早池峰山

早池峰山は多種多様な高山植物が高密度で咲く山として有名であり、その花シーズンには多くの登山者が訪れる。 そのため6月中旬〜8月上旬にわたり、土日曜日および祝日にはマイカー規制が行われている。 そのようなマイカー規制が終わった後の8月中旬に早池峰山を訪れた。

Kさんとの2人パーティであり、河原坊コース(正面コース)を登り、小田越コースを下った。 どちらのコースも森林限界の上側で花が見られ、岩だらけの急坂である点で似たり寄ったりとも言えるが、次のように特徴づけることができる。 河原坊コースは「登山靴でも登れる沢登りコース」といった感じであり、変化に富んだ登山コースと言えようか。 一方、小田越コースは尾根筋のコースであり、2Kmほどの長い区間にわたって花が楽しめる。

マイカー規制が終わり、しかも多くの花が見れる時期に早池峰山を訪れるといったアイデアは良かったが、天候に恵まれず、雨の中の山行になってしまった。 思うような写真が撮れなかったこともあり、天気の良い日に再び訪れたい山である。

早池峰山 登山コース図

赤点のコースを歩いた。
ただし、小田越登山口〜河原坊登山口の2Kmの区間は車道である。


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河原坊登山口(1060m)から出発
小田越コースには駐車場がないが、河原坊登山口には駐車場のみならず、キャンプ場や総合休憩所もある。
今日と明日の2日で早池峰山と薬師岳とに登る予定であるが、今日は昼ごろから雨、明日は朝まで雨との天気予報。
登山にとっては似たり寄ったりの天気予報であるので、第1日目に早池峰山へ登ることにした。


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河原坊コースは「登山靴でも登れる沢登りコース」といった感じであり、標高1450mぐらいまでコメガモリ沢に沿って登る。
沢を横切るところが数カ所ある。


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標高1450mぐらいで沢筋から尾根筋へ移動する曲がり角に着いた。
ここが最後の水場になる。「頭垢離(こうべこうり)」と呼ばれる地点である。


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尾根筋の登山道を登るようになると高山植物が見られる。
早池峰山固有種のナンブトウウチソウ(7月下旬〜9月下旬)が写っている。


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早池峰山固有種のハヤチネウスユキソウ(6月中旬〜8月上旬)が見られたのでパチリ
ヨーロッパ・アルプスの白い星・エーデルワイスに良く似ており、早池峰山を象徴する名花である。


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「打石(ぶついし)」と呼ばれる大岩を通過。山頂へ0.7Km。
この他にも「御座走り」や「千丈ケ石」といった大岩のところを通過する。


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山頂近くになるとクサリ場がある。隣には迂回路がある。
早池峰山は蛇紋(じゃもん)岩で形成されてた岩峰であり、蛇紋岩がどのような岩であるかが写真に写っている。


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山頂が見えてきた。あの岩場の背後が山頂のはずである。
登山道に沿ってロープが設けられており、ロープの間を進む。
小雨から普通の雨降りになり、急いで山頂へ向かう。


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早池峰山頂上(1917m)に着いた。


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山頂避難小屋


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山頂避難小屋で昼食休憩


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小田越登山口へ下ることにする。稜線ではお花畑が広がっていた。
しかし、横殴りの雨であり、足早に通過する。


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ハシゴ場(八合目)では他グループの登山者を撮影
雨なので登山者の数は多くはないが、全行程で10名ぐらいに出会ったであろうか。


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小田越コースは尾根筋で花が見られる区間が長い。


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写真に見られるように岩場的なところもある。


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一合目の「御門口(ごもんぐち)」に着いた。ここまでハイマツ帯が続き、花も見られた。
山頂へ1.9Km、小田越へ0.8Km。
一合目から下側は展望の得られない樹林帯が続く。


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峠の小田越登山口(1250m)に着いた。
小田越登山口周辺には駐車禁止の標識が多数あり、近くには監視員詰所がある。
高山植物盗難防止のための監視員であるが、駐車違反の監視もしていると思われる。
小田越登山口から遠野側(東側)へ100mほど行くと、車数台分の駐車スペースがある。駐車OKの場所である。
そこは車道から小田越山荘への入口になっている場所である。


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車道を通り、小田越登山口から河原坊登山口へ戻るところ
小田越登山口の簡易トイレや駐車禁止の標識が写っている。
相変わらず、雨が降ったり止んだりしている。


記録



付録1:うすゆき山荘

うすゆき山荘は河原坊登山口(1060m)から少し下った車道脇(1000m)にある。

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うすゆき山荘


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水場とトイレ。水場はチューブを使って沢から水を引いている。
水は沸かして飲むようにとの注意書きがあった。
大きなポリタンクに水を入れて持参したので、飲み水はそちらを用いた。


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うすゆき山荘の内部。窓が小さく薄暗い。
30人ほどが泊れようか。


付録2:小田越山荘

小田越山荘は小田越登山口から200mほど離れた沢筋にある。 峠の小田越登山口(1250m)から車道を遠野側(東側)へ100mほど移動すると、車数台分の駐車スペースがある。 そこから南側の沢へ100mほど下ると小田越山荘(1020m)がある。

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車道から小田越山荘へ向かう入口
車数台分の駐車スペースがある。


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小田越山荘


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小田越山荘の水場
沢の水も利用できるが、水は沸かして飲むようにとの注意書きがあった。
200mほど離れた上流側にトイレや監視員詰所があることを考えれば当然のことだろう。


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小田越山荘の内部。50人ほどが泊れようか。


翌日の薬師岳登山

資料



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