羽後朝日岳 部名垂沢から

秋田県の羽後朝日岳(1376m)へ部名垂(へなたれ)沢から3人パーティで登った。 日帰り山行であり、標高差1000mの沢を梅雨の蒸し暑い日に往復しためか、下山時に筋肉痛を起こしてしまった。 筋肉痛の腿を沢水で冷やしながら、なんとか日暮れ前に登山口へ戻った。

部名垂沢に沿って踏み跡的なルートが着いているといった資料を見ることから、登山靴で登れるといった誤解をする登山者がいるようだ。 登山靴で登れるようなルートではなく、沢登りの装備、具体的にはスパイク付きの履物やロープが必要なルートである。

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標高260mぐらいの林道終点に駐車し、部名垂(へなたれ)沢を遡行する。
地図上では林道が部名垂沢を横切る下流側が実際の林道終点になっている。
岸の踏み跡を辿ったり、渓流の中を歩いたりしながら登る区間が長くつづく。
出発点あたりでは登山靴でも何とかなるといった誤解を持つかもしれない。


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前方に朝日岳の稜線が見えてきた。


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最初は平坦な沢が続くが、標高570mぐらいから徐々に勾配が出てくる感じか。
標高570mぐらいの沢出合いでは、本流の延長線上にある支流の方へ進みやすいかも。


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標高690mぐらいにある二ノ沢出合いに着いた。
二ノ沢畚(もっこ)からの支流と本流との合流点であり、雪塊が見られた。


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二ノ沢出合いを過ぎ、本流を登って行くと、滝が断続的に現われてくる。
角ばった石が堆積した沢が続き、土砂崩壊からそれほど時間が経っていない沢の様相が見られる。


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それぞれの滝には巻きルートがある。
滝を巻くルートも潅木が生えていない草付き斜面が多く、慎重に登った印象が残っている。


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滝らしい滝が4、5カ所であったと思う。
下りではロープが必要なところもある。
工事用ロープが張られているが、自前のロープを携帯するのが良い。


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かなり登ってきた感じになり、沢の下流側が見える。
下側に見える夏瀬ダム湖の近くから登ってきたことになる。


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水の流れがなくなり、稜線が近い感じとなり、そのつもりで登っていると、稜線が遥か上方に見える。
「何だ、この沢は」と、思わず文句が出る。


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梅雨の蒸し暑い日でもあり、バテバテの状態で、やっと稜線(標高1270m)に着いた。
稜線に出たところから朝日岳(1376m)を見る。


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稜線に出たところから見た北側の稜線
登ってきた沢の勾配がうかがい知れると思う。


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稜線上の踏み跡を辿り、朝日岳山頂がよく見えるピークまで進むことにする。
朝日岳へ何回も登っているIさんによると、例年より開花が遅れているとのことであった。
花の楽園を期待して登ってきたが、・・・1週間から10日ぐらい早く来すぎたようだ。


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山頂手前のピーク(標高1300m)から見た朝日岳山頂(1376m)
山頂は近くに見えるが、日帰り登山の時間制約もあり、ここまでとする。


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和賀岳(1440m)を眺望する。
昔は和賀岳〜朝日岳の稜線に登山道があったと聞く。


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二ノ沢畚(もっこ)
登ってくるときに見た二ノ沢も見える。


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田沢湖方面を眺望する。
田沢湖や夏瀬ダム湖が見える。
登ってきた部名垂沢も見える。


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北側の稜線を眺望する。
秋田駒ガ岳から岩手山への山並みが遠方に見える。


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昼食を草々に済ませ、下山の開始
花は見られなかったが、バテバテの状態で下山した後のビールはうまかった。


記録

資料



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