圧倒的な楽園へお一人様ご案内。
スペースオペラはSFではない。理由・見るのにオペラグラスが必要だから。
`puny undernourished kid'を`puni undernourishhed kid'と誤読して鬱。微妙に意味が通じそうなあたりがさらに鬱。ありがちな罠。
観鈴ちんが口からなにかをロッパーと……イヤ別に色が変とかそういう意味では決してなくて私の想像が下品なだけです。がっくり。
末莉はロリでかわいいけど、あのエンディングの展開を誉めてはだめだと思う。以前にも書いたが、どうも末莉はよくわからん。末莉という子は、本当に家族がほしかったのか。家族がほしかったか、といわれればイエスだが、高屋敷一家がほしかったか、といえばノウだ。彼女は、自分を受けいれてくれる場所を探していただけだから*1。単純に読めばそのはずだが、どうもそうではなく思える。
末莉はいろんなものに縛られている。視野狭窄になっている。外的な呪縛というよりは自縄自縛と言ったほうがいいかもしれん。末莉シナリオでの高屋敷家再建は、物語の予定調和以上の、なにか不気味な意味を持っているように思える。末莉の子供たちには、ジョークとして看過できないほど、うすら寒いものさえ感じる。だから、末莉トゥルーエンドは、ほとんどバッドエンドと言えるんじゃないかと思ったりもする。末莉さんは、自分の理想の家族という殻のなかにひきこもってしまいました。めでたし、めでたし。
とはいえ重要なのは、当人たちはそれで最高に幸せだということではある。それの受け取り方にしても同じ。考察の真似事なんかせず、末莉かわいいー萌えーとか言ってるほうが幸せになれるだろう。思考停止とかそういうことじゃなく、提示された「幸せな結末」を字義通りに受けとるということが。だからおれには無理。ただし、理解はできる。おれが、珠季や式子に対して抱いているのと同じ感情だから。
よくわからん。最近、自分の思考パターンがすごくつまらん。あてはめ作業ばかりやってるからな。独創性というものがない。もうだめぽ。
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*1 いや、場所ではなく人か。「僕はここにいていいんだ!」というか、レゾン・デートルだな。その点では真純の被支配欲求と同じ(彼女のばあいはそれがオートノミーになる)ではある。
フライングシャインにて荒川工氏の新作『ぼくらがここにいるふしぎ(仮)』の情報があがってます(かなり以前から)。パラレルワールドものということで、またLienのような甘く切なくフェティシュなSFを期待してみたり。i suppose you are wondering why we are here?
スパロボGG第3話がようやく公開開始されてます。ナイス。
ちょいと出かけた先の中古CD店で、ジョン・サイクスの`Please Don't Leave Me'を買った。うちへ帰ってきて、さあ聴こうと思ったら、中身はぜんぜん別のアルバム(Leslie Tuckerの`In This Room')だった。いわゆる「ジューダスの中に森高がっ」状態。イヤそうじゃなくて、うわーん詐欺だー。店側の管理ミスか、それとも前の所有者が売った時点ですでに入れ違えていたのか、どっちでもいいけど困る。件の中古CD店はおいそれと行ける距離じゃないし、どうすりゃいいっての。
なにより悔しいのは、間違って入ってたアルバムをわりと気にいってしまったことだ(苦笑)。音はスザンヌ・ヴェガみたいな感じの、アコースティックなサウンドにおだやかな女性ヴォーカルがのった、ふだんならまず手を出さない(というか知らないので手の出しようがない)ジャンルなのだが、こういうかたちでこういう佳作にめぐりあえたのは、なにやら嬉しく、微妙にシテオク。
サイクシーは諦めます。PRETTY MAIDSバージョンのが好きだし(←フォローにならない)。
おれにはわからんと言われると無性にわかりたくなってくるッ(←勘違い)。メイルゲームはわからんけど、野尻抱介は……『ロケットガール』はまったく波長があわなかった。他は知らない。というかライトノヴェル自体読まないからにゃー。
なにやら他人事とも思えづ。\