スポーツの夏 [04.08.18]


 昼間は高校野球が行われ、夜のゴールデンタイムは佳境に入ったプロ野球。Jリーグもスタートしたし、何より4年に一度のオリンピックも行われている。休日にTV観戦しようとすると、本当に大忙しである。特にオリンピックは、時間帯が中途半端だったりするから。

 夕方頃から、水泳の予選、柔道の予選が始まって。柔道のメダル争いに近いレベルは午後10時過ぎで(この時間帯に多種目もあり)、水泳の決勝や、球技系が、午前2時ごろ。
 全部見てたら体が持たないことは間違いない。

 まぁ、オリンピックについては、終了後に、改めて書くことにしよう。

 個人的にいま、もう、毎日ハラハラドキドキしているのは、中日ドラゴンズなのである。

 かれこれ30年以上、中日ドラゴンズファンなのだ。でも、いまだに中日ドラゴンズが日本一になったところを見たことがない。当たり前のことである。ドラゴンズが日本一になったのは、昭和28年の一度きりである。その頃、私はまだこの世に生を受けていなかった。
 そう、私は、自分自身の目でドラゴンズの日本一を見届けたことはない。

 ファンになった頃の中日は、弱小球団時代であった。小学生の3,4年生の頃の話である。そこから、私が生まれて初めてセリーグ優勝を見届けることが出来たのは、巨人のV10を阻んだ年のことだ。優勝が決まった日、私は中学生で、翌日が修学旅行に行く日だった。
 当時、関西に住んでいたので、普段はとても中日ファンなどとはいえなかったものだ。関西では阪神ファンが一番多く、次いで巨人ファンが多い。中日ファンであるということは、当然ながらアンチ巨人ではあっても、恐くて中日ファンを公言できなかった。

 それでも、クラスメートの巨人ファンに対抗したくて、巨人になんか負けるもんか、みたいな対抗意識丸出しだった。
 そのシーズンで、長嶋茂雄が引退を決意した。長嶋茂雄氏を尊敬していた中日の高木守道は、球団の優勝パレードをキャンセルしてでも長島氏最後の試合に出たいと直訴したらしい。しかし、プロの世界である。ファンが優先されるべきべきであるという球団幹部の説得に折れて、泣く泣く地元のパレードに参加することにしたらしいが、その後に長島氏に電話をかけて、引退試合なのにいけなくて訳し分けないと謝ったというのも有名な話である。
 試合終了後に長島氏がファンへの挨拶で、かの名言を口にした。
「巨人軍は永遠に不滅です」
 この名言を、私は修学旅行のその日の宿泊先に到着して、部屋に入ってすぐTVを付けて観たのでした。
 その言葉は、翌シーズン以降、特に長島氏が監督になってからは、ややもすれば、からかいの言葉となったりした。
「巨人は永遠に仏滅です」みたいな。

 その一方、中日は日本一にはなれなかった。あの金田正一監督率いるロッテに歯が立たなかった。

 それ以降も、'82、'88、'99にセリーグ制覇を果たしたものの、西武に2回、ダイエーに1回日本シリーズではいいところなく敗れ去ってしまったのである。

 正直、シーズン前には今季の活躍は期待していなかった。監督もコーチも経験していない新監督の就任。トレードも大型補強もなし。現有戦力の底上げをテーマにやってきた。今年一年は、監督業に慣れることと、選手を掌握すること、それが出来た上で、来期以降の戦力補充を行って優勝争いに絡めるようになればいいという思いであった。ま、新人監督ということで、数年見守ろうかという気でいた。

 それが、なんと今や首位なのだ。恐くて仕方ない。いつこの座から引き摺り下ろされることになるのか。
ここまで来たら、優勝という思いが少しはのぞく一方で、追いかけてくる球団は、あの強力打線の巨人である。中日の投手陣、特にリリーフ陣は良いと言われているものの、実際には投げてみなければ結果が分からない不安定な状態なのだ。到底、あの強力打線を抑えきる力などよほど、リリーフ陣揃って好調なときでもない限り、ありえない。

 正直言って、いつ抜かれるのか、そればかりが気になって仕方がないのだ。

しかし、久しぶりに、この時期の首位である。守って欲しい。しかし、過去の成績を見ると、中日は、オールスター前に首位に立った時には、優勝できない、という確率の方が高いらしい。


 相手がどこであれ、一つ一つ勝ちを積み重ねる以外ないわけだ。何しろ巨人は、他球団には負けない訳で、一方中日は、巨人以外に苦手とする球団があるのだから。

 セリーグについては、どの球団も圧倒的な強さはない。お互いに勝ったり負けたりという五分の勝負をしているわけだ。思いっきり混戦状態を続けて欲しいものである。中日ファンの私としては、落合監督が落合流を最期まで貫いてくれれば、今年は優勝してもしなくても、来期以降の期待感を持てるという意味で、今シーズンは満足できるような気がするのである。

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