入門書について

日本語で読める書籍についての解説と、その一覧を載せた。
詳しい解説が載っている日本語書籍は多くはないが、
入門的な書物には事欠かない状態でもある。

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◆入門書◆

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 日本語で書かれた大北方戦争やカール12世に関する入門的な書籍は多くはない。しかし全くないというわけでもない。特に原書房から出ている『世界戦争史6巻』の大北方戦争の項と、人物往来社から出版された『世界の戦史6 ルイ14世とフリードリヒ大王』の大北方戦争の項は、入手の容易さからも内容の詳細さからも、この時代について知るためにまず読むべき本であると考えられる。また『世界の戦史6』と同じ著者であるが『タチーシェフ研究』の第1部も大北方戦争の詳述となっているため併せて読むべきである。しかし『世界戦争史6巻』はスウェーデン寄りの記述が多く、『世界の戦史6』と『タチーシェフ研究』はロシア寄りの記述であるため、注意をする必要がある。
 また、西洋史と言う日本人にとっては余り馴染みのない分野であることを考えると、各出版社から出ている世界の歴史シリーズを読んで、全体の流れをあらかじめ把握しておく必要もあるだろう。また、スウェーデンやロシアについて知るために、山川出版社などから出ている各国史を一読することもお薦めしたい。
 カール12世その人についての入門書としては、武田龍夫氏の著作をあげることが出来るだろう。幾つかの点で問題があると思われるが、入門としては最適であり、またスウェーデンを含めた北欧史の流れを把握することが出来る点で非常に貴重である。加えて、ほるぷ出版社から出ている『世界伝記大事典 西洋編』も重要である。カール12世やピョートル大帝、アウグスト2世、マゼッパなどそれぞれ2ページ程度であるが解説してあり、その内容も良質で、非常に有益である。
 より詳細に知ることを望むなら、戦前に出版された『西洋史新話』の8巻と9巻、ヴォルテールの『チャールズ12世の歴史』の和訳である『運命交響曲 チャールス12世』なども読むと良いと考える。しかしこれらは、現在読むことが非常に難しく、スウェーデン寄りの記述が多いと言うことも注記しておく必要がある。
 総じて、日本語で読むことの出来る関連本は入門書的か、あるいは軽く触れる程度の説明しか載っていない。そのため、ある程度まで理解できたら、外国の専門書を読むことをお薦めする。
 次に載せる参考書籍は、私が手に取った日本語書籍の一覧である。

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◆日本語参考書◆

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  • 専門書籍
    • 伊藤宏二ヴェストファーレン条約と神聖ローマ帝国―ドイツ帝国諸侯としてのスウェーデン 九州大学出版会 2006
    • 入江幸二スウェーデン絶対王政研究―財政・軍事・バルト海帝国  知泉書館 2005
  • 詳細に載っている本(伝記・戦史)
    • 阿部重雄タチーシェフ研究 刀水書房 1996
    • 伊藤政之助世界戦争史6巻 原書房 1985
    • ヴォルテール運命交響曲 チャールス12世 訳:丸山熊雄 白水社 1942
    • 大類伸(監修)世界の戦史6 ルイ14世とフリードリヒ大王 人物往来社 1960
    • 箕作元八西洋史新話8 北方の流星王 博文館 明治44年?
    • 箕作元八西洋史新話9 ペートル大帝 博文館
  • 概説書
    • アンデション,I/ヴェイブル,Jスウェーデンの歴史訳:潮見憲三郎 文眞堂 1988
    • アンリ・トロワイヤ大帝ピョートル 中央公論社 1981
    • 樺山紘一(編) 世界の歴史17:ヨーロッパ近世の開花 中央公論新社 1997
    • 桑原武夫(編)世界伝記大事典3 西洋編 ほるぷ出版社 1980
    • 武田龍夫物語 北欧の歴史―モデル国家の生成 中央公論社 1993
    • 武田龍夫北欧を知るための43章 明石書店 2001
    • 武田龍夫物語 スウェーデン史 新評論 2003
    • 土肥恒之ピョートル大帝とその時代 中央公論社 1992
    • 鳥山成人(編訳)『世界を創った人びと ピョートル大帝』 平凡社 1978
    • 橋本淳(編)『デンマークの歴史』 創元社 1999
    • ヘイデンスタム ノーベル賞文学全集23巻(カロリーネナの4編) 主婦の友社 1971
    • 百瀬宏(編)世界各国史 北欧史 山川出版社 1955 1998
    • 渡辺紳一郎スウエデンの歴史を散歩する 朝日新聞社 1947
    • 戦略戦術兵器事典 ヨーロッパ近代編(歴史群像、グラフィック戦史シリーズ) 学習研究社 1995
    • 別冊歴史読本13号 世界英雄と戦史 新紀元社 1999
  • 関連本
    • アリス・リュツキンススウェーデン女性史1〜3訳:中山庸子 學藝書林 1994
    • 飯塚信雄『バロックの騎士 プリンツ・オイゲンの冒険』 平凡社 1999
    • 磯田暁生&FEAR『帝王列記 西洋編』 新紀元社
    • 市川定春武器甲冑図鑑 新紀元社 2004
    • 今来陸郎(編)『中欧史』編: 山川出版社 1955 1971
    • 岩間徹(編)『ロシア史』 山川出版社 1955
    • 植田樹『コサックのロシア 戦う民族主義の先兵』 中央公論新社 2000
    • ヴォルテール『ルイ14世の世紀1〜4』訳:丸山熊雄 岩波書店
    • 臼田昭『モールバラ公爵のこと チャーチル家の先祖』 研究社 1979 
    • 大江志乃夫『バルチック艦隊』 中央公論新社 1999
    • 川島みどり『ピョートル大帝の后』 草思社 2002
    • コトシーヒン『ピョートル前夜のロシア 亡命ロシア外交官コトシーヒンの手記』編訳:松木栄三  彩流社 2003
    • 是本信義『西洋英傑伝』 学研 2001
    • 下村寅太郎『スウェーデン女王 クリスティナ』 中央公論社 1975
    • 土肥恒之『ステンカ・ラージン 自由なロシアを求めて』 山川出版社
    • パーカー,ジェフリ『長篠合戦の世界史 ヨーロッパ軍事革命の衝撃 1500〜1800』訳:大久保圭子 同文館
    • フォーカス,M.E.『ロシアの工業化1700-1914』訳:岸智子 日本経済評論社 1980
    • ポクロフスキー『ロシア史2』 勁草書房    
    • 百瀬宏(編)『北欧現代史』 山川出版社 1980
    • 百瀬宏/村井誠人編『読んで旅する世界の歴史と文化 北欧』 新潮社 1996
    • リチャード・ブレジンスキー『グスタヴ・アドルフの歩兵』 新紀元社 2000
    • リチャード・ブレジンスキー 『グスタヴ・アドルフの騎兵』 新紀元社 2001
    • 『ワールドガイド 北欧』
    • 『歴史群像』No33〜 学習研究社
    • 『週刊100人 歴史は彼らによって作られた ピョートル大帝』DESGOSTINI 2004
  • その他
    • 田中芳樹『銀河英雄伝説9巻』 徳間書店 1987
    • クルティウス・ルフス『アレキサンドロス大王伝』訳:谷栄一郎・上村健二 京都大学学術出版会 2003
    • 早川智『Essay青い血のカルテ11 スェーデン王 カール12世の頭部銃創, 産科と婦人科,71巻,11号』 2004

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