『プルの日常』
『プルの日常』
いつもの平和な朝,プルたんとツーちゃんが朝ごはんの最中である。
とは言ってもプルたんは朝の番組のスペシャル人気スイーツランキングコーナーの
今日の特集チョコパフェベスト5の方に意識が完全に行っているようだ。
プル「あ,これ,おいしそう♪今度食べに行こ♪プルツー。」
そんなプルたんの様子を毎度毎度チョコパフェばかりよく飽きないものだなと思いながらプルツーは見ている。
そして次はランキング1位のチョコパフェの発表,プルたんがワクワクしながら画面に食い入っていた。
その瞬間
キュピーーーン
とツーちゃんは何か邪悪なものを感じ取り,気が付くと反射的にリモコンを手にチャンネルを変えていた。
プル「あーーーーー!もう!何するのよ!プルツー!」
プルたんがむううとふくれてプルツーに言う。
プルツー「え・・・あ,私,すごく気になる番組があったから・・・」
とプルツーがとっさに誤魔化す。
プル「・・・プルツー・・・こんなのに興味があるんだ・・・」
画面を見ながらそう言うプルの反応にプルツーも画面に目をやると
そこには男装の麗人達が映っていた。ヅカ系ホストクラブ(?)の特集である。
プル「きっとルチーナが喜ぶよ♪」
プルツー(うわーーー!ちがう!ちがうって!姉さん!)
ゼクス「クックックーーー!」(電波ジャックするゼクス)
そして登校時間
プルたんとツーたんは学校に向かって元気よく駆けていく。
もちろん制服はリセエンヌ・プルのやつ。
プルツー「もう!姉さんがぐずぐずしてるから学校に遅れてしまうだろ!」
プル「ごめん。だってあの番組のコーナー見たかったんだもん。ねこっぴがかわいかったから。」
ねこっぴ,プルの愛用しているねこまくらに似た番組のマスコットキャラクターのことである。
走りながらそんな話をしている時
キュピーーーン!
プルツーは殺気ではないが何か後ろから脅威を感じて真横に飛ぶ!
だが,後ろから迫ってきたのは木人形,いや,女の子の等身大のぬいぐるみであった。
(オラ○ダ妻ではない・・・)
プルツー「え?!」
その瞬間プルツーの体は影に覆われる!
プルツー(上か!)
???「プルツー♪」
プルツーが感じた瞬間,一人の少女がプルツーの真上からダイブしてくる。
プルツーに恋焦がれる百合っ娘,ルチーナ・レビンである。
だが,プルツーはそれをすんでのところでかわす。
グシャ!
ルチーナは顔面から着地する。
プルツー「・・・ルチーナ・・・大丈夫か・・・」
ルチーナ「ひっど〜〜〜い!何で受け止めてくれないの!
お姫様抱っこで!(はあと)」
とルチーナは鼻血をたらしながら起きがってくる。
プルツー「・・・・・」
プル「大丈夫?ルチーナ。」
とプルが尋ねながらルチーナにさっきのぬいぐるみを渡す。それはルチーナそっくりのぬいぐるみである。
ルチーナ「そのぬいぐるみはプルツーにあげる。抱き枕にでも使って♪」
プルツー「・・・いやいい・・・」
ルチーナ「じゃあ,私自身がプルツーの抱き枕に♪」
と再びルチーナがプルツーに飛びついてくる。
プルツー「うわ!ルチーナ!何朝から暴走しているんだ!」
プル「もう!遅刻しちゃうよ!」
プルツー「わっ!そうだった!行くよ,姉さん、ルチーナ!」
ルチーナ「あ〜〜〜ん,待って,プルツー♪」
そう言って三人の少女は学校へ向かって駆け出す。
そして学校の校門に着く。
ちなみにプルたん達が通っている学校は女子校である。(小学校なのに・・・)
プル「おはようございます!」
プルたんは校門のところに立っている二人の守衛さんに元気よく挨拶する。
デュオ「よ,おはようさん!・・・おい・・・ヒイロも挨拶ぐらいしたらどうなんだ。」
ヒイロ「任務了解。」
プルツー「・・・・・」
今校門の前に立っているヒイロとデュオ,それに加えてトロワ,カトル,ウーフェイの
Wチームがこのあいだからプルたちの通う学校の守衛としての任についていた。
最近各地の学校を襲って兄のいない女の子達を異常者としてさらって行く
『妹結会』の神聖浄化隊非妹奴狩り部隊に備えるためである。
『妹結会』(正式名称『妹と結婚(結○)する会』),
それは狂祖呪道率いる妹と結婚(結○)することを至高の行いとする超カルト狂団である。
そしてさらっていった女の子達を『非妹奴』と呼び,強制労働をさせ、挙句の果てには・・・
というのが専らの噂である。
ついこの前もプルたん達の学校に押し寄せてきた非妹奴狩り部隊のモヒカン達を
ヒイロがウイングゼロのツイン・バスターライフルで一撃のもとに殲滅したばかりである。
デュオ「おいおい,ヒイロ!一発で殺ったら俺の出番がなくなるだろうが!」
そんな時プルは言う。ジュドーのことを信じていたいプルは言う。
プル「そんなのジュドーとは関係のない悪い人達だもん!
ジュドーはちがうもん!ちがうもん・・・」
プルたんの一途な思いとは関わりなく呪道の悪行は続く。果てしなく続く。
学校が始まる。
授業が始まる前がまた一苦労であった。ルチーナはプルやプルツーより一学年上,要するにクラスが違うのである。
まるで今生の別れのようにルチーナは泣きながら自分のクラスへと向かっていくのであった。
(確かルチーナって12歳でしたよね?プルとプルツーは早生まれだから一学年上ってことに。)
ルチーナ「プルツー!プルツー!絶対に留年してプルツーと同じクラスになってやるんだから!」
プルツー「こらこら・・・」
そして授業が始まる。
プルツーが黒板の前に出て難しい算数の問題をすらすらと解いていく。
プルツーの成績は学年で一番である。プルやプルツーの学年でやる程度の問題ならプルツーには楽勝である。
プルツーが問題を解いている時,プルたんは一冊の本を机の中からスカートの上に出して読んでいた。
今朝ルチーナから借りた最新の占いの本である。
(プルたん・・・お勉強しようね。)
プル(O型うお座の人のB型てんびん座との今週の運勢は♪)
『はっきり言って最悪です!(ってB型てんびん座の人すいません)
特にJの付く妹好きの教祖なんかには絶対に近付いてはいけません。
デコバチされて泣かされるだけです!
今週というかずっと最悪です!』
プル「そんなことないもん!こんなのちがうもん!」
とプルたんは叫び突如立ち上がる。
クラスの娘達が突然の叫び声に驚いてプルの方を見る。
先生「プルさん,授業中にいったい何ですか?!」
プル「え・・・えと・・・」
とさすがのプルたんも困ってタジタジになる。
プルツー「あっ!ここ間違ってった!ありがとう,姉さん。」
プル「え?!」
先生「そういうことですか?そういう時はもう少し静かに言ってくださいね。」
とツーちゃんの見事なフォローでプルたんは一難を逃れる。
(プルツー「いや,実は・・・本当に間違っていたんだ・・・」)
そして体育の時間
(もちろん体操着はブルマー!)
今日の種目はソフトボールである。
プルツーはエースで4番。(子供の頃から〜〜・・・て,まだ子供だって・・・)
そしてプルたんは・・・?
プル「むうううううう・・・なんでわたしがキャッチャーなの?
わたしデブキャラじゃないもん!」
プルツー「ごめん・・・姉さん。」
プルたんがキャッチャー?それはツーちゃんの球は速くて他の女の子では捕れないからなのである。
その辺はさすが双子のプルたんはプルツーの速球を見事にキャッチする。
ルチーナ「あ〜〜〜ん!プルツーの愛の球をキャッチするのは私よ♪」
とルチーナはプルツーの応援に来ている?
て,ルチーナ授業はどうしたの?
ルチーナ「授業?プルツーの勇姿が見られるのよ!そんなくだらないものに出ていられるわけないでしょ!」
プルツー「ルチーナ・・・本当に留年するぞ・・・」
いや,しかしギャラリーはルチーナだけではない・・・
プルたん達とは別のクラスの女の子達も100人くらい集まっている。この娘達も授業をサボって・・・そして・・・
女の子達「キャアーーーーー!プルツーーー!」
とプルツーのファンクラブである。
プル「プルツー,大人気だね♪」
プルツー「・・・・・」
今度はプルたんたちのチームの攻撃である。
カキーーーーン!!!プルツーが長打を放つ。
(待て・・・ソフトだからそんな音出るのか?)
ルチーナ&女の子達「きゃああああああああ!プルツー、ステキーーー!」
と卒倒せんがばかりの女の子達の歓声が上がる。
プル「プルプルプルプルプルプル〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
先にヒットで一塁に出ていたプルたんが元気に塁を回りホームに駆け込む。
そんな平和な(?)光景だが,学校のフェンスのところに一人の漢が・・・
赤い彗星・・・いや今は某議長が
デュランダル「ブルマー,ハァハァ・・・ブルマー,ハァハァ・・・」
(大佐・・・これでは丸っきりの変態じゃないっすか・・・?)
とフェンスによじ登りながらプルたん達を凝視していた。
そんな議長を照準に捕らえる一人の少年
ヒイロ「ターゲット確認。排除開始。」
とウイングゼロのツイン・バスターライフが発射される。
(ビームの収束はかなり絞っていますので周りには拡散しません。)
デュランダル「ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
と議長はヅラとともにこんがりと焼かれる。
デュオ「おいおい,ヒイロ!今だったらネタ的に撃つのは俺のはずだろうが!
(ギル、ごめん!でも・・・って)」
そしてお昼休み
プルたん達が購買部に向かう。今日のお昼はパンならしい。
(待てよ・・・小学校なのだから給食では・・・まあ宇宙世紀だし・・・)
そんな時,後ろからルチーナが後ろからプルツーに抱きつく。
ルチーナ「プ〜ルッツ〜〜〜♪」
プルツー 「うわっ!ルチーナ!(しまった,油断した!)」
プル「二人ともラブラブ・・・いいなあ・・・」
プルツー「姉さん,これのどこがラブラブなんだ!見ていないで助けて・・・お願いだから!」
ルチーナの手はしっかりとプルツーに後ろから抱きつき,その手は胸の当たりを掴んでいた。
ルチーナ「あ,プルツー。少し大きくなった?」
プル「そんなことないもん!」
プルツー(なぜ,姉さんがそんなにはっきりと否定する・・・?)
プル「プルツーには負けてられないよ!もっとミルク飲んでがんばるもん!」
とプルたんは購買部へと走り出す。
プルツー「姉さん・・・牛乳飲みすぎたら,またお腹壊すから・・・」
そして帰り前のホームルーム
先生から非妹奴狩り部隊にさらわれないように寄り道しないでまっすぐ家に帰るように注意を受ける。
でもプルたん達はいつものパーラーへ・・・
そしてプルたんチョコパフェを今日もお替り。
プルツー「姉さん・・・そんなにチョコパフェばかり食べて本当にデブキャラになってもしらないからな。」
プル「甘いものは別腹って言うじゃない!だから胸にいくんだもん♪」
プルツー(そんな理屈はない!)
まあプルたんはちゃんと動いていますから大丈夫っす!
今日も平和なプルたんとツーちゃんの一日である。
(呪道に会わなかったからね♪)
と今回は平和なプルたんたちの日常を妄想してみたっす。
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