「私は動物を、そしてすべてのものを非地上的な意味で心から愛しているわけではない。私は彼らになびきもしないかわりに、彼らを私のほうへ引き上げようともしない。私は自分をいままで以上に全体のなかに解消しよう、そして隣にいるものの近くに兄弟のように寄り添い、あらゆる地上的な近所づき合いをしようと思う」

この文章を読んだ時、私は痛く感動した。これなのだと思った。

パウル・クレー
PAUL KLEE

1879〜1940年

1879年12月18日スイスのミュンヘンブフゼー(首都ベルン近郊)に生まれ、幼少時よりヴァイオリンを習う。1898年より画家をめざしてドイツのミュンヘンに移り、鋼鈑画の研鑚を積む。1914年の北アフリカ旅行で色彩に目覚め、画風が変わる。兵役ののち、1921年からワイマール国立バウハウスで教鞭をとる。1925年、バウハウス移転とともにデッサウに転居。1933年、ナチス・ドイツの台頭によりベルリンに移住。1940年6月29日死去。去年60歳。

小学館 週間美術館22より

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