英語で、slime。意味は、ねば土・軟泥(ぬるぬるした生き物を連想させる)・ヘドロ・粘液・いやな物、悪臭のする者となっている。(ジーニアス英和辞典より) なるほど、その形態においては「本来」の形ようだ。また、プランクトンが集合して粘質状のものになった物もスライムと呼ぶそうだから生物としてのスライムもある。 だが、人間程大きな物を包み込み短時間で溶かす事などできないし(まあ、絶対無いとは言い切れないかもしれないが・・・)、当然魔法生物でもない。あたりまえだ、これらはファンタジー世界のモンスターとして想像で設定した物なのだから。 私はこれを、問題としたい。人間が想像で作った物に、「こうでなくてはならない」等と言うのは、非常に馬鹿げた事だ。それが、ファンタジー世界という曖昧な世界であれば尚更だ。 こういう言い方をすると、TRPGのスライムがドラクエのそれより先に設定されたのだから、前者の方が正しく後者は前者に倣うべきと思うかもしれない。しかし、今皆が(私も含めて)イメージとして描くファンタジー世界なんて、それまでのファンタジー小説・御伽話・民話・神話をごっちゃにして、ゲームに都合よく利用できる為に改変した物なのだ。(私は、これを悪いとは思わない) 例えば、「エルフ」という単語を聞いてどういった姿を想像するだろうか? 大抵の人は、「人間より華奢な体で、とがった耳をしており、知性が高く高貴な森の住人」を思い浮かべると思う。だが、最初のエルフは、こういった姿をしていない。 英語でエルフとは妖精に分類される全てを指す言葉だし、各民話によってエルフの扱いは全く違う。ある地方では、今でいうホビットのような者となっているし、エルフに分類される者のなかにトロル・ホブゴブリン・ドワーフ等が入っている場合もある・・・正直言って私自身も良く理解してなかったりする。(笑) まあ、エルフ(妖精族)のルーツを調べると分厚い本が出来上がるし、そうするには金と時間と語学力が足りないのでご勘弁。 話を元に戻そう、つまり元々のエルフとは今の姿(?)とは違ったものであったのだ。そして、今のような「高貴な森の住人」としてイメージを定着させたのは、トールキンの「指輪物語」である。 はたして、「指輪物語」のエルフはエルフでないのだろうか?また、原典のエルフと違う形で描いたトールキンは、間違った事をしたのだろうか? そうではあるまい。彼は、彼の世界観をもって新たなエルフを創造したのだ。その事に対して文句を言う事など誰もできないだろう。まして、「間違っている」訳などでは絶対にない。 そして、それはスライムであっても同じ事だ。 TRPGのスライムがどうであろうと、「ドラゴンクエストの世界」では、スライムは「玉ねぎ型で手乗りサイズの体当たりで攻撃するモンスター」なのだ。その姿を、美しくない(?)として受け入れられないのであれば、それはそれで構わない。ただし、「間違っている」のではないのだ。 この、ファンタジー世界における「○○は本当は○○だから、あれは間違っている」という話は他にも多くあったりする。 例えば、魔法。「アニメ等で魔法を詠唱するシーンの、手や杖を突き出し瞑想すように呪文を唱えるのは間違いだ。本当の魔法は、呪文の詠唱とともに複雑な身振り手振り(印?)を行う必要がる。」という物。 とある本にも掲載されており、知人から得意げに話された事だが、はっきり言って爆笑物だ。「本当の魔法」って何? これなど、本コンテンツの「最初に」に記した、「最初に得た情報を正しいと思ってしまう」という現象だろう。たしかに、TRPGやファンタジー小説の魔法で、この身振り手振りが必要となっている物は多いし、それはそれでよい。 これを書いた人(言った人)は、そいった物を読み、「魔法とはそういう物」と思い込んだのだろう。まあ、現存するシャーマンや巫女(この辺の細かい定義は、ちと置いといて・・・ゴメン)が、魔法(儀式?)を行うとき踊るような動作を行うのも参考にしたのかもしれないが・・・。 それにしても、何故それらを理由に「手や杖を突き出し瞑想すように呪文を唱える」のを間違いと断じてしまうのか、私には理解できない。そういう魔法があってもなんら不都合ないではないか。 さてこれまで、私は、空想の産物であるファンタジーに対して「○○は間違い」などと言うのは、お門違いだと述べてきた訳だが、もしも、「ドラクエのスライム」に「スライム」という名前ではなく「ドラゴン」や「グリフォン」や「ペガサス」といった名前が付けられていたら・・・・、私も「それは違うだろ」と言ったかもしれない。(笑) 少なくても、強烈な違和感(というより不快感?)を禁じえなかっただろう。そう考えると、「スライム」と「魔法」の2つの件も、納得(理解)せねばならないかも・・・。今までの事はなんだったのかよく分からない事を書いているが、それが本音だったりもする。 そういえば、皆さんは、体のデカイ狼やサイやライオン、はては人間の女性の姿をした「強力な力をもった存在」を「ドラゴン」と呼んでいたらどう反応するだろうか?私は、「間違っている」とまでいわないが、やはり違和感がある。 しかし、お気づきの方いるとは思うが、実はこれ日本では結構有名なファンタジー小説で、広く受け入れられている作品の設定だ。 その名も「魔術師オーフェン」、秋田禎信氏の人気シリーズだ。「ドラクエのスライム」で「あれは違う話」があるのに、なぜ「オーフェンのドラゴン」には無いのだろうか(あっても、少ない)・・・・。(あ、別にこの作品を否定しているのではありません。私自身この作品を、十数冊もってます。) まあ私の考えでは、そういった話にならない方が良いのだが不思議な現象だ。もしかして、ようするに、オタク度の高い人間には、ドラクエがコンピューターRPGだから許せないだけだのだろうか・・・。 |
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最強の幻獣にして魔獣? 「最強の幻獣にして魔獣ドラゴン」一部の不死生物・巨人族・デーモン族等に、同格(もしかしたらそれ以上?)のモンスターがいるものの「最強のモンスターといえばドラゴン」というイメージがある。今回はその強さが本物なのか検討したいと思う。 私も、「直接的な強さ」が好きなのでドラゴンが最強と思っているし、そう信じたいのだが・・・・。 まず、一口にドラゴンといっても、それこそピンきりである。神と同等か、その物イコール、またはそれ以上という完全に最強の存在から、下級の眷属のデカイ鰐程度のものまで。 今回は、そう言った極端な例は置いとくとして(検討の必要がない?)「結構強めのドラゴン」のLVを検討したい。 ・・・結構強めのドラゴン^^;?? あいまいすぎる表現ですね・・・すいません。 えーとここでは、このページをご覧の方なら多くの方がご存知であろう、「ロードス島戦記」の「火竜山の魔獣シューティングスター」をイメージして下さい。 知らない人の為にシュ−ティングスターを解説すると、ロードス島戦記という小説に登場する、神殺しの竜(竜王)と呼ばれる者達の次に強いクラスのドラゴンで古竜と呼ばれています。この世界では、現存する最強のドラゴンの1体と言われ「モンスターとして最強ランク」のドラゴンといった感じでしょうか。それでも最終的には、人間の勇者数人(!)に倒されてしまいますが・・・。 では、検討するドラゴンのランクが決まった所で、これらのドラゴンの何処が強いのかその要素を挙げていきます。 1.鉄をも溶かす火炎の息 2.強力な魔力と魔法 3.巨大な体と鋭い爪・牙・尻尾などを活かした肉弾攻撃 4.鉄よりも堅い鱗 5.強靭な体力・生命力・身体能力 6.翼・魔法(?)での飛行能力 7.人間を遥かにこえる視覚、嗅覚、聴覚及び第六感などの感覚 8.人間以上の知力 ・・・・こうして上げると確かに最強ですね。(笑) 現代兵器でいうところの、「火力、装甲、機動力、索敵能力、信頼性、汎用性」その全てが揃ってるいると言える。 強力な索敵能力で敵を探し、その敵に最も効果的な攻撃を圧倒的な火力をもって行なう。並大抵の攻撃ではかすり傷も負わず、空を飛べば攻撃を受ける事すら稀、傷ついてもさほど時を置かず傷が癒える。 しかし、これらの能力の一部は先に挙げた同格モンスターも持ち合わせている。 上位の不死生物は、肉体では劣るもののその魔力と特殊能力・知力は、ドラゴン以上とも言えるし、魔力で空も飛べるものも多い。そして、体が頑丈どころか普通の武器では傷つかず、普通に殺しても死なない(復活する)・・・。 巨人族は、上位の者であれば肉体能力はドラゴンと同等かそれ以上、知力・魔力・特殊能力を持つ者もいる。ただ、空を飛べる者はほとんどいない。全ての能力でドラゴンを超える者もいるだろうが、それはドラゴンでいう所の「神と同等の存在」といえる。 デーモン族は、魔力・肉体・特殊能力など、人間とそう変わらないサイズで、ドラゴンに近い能力を持つ存在といえる。この体の大きさが戦闘にとって有利でもあり不利でもあり・・・・・・。ただドラゴン族と正面から戦って勝てる上位の存在になると、体の大きさなどなんの問題にもならないだろう。デーモンも最強クラスの存在となると神と同等といえる。 こうしてみると、2つ程気づく事がある。 まず、最上位の不死生物は、並のドラゴンを超える極めて強力な存在であるが、それでも「神にも等しい」という表現は当てはまらないという点。 そして、ドラゴンに対抗しうる全ての種族に「上位の者であれば」と注釈のつく点。 つまりは、種族の最上位同士では対等かそれ以下、相対LVではドラゴン族の方が遥かに有利なのだ。 それはそうだろう、ドラゴン族は下級の者でも、火を吐き、堅い鱗を持ち、体が大きく、空を飛ぶ、という能力をもっている。(眷属になるとそうでもないが・・・・) 特に、空を飛べるというのは絶対的な強さだ。 現実世界でも、いかなる重戦車でも航空機には敵わない。また、飛べる者は、飛べない者とは戦う必要すらない。 それがドラゴンのような巨体を持つものなら尚更である。野生動物の食物連鎖や格闘技等を見ても解るとおり、体がデカイというのはそれだけで強力な武器となる。ドラゴンは空を飛べる重戦車という訳だ。 また、ロードス島戦記の例で言うなら、シューティングスターはドラゴン族の上から2番目である古竜、対してデーモン族の2番目といえば魔人将。 シューティングスターは現存最強のドラゴンともいわれ、同じく当時最強の人間の騎士団と思われるフレイムの騎士団と戦い、傷を負いながらも勝利(?)している。その後、傷が完治する前に、空を飛ばせない為の策をもって突入した超人勇者部隊に打ち倒される。(こう書くと人間ってやっぱ卑怯っぽい^^;)個体として最強のドラゴンは、数人の人間に倒された事になる。 だが魔人将はもっと簡単に(?)倒されていた。無傷の魔人将に正面から戦いを挑んだ超人勇者は、ほぼ一騎打ちと言える状態でそれを打ち倒している。 ただこれらの話はあくまで「一般的なファンタジー全般のイメージ」であって、作品ごとによって当然話は違ってくる。 「スレイヤーズ」という作品の世界では、デーモン族(魔族)は下級の者でも圧倒的な力をもっており、強力なマジックアイテムで武装した最強の実力をもつドラゴンですら上級に分類される(最上級ですらない)魔族には全く及ばない。 当然この設定が「間違っている」訳などないし、そう思ってなどないので念のため・・・。 さてこれでめでたくドラゴンが最強に・・・・ではないのだ。(笑) まあ「一般的なファンタジー全般のイメージ」で、本当の意味での「個体としての最強」でならそうかもしれないが、これから「実はドラゴンって弱いのでは?」という検討が始まる。 これは、先のシューティングスターの件であるが、超人勇者部隊に倒されてしまった事は別としても、その前のフレイム騎士団との戦いで気になる点がある。 まずシューティングスターが空を飛んでいる時は、圧倒的に優勢であった。これこそが、戦場で空を飛べるという事の有利さだ。 士気も練度もトップクラスのフレイム騎士団が、ろくな反撃もできずに蹂躙されている。 ただ、魔法によって翼を破られ、地に落とされた後が問題である。魔法で翼が破られること事態は、魔法という超常の物が相手だけに仕方がない(?)としても、地上では生身の人間の持つ普通の武器でも傷つけられている。その武器が、ランスや巻上げ式のクロスボウといったこの世界屈指の大威力武器としても問題だ。 この時フレイム軍が所持していたクロスボウは、個人携帯の物と攻城戦用の巨大な物とがあったが、小説の文面からは個人携帯の物が竜の鱗を貫いたと読み取れる。さらに、本来なら馬に跨り突撃して使うランスを、人間自身が走ってそれを振るっても、その鱗を貫いていた。 鉄よりも堅い竜の鱗、それも1000年以上も生きたエンシェントドラゴンの鱗がこんなもので貫かれている。 これらの武器を「こんな物」と表現するのは不適当と思われるかもしれないが、これから例に上げる物と比べればそうなる。 それらの例とは、「現代兵器」だ。 例えば、現代の多くの主力戦車に搭載されている120mm砲であれば、有効射程が3kmで、300mm〜400mmの鋼鉄板を貫通できる。(距離と砲身長によって大きく異なる) 攻撃ヘリに搭載されている対戦車ミサイルであれば、1000mm以上の装甲を貫通でき、その射程も短くて4km長い物なら8km。 さらに、装甲貫通力では劣るだろうが、戦闘機搭載の長射程空対空ミサイルであれば、その射程は100kmともいわれる。 鋭敏な知覚を持つドラゴンが、これらの敵を察知できたとしても、この距離の敵を攻撃する術はもたない。 ゴジラにはマメ鉄砲ほどの役にしかたってないが、その威力はどれも絶大で弓など問題ではないのだ。・・・・・てかまあ当たり前だけど・・・・。 しかし、こんな大物でなくても、自動小銃や歩兵携帯式の対戦車ミサイルなども、弓など問題にならない威力をもっている。 つまりドラゴンが持つ程度の「重装甲」など、今の火器の前では紙くず同然なのだ。 それでも火力と機動力は残るので、陸上部隊には脅威となりうるが、人間の戦いはそんな甘い物ではないのだ。 現代兵器における対ドラゴン戦術は・・・・・。 1.偵察衛星、戦略偵察機で竜の住処を発見する。 2.巡航ミサイルで住処を攻撃 3.状況確認後、AWACS機の支援を受けた戦闘機群の対空ミサイル及び対地ミサイルでの攻撃(飛行能力奪取及び殲滅目的) 4.攻撃ヘリの支援の下、戦車・機械化歩兵部隊での包囲殲滅および状況確認 つまり、竜から攻撃を受けることなく倒す(倒そうとする)のだ。 ただ、航空兵器の発達した現代においても、「最後のトドメ」もしくは「最後の確認」として地上部隊は絶対必要である。 地上部隊が「その場」に到着しないかぎり、人間の戦いは終らない。 どこぞの政治家が、「湾岸戦争等でアメリカの地上軍も被害を受けた。これより先、アメリカが地上軍を派遣する事はない。」等と言っていた(いる)が、笑ってあげよう。 ・・・・話がずれた・・・・つまり私が言いたいのは、ゲームや小説上で、なんのかんの言いつつも中世の文明LVを持つ人間にも倒せてしまうように設定されたドラゴンは、現代LVの武器・兵器をもってすれば簡単(?)に倒せてしまうのだ。 先ほど上げたゴジラも同じである。 今の文明LVでは手も足もでないように設定されているが、メーザーガン等の武器でダメージを与えられる(痛みを感じさせられる)設定があるので、いつかは簡単(?)に倒せてしまうだろう。 まあ、ゴジラこそが現代のドラゴンっていった所か・・・・ なんかインチキっぽい話でしたが、如何でしょう?^^; 結論を纏めると、「一般的なファンタジー全般のイメージ」で「個体としてなら最強」ではあるが、「現代では、さほど脅威ではない」という事です。 |
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