鳥海山 象潟口(鉾立口)から

鳥海山に登るならば山頂小屋に泊まり、日本海に沈む夕日を新山(2236m)から眺め、ご来光は七高山(2229m)から拝みたい。 予約の電話をかけると、山頂御室小屋(収容人員200名)は既に予約客で一杯であるとの返答である。 鳥海山が人気の山であることを実感する一方、山行計画を次のように改めた。 金曜の夕方に自宅を出発し、その夜は象潟(きさがた)口の駐車場でテント泊にする。 翌日に鳥海山への日帰り登山を行う。 登山後は海岸のキャンプ場でテント泊にする。 このような計画で象潟口へ向かった。KKさんとの2人行である。

なお、象潟(きさがた)口は象潟方面の五合目「鉾立(ほこだて)」にあることから鉾立口とも呼ばれている。鳥海山の登山口としては最もポピュラーである。

       
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夜明けとともに車中泊の登山者が出発準備を始め、三々五々に出発していく。
鳥海山の山頂が見えており、まずまずの登山日和のようだ。



   
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象潟口駐車場から象潟町方面の海岸線を見下ろしている。
天気予報では雨の確率が高かったが、雨の心配はなさそうだ。


   
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朝食後、われわれも象潟口(1150m)を出発する。


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一応、登山コースを確認しておこう。象潟口は五合目(1150m)であり、標高差1100mの山歩きになるようだ。


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最初は舗装道路の坂道が続く。舗装道路は展望台まで続いていた。



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少し登ったところで、象潟口駐車場を見ている。天候のため、通常よりも登山者数は少ないと思われる。
後で知ったことであるが、海岸線の凸部に象潟町街があり、そこに象潟キャンプ場がある。


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展望台に着き、鳥海山を望む。山頂がガスで覆われている。雨にならないことを期待したい。


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奈曽渓谷に雪渓が残っている時期であれば、白糸の滝が見えるのであろう。


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展望台を通過し、奈曽渓谷の尾根沿いの登山道を進む。石畳の登山道が延々と続くようになる。


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登山道脇から奈曽渓谷の上流側を望む。


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奈曽渓谷の下流側を見ている。左岸尾根の先に鉾立登山口がある。


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本格的な雨降りとなり、急きょ雨具を取り出す。石畳の登山道が続いている。


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雨の中を進み、小浜小屋に着いたと思ったが、小浜小屋は遥か彼方にあることを知る。
六合目の賽の河原(さいのかわら)と呼ばれる平坦地形である。


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やっと七合目(1700m)の御浜小屋に着いたようだ。雨が上がりつつあることに気付く。


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御浜小屋は鉾立口・吹浦口・長坂口からの登山道が合流する要所になっている。


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御浜小屋の宿泊小屋(収容人員50名)を覗く。


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御浜小屋から海岸線側を見ている。雨が止んだので、気持ちも晴れやかになる。


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御浜小屋から山頂側を見ている。20mほど先に公衆トイレが見える。
石畳の登山道が終わり、ここから普通の登山道が始まる。


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右に鳥海湖を眺めながら気持ち良く進めるようになってきた。


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尾根上の登山道を進み、御浜小屋方面を振り返っている。


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山頂が良く見える御田ガ原まで来た。


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鳥海山


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御田ガ原から八丁坂、そして山頂部を見ている。鳥海山登山の人気が理解できる。
この鞍部には御田ガ原分岐(1692m)があり、そこから鳥海湖を1周する登山道が延びている。


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七五三掛(しめかけ)分岐手前の平坦地に着き、七五三掛分岐が100m先にあることを知る。


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七五三掛分岐(1820m)を見ている。千蛇谷コースと外輪山コースとの分岐になっている。


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七五三掛分岐への登りは急斜面になっている。


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七五三掛分岐に着いた。もっと立派な分岐標柱が立っていると思っていたが、・・・。


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七五三掛分岐から、登ってきた尾根筋を振り返っている。


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七五三掛分岐からの眺め


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七五三掛分岐から下流側の馬蹄形カルデラを見ている。


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七五三掛分岐から千蛇谷コースの入口を見ている。オイオイ、これを下るのかといった急斜面になっている。


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七五三掛分岐から千蛇谷コースへ入っていく。それなりに足場はしっかりしている。


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馬蹄形カルデラの谷へ入り、雪渓が見えてきた。8月末まで雪渓が残っているとは・・・。


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雪渓を横切り、右岸を進むようになる。


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馬蹄形カルデラを眺めながら、右岸の登山道をゆるく登っていく。


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先行者たちが急斜面を登っているのが見える。
大きな谷をゆるく登っていくと山頂小屋に着くと思っていたが、考えが甘かったようだ。


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根気よく登りしかない。


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ガスが出てきた。ガスで覆われる前に千蛇谷を撮っておこう。


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外輪山の崖から岩が落下し、不気味な落下音が千蛇谷に響き渡っている。


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ガスで覆われ始めた山頂部へ向かって登っていく。


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登山標識がGになったので、山頂小屋が近くになってきたようだ。


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ガスの中、ガレ場に着けられた登山道を進む。


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やっと大物忌神社(おおものいみじんじゃ、2150m)に着いた。
ガスの中にあり、周囲がどのような地形になっているのは全く分からない。


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とりあえず神社の本殿らしき場所を訪れたが、ここで終わりになっている。これが本尊であろうか。


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神社本尊のところから右手の社務所を見ている。左手が宿泊小屋であろう。
通路の先に写っているのが鳥海山ミュージアムである。公衆トイレは左手側にある。


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先に登っていたKKさんを探すが、見当たらない。新山へ登ったのであろうか。
頂上の案内標識が見え、そちらへ登っていくグループが見えたので、頂上へ向かうことにする。


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3点支持で登っていくガレ場が続く。多くの登山者が空身で登っている。
ザックを背負って登ると、下るときにザックが邪魔になることを実感する。
下山してくるKKさんと出会い、ミュージアムで待っているように伝え、頂上を目指す。


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岩上のペンキ印を頼りにガレ場を登り、頂上らしき地形になってきた。


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頂上に着いたと思ったが、さらにペンキ印が続いているではないか。


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ペンキ印を辿っていくと、岩の隙間へ下るようになっている。
目印の矢印が見られ、頂上への道筋で間違いがないようだ。


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岩の隙間から、下ってきた急斜面を振り返っている。


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岩の隙間を通過してから再びガレ場を登り、やっと新山頂上(2236m)に着いた。
数人が立てるほどの狭い山頂である。ガスのため、眺望は全く得られない。


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頂上から先行者が下っていくのを見ている。
ガスの中に似たような複数のピークが見え、どれが頂上かと迷いかけたときに、先行者が見えた。そこが頂上であった。


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KKさんと再会し、神社から行者岳へ行く登山道を探すが、ガスのためか、見つからない。登山標識もない。
不思議に思い、社務所の人に尋ねると、行者岳への登山道はなく、七高山経由しかないとのことである。
そんなことから七高山((しちこうさん)へ向かうことになり、ガスの中、目印を辿って雪渓脇を横断する。


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七高山への登りで昼食休憩とする。イワギキョウが咲いている。


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外輪に出たところに分岐標識があり、0.1Km先の七高山へ向かう。


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七高山(2229m)に着いた。ガスのため眺望は全く得られない。


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山頂にあった登山コース板でも撮っておこう。


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七高山の山頂脇に咲いていたイワギキョウ


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外輪山コースを下っていく。


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鳥海山の特産種と言われているチョウカイフスマが見られた。


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外輪山コースを下っていく。行者岳から山頂小屋へ向かう分岐には通行止めのロープが張られていた。


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外輪山コースをかなり下り、ガスが取れつつある。


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七五三掛分岐の近くまで下ってきた。


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七五三掛分岐に戻ってきた。千蛇谷コースと外輪山コースの周回に5時間かかったようだ。


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御田ガ原分岐(1690m)から本道と別れ、鳥海湖を訪れる脇道を散策することにする。


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標高の高い鳥海山では8月下旬でも多くの花が見られる。


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絵にかいたような風景が続いている。


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予定していた右の道筋は通行止めになっており、少し遠回りとなる左の道筋を進む。


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美しい風景が広がっているのは良いが、どんどん登山道が下っていくではないか。
七五三掛分岐から直進して御浜小屋へ戻る方が良かったかな?


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鳥海湖が見える地点にでた。前方の尾根上に御浜小屋(1700m)がある。ハート形の雪渓が見える。


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御浜小屋に着いた。ここからは道草することなく、鉾立登山口へ戻ろう。


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展望台に戻り、鳥海山を振り返っている。山頂あたりでもガスが取れつつある。


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展望台から 象潟口駐車場を見ている。10時間の日帰り山行となった。


記録

付録

山行後は象潟海水浴場と象潟漁港との間に位置するキャンプ場へ向かった。

       
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象潟温泉からキャンプ場へ向かう途中で日没となり、日本海に沈む夕日を眺める。


   
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翌朝、象潟海水浴を散策する。


   
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海水浴からキャンプ場を見ている。


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キャンプ場には我々の他に2グループが泊まっていた。公衆トイレは海水浴場と漁港にある。


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象潟漁港から鳥海山を望む。


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きょうの鳥海山は登山日和のようだ。





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