『真実のリィナの血 後編』


『真実のリィナの血 前編 プルの献身と恩知らず』







 ひょんな事からダカールでリィナが傷ついたのはルーのせいと気づいてしまったジュドー。ルーに復讐を誓うが・・・

 見事にルーに返り討ち・・・

 その後ジュドーはルーの恐ろしい拷問によりカミーユ化してしまう・・・



ジュドー「はにゃあ〜〜〜!ほにゃあ〜〜〜!」

プル「ふうふう。はいジュドー,おいしいよ。」

 とプルはジュドーの口元にスープの入ったスプーンを差し出す。
ジュドー「あぐ。あ・・・あう・・・あぐあぐ」

 とスプーンに喰らいつくジュドー

プル「いっぱい食べて早く元気になってね。」

 そうプルたんはおかしくなってしまったジュドーの看護を一生懸命しているのであった。
それはパーになったカミーユの看護をするファのようであり,ライフスト○ームに落ちた後のクラ○ドの看護をするティファ(FF7の)のように。



プルツー「姉さん・・・」

 その様子を部屋の出入り口からプルツーは見つめていた。



ジュドー「うわああああああーーーーーー!」

 と突如ジュドーが苦しみ出す。

プル「ジュドー!」

ジュドー「うわああああ。む・・・紫の髪の女が・・・とても高い身長を持った・・・あうう・・・ああ・・・」

 とジュドーは怯え出す。

プル「ジュドー・・・大丈夫だよ。そんな人ここにはいないよ。大丈夫,何があってもわたしがジュドーのこと守るから。大丈夫だよ。大丈夫だよ。」

 とプルはやさしくジュドーの頭を撫でながらなだめるのであった・・・そしてジュドーはまだ怯えが残ってはいるが少しは落ち着き

ジュドー「ああ・・・あうううう・・・お・・・俺・・・プ・・・ル・・・お・・・れ・・・」

プル「ジュドー,大丈夫だよ。今ガロードに頼んでテクス先生にジュドーのこと見てもらえるように言ってもらっているから・・・
   きっと良くなるよ。元のやさしいジュドーに戻れるよ。」



プルツー(元のジュドーに戻ったらシスコンに戻るだけだって・・・)

 とプルツーは冷静に心の中でツッコミを入れていた。



 それからしばらく経った雨上がりの午後,プルはジュドーの座る車椅子を押して病院の庭を散歩していた。

プル「ジュドー見て,虹だよ♪綺麗だね♪」

ジュドー「あ・・・あう・・・あううう・・・」

プル「少し寒いかな?」

 とプルはやさしくジュドーの膝に毛布をかけ,微笑む。

ジュドー「ううう・・あう,プ・・・ル♪」



 それを庭木の陰から覗いているもみあげの長い少女ともみあげの少し長い少年。プルツーとガロードである。

ガロード「相変わらず,ジュドーはあのままなのか。」

プルツー「ああ・・・でも私はジュドーがあのままの方が姉さんにとっては幸せなような気がしている。」

ガロード「まあ・・・ジュドーが元に戻ったらまたプルが泣かされ続けるだけだもんな・・・」

プルツー「そう言えばガロード,姉さんにテクスにジュドーを見てもらえるように連絡を頼まれてたんじゃないのか?」

ガロード「いや・・・実は俺もジュドーが元に戻らない方がいいと思っていて連絡していないんだ。テクスはコーヒーの飲みすぎで胃をやられて倒れたことにしておこう。」

 と結構えげつない考え方の二人であった。

ガロード「でもよ・・・ジュドーがリィナを見たら一発で元に戻ってしまわないかってことが心配なんだよな。」

プルツー「確かに一発で元に戻るだろうからな・・・でもリィナだってバカじゃない,ジュドーがアホになった後,すぐに蒸発した。」

ガロード「そうか。そいつはよかったんじゃねえのか。」



 ベンチで日向ぼっこをする二人。プルはマフラーの続きを編んでいる。そしてたまにそれをジュドーの肩にかけ

プル「ふふ,もうすぐ完成するからね♪」

ジュドー「あうう・・・♪あ,あり,り・・が・・と・・・プル♪」

 と平穏な光景であった。

 しかし・・・突如その平穏を破る漢達の声が・・・



???「会長ーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 それは『妹と結婚(結○)する会』副会長のレイ,リュウガ,ジュウザ,そして親衛隊長のロム・ストールであった。

(ところでレイってプルツーに『ジャミ口探検隊(後編)』で秘孔新血愁突かれて三日後に死んだのでは・・・?アイリへの渇望からべへリッターに転生したのか・・・?)

レイ「どうしてしまったのです,会長!妹以外の女と一緒にいるなんて!」

ジュドー「い・も・う・と・・・」

 とジュドーがその言葉に反応し少し腰を挙げる。

リュウガ「あなたがいなければ我々『妹と結婚(結○)する会』はどうなるのです?!」

ジュドー「妹と結婚(結○)する会・・・」v
 さっきまでプルの介助なしでは立てなかったジュドーがすっと立ち上がる。

ジュウザ「そうです。我々全世界666万人のシスコンをお導きください!」

ジュドー「シスコン・・・な,なんだ・・・この血の滾りは?」

プル「ジュドー・・・」

 とプルが不安な表情でジュドーを見つめる。

ロム兄さん「そうだ!おまえの妹リィナとの愛の日々を忘れてしまったのか?!」

ジュドー「リィナ!!!」

プル「ジュドー・・・」

 とプルはジュドーを止めようとするが・・・

 ドン!!!

 とそのプルには渾身のデコバチが返ってきた。

プル「ア・・・」



 バシャ!



 突然のことにプルはそのまま側にあった水溜りに倒れこんでしまう・・・



プルツー「まずい!」

ガロード「ちくしょう!ジュドーのやつ!」

 とプルツーとガロードは飛び出したのだが,時すでに遅く・・・



レイ&リュウガ&ジュウザ&ロム「会長!あなたに真実の愛を説いてもらうため,あなたのリィナをお連れしました!」

 とそこには縛られたリィナがいた。

リィナ「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 そしてジュドーは暗黒闘気を放ちながら

ジュドー「うおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ,リィナアァァァァァァァァァァァァァァ!!!とおりゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 いつも3回ひねりだった回転が今日は10回に加速されリィナへむかってジュドーは飛翔した。

リィナ「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



ワッセ!ワッセ!ワッセ!ワッセ!ワッセ!ワッセ!ワッセ!ワッセ!



レイ&リュウガ&ジュウザ&ロム「会長万歳!『妹と結婚(結○)する会』万歳!シスコン万歳!」

 と中央でサバトを行うジュドーと周りで歓声を上げる4人・・・



プルツー「姉さん・・・」

 プルを助け起こし,プルツーは心配そうにプルについた泥を拭いながら覗き込む・・・

プル「う・・・うう・・・う,う・・・ジュドーが元気になったのだから・・・ほんとは喜ばなければいけないのにね・・・う,うう・・・」

 とプルは自分と一緒に泥だけになってしまったマフラーを拾い,そして抱き寄せながら泣き出す・・・

プルツー「姉さん・・・ジュドオォォォォォォォォォォーーー!」

 凄まじいオーラを放ちながらプルツーはジュドー達の方へと歩み出す。

プルツー「てめえらの,てめえらの血は何色だーーーーーー!!!」

 とプルツーは飛び掛っていた。

レイ「あ,それ俺のセリフ♪」

リュウガ&ジュウザ「もちろん妹色♪と言うかユリア色♪」

ロム兄さん「人それをシスコンと言う!」

ジュドー「リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!」



 もちろんこの後5人がプルツーに八つ裂きにされたのは言うまでもない(笑)



 それにしても今回のプルたんかわいそう過ぎるっす・・・プルたん・・・うお〜〜〜〜〜〜ん!!!プルがかわいそうじゃあああああああああああ!

プルツー「書いておいて何を言っている!でもまあ・・・原作における姉さんとジュドーの関係もこんなものだけど・・・特にジュドーが恩知らずな点は・・・」




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