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カール12世的馬鹿話 まとめ(1)
Twitterで不定期につぶやいた小ネタです。

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カール12世的馬鹿話1 熊殺し
カ「熊、捕まえた」
悪友「もう驚かない」
カ「たらふく酒飲ませて、王宮の窓から叩き落とした」
悪友「( ゚д゚ )」
カール12世的馬鹿話2 恨み
バウエル「ナルヴァの恨み、晴らしてくれる」
ピョー「君って元瑞典軍じゃなかった?」
バ「ええ。1700年11月にナルヴァで寝返りました。ほんと酷い目にあった」
ピョー「・・・(ソレハ サカウラミ デス)」

補足:ルドルフ・フレデリク・バウエル騎兵大将。ホルシュタイン出身。ポルタヴァでは右翼騎兵隊指揮官。瑞典軍→ザクセン軍→瑞典軍→露軍という面白い軍歴の持ち主。ナルヴァではアウグストのスパイと見なされて信頼を得たらしい。
役立たないカール12世的馬鹿話3:エルシャダイ
部下「そんなに頭出して大丈夫か?」
カ「大丈夫だ、問題ない」
ズダーン!
役立たないカール12世的馬鹿話4:言行不一致
部下「早く結婚してください」
カ「戦争が終わったらね」
部下「いつ終わります?」
カ「40年後くらい」

補足:実際は連続した会話ではない。40年の元ネタは「ドイツではかつて30年戦争があった。だったら我々がすべての敵と講和して安全で、そう悪くない平和を手に入れるまで40年間戦い続けることだって出来るだろう」とかいう最後のノルウェー遠征中のカールのDQN発言。
役立たないカール12世的馬鹿話5:貴重な記録?
1807年リトアニア
婆「カールって王様は格好良かったよ」
若者「まるで見てきたみたいにw」
婆「わしゃ110才だからね」

補足:Pani Ojuchowska1708年に当時11才だった彼女は、家に泊まったカール12世について1807年に語っている。 4日間逗留し、彼女の父はステファン・バートリやヤン・ソビエスキーに匹敵する偉人だからよく見ておくようにと彼女に助言していたそうである。 ちなみに印象は、「顔立ちは美男子とは言えなかったけれど、深い青色の瞳が宝石のように輝いていて印象的でした」
役立たないカール12世的馬鹿話6:世知辛い
アウグスト「露軍弱ッ」
ピョー「面目ない。何とか頑張って」
ア「いいさ、戦争終わったらバルト沿岸全部貰うよ(お前、俺の子分な)」
ピョー「いいよ。助かった(これで軍が再建できる)」
・・・ア「騙された! 瑞軍のチート過ぎに騙された!」

後日譚
ピョー「あ、ごめん。沿岸部全部もらうから」
ア_| ̄|○ 

補足:一般にピョートルの下位に置かれることが多いシュタルケであるが、1701年2月のビルゼンでの両者会合時点では、未だに瑞典軍と良い勝負していたザクセンの方が優位に立っていた。
役立たないカール12世的馬鹿話7:突撃
丁「瑞典軍の斉射には酷い目にあった。これからは火力だ。槍は全廃」
瑞「槍隊突撃!」
丁「あれ?」

補足:意外に知られていないが、丁抹は槍を歩兵の装備から全廃した最初のヨーロッパ諸国の一つであったりする。1690年のボイン川でのデンマーク派遣軍歩兵隊はすべて銃剣装備の銃兵だった。大北方戦争終わりまで槍隊を堅持した瑞典とは好対照。但し対戦成績は(T0T)
役立たないカール12世的馬鹿話8:風邪薬
カ「なんか風邪っぽい」
部下「滋養のつく物です」
カ「パス」
部下「なんで?栄養付けなきゃ」
カ「風邪には断食。これ常識でしょ?」
部下「(アンタの常識、非常識)」

補足:カールは薬を窓から投げ捨てたりしている。1717年頃には咳に悩まされていたのを治すためにおよそ1週間、食事をしないで頑張ったらしい。ハーブティは飲んだとのこと。あと、体調が悪くても無理して外で運動して汗をかいて新鮮な空気を吸うのも風邪に効くと考えていた。よく死なんかったな。
役立たないカール12世的馬鹿話9:百薬の長
ピョー「体調悪い」
部下「温泉行きましょうか?」
…ピョー「おいしいビールが飲みたい」
部下「(サラリーマンですかアンタは)」

補足:プルート遠征から戻った後、体調を崩したピョーさんはミネラル・ウォーターを求めてカールスバートに行き、そこで療養した。しかし温泉水もあんまし美味しくなくて、ここには旨いビールも無いって嘆きの手紙を愛妻に送っている。
役立たないカール12世的馬鹿話10:ポリシー
11月20日。
部下「今日はナルヴァ戦勝記念日!宴会だ!」
カ「パス」
部下「えっ?」
カ「神に感謝するために断食」
部下「(そんなに食べるの嫌い?)」

補足:一年で5日の断食日があったそうです。王様にあるまじき早食いも目撃されてるしね。
役立たないカール12世的馬鹿話11
ラゲルクローナ「陛下、ステンボックはアル中です」
カ「酔っ払った奴の方が、素面のお前より優秀だ」
ラ(T0T)
役立たないカール12世的馬鹿話12:アウグストの小説
ア「俺、昔ちょっと小説書いてたんだ」
ピョー「どんな?」
ア「主人公は弟で格好良くて慈悲深くて寛大で軍事的天才なんだ」
ピョー「(中二病か)」

補足:ちなみに兄貴は癇癪持ちの文弱の輩とした。まぁ確かにヨハン・ゲオルグ4世はそんな感じではあるんだけどね。補足:ちなみに兄貴は癇癪持ちの文弱の輩とした。まぁ確かにヨハン・ゲオルグ4世はそんな感じではあるんだけどね。
役立たないカール12世的馬鹿話13 二度あることは三度ある
ロシアから撤退中
ナポレオン「カール12世の轍は踏みたくない」
カ「踏んでる、踏んでる」
役立たないカール12世的馬鹿話14 尊敬する人
マルモン元帥「尊敬する人はカール12世です」
カ「どうしてそうなった?」
役立たないカール12世的馬鹿話15 変人
ビ「俺の大砲が、大砲がぁぁ」
スウェーデン軍砲兵隊長ビューナウは大砲フェチだった。
大砲を取り上げられた悲しみでシベリアに送られる前に死んだ。

補足:ビューナウはカールからは爺ちゃんと呼ばれてたらしい。ポルタヴァ時の砲兵隊の責任者だったんだけどね。あの戦いでは瑞典砲兵はまったく活躍しなかったから、この人も悔しかったろうに。
役立たないカール12世的馬鹿話16 大砲
カ「明日、進軍する」
部下「大砲が足りません」
カ「あそこに沢山ある」
部下「あっちは敵陣地です」
カ「だから明日、奪うんだ」
部下「(゜ー゜;) ダメダコリャ」

補足:クリシュフの戦い前夜。ユレンシェーナ率いるドイツ方面軍を待つべきと考える部下たちはカールを説得しようとしてユレンシェーナの砲兵隊を待つのが賢明だと進言したが、カールは「君らが望んでいる砲撃を得るために、直ちに大砲を奪ってやろう」と言った。
役立たないカール12世的馬鹿話16 犬
カ「明日、進軍する」
部下「休憩させてください」
カ「飢えた犬ほど良く噛む。昔噛まれた」
部下「(でもアンタ、耐えたじゃん)」

補足:昨日に続いてクリシュフの戦い前夜。到着したばかりのメルネル軍を休ませるべきだという意見に対してもカールは飢えた犬に喩えて我を押し通した。部下の嘆きは、カールが小っちゃい頃、パンをあげようとして犬に噛まれて血を流しても、犬が叱られると可哀相だから黙って耐えたエピソードから流用。ハンカチで隠してたけど最終的に貧血で倒れるちびカールはお茶目だね。
役立たないカール12世的馬鹿話17 昼飯
1702年クリシェフ
使用人「瑞典軍が来ました」
ザクセン士官「昼飯は温かいままにしておけよ(どうせ直ぐ勝つさ)」
・・・瑞典兵「腹減った。おっと気が利くな。まだ温かい」
カール12世的馬鹿話18 お国自慢
日「水戸黄門知ってます?」
瑞典「いや?」
日「副将軍がお忍びで悪人を懲らしめるんですよ」
瑞典「勝っただ。うちは国王だべ」

補足:カール11世には灰色外套というあだ名兼民間伝承があって、好んで着ていた灰色の外套を纏ったカール11世が悪人を懲らしめるらしい。 ちなみに黄門様とカール11世は同時代人。
カール12世的馬鹿話19 嘘から出た誠?
1718/10/20クロンステッド「王は来月中に死ぬだろう」
・・・11/30
知人「王様、ピンピンしてるぜw」
ク「今日はまだ終わっていない(くそ、冗談を真に受けやがって)」
・・・ズダーン!
ク「え?」

補足:最近はやっぱ戦死じゃね? ってことらしいね。カール君。ミイラ再調査の話はヤッパ資金的に厳しいんだろうな。
カール12世的馬鹿話20
ステンボック「見よ我が勇姿」
ヘルシングボリにある騎馬像は瑞典国唯一の国王でない騎馬像らしい。
カール12世的馬鹿話21 お土産
ピョー「エカテリヌーシカ、ドレスデンには一日しかいられなかったよ。でもちゃんとお土産に新式の時計を買ったから送るね」
エカ「ありがとう(機械オタクめ)」

補足:ピョーさんはドレスデンに行ってもアウグストのコレクションよりもやっぱ機械物に興味を持ったらしいね。古典的なエレベータを見て大興奮とかw
カール12世的馬鹿話22 フランス語
仏大使「ご機嫌麗しく(仏語)」
カ「大義(瑞典語)」
側近「(陛下、仏語で)」
カ「いやだ。仏王相手ならともかく大使なら奴が瑞典語を使うべき」

補足:実際にはフランス語の勉強をいやがったカールが教師に言った言葉なんだけどね。でも実際、けっこう頑固に仏大使相手でもフランス語を使わなかったしね。亡命以降はちょっと軟化したけど。
カール12世的馬鹿話23 憧れの人
教師「アレクサンドロスが好きなようですね」
カ「大好きだ!」
教師「しかし32才で亡くなりました」
カ「世界を征服したんだぞ。充分すぎる!」

補足:有名な話です。実際はもうちょっと高尚な感じですけどね。まぁまだ10才前のガキだからこんなもんでしょう。でも続きがあります。
カール12世的馬鹿話24 親馬鹿
教師「王子はアレクサンドロスかぶれです(激しい中二病です)」
11世「素晴らしい。グスタヴ大王よりも凄いことをやってのけるぞ!」
教師「(ダメダ コイツラ)」

補足:カール12世はクルティウスのアレキサンドロス大王伝の大ファンだったようで、大人になってからも聖書と一緒に持ち歩いてたそうです。ヴォルテールの頃は無教養な王様的なイメージが強くて、読む本はこの二冊だけみたいな感じで受け取られてました。
カール12世的馬鹿話25 馬
僕の名前はブリリアント。
太陽王の命令で、はるばるやってきたよスウェーデン。
11世に連れられてルンドでデビュー。
12世に連れられてトルコまでお供してようやくスウェーデンに戻ってきた。
ほんとどの王様も馬使いが荒いよ。
カール12世的馬鹿話26 倹約家
11世「外務官房官ポールス、王子の教師をやれ」
ポ「光栄です。では職務の引き継ぎを」
11世「は?兼務だよ。でも給料は教師分だけだから」
ポ「(T0T)」
カール12世的馬鹿話27 みんな大変
ポ「もう無理、オーケルイェルム殿手伝って」
オ「え?(もうすぐ私60才)」
11世「オー君、これもね」
オ「年取ったし疲れました(無理です)」
11世「で?(もうすぐ癌で死ぬからカンケー無いね)」
オ(誰か助けてくれ)○| ̄|_
カール12世的馬鹿話28 My home
カ「ただいま!」
デューカー「誰?」
カ「・・・(髭剃って鬘と帽子取るの忘れた)」

補足:これはシュトラールズントに欧州縦断して戻ってきたときのこと。詳細は次の通りです。
(真夜中)国王は勤務中の衛兵にデューカー将軍への至急書簡を携えた使者が来たと伝えてるよう頼み、そして市内への入城の許可を望んだ。だれもカールの身元を想像することは出来なかった。彼は大きな帽子を黒い良く巻き毛にされた鬘の上にかぶっていて、しかも濃い髭を生やしていた(翌日の朝にスウェーデンに送られた手紙に従うと)。まぁつまり、誰も気がつかなかったみたいです。ヴォルテールに従うとデューカー将軍の寝室に通されてもなお、気付かれていなかった。
ハトン女史によると、この時、カールが濃い髭を生やしていたことから、両性具有じゃない?という20世紀初頭の噂話はあえなく撃沈したとのこと。
カール12世的馬鹿話29 対決
カ「忘れるな、私はアレクサンドロスであって商人ではない」
ピョー「でも俺だってダリウスじゃないつもりだ」
補足:カールの言葉はアレクサンドロスが言ったとされる言葉の引用で、実際は神聖ローマ皇帝の使節に向けて言ったとされる。
カール12世的馬鹿話30 埋葬
ピョ「クロイ公が死んじゃった。悪いことをしたなぁ」
部下「借金あったみたいで、埋葬できてないそうです」
ピョ「精算してやろう。でも今は忙しいから後でね」
・・・200年後
クロイ「ねぇ、まだ?」

補足:レヴァルの債権者たちは古い法律を持ち出してきて、借金を背負ったままの人間は埋葬することが出来ないと言って、クロイ公の埋葬を許可しなかったそうです。遺体は教会の地下室に行き、いつしかガラスケースの中で見世物に。
そして時は流れてロシア革命の数年前まで、ミイラ化したクロイ公は教会の名物になってたそうです。不運な人です。ピョーの名誉のために言い添えておくと、捕虜解放の為の身代金は直ぐさま支払ってます。
クロイ公へのピョートルの評価は結構高い。それに悪いことしたと反省もしていた。「私は心から、かの素晴らしい老人に詫びる」とは死亡の連絡を受けてのピョーの言葉。
カール12世的馬鹿話31 強健候
部下「側近の目から見て選帝侯は国と女、どっちを取ると思いますか?」
フレミンク「そりゃ女だろ」

補足:いやまったく、側近にまで言われ放題です。しかし300人以上の子どもを持ったという伝説の持ち主アウグスト強健候ですが、壮大な大帝国建設の夢を実現するべく努力した人でもあるのです。意外にこの人、大好きです。決してピョートルの子分じゃあないのです。
カール12世的馬鹿話32 愛人ポンペ
美女「陛下、独り寝はお寒いのでは?」
カ「ポンペがいる」
美女「まぁ、もう決められた方がいらしたのね」
カ「犬だが?」

補足:ポンペとはカール12世がストックホルムから連れ立った4匹の愛犬の1匹。初代は1699年にカールベリィ宮殿で、二代目はトルニ攻城戦中に亡くなった。三代目はベンデリからの帰還中に亡くなった。二代目が有名。他3匹の名前は、カエサル、トゥルク、スヌシャーネ。
カールが遠征先から妹に送った手紙の末尾に、「ポンペとスヌシャーネがミニョネ夫人と宮廷の犬たちによろしくって言ってる」って書いてあって笑える。ミニョネ夫人は妹の愛犬。

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