『ジュドーの本性ここに現る!修道院焼き討ち事件』』
『ジュドーの本性ここに現る!修道院焼き討ち事件』
プル「プルプルプルプルプル〜〜〜〜〜♪」
とプルたんは元気よく山道を駆け上がって行く。
プルツー「姉さん,そんなに走っちゃ!」
ルチーナ「プル・・・すごい元気・・・まあ,空気がおいしくて気持ちいいのはわかるけど。」
前回あまりにも不健全なものを見てしまったプルたん達は子供らしい健全さを取り戻すため,ハイキングに来ていた。
(プルたんはプルツーのおかげで,プルツーはグレミーのおかげで直接見ることはありませんでしたが・・・)
グレミーの勧めもあって,ジュドーの影響がないように(このことはプルたんには内緒)プルたん達の住む街からだいぶ離れた山へ来ているのだ。
プル「わあ!すごい♪」
あたりに広がる山々のパノラマに3人の少女は感動する。
これまであった下界のいろいろ(ほとんど呪道がらみだが・・・)が洗われるような気分である。
プル「ヤッホーーーーーー!」(ヤッホーーーーー!)
プルツー「ヤッホーーーーーーー!」(ヤッホーーーーー!)
ルチーナ「プルツー,愛してるーーーーーー!!!」(アイシテルーーー)
プルツー「わ,ルチーナ!ドサクサに何を!」
プル「ジュドーのシスコンが治って元のやさしいジュドーに戻りますようにーーー!」(ソレハムリーーー!)
プルツー(姉さん・・・お参りじゃないんだから・・・しかもヤマビコも・・・)
そしてピクニックシートの上に座り,お弁当を広げるプル達。
プル「お弁当〜〜♪お弁当〜〜〜♪」
プルはお弁当のチキンバスケット開ける。
プルツー「よかった,姉さんちゃんとしたお弁当持ってきて。(まあ私と一緒に作ってはいたけど・・・)お弁当はチョコフェ♪とか言うんじゃないかと思ってた。」
プル「チョコパフェはデザートだよ♪」
とプルはリックからクーラーボックスを取り出す。
プルツー(あんな重い物をわざわざ・・・)
ルチーナ「プルツー♪あ〜〜〜ん♪」
とルチーナは卵焼きをプルツーに差し出す。
プルツー「ルチーナ!私は!」
プル(・・・いいなあ・・・わたしもジュドーと・・・ジュドー・・・)
プル達がお弁当を食べているところから見える向こうの山に白い建物が見える。
プル「あ,あんなところに教会があるよ。」
ルチーナ「本当,素敵な教会♪私もあんな教会でプルツーと結婚式を(はあと)
タキシードを来たプルツーにお姫様抱っこをされて♪」
プルツー「・・・・・ルチーナ・・・私は女だ!それにあれは教会ではなくて修道院だ!」
その山奥の修道院の礼拝堂の中,一人の少女が熱心に祈りを捧げている。リィナである。
ジュドーの魔の手を逃れ,『妹と結婚(結○)する会』総本山から脱走してきたのである。
(ガンダム作品(?)の御多分に漏れず,『妹結会』のセキュリティもいいかげんなものようだ・・・)
そしてそんなリィナを見守る修道女が一人。この修道院の院長である。
リィナ「あ,院長先生。」
院長「リィナさん,今日も熱心に祈りを捧げていますね。」
と院長はリィナにやさしく語りかける。
リィナ「この修道院のみなさんの平穏をお祈りしていました。
そしてみなさまに出会えたことを神様に感謝していました。
前にもお話しましたように私には呪われた道を進む兄がいました。
そして私は兄に・・・
そんな汚れてしまった私をここに置いてくださって本当に感謝しています。」
院長「リィナさん,あなたにはいろいろと辛いことがあったかもしれませんが,
決してあなた自身が汚れてしまったということはありません。
あなたが罪深いのではありません。
これまでの数々の試練にあっても神様に祈るということを忘れなかったあなたです。
必ず神様の祝福が。神様はいつもあなたのことを見守っているのです。
あなたはこうして神様と語り合うことができるのですから。」
リィナ「院長先生・・・」
プルたん達は野原でお花を摘んでいた。プルは輪っかになった花飾りを作っている。
そしてその花飾りをプルツーの頭に被せた。
プル「あはは♪プルツーにあっているよ♪ちゃんと女の子らしくしなきゃ♪」
プルツー(女の子らしく・・・普段の私は女の子らしくないのか・・・?)
ルチーナ「やっぱりプルツーはこういう気高い感じで花をくわえている方が(はあと)」
とプルツーの口ののに気高く一輪咲いていた花をくわえさせる。
(すんません・・・拙者には花の名前なんて全然わかりません・・・適当に想像してください・・・)
プル「え〜〜〜!こっちの方がにあうよ〜〜〜!」
とプルはプルツーの頭に再び別の花を飾る!
ルチーナ「じゃあ,こっちの方が♪」
プルツー「・・・・・私で遊ぶなーーー!」
プル「あははははははは♪」
ルチーナ「起こったプルツーの顔も素敵(はあと)」
と少女達は楽しそうに笑いあう。
祈りの時間も終わり,洗濯物を取り込んでいるのを手伝っているリィナにシスターが語りかける。
シスター「リィナさんが来てくれてから本当に助かるわ。リィナさんって家事をなんでもこなしてくれるから。」
リィナ「こういうことは家でも慣れていましたから。
私こそ無理を言ってここにおいてもらっているのですから,このくらい当然です。」
そのそばで見よう見真似でそれを手伝っていた小さな女の子がリィナのエプロンをつかみながら言う。
女の子「リィナお姉ちゃんのお料理おいしいもん♪わたし,だ〜〜〜い好きぃ♪」
リィナ「じゃあ今度は何作って欲しい?」
女の子「わたしハンバーグがいい♪」
この女の子は父親が酒乱で母親といっしょにこの修道院に逃げ込んできたんだ。
私以外にもこうして身勝手な人のせいで泣いている人がいる。
私はここでそういう人たちのために働いていきたい・・・とリィナは思うのであった。
こうしてリィナにも修道院での平穏な日々が訪れたのであった・・・
そんなわきゃねえだろーーーーー!!!(ギンちゃん調)
そうあの男が存在するかぎり・・・(笑)
ギャー,ギャー!ピー,ピー!
野生動物達が次々と山から逃げ出していく。
そして野獣の雄叫びが!
ジュドー「リィナアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ZZが爆音を立て激走する。
ジュドー「こっちか!」
ジュドーの股間に取り付けられたゼクス製作のレーダーが反応する。
ジュドーのピーに反応してリィナのを探すためのレーダーである。
ジュドー「リィナアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
キュピーン!
プルツー「嫌なものが来る・・・思いっきり嫌なものが・・・」
プル「・・・この感じ・・・」
とさっきまで楽しげであったプルとプルツーの顔が不安げになる・・・
そしてルチーナが空を指差し
ルチーナ「あ,あれはあのシスコンのどっきりびっくりメカ!ZZ!」
ZZは修道院に向かって一直線に突き進む!
ジュドー「リィナアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ZZは修道院に降り立つ。
リィナ「あ・・・い,いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ZZを見たリィナが絶叫する。
ジュドー「もう,リィナは照れ屋なんだから♪お兄ちゃんを困らせて見ようなんてそうはいかないぞ♪」
とジュドーはリィナに向かってニコニコしながら言う。
リィナ「いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!
いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!
いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!
いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!
いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!いや!
いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ジュドーの前でガクガクと震えるリィナを庇うかのように一人の女性が立ちふさがる。院長である。
院長「あなたのような邪悪な心を持った人にリィナさんは渡せません!今すぐここから立ち去りなさい!」
院長は両手を広げ毅然とジュドーに言い放つ!
ジュドー「うるせーーー!ババア!!!」
グシャーーー!ジュドーは即座にハイパービームサーベルを振り下ろし,院長を一瞬で消炭と変える。
リィナ「いやああああぁぁぁぁぁ!院長先生ぇぇぇ!」
ジュドー「さあリィナ,お兄ちゃんと俺たちの『愛の巣』に帰るんだ♪もうリィナは本当に照れ屋なんだから(はあと)」
蛇に睨まれた蛙のようにリィナは立ちすくむ。
女の子「リィナお姉ちゃん・・・」
さっきの女の子がリィナを心配そうに見つめる。
リィナ(・・・このまま私がここにいたら・・・この子達を巻き込んでしまう・・・)
そして決心をしたリィナはジュドーの前に恐る恐る歩み出す・・・
リィナ「・・・・・わかったわ・・・お兄ちゃん・・・私はお兄ちゃんと帰るから・・・
ここの人たちには手をださないで・・・」
ジュドー「さすが俺のリィナ♪素直でいい子だなあ♪さあ,お兄ちゃんと帰ろう♪」
そうしてリィナはZZの手に乗る。
女の子「リィナお姉ちゃん・・・行っちゃうの・・・?」
女の子はリィナに向かって寂しそうに言う・・・
リィナ「ごめんね・・・ハンバーグ作って上げられなくて・・・」
リィナがコックピットに入るとZZは空へ飛び立つ。
そしてニコニコとしていたジュドーは
ジュドー「さてと,最後の仕上げに俺たちの『真実の愛』を邪魔しやがった極悪人どもを神に代わって成敗だ!」
リィナ「お兄ちゃん!やめてええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!
あの人達にはてをださないでええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ジュドー「神罰てきめーーーーーん!!!逝っけええええええーーーーーーーー!
フルパワーーーー・ハイメガキャノン砲ゥゥゥゥゥゥゥーーー!」
ハイメガキャノンが拡散しながら修道院を焼きつくしていく。
女の子「ママァァァーーー!熱いよーーー!!!」
そうして叫び声とともに女の子も灰となって逝った・・・
リィナ「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」
ジュドー「めでたし♪めでたし♪一件落着♪」
ジュドーは満面の笑みを浮かべながら
ジュドー「そして俺たちの『真実の愛』を♪リィナアアアアアアァァァァァァァァァ!!!とおりゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
リィナ「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」
プルたん達は修道院が焼かれて逝く光景を見ていた・・・
ルチーナ「いやあああぁぁぁぁぁ!プルツーと私の結婚式場がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
プルツー「呪道・・・あいつ,何やってんだ!?」
プル「ジュドー・・・・・こんなのジュドーじゃないよ!ジュドーはこんなことしないもん!ちがうよ!ちがうよ!う,うう・・・」
せっかくの楽しいハイキングがまた呪道のせいで・・・プルたんかわいそう・・・
大和守「シュウドウイン・・・衆道淫・・・いい響き・・・フフ・・・」
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