[足の疾患]

今日はどうされましたか?
(メールによる医療相談をしていましたが、諸般の事情により一時中止させていただきます。)
(すでにメールをいただいた分については、お返事が遅れておりますが、
原則として必ず返信しておりますので、気長にお待ち下さい。)
以下の内容は実際に寄せられた質問にお答えしているものです。
[Question]
[Q &A]
1)足の骨が出ていて時々痛い
右足のくるぶしと反対のところなんですが、左に比べても、他の人に比べてもスゴク骨が出ています。そして、ばばくさい話ですが((>_<))天候など、痛むことがあります。
例えば、雨とか・・・痛みます・・・。 それに、押さえたりすると、痛いです。 が・・・一応、日常生活はあまり支障がありません。 ただ、ポコッと出ているので、気になるだけです。
ほっておいてもいいものでしょうか?写真送りますので、見てください。

[Answer]
これは「外脛骨」といって、余分な骨ができているものです。腫瘍ではありません。痛みが強くなければ放置してよいものです。ただ、ひどい痛みが続くときもあり、そのときは装具を作ったり、手術になる場合もあります。日常生活には支障なしとのことですから、経過観察でよいでしょう。痛みが強くなるようでしたら、近くの整形外科にご相談下さい。
2)足首の捻挫
私は昨年9月頃足首をひねったんですがすぐ近くの病院に行きました。
診断は捻挫と言う事でそこの先生の話しでは靭帯が切れていても伸びていても生活に支障はないのでシップで様子見ていて良いと言う判断でした。
それから数日後痛みがひどい為今度は以前ヘルニアの手術をした事があるA病院に行きました。そこの判断は靭帯が少し緩んでいるだろう
と言う判断で手術をした方が良いと言われました。 しかし私は元々傷の治りが悪い為先生は手術したくないと言われ半年以上,様子見ようと言われっぱなしでした。
それから今年の3月あまりにひどい為違う個人の整形外科の先生に見て頂いたら靭帯も緩んでいるし手遅れです。と言われA病院にもう一度行って手術してもらいなさいと言う判断でした。
しかし私としてはそう言われたのであまり良い印象ではなかったのでB病院ですべてのいきさつを話すとそれでは先生の判断でちりょうすると行ってくださったのですがその先生も4月いっぱいで退職です。しかし痛みなどいっこうにひかず腫れもひどくなってきました。一度はみずが溜まっていると言う事で抜いたりもしたのですが…。
こう言う場合はやはり手術した方が良いのでしょうか?
[Answer]
手術を必要とすると思われます。おそらく、足関節の前距腓靱帯(外側の靱帯)が断裂していると考えられます。受傷時に手術するか保存療法でいくかは医師により意見は分かれますが、受傷後7ヶ月経ち、かなりの症状が残っているのであれば、手術の適応と考えます。手術は靱帯再建術になりますが、術式は色々です。
担当医が退職とのことですが、引継の先生にお任せすればよいと思います。
3)足首の内側の痛みとしびれ
51才の主婦です。一週間ほど前から右足首の内側のくるぶしの下が少し痛かったので すが、3日ほど前から足首から下の内側がしびれてきました。くるぶ゛しの下が少し
腫れているので整形外科医院へ行ってレントゲンをとっていただきましたが、骨には 異常が無いと言われました。腫れているところを押すと足の先までピリピリと痛みま
した。少し様子を見てみましょうとシップと痛み止めの飲み薬をいただきましたが、 しびれているところが足首から下全体になってきて、夜になるとひざから下全体が痛
くなってきました。今は、しびれているだけで痛みは余りありません。このまま様子 を見ていていいのか心配になってきました。どういう病気が考えられるのか、もう一度検査してもらったほうがいいのか教えて
ください。
[Answer]
足根管症候群が最も考えられます。足根管というのは足首の内側のくる ぶしの下の神経、血管、腱が通る管のような部分のことです。その部位に外傷が加
わったり、腫瘍ができたり、炎症が起こったりすると、その部位の痛みとともに足の 内側から裏にかけてのしびれが起こります。炎症だけの場合、局所安静と保存療法
(薬や注射)でよくなることが多いですが、外傷が直接加わったり、腫瘍がある場合 は手術の適応になります。 あなたの場合、直接の外傷は加わってはいませんが、腫れがあるようですから、腫瘍
の可能性もありますが、かかりつけの先生は炎症と判断されたようですね。お薬のあ る間は様子を見て、治ってしまえばいいですが、症状がとれないようでしたら再診を
受けた方がよいと思います。
4)子供の足の痛み
11歳の子供ですが、足の2番目と3番目の指の付け根のところが、 腫れて痛みもあるので、近医受診したら、右第2趾中足骨の血流が悪くて
壊死を起こしているといわれました。 歩いたり、走ったり体重がかかることはしない方がよいと 言われましたが、どこまで制限しなければいけないものか 悩んでいます。
また、どのくらいの期間必要なのか 自然治癒することは考えられないのか教えてください。
[Answer]
お子様の疾患は”フライベルグ病”と言います。”右第2趾中足骨の血流が悪くて壊死を起こし”第2趾つけねの痛みが起こります。局所の安静が必要ですが、そのための、ちょっとした装具を作って、つけたりします。自然治癒までに1−2年かかりますが、骨の壊死状態の進行が止まらないと、いつまでも痛みが続いたり、最終的に骨の変形が残ったりすることがあるため、壊死の進行状況によっては手術を要することがあります。
装具の作製や、手術の時期については、受診された先生の判断にお任せすればよいと思います。通常の歩行は制限なしでいいですが、走行等の運動は、ある程度(痛みの強くない程度)制限された方がよいと思います(1−2年)。うまくすれば、自然治癒しますが、状況によっては手術を要します。いずれにしても、たいていは、それ程、障害なく治りますので、御心配なさらずに。
5)足首のしこり
僕の叔母の足首の所に親指と人差し指を丸めてできる丸の大きさの しこりができたそうです。僕自身が見たわけではないので、 その症状については詳しく解りません。診断を出せる
ことでは無いでしょうけれど、足のしこり、というだけで、思いつく限りの 病名を教えていただけませんか。
[Answer]
足のしこりといっても、一般に腫瘍と呼ばれるものは何処にできても不思議ではないため、それこそ人間にできる腫瘍の数だけあります(数えたことはないけど、相当数)。その中でも、お尋ねの足首にできやすい腫瘍性病変としては、日常的には、滑液包炎、ガングリオンでしょうか。それに続いて神経鞘腫、血管腫といったところです。
6)アキレス腱延長
28歳、男性。 右足の曲がりが少し悪く治したいと思っています。治すには、関節の骨を削るとともにアキレス腱の延長術が必要だそうで、その際にアキレス腱を切らなければならず、その後遺症としてどうしてもふくらはぎの筋力低下が起こるそうです。
先日、読売新聞ニュースで細胞への遺伝子導入により筋力を増加させる技術がまもなく実施を迎えるとかかれていました。このことが本当だとすればアキレス腱の延長時の筋力低下は防げるのでしょうか。
[Answer]
難しい質問ですね。不勉強で、遺伝子治療については詳しくありません。でも、近い将来そういうことが可能になるのだと思います。曖昧で申し訳ない。
アキレス腱延長は確かにふくらはぎの筋力低下は起こりますが、その後、鍛えれば、気にならないくらい回復すると思いますよ。
7)事故後の足の痛み
7月に事故で、右足関節部に外傷を負いました。 同日に手術しましたが、主治医の説明では「筋が潰れて 切れていたので、それを束ねて結んだ。人工皮膚を貼りました」
とありました。2週間ギブスした後、皮膚の状態が良くないということで 植皮(10cm×4cm位)手術を受けました。 10月位から親指から中指の指に近い甲の部分とくるぶしの
少々足指に向かった足裏部分、足関節の8cm位の足の前部分 がピリピリ痛みます。上記の甲の部分は時に脈を打つような 激しい痛みがあります。階段を下りる時に屈伸が十分にできず、
軽く飛び跳ねた感じになります。 主治医は「機能的に治っている。これは後遺症です」 と言いましたが、納得していません。 痛みを診てもらうには他のどの科にいけばいいのでしょうか?
どういった治療がありますか?
[Answer]
おそらく浅腓骨神経という神経が、足の甲の部分で損傷を受けたための症状と思われ ます。まだ受傷後5ヶ月ですから、うまくすればだんだん症状が薄れてくる可能性は
あります。もう少し待って、改善傾向がなければ、その神経の状態次第で、神経剥離 術か神経縫合術か神経移植術の適応になるのではないでしょうか?ただ、植皮をして
あるため、神経の再生が悪く、症状(痛み)が取れなければ、最終的にしびれは覚悟 して、神経切断術をせざるをえないこともあります。受診は整形外科か形成外科でよ
いでしょう。
8)足首の靱帯断裂
小学校4年の息子の足首のことでお尋ねします。昨年の10月下旬に遊んでいて捻挫をしました。当時、相当腫れており、子供は「病院へ連れて行って…」と言っていましたが、「捻挫くらい…」という軽い気持ちで、シップをしてしばらくして腫れもひいてきましたので大丈夫と思っていましたが、昨日、子供が「足首を回すとゴキゴキ音がする」というので、近所の整形外科へ行きましたところ、「足の靭帯が伸びきってしまっているので、足首の関節の骨が開いている。手術するほどではないが、もう手遅れなので、靭帯を元に戻すことはできない。装具をつけてこれ以上靭帯が伸びないようにしましょう。装具が合わなくなってきたらまた新しいのに換えてください」と子供の面前で告知されてしまいました。
子供は帰りに車中で「もう僕の足は治らないの?」と言って、涙を流すは、親としても後悔ばかりで何ともなりません。
息子の足は一生治らないのでしょうか?また、治らないのであれば今後どうしたらよいのでしょうか?
[Answer]
足首の関節の骨が開いているとのことですから、靭帯が切れたままか、靭帯が骨の付着部からはがれたままになっているのだと想像します。既に、半年経っていますから、主治医の先生が言われるように、初期の手術は時機を失しています。とは言っても、足首の靭帯が切れていたら、即、すべて手術をするかというと、そうでもないのです。病院によっては、全例、手術しないで治療するところもありますし、当院のように、ケースバイケースで、手術をしているようなところもあります。ということは、初期に手術をしなくても、保存療法(装具とリハビリなど)で、結構よくなるケースも多いということです。そして、よくよく、障害が残るようであれば、最終的には靭帯を再建する手術が残っています。現在、装具を装着しているとのことですが、これもこのままずっとつける必要があるわけではないのです。よくなれば、はずせますし、装具をつけながらスポーツもできると思います。決して治らない怪我ではないですから、ご安心下さい。
9)くるぶしの水
くるぶしに水が溜まるようになりました。
痛みはありませんが結構腫れているので座ったりするのに不都合です。
このままにしてしていてもいいのでしょうか?
何処かに炎症でもあるのでしょうか?
[Answer]
関節付近には滑液包という袋がいくつかあります。通常は、少量の水が入っているだけで、ほとんど外からはわかりませんが、ここに炎症が起こると、水が溜まってきて膨れてきます。足首のものは、普通は痛みを伴いません。ですから、そのままにしておいてもよいのですが、外観上の面や、座ったりするのに不都合であれば、中の水を抜いて、炎症を抑える薬を入れたりします。そうしても、また溜まってくるようなものは、手術的に切除することもあります。
10)ガングリオン
2歳になる娘がガングリオンと言われました。左足のくるぶしにあり邪魔なのでとら
ないといけないかもと言われました。ガングリオンとは何ですか。とるにはどのよう
なことをするのですか。
[Answer]
ガングリオンというのは、関節の袋や腱鞘(腱鞘炎の腱鞘ですね)から袋が伸びてきて、その中にゼリー状の液体が溜まるものです。悪性ではないですから、痛みがなく、それほど大きくなければ、放っておいてよい物です。くるぶしのガングリオンは、痛くなったり、近くの神経を圧迫すると痺れが出たりするため、切除を必要とする場合があります。切除は、その部分を切開して、袋の出所を含めて切除します。ある程度の年齢になれば、局所麻酔でできますが、幼児期は全身麻酔になるでしょう。
11)神経損傷後の痛み
9ヶ月前に、右膝から足先にかけて濡れたロープが絡まるケガをしました。 その時、甲の部分(親指の付け根から5cm位の所)に深い傷を負いました。傷自体は、3ヶ月程度で完治しましたが、今も傷跡は残っています。傷の部分の感覚が無かったのも徐々に回復してきたのですが、5ヶ月くらいから、回復が感じられなくなってきました。感覚が無いだけなら、生活して行く上で特に問題は無いのですが、傷の部分を中心に親指の付け根辺りまで、
軽く触れるだけでも、ジーンとした痛みを感じます。歩けない程ではないので、「生活に支障をきたす」と言うものではないのですが、触れるだけでも痛いので、常に気にして生活しなければなりません。
かかっていた医師に相談したところ、これ以上の回復は見込めないと言われました。
かなりキツク締め付けられてしまったので、その時に一緒に神経も痛めたのだろうと言う事です。そして、その痛みを無くしたければ手術をして神経を切断するしか無いと言われました。
神経を切断しなければ、今の痛みを無くす方法は無いのですか?そして、その手術が成功する確立は高いものなのでしょうか?神経を触るのは、かなり怖い気持ちがあります。『簡単な手術』と言えるものなのか、教えて下さい。
[Answer]
神経を損傷したあと、順調に回復すれば、1年ほどでしびれも回復しますが、お尋ねのように、中途半端に回復すると、痛みが出てくることがあります。これを解決する方法として、神経を切断する場合と、もう一度神経をつなぎ合わせる場合があります。切断する手術は簡単です。痛みが取れる確率も高いです。が、痺れは残ります。もう一度つなぎ合わせる手術は、少し技術を要しますし、神経の状態によっては無理な場合があります。が、うまくいけば、痛みもしびれも取れる可能性を有しています。ケースバイケースでしょう。主治医の先生とよく相談してください。
12)3歳児の内反足
友達のお子さん(3才、男子)が内反足で、なかなか情報が見つからず悩んでおります。
詳しくは聞いていませんが、産まれて直ぐ内反足と分かったそうで、以来、内反足の権威ある先生の元で治療・指導して頂いているそうです。現在は、その足に合った靴を作ってはかせており、毎日、お母さんが先生に言われたマッサージをしている(そのマッサージは大変痛く、すごく泣くのでお母さんも辛い)そうです。最近調子が悪かったのでギブスを2週間ほどして、外した2日後位にまた再びマッサージをしたら、その足を引きずって歩くようになりました。心配になり病院へ行った所「そのマッサージの仕方が悪かったのか・・」とも言われ、一体どうしたら良いのか??解らなくなったそうです。
内反足にはどういった治療法があるのか?どこまで治せるのか?自己流マッサージは良いのか?
色んな悩みを抱えていますので良いアドバイスがありましたら是非教えて下さい。
[Answer]
内反足は、その程度により、予後はまちまちです。ただ、比較的早期によく矯正されたものでも、後になって再発してくることもあり、子供の成長が止まるまで、要経過観察です。
3歳のお子さんで、生まれてすぐから、治療を受けており、現在、矯正靴をはき、マッサージを受けているとのことですから、経過としては、通常どおりのようですが、母親が毎日マッサージをしているというのが、引っかかります。”マッサージは大変痛く、すごく泣くのでお母さんも辛い”でしょうし、3歳という年齢の子供の心理的な面にも影響するのではないでしょうか。指導を受けているとはいえ、母親には、少し荷が重過ぎる感じがします。痛みが続いて、足を引きずることもうなずけます。
現在、残っている変形が軽度であれば、このまま矯正靴を続け、適切なマッサージと、子供自身のする足の筋トレ(指導してもらわないといけませんが)を続けていけば、そこそこの足になると思います。残っている変形が、まだ強いのであれば、時期をみて、手術になるのではないでしょうか。
いずれにしても、内反足は、完全に治るのは難しく、程度の差はあるものの、健常な足と比較すると、多少の変形が残ることが多いです。とは言っても、歩けなくなるとか、強い歩様異常を残すとかは滅多にありません。ご参考まで。
13)長距離歩行による足底の痛み
29才、男。1日1時間半位、散歩を、毎日続けてたところ、3ヶ月目位に右足の裏が、痛くなり1日、30分位しか歩くことが出来なくなりました。1ヶ月位は30分ほど歩く事が出来ましたが、1ヶ月を過ぎてからは、散歩で1日10分歩くのが辛くなりました。さらに、1ヶ月後には左足まで痛くなりました。
症状は、両足土踏まずの、一番深いところを中心に、歩くと、全体的に、痛くなります。歩いている時と、立っている時以外は、ほとんど痛くありません。整形外科で、レントゲンも撮りましたが、骨には特に異常は、ありませんでした。痛み止めを飲んでも良くならず、湿布はかぶれるだけです。
やはりこれは、長期の筋肉疲労なのでしょうか?一刻も、早くこの苦しみの、日々から、ぬけ出せるように、良きアドバイスを、お願いします。
[Answer]
足底筋の疲労による痛みのようですね。マラソン選手がよくなる疾患です。
既に慢性的な痛みになっていますから、土踏まずのアーチサポートのある履物にするか、アーチサポートを足底につけるかです。(靴屋に相談するか、整形外科で作ってもらうかです。)
そして、1日に1回は足をよく暖めて(お風呂のような湯がいいです。)、足底のストレッチをすることです。痛みが強ければ、一時的に痛み止めを飲めばよいでしょう。外用剤は、かぶれるようなら、やめることです。
14)余分な骨
私の知り合いなのですが、1ヶ月位前に右足首をくじきました。近くの整形外科に行ったところ、足の外側の骨にひびが入って内側は靭帯を傷めたようで、全治2週間と言われたのですが痛みはおさまらず、つい最近診断書を書いてもらうために今までとは別の先生の診察を受けた時、「足の内側の骨で無いのが普通の所に骨がある。これは100人に4人の割合なんです。手術もできないし障害が残ります。」と言われたのです。
そんな骨あるのでしょうか?
その人の一生にかかわる問題なのでぜひアドバイスをいただければと思います。
[Answer]
”無いのが普通の所に骨がある”というのは、豆骨とか種子骨とか言われる骨片で足関節や足には、他の部位に比べると、比較的多くみられます。足の内側にも確かにあることがあります。ただ、この骨は、今まで、ずっとそこにあったわけで、たまたま今回の怪我で見つけられたものの、怪我する前に支障がなかったのであれば、普通は、問題ないと思います。骨折して、2週間や1ヶ月では完治しませんから、痛みがまだ残っているのは当然でしょう。怪我をきっかけにして、その豆骨や、種子骨の痛みが残ることも、たまにはありますが、手術ができないことはありませんので、ご心配なく。