2003年12月 No.6

HOMEに戻る

1B(バーツ)=3円位

私一人が残ってしまった。

本当は、よくガイドブックに「南の静かなビーチ。のんびり派好み」とかいう所に行こうと思っていたが、こんなことがないように一番無難でたくさんの人が行くような、サイ・リービーチをわざわざ選んだのに。裏目に出てしまった。外人さん達は「南の静かなビーチ。のんびり派好み」を選んだのだ。
私一人だからソンテウは30Bから60Bになってしまった。しかたない。

荷物を置いてからでないと宿を調べる事は無理だ。ガイドブックやネットで調べておいたバンガローに行く。これから観光シーズンになるというので安くしてくれない。最初に通されたバンガローはぼろぼろだ。こんなにたくさん空いているのに、どうしてここなのだ。別のバンガローがいいと適当なバンガローを指差すとすんなりそこにしてくれた。始めてのバンガロー。そう、こういう感じの所はまだ一度も泊まった事がなかったから楽しみにしていたが何のことはないただの小屋?だ。窓から海が見えるわけでもない。ここは、宣伝も結構見かけるし評判もいいみたいだったが、私がいけないのか、これからシーズンになるからか、なんか高飛車な感じを受けて気分が良くない。こうなったら最初に行きたかった南のビーチのチャーロック・バ-ン・カオまで行って宿を探すしかない。まだ、何もわからないのに行動に移し、案の定60B〜100Bでいける所をソンテウの若者にまんまと騙されて150Bで行く。私みたいのがいるから吹っかけるのをやめられない訳だ。

タオ島で一番最初に泊まったサイ・リービーチのバンガロー。↓             タオ島地図  メー・ハートに船は泊まる。↑

もちろんコンセントはない。バッテリー充電は受付に頼んでタダでお願いした。どこでもそうだろうが値段によって部屋はきっとまちまちだったのだろう。記憶が曖昧になってしまったが、ここは350B〜400B位だったと思う。
ビーチ沿いの道にはバンガロー、ダイビングショップ。レストランなど生活には不自由しない。
チャーロック・バーン・カオでは、バンガローが集まっている所を何箇所か見て最初に入ったトロピカーナ リゾートにする。 女一人でも安全で明るくてきれいに見えた。バンガローは満室だったので2階立てのアパートみたいな建物。1ヶ月8000Bで予約してしまう。2日後に移動してきたらその間に他の人を入れたらしく、別の部屋に通された。洗面台の蛇口を捻るとすごい音がでる。ファンがちゃんと回らない。1階でベランダ以外の窓からの眺めは建物の壁が見えるだけ。またしても甘く見られたか。さすがファンが回らないのは困るのでマネージャーに言ったらなんと普通の家庭用の扇風機を持ってきた。ないよりましか。なんだか細かいところで怒るのも疲れってしまった。2、3日ならいいかと妥協する。1ヶ月あるんだから。

ここは全てが欧米人ように作られているようだ。まずシャワーがやたら高いところについてあったり、洗面台も高い。そして鏡の前に腰掛けると椅子と机の高さがありすぎて顔だけチョコンと出ている。そこで何かをやるわけにいかずベッドの上を机がわりにし、床にゴザを敷いて座っている自分は日本人だなーとつくづく思う。

            予約していた所ではなかった1階の部屋。→
トロピーカーナ リゾートの庭は大変きれいなので部屋から海が見えなくても落ち着けた。
↑ 受付
← レストランは海に面して外人さんに好まれるメニューがありおいしかったが、夕方行った時に蚊に刺されて参った。親切なスタッフが迎えてくれる。節約の為と一人では落ち着かなくて2回行ったきりだった。
一階の良い所は猫や犬がベランダに来てくれる事だ。これを迷惑に思う人もいるだろうが。
せっかくあるリクライニングチェアを一回ぐらい座らなきゃと思って座るのだが、慣れていないせいかどうも落ち着かない。それにいつもそうなのだが、隣の人がいると部屋に入っていた方が気が楽に思える。そんな私でも犬や猫が遊びに来てくれれば少しの間彼らと戯れる事ができ気分転換ができるのだ。そんな感じである日椅子に座ってビールを飲みボーっとしながら椅子を後ろにずらした瞬間、ガチャーンとガラスが割れた。しまった、後ろの窓ガラスを椅子の背もたれで割ってしまったのだ。日本ではあまり見かけない何枚ものガラスが平行に並べてあり、ガラスの角度でその隙間から風が送れるようになっている。すごい音だった。ガラスの弁償代を幾ら請求されるのかと怖くなる。そーっと掃除をして明日の朝までどうしようか考える事にする。
このガラスの1枚を割ってしまった。
翌朝、庭を掃いていた男の子がいたので彼にこのガラスを処理してもらい彼がどう言うか様子をみようと決めた。彼に謝りながら20B渡し彼の顔色を見る。するとその男の子は問題ないとあっさりしたものだ。後で分かったことだがこの窓ガラスとこの椅子は誰でもがやる失敗らしく耳を澄ませば毎夜のようにどこかからかガチャーンという音が聞こえ、私のように一瞬青ざめているであろう誰かさんを思うとおかしくなった。
この写真はサイ・リービーチでのバンガロー付近。
犬と猫と女性の大きな声がするので外に出てみた時の事。
猫を助ける為、棒で犬を追い払うおねえさん。
ホテルの前はすぐビーチだが私が行く時間帯はいつも満ち潮ばかりで砂浜がなく休める所がない。

なんかイメージと違うぞ。

来る時にボート上で貰った地図を頼りに歩いて他のビーチを探す。

トロピカーナから東に坂を15分位登った所にフリーダムビーチと書いた看板があった。
名前からしてわたし好みだ。
狭い入口を少し行くとレストラン?があり、いきなりきれいな海の景色が広がる。急な階段を下れば小さなフリーダムビーチに着く。それは、映画にでてくるような絵になるビーチで上から見ていると全てが白い光を受けて光っているように感じた。太陽の光と砂浜の白さでだだ眩しかっただけかもしれない。そこでは欧米人がビーチバレーをしていた。なんとなくプライベートビーチか長く滞在しているヒッピーのお気に入りビーチのようで気が引けてしまい、そのままチラッと海を見てそのまま元の道に戻ってしまった。なにも遠慮する事ないのに気が小さいなあと思う。

一人旅は自分でよほど何かを計画していないと、つい何もせずに1日が過ぎてしまう。それも旅の一つであるし、それを望んでもいたから何をしようと自由なのだけれど性格なのかじっとしていられない。こうなったらタオ島のお気に入りのビーチを探そうと皆はソンテウやバイクで移動しているのを歩いて探す事にする。節約にもなるし急いでいるわけでもないんだから。

何かを考える事を避けるように暑い日差しの中を歩いているとどこをを歩いているのか分からなくなっているのにやたら落ち着いてくるのだった。

                                つづく

HOMEに戻る
中年おばさんの深夜鈍行  No.1 No.2 No.3 No.4  No.5  No.6 No.7   No.8    8´   No.9    No.10