プルの絵
プルの絵
プルたんがティファに真似して絵を描き出した。その理由は・・・
プルたんはいつも'リィナ!''リィナ!'なジュドーにデコバチされて全然かまって貰えないものだから・・・
プル「わたしもジュドーとのツーショット描こうっと♪せめて絵の中だけでもジュドーと・・・」
プルツー「姉さん・・・」
プルやプルツー,そしてエルとルーが集まっている。どうやらプルの描いた絵を見ているらしい。
ルー「へえー,結構プルって絵うまいじゃない。」
エル「そう何か以外って感じ。」
プル「ティファに色々教えてもらって描いたんだよ。」
プルツー「そう姉さん努力したから。姉さん『が』!」
プル「プルツー,何で『が』を強調するのよ。もうひどいよ,むうう・・・。わたしだってがんばる時は,がんばるんだから!」
エル「プルはえらい,えらい。よくがんばった。」
とエルがプルの頭をなでる。
ルー「ジュドーとプルが仲良く並んで。中々憎い演出ね。」
エル「特にジュドーなんて良く描けてるし,やっぱり愛の力ってやつ?」
プル「えへへ」
とちょっと照れたようにプルがはにかむ。
そこへジュドーがやって来た。
エル「ジュドー,見てみなよ。この絵プルが描いたのよ。」
ジュドー「へえ,結構うまいじゃないか。ほんと良く描けてるし。」
プル「へへ♪」
プルツー(姉さん,ジュドーに褒められて本当にうれしそう。)
と見ていたプルツーも自分のことのようにうれしくなった。
だが・・・
ジュドー「ところでこのプルの隣にいる男って誰?」
プル「ジュドーだよ。そう見えない・・・?」
ジュドー「なあに言ってんの,そんなはずないでしょ!俺だったら横にいるのはリィナのはずだし!」
プル「・・・・・」
夕暮れ時,プルがつまらなそうな顔をしてプルとジュドーが描かれたキャンバスの前に立っている。
プル「・・・・・」
トン!
プルがキャンバスの中の自分をつつく
トン!トン!トン!
プルがつつく度に立てかけられたキャンバスが揺れる。
プル「・・・・・」
プルツー「姉さん・・・」
そっとしておくべきだったのかもしれないが,プルツー堪らなくなってプルに声をかけてしまう。
プル「プルツー・・・」
プルがプルツーのところへ歩み寄っていく。そしてプルはプルツーに抱きつき,その胸に自分の頭を押し当てた。
プル「ごめん,プルツー。ちょっとの間こうさせていて・・・う,う・・・。」
プルツー「いいよ・・・姉さん・・・」
プルツーもプルのことを軽く抱きしめ返す。
プル「プルツー・・・,わたし悪い子だね。」
プルツー「え・・・?」
プル「嘘つきだもん・・・わたし,「ジュドーが私のことどう思おうとかまわない。それだけでいいの。見返りなんて、いらないんだ!」って言ってたはずなのに・・・
う,う・・・わたし悪い子だね・・・。」
プルツー「・・・姉さん・・・」
プルツーはプルの頭をやさしく撫でていた。だが,その顔は怒りに燃えていた。
プルツー(あの子許さない!)
その頃諸悪の根源はというと
ジュドー「リィナ!俺もプルに対抗してリィナとのツーショット描こうと思うんだ!」
リィナ「ふ〜ん」
ジュドー「というわけで脱いでくれ!」
リィナ「いや」
ジュドー「そう恥ずかしがらなくったって,俺も脱ぐから♪」(ヌギヌギ)
リィナ「いやあああああああああああああああ!」
ジュネ=コク「馬鹿な!ヌードだけが芸術ではない!」
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