2003年12月 No.3

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1B(バーツ)=3円位

バンコクからホア・ヒンに行くためタクシーで南バスターミナルへ行く。チケット売り場はどこもシッチャカメッチャカで何がなんだかわからない。手当たり次第に「ホア・ヒン、ホア・ヒン、チケット」と言って人に聞く。とりあえず窓口に着いた。128B。500B紙幣を出す。売り場の女性はまず最初に紙幣を出してくれるが、小銭を出すまでの間がすご〜く長い。あらかじめお釣りがどのくらいか考えていないと紙幣だけ貰ってつい窓口から離れてしまいそうになる。これは結構たびたび窓口で感じたことだ。

バスはきれいで途中トイレ休憩も有り快適にホア・ヒンに着いた。すぐに力車のおじさんが来た。バスの到着を待っていたようだ。まだ力車があることに驚いて乗ってしまう。めどを付けておいた宿の方へ行ってもらうが、途中で力車のおじさんが今日はプーミポン国王の誕生日で3日間連休だからどこもいっぱいだと別の所に強引に連れて行かる。私はどうしてもガイドブックに載っているゲストハウスにこだわってひとつひとつ廻ってもらう。本当にどこも満室だった。最初40Bで交渉成立しているからなんか悪いなと思ってきた。バンコクから休み前に人が沢山来る事をすっかり忘れていた。でもそんなに広い町でないことがわかる。結局、最初に力車のオジサンが寄った所に戻ってしまった。

1泊250Bの所を力車のおじさんに連れて来られたが、もしかしたらラッキーだったかもしれない。コンセントもあるし、(パソコンの接続という事もあるが、インスタントコーヒーの湯を自分で沸かすヒーターを持ってきていた)近くにインターネットカフェもあり今日始めて日本にメールもできた。1分1Bだったと思う。海が見える所にこだわっていたけれどさっき部屋をみたら海の上にあるゲストハウスは値段にもよるかもしれないがベニヤ板で作られているみたいな所もあった。夜になったら結局海は真っ暗になり波の音だけ聞こえるより今はまだ少し騒音がするほういいかもと自分に納得させた。

明日は朝早く海で一度泳ぎたい。

この宿から海の傍の豪華なヒルトンホテルが見える。

私は何故このような旅をしているのだろうかとふと思う。

昨夜はひどかった。大きな声がするので目を覚ますと。午前2時。宿の真下の道で女の人が大声で怒鳴ったり泣いたりを繰り返している。ベランダに出てみた。隣の外人さんも出ていた。泣いたり怒鳴ったりしている人となだめている人、野次馬が遠まきながら5、6人いる。いつまでたっても終わりそうにないのでまたベッドに戻った。

朝5時30分に目覚まし時計を付けて置いた。(結局寝られなかったので必要なかったが)まだ暗いうちに中国寺院の道を通りそこから海岸に出ようと決めたていた。中国寺院の前で掃除人か寺院の見張り番かと思われる男の人がいた。目が会ったので、おはようございますの気持ちをこめて軽く微笑んだら、その男の人がタイ語でなにか喋って近づいてくる。そしてニヤニヤしながらベンチに座って横に来いとしつこく手招きする。冗談じゃない。私が好意を持ったとでもいうのか。

怖くなって海岸へ足早に急いだがしばらく後を付けてきた。むやみやたらに人に微笑みかけるもんじゃない。おばさんでも誤解される。結局、水着をせっかく着ていたけれど別の道を通って宿に帰った。11時頃まで寝てしまう。

そんな事があったし、ホア・ヒンの海岸は日本的で自分の思っていた雰囲気と違って泳ぐという感じではないせいか、やはりタオ島に行こうとバスを調べに行く。

VIPバスとボート付で650B。夜9時にバスでチュンポンまで行き、チュンポンでボートに乗り換え2時間だ。予約した。

ホア・ヒン鉄道駅と王室待合室だけは写真に撮ろうと(これは理由づけで外に出る理由を探していた。だからか写真は暗すぎでボケていた。)ぶらぶらと歩く。

ホア・ヒン ビーチ→

唯一ホア・ヒンで私がお勧めできる事といえば、オール・ネイションズというゲストハウスの近くの庶民的なお店のカオトム(おかゆ)。カオトムとシンハ大瓶で90B。日本のおかゆの中に鱈のような魚が入っており金暫時味噌のようなものを混ぜながら食べると美味しい。ナイトマーケットで買ったタイ風パンケーキ。おもちのようなものの上にごまと砂糖がまぶしてあり辛いお団子のたれをもっと甘くしたものが掛かっている。20B。方向がすぐわからなくなるので、腕時計につける方位計(たぶん玩具)40B。もっと安くなったかも。これは絶対に私には必要だった。

宿に戻ると受付に少年がいたので昨日の騒ぎはなんだと聞いても「酔っ払いが喧嘩したんじゃないの」なんてどうって事ない感じだ。そういえばこの宿の前の通りはバンコクのパッポン通りの縮小版のような所であったらしくベンチに女性が8時頃から座りだす。バンコクで結構そういう感じに慣れていたから麻痺して感じなかったが。だからここは安いんだろうか。昨夜のこともなんとなく納得。このBanpak (なんと読むのだろう)Hua-Hin Hotelの従業員はすべて兄弟のようで顔が似ていて可愛い。入り口にあるレストラン(朝、昼のみ)はなんの装飾もしておらず変に媚びず安くていい。年配の人が長期滞在している感じもする。やはりガイドブックなどには載っていないほうが素朴な人たちに会えるのかもしれない。

HOTEL前の通り BANPAK HUN-HIN HOTEL の入り口

ベランダから遠くの灯りを見ていると、

いつもそっちの方がステキな所のような気がしてしまう。

あの光の方には何があるんだろうと。

賑やかな声が下から聞こえる。

ベランダから下を覗き込む。

思っていたほどでもなくただ2〜3の人が笑っているだけだ。

なんの変わりもない。

あの灯りと同じなのか。

行ってみるとそこはどうってことのないここからの延長にすぎない。

今夜は外から、懐かしい70年代風の音楽と客引きの女性たちの声、バイクの音が心地よく響いている。

明日の夜は、タオ島へ出発だ。

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つづく

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