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◎ ルール紹介


どうも、「政治屋の興信」のゲームデザインを務めさせて頂きました日本ア太郎です。
ここでは、このゲームのルールを簡単に説明させて頂こうと思います。


1.場札を準備する

ゲームは、数枚の場カードをテーブル上に並べて始まります。

5枚のリバーシブルな場カードが示す裏表10種の内からプレイヤー人数や時間などに応じて4〜5種類選び、角と角が接するように任意の並べ方でテーブル上に並べます。

今回は例えば下図のような菱形に4枚並べたとしましょう。

カードの各辺に1〜2個ずつついているマークは拡大すると下図のハトマークもしくはタカマークです。その意味は後述します。

場カードの並びを決めたら、下図のように場カードの周りを囲むように利権カードを並べてゲームを始めます。

これは、今の日本とそれを取り巻く利権を示します。利権カードが全て獲得し尽くされたらゲームが終了します。


2.手札を配る

手札となる国カードには、アメリカ、ロシア、中国、韓国、北朝鮮、日本のいずれかの国旗が描かれています。手札は日本の政治家である貴方がどの国と裏で繋がっているかを表します。このゲームの主な目的は、手札に点数の高い国のカードを抱えつつ点数の低い国のカードをできるだけ持たずにゲーム終了することです。

日本以外の国カードには、例えば下図のように「-5」から「10」のいずれかの数字(点数ではありません)が描かれています。


日本の国カードには、(10)か(15)の数字と各辺にハトマークもしくはタカマークが描かれています。カラーとモノクロの違い以外は場カードと同じビジュアルです。

これらの国カードを全て合わせてシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつ配って手札とします。残りは山札として取り易い場所に置いておきましょう。


3.手番の行動

任意の方法でスタートプレイヤーを決めた後、各プレイヤーには時計回りに順番に手番が周って来ます。手番に出来る行動は、「山札から国カードを1枚引いて手札とする」か、「手札から国カードを1枚場に出す」のいずれかのみです。


山札から引く行動には特に制限もなく、手札上限も無いので引いて手札に加えて終わりです。これは、政治家としてコネクションを増やすことを意味します。


手札から場に出す行動は、政治家としてその国に有利or不利な政策を打ち出すことや、その国に対し温和or強硬な立場を表明することを意味します。置く際には以下の条件を全て満たす必要があります。

3-1.外国の国カードを置く場合
@場カードのいずれかの辺に国カードの辺を接するように置く。

つまり初期状態では、利権カードが置かれていた場所がイコール外国の国カードを置ける場所です。

例えば中国の国カードを上図のように置き、そこに利権カードがあればそれを獲得します(手札には入れずに、他のプレイヤーに獲得枚数が見えるように手元に置いておきましょう)。

なお置かれた国カード隣り合ったハトマークの数だけその国にとってプラス、タカマークの数だけマイナスとなり、それがその国の点数となります。上図で言えば現時点では中国の点数は、接するのはタカマークが3つなのでマイナス3点ということです。中国に対し強硬姿勢をとったということですね。


A接する場カードの数字(10 or 15 or 20)を、今回置く国カードも含めた周囲の国カードの数字が超えないように置く。

場カードの辺に接する国カードの数字の合計が、その場カードの数字を超えてはならないという意味です。もちろん複数の場カードに接して置く場合は、それらそれぞれの場カードの数字をいずれも超えないように置く必要があります。

例えば上図のように置かれていた場合、テーブル真ん中の場所(4つのハトマークに囲まれるプラス4点の場所)は、下の(10)の場カードの周囲3辺の国カードの合計値が「0」+「5」+「-2」で3ですから、(10)を超えないように「7」以下の国カードしか置けません。


B既に置かれている国カードに重ねて置く場合は、下敷きとなる国カードの数字より大きい数字である必要がある。

他の条件を破らないままこの条件を満たせるなら、既に国カードが置かれている場所にでも、国カードを上書きして置くことができます。

例えば先の図の韓国の「5」の場所に、アメリカの「9」を上書きで置いた場合は下図のようになります。

これによって(10)の場カードの周囲が「0」+「9」+「-2」で7になりましたから、テーブル真ん中の場所には「3」以下のカードしか置けないようになります。

ワンポイント

外国の国カードの内訳は、アメリカは「-1」から「9」、ロシアと中国は「-2」から「8」、韓国は「-3」から「7」の各11枚、北朝鮮は「-5」「-4」「10」の3枚となっています。同じカードは1枚ずつしかありませんので、他のプレイヤーがどのカードを場に出したかや場にどのカードが出ているかも、相手の手札や山札に残っているカードを読み自分の戦略を有利に導く参考になるでしょう。

また数字が大きければ大きい程よいというわけでもないので、どの国が強いというようなことはありませんが、ゲームを行ってみると、頭ごなしのアメリカ、蒸し返しの韓国、安定性は無いけどダークホースな北朝鮮というような各国の味が出ている事がわかって頂けると思います。


3-2.日本の国カードを置く場合
@外国の国カードのいずれかの辺に日本の国カードの辺が接するように置く。

つまり、場カードとは角と角が接するように置くことになります。

A置く日本の国カードの数字を、既に周囲に置かれている外国の国カードの数字の合計値が超えないように置く。

要するに、先述の外国の国カードを置く条件のAを崩さないように置く必要があるということです。

先の図の状態に日本の国カードを置く場合、例えば下記の置き方は条件を満たしています。

ハトマーク2つ、タカマーク2つに囲まれ0点だったアメリカの周囲にタカマークが1つ加わり、マイナス1点になりましたね。

また、この置かれた日本の国カードはその手番の後、場カードと同様に扱います。つまり、次のプレイヤー以降はその上下左右には条件を満たせば外国の国カードを置くことができるわけです。

例えば上記のように、右に北朝鮮の「-5」を置いていったりもできるわけで、ボードが広がるイメージです。


4.ゲームの終了

以上の内容を繰り返してゲームが進むわけですが、場から利権カードが全て獲得されるか、山札が無くなったら終了します。最終的にテーブル上は下記のようになったとしましょう。

そうしたら、各国の点数を計算します。
アメリカは、周囲のハトマークが合計4つ、タカマークが合計3つなので、プラス1点
ロシアは、周囲のハトマークが合計6つ、タカマークが合計4つなので、プラス2点
中国は、周囲のハトマークが無し、タカマークが合計4つなので、マイナス4点
韓国は、周囲のハトマークが合計2つ、タカマークが合計5つなので、マイナス3点
北朝鮮は、周囲のハトマークが合計1つ、タカマークが合計2つなので、マイナス1点

各プレイヤーは、手札に持っているそれぞれの国カード1枚につき、上記の点数を得ます。今回は、アメリカやロシアと繋がっていた政治家は有利、中国や韓国と繋がっていた政治家は不利な結果となったわけですね。例えば貴方が、アメリカ3枚、ロシア2枚、韓国1枚を持ってゲームを終えた場合は、(3枚×1点)+(2枚×2点)+(1枚×−3点))=4点獲得となります。

また、手札内の日本の国カードは1枚につき、全プレイヤーで最も手札枚数の多いプレイヤーと、自分の手札の枚数差の点数となります。例えば全プレイヤーで最も手札枚数の多いプレイヤーの手札枚数が8枚で、貴方の手札枚数が5枚なら、貴方の手札内の日本の国カードの点数は1枚につき3点です。

以上の点数と、獲得した利権カード1枚につき1点を合計し、最も点数の高いプレイヤーが、自分の繋がっている国に有利に日本を導き安泰に利権をむさぼった政治家として勝者となります。

果たして貴方の導く日本の未来は、どこの国の為のものでしょうか・・・?


5.オプションルール

1点の利権カードの裏面は、3点の表沙汰カードとなっており、利権カードの代わりにこれを並べてゲームをすることでまた違った要素と機微がゲームに加わります。

利権カードと同じように、そこに国カードを置く際に獲得できますが、その時、裏返して利権カードとして獲得するか、そのままの向きで表沙汰カードとして獲得するか選びます。

ゲーム終了時、利権カードとして獲得した場合は通常通り1点が得られますが、表沙汰カードとして獲得していた場合は、そのカードが示す国の国カードが場に、初期配置の場カードの枚数以上出ていれば3点、出ていなければ0点となります。上図で言えば、初期配置の場カードは4枚なので、ゲーム終了時に4枚以上の国カードが場に出ている国の表沙汰カードであれば3点になります。仮に、「ゲームの終了」の項で説明した盤面図と同じ状況で終わったとすれば、ロシアだけ4枚出ているので、ロシアの表沙汰カードのみ3点、他は0点ですね。

大々的に報道されてしまうような国との関係は、表沙汰にしてしまった方がよいわけです。

このルールで遊ぶ場合は、どの国カードが場で多くを占めるかも考慮してプレイングしなければならないため、より一手の影響力が大きくなるでしょう。結構感覚が変わりますので、通常ルールに慣れてからのプレイをオススメします。


以上、単純ながら有りそうで無かった機微を招くゲーム「政治屋の興信」、老若男女、簡単に楽しめることがわかって頂けたのではないかと思います。


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●公開日 : 12/10/21  ●推奨 : IE7.0/SVGA/HighColor以上  ●著作権保持 : © 2012 もみあゲームズ