『プルたん誕生日妄想 2006 (後編)』


『プルたん誕生日妄想 2006 (後編)』







 2006年プルたん誕生日妄想,最終話いきます!



ガロード「ジュドー!覚悟しやがれ!」

 とDXがビームソードでZZに切りかかる。

ジュドー「異常者の分際で俺の神聖たる妹との,『真実の愛』のための,リィナとの愛のための活動を邪魔しやがって!」

 ジュドーがその攻撃を交わそうと仰け反りながら叫ぶ。

ガロード「ふざけやがって!何が『真実の愛』だ!」

ティファ「この人から邪悪なもの以外感じられません。この人にあるのは妹への渇望だけです。」

ジュドー「この異常者どもが!見せてやる!俺とリィナの『真実の愛』の姿を!
     リィナアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァーーーーーーー!!!」

リィナ「いやああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!」

 ジュドーはコックピットの中でリィナと『恩寵の儀式』を始めるのであった。

 その光景がZZの目から巨大なホロスコープとして映し出される。

ガロード「この変態兄妹が!」

ジュドー「『真実の愛』の姿にひれ伏せよ!妹以外に欲情する異常者ども!」

ティファ「あの二人の心には禍々しい欲情を感じます・・・」

ガロード「いいかげんにしやがれーーー!」

 ガロードがDXをZZに向けて突っ込ませる。



 その時,2機の間にわって入るようにランチャーからビームが放たれる。

ガロード「何だ!」

 その方向をガロードが向くとそこには光の翼と質量を持った分身とゴッドフィンガーを持つややこしい機体があった。

 シスコン二等兵シン・アスカのデスティニーである。

ジュドー「おお,シンか!一応妹持ちのガンダム乗りってことか!後は任せたぜ!(時間稼ぎを!)」

 とジュドーのZZは『恩寵の儀式』の強大なホロスコープとともに去っていく。

ガロード「待ちやがれ!呪道!」

シン「行かせるかーーー!」

 シンのデスティニイがDXの前に立ちはだかる。

シン「去年と違って今年はこっちも後半メカだ!」

 そうシンは去年もプルたんの誕生日妄想の際にインパルスでダブルエックスにかかって逝き,見事に敗れていた。

ガロード「てめえ!性懲りもなくまたぁ!」

 シンのデスティニーはゴッドフィンガーもどきを構えながらDXに突撃する。

シン「おまえ達の戦いのせいで俺のマユはーーーーーー!!!」

 とまだシンはベタベタな勘違い。(狼と雲の兄弟並みの・・・)

 だが,そのデスティニイの姿を見たガロードもそれをある姿とかさね合わせる。

 その姿はあの大シスコン聖天至高神帝ジュドー・アーシタのデコバチである。

 そうあのシス天大魔王が,プルの純粋な気持ちを踏みにじり続けている悪魔の一撃デコバチである。

 ガロードも,プルがジュドーの身勝手なシスコンによって,いつも泣かされ続けていると言うことを
これまでにいやと言うほど聞いてきた。

 そしてプルのことを悲しい目に合わせてきたデコバチを安易に真似するような行為を,許せなかったのである。

ガロード「てめえーーーーー!」

 ガロードは機体を捻りゴッドフィンガーもどきをかわし,カウンターとばかりダブルエックスの拳を叩き込む。

 そしてその腕を掴み,肘間接に強力な蹴りを加えてその腕を引きちぎる。

 仰け反りながらシンは叫ぶ!

シン「あんたはいったい何なんだーーーーー!!!」

ガロード「てめえらシスコンの勝手な理由で世界を滅ぼされてたまるかーーー!
     そしてプル達のことを!闇に落とさせてたまるかーーー!」

 ダブルエックスの拳が再びデスティニーの頭部を直撃する。

シン「ぐわ!」

 そして,すかさずダブルエックスの蹴りがデスティニーを弾き飛ばす。

 飛ばされるデスティニーに追いすがり,その上からさらに鉄拳を叩き込み,地面に叩きつける。

シン「ちくしょーーーーー!」

 とデスティニーはランチャーを再び放つが,その前にDXはデスティニーの間合いに入りその拳をデスティニーの頭部に叩き込んでいた。

シン「何なんだ!」

 と今度は光の翼を輝かせながら,質量を持った分身を用いて機体を後退させるが,DXはその上空に占位していた。

 そのままDXはデスティニーに蹴りを叩き込み,デスティニーは再び地面に打ちつけられ,機体が砕け散る。

シン「マユーーーーーーーーーー!」

 ドッカーーーーーーーーン!!!

 こうして今年もシンは敗れたのである。

ティファ「あの人の心はそんなこと望んでいないのに・・・」



ガロード「呪道め!どこに行きやがった!」

 とガロードがZZの姿をさがす。

ティファ「あっちです。」

 ティファが指差した先には『恩寵の儀式』を行なうジュドーとリィナの姿を映した巨大なホロスコープの姿があった。

ガロード「逃がさねえぜ!」

 ガロードがDXを疾駆させようとしたとき,大量の火線がDXの行く手を阻む。

ガロード「今度は何だ?!」

 DXの眼前に現れたのはストライクフリーダムであった。

ガロード「てえめは?何でてめえが?」

キラ「教祖様の邪魔はさせませんよ!」

 ガロードの前に立ちふさがるストライクフリーダムと数十機はいると思われるムラサメ。

 そう外道キラ・ヤマトとオーブの精鋭シスコンであった。

キラ「カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!
   カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!
   カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!カガリ!」

ガロード「二股三股のヤオイ野郎のこいつが何でジュドーの元に?」

ティファ「あの人の心は呪道によって侵食されています。」

 「カガリ!カガリ!」と呟いているキラのコメカミにはフラ○ケン・シュ○インのように
得体のしれないボルトが突き刺さっていた。

 そして『妹結会』教団本部である第13妹庵でその光景を眺めながら,ゼクスが満足気に誰にとなく言う。

ゼクス「クックックーーーーー!シスコンボルトはうまく機能しているようだぜ。」



ガロード「くそ!どきやがれーーーーーー!」

 DXはビームソードを抜き,ストライクフリーダムに切りかかる。

キラ「やめてよね。」

 ストライクフリーダムがビームライフルを放ち,ビームがDXを捉える。

 ビームにDXが弾き飛ばされ,そこへ次々とシスコン達の乗ったムラサメが襲いかかっていく。

キラ「『異常者』である君達が僕に敵うわけないでしょ。」

ガロード「ちくしょーーーーー!このままではジュドーのやつが!」

 ビームが機体をかすめる衝撃の中,ティファをかばいながらガロードが叫ぶのであった。



ティファ「大丈夫です。来ます。」



 ティファがそう言った時,天空より多数のビームの束が輝き,そしてそのビームは的確にムラサメを捉え,炎の渦へと変えていった。

キラ「何だ!」

 とキラがビームが発射された天空を見ると彼方よりGXに類似したMSが次々と現れる。

 GXと異なっている点はその頭部がガンダムのフェイスではなく,フェイスそのものがセンサーのような外見を持っていたことである。

 そうこの機体は,ビッドモビルスーツ,Gビッドである。

 天空より現れたGビッドに対してムラサメも上昇しビームを斉射するが,
Gビッドは難なくそれをかわすと同時に射撃を行ない,反対にそのビームは次々とムラサメを撃墜していく。

 そのまま残ったムラサメと乱戦になる。敵味方が入り乱れた戦場の中で次々と爆発が起こる。

 しかし,火を吐き爆発するのはムラサメばかりである。

 そしてGビッドはムラサメ隊を突破し,ガロード達を守るようにDXの周りに終結する。

 突然現れたGビッドによってもたらされた光景にキラは

キラ「僕は今カガリと愛し合っているんだぞーーー!」

 とGビッドに向かって叫び。

 ピコピコと照準を行ないフリーダムの一斉発射(なんて呼ぶのか知らん・・・)をする。

 だがそのビームも瞬間的に回避運動を取ったGビッドはやはり難なくかわし,ライフルで応射する。

 そして再び数機のムラサメがスクラップと化していった。

キラ「何で僕達シスコンが?!」

 と動揺するキラにDXがビームソードを構えて突っ込む。

ガロード「おまえらシスコンが自分達の欲望で人を傷つけることしかできない弱虫野郎だからだ!」

 キラはストライクフリーダムのファンネルもどきで迎え撃とうとするが,
ファンネルもどきがDXを囲んだときにはすでにDXはフリーダムの眼前に迫っていた。

 そしてその攻撃がDXに届く前にビームソードがフリーダムを貫く。

キラ「アスラーーーーーーーン!!!」

 キラは最後の瞬間呪道の呪縛が解けたのか,元の邪悪な姿に戻りながらそう叫んで散って逝った。



 だがそれも束の間,今度は『妹結会』の地上基地から大量のシスコンガンダムが上がってくる。

(ツ○ムin非○食さん,すいません。)

ガロード「ちくしょー!まだ来やがんのか!」

 ガロードがそういった時,Gビッドはシスコンガンダムの群れの中に踊り込んでいく。

 そして次々とシスコンガンダムを撃墜し,道を作る。

 ガロードのDXの前に一機のGビッドが進み出て道の向こうを指差す。

 その方向には『恩寵の儀式』を行なう呪道とリィナの姿があった。

ガロード「行け!っていうのか?すまねえ!」

 とガロードは再びDXを疾駆させる。

ティファ「あの人も呪道のことが許せないのです。」



ガロード「ジュドー!待ちやがれ!」

 ガロードのDXがZZに追いすがる。呪道はリィナとの『恩寵の儀式』に夢中でDXの接近を許してしまったのである。

ジュドー「くそ!異常者め!俺とリィナの『真実の愛』を!
     お前達の身勝手さで俺とリィナが愛し合うのを邪魔するのなんて許せないんだよお!」

 とジュドーは叫ぶ!

ガロード「てめえら兄妹が勝手に『恩寵の儀式』とか『真実の愛』だとかやってるはどうでもいい!
     てめえらだけで勝手にやっていればいいんだ!
     けどそれで,何でプル達のことを泣かせる必要があるんだ!
     何で人に痛みをぶつける必要があるんだ!」

ジュドー「俺には伝えなければならない大義があるんだよ。愛があるんだよ。おまえ達こそ愛などないのになぜ欲情する。」

ガロード「何を言っていやがる?!」

ジュドー「おまえがただの『異常者』だから欲情しているんだ。おまえがティファといるのは,状況に過ぎないんだよ!
     しかし,俺は違うね!自ら人々を導くという過酷な道を選び,後悔はしていない。
     おまえには内から遺伝子から湧き上がる愛はないだろ!
     ・・・そんな異常者はこの世界から去るんだよ!」

 とジュドー,なぜか『バイブレーション』の時のグレミーのセリフをなぞって・・・



グレミー「ハックショーーーーーン!!!」

プル「グレミー,風邪?」

グレミー「いえ,そんなはずは・・・私も花粉症の仲間入りなのでしょうか?」

 ズズーーー!チーーーン!とグレミーは鼻をかむ。



ジュドー「俺は間違いなく,身勝手な人の独善に対して,みんなの意志を背負って戦ってる!」

 となんかジュドーに戻る。

ガロード「・・・ふざけるな!何がみんなの意志だ!それこそ手前らシスコンの勝手な独善だろ!」

ジュドー「勝手だと!異常者がみんなの意志(シスコン)の代弁者のこの俺に!
     これを見てもまだそんな戯言が言えるかーーー!見よ!これが『真実の愛』だ!
     この素晴らしい光景の前にひれ伏せよ!そして悔い改めよ!」

 と辺り中に巨大なホロスコープが,『恩寵の儀式』を行なっているジュドーとリィナの姿を映したホロスコープが現れる。

 そう街中にジュドーとリィナの姿が映し出されているのである。

 (何をしているのかは想像に任せます。良い子は想像しちゃダメよん!)



 その頃プルたん達が住むマンションでは

グレミー「花粉が入って来ては困りますからね。」

 グレミーが窓を閉めていた。ついでにカーテンも。



 その光景を見てリィナが絶叫する。

リィナ「いやああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」

ジュドー「リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!
     リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!
     リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!」

 そのあまりの異常な光景に,ガロードもたじろいてしまう。

ティファ「あれはもう完全なる異常な意志です。」

ガロード「野郎!いい加減にしやがれ!」

 とガロードはビームソードを抜き,ZZに斬りかかる。

ジュドー「異常者が!この素晴らしい愛の光景を見ても悔い改めないとは!
     完全に心から腐ってやがる!」

 とジュドーもハイパービームサーベルを抜き応戦する。

 ともに両者の必殺技であるツインサテライトキャノン,ハイメガキャノンをチャージしている間はない。

 数度サーベルが交錯した後,2機のガンダムは鍔迫り合いに入る。

 その時,DXの胸部のバルカン砲が火を噴く。

 ガガガガガガガガッとZZの機体が軋む。

 本来ガンダムの装甲ならバルカン程度問題ないはずであるが,合体変形MSであるためどうしても機体強度に劣るZZには厳しい一撃である。

ジュドー「ちくしょーーー!!!」

 ジュドーは機体を後退させ間合いを取ろうとするが,DXはすかさず斬りつけていく。

 ガシイイン!バシイィィィィィィン!!!

 サーベルが機体をかすめてZZにダメージが蓄積していく。



 その時,2機の後方では『妹結会』総本部第13妹庵の屋根が,巨大な王様の姿をした拳に弾き飛ばされる。

 4人の漢達もいっしょに吹っ飛んでいた。



ガロード「もう終わりだ!覚悟しやがれ!呪道!」

ジュドー「何でシスコンであるこの俺が!何も見えていない異常者に!
     ふざけるな!俺はリィナのお兄ちゃん!
     俺はリィナと愛し合っているのだぞ!
     その俺が負けるわけないだろーーーーーーーーーー!!!」

 『恩寵の儀式』が激しくなり(ジュドー・・・そんなことをしながら操縦していたのか・・・

押されるはずだ・・・),ジュドーの体からオーラが放射される。

ティファ「ガロード!いけない!」

ガロード「何だ?!」

ティファ「悪意のオーラが!とても邪悪な力を持った・・・そして欲望を・・・」

 ZZがオーラに包まれるとその機体にひびが入りながら徐々に膨らんでいく。そして巨大化を始める。

ジュドー「リィナアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーー!!!」

リィナ「いやあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」



ガロード「ハイパー化・・・?」

ティファ「あれは呪道の・・・いえ,世界そのものの悪意の塊です。」



ジュドー「敵が小さく見える!敵が小さく見える!
     それはや〜〜〜っぱり,愛がないから縮んだのね♪」

 と危ない発言をしつつ,ハイパーZZはDXに斬りかかる。

 DXはライフルをZZに放つが,その火線はZZに吸収されていく。

ガロード「ちくしょーーー!化け物め!」

 ジュドー「ははははははははははーーー!邪悪なる異常者達はこの俺が浄化してやるぜ!
      俺とリィナの愛が光って唸る!世界を愛に導けと轟き叫ぶ!
      爆愛!フルパワーーーーー!ハイメガ・・・」

 とハイパーZZがハイメガキャノンの発射体制に入った時,多数の機体がハイパーZZを襲う!

 Gビッドである。シスコンガンダム達を全滅させ,この戦場に駆けつけたのである。

 そしてGビッド達はハイパーZZの手足に取り付き,押さえ込もうとする。

ジュドー「こいつら人形の分際で俺の神聖なる愛の行為を,邪魔しようっていうのかよ!」



 動きが止まったハイパーZZを指差し,ティファがガロードに言う。

ティファ「ガロード,あそこです。」

 ガロードがティファの指差した方向を見た時,ZZの機体を透けて『恩寵の儀式』を行なう呪道とリィナの巨大化した姿が微かに見て取れた。

ガロード「そこかーーーーー!」

 ガロードがGコンのスイッチを押し,サテライトシステムを発動させる。

ジュドー「あれは!離しやがれ,人形ども!プルのクローン以下の人形のくせしやがって!」

 とこの場に及んでプルたん達のこと誹謗する呪道・・・

 だが,GビッドはハイパーZZを離そうとはしない。

 そして照準レーザーなしで,すぐにDXにマイクロウェーブが来る。

 D.O.M.E.さんも準備万全だったみたいである。

ガロード「いけえーーーーー!サテライトキャノン!」

 ツインサテライトキャノンが発射され,ハイパーZZをそして巨大化した呪道とリィナの姿を貫く。

ジュドー「リィナアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァーーーーーーーー!!!」

 ハイパーZZは砕け散っていく。

 そしてZZ本体も砕け散りながら,元の姿へと戻っていく。

 破れたコックピットから飛び出す『デコバチ転送ボックス』。

ジュドー「しまった!」

ガロード「そいつか!」

 とDXはビームソードで『デコバチ転送ボックス』を捕らえ,これを滅する。

 だが,落下していくZZの中で呪道は言う。

ジュドー「それでも俺の勝ちだね!重要データにはちゃんとバックアップがあるんだよ!
     今頃はクルル・・・いやゼクスのやつが!
     はっはっはーーーーー!やっぱり人々を惑わすあの淫魔は自分というものを思い知ることになるんだよーーーーー!」

 とジュドーはそう叫んで,ZZとともイモフロントの一部であるクレバスへと落ちて逝った。



 その頃,『妹結会』の正門前ではゼクスが宅配便に『デコバチ転送ボックス』を出していた。

 そのトラックには『宇宙運送公社』と書かれてあった。

ゼクス「『宇宙運送公社』は誰も手出しできないんだな。クックックーーーーー!」



ガロード「ちくしょー!呪道め!クルルめ!何でそこまでしてプル達のことを!」

ティファ「大丈夫です,ガロード。みんなの心はプルさんの元に届きます。」



 そしてプルたんとツーちゃんの誕生日である3月8日。

プル「ごくろうさま。」

 プルたん達の家に宅配便が届く。

プル「ジュドーから・・・?わたし達の誕生日プレゼント?」

 本当はジュドーからの誕生日プレゼントならプルたんにとってはうれしいはずなのだが,
プルがその箱を手にした時,様々な人々の様々な思いが流れ込んできた。



 ジュドーの欲望(シスコン)に満ちた邪悪な思念,ジュドーの,『妹結会』の身勝手な狂義のため
『異常者』として捕らえられ,強制労働,はたまた訳のわからない儀式のために,なぶり殺しにされていった女の子達の苦しみ,悲しみ・・・
(プルたんは否定したのだが・・・)
それに憤激する東方先生を始めとするガンダムファイターである武闘家達やWチームの怒り,
そしてガロードとティファの思い。



プル「ジュドー・・・・・」

 プルは少し悲しそうな表情をして小さく呟く。

 そして届けられた箱をリビングのテーブルの上に置く。

 そこへプルツーとグレミーが入ってくる。

プルツー「姉さん,何が届いたの?ジュドーから・・・?」

グレミー「どうせあの男のことです。下品なものに決まっています!捨ててしまいなさい!」

プル「・・・・・」

 そんな言葉を聞きながらプルは意を決したように箱を開け始める。

プルツー「姉さん・・・」

 プルツーはプルのことを心配しながら言う。

 そして箱を開けると手が飛び出してきた。デコバチである。しかしプルは動じず,その手を額の前でキャッチする。

グレミー「ひいいいいいいぃぃぃ!手がーーー!手がーーー!お化け!」

 と腰を抜かすグレミー

プルツー「呪道絡みなんだから,いい加減に慣れろ!グレミー・・・」

 そしてプルはその呪道の手を抱きしめながら言う。

プル「ジュドー・・・ジュドーもわかって,みんなのやさしい心を・・・
   お願い・・・元のやさしいジュドーに戻って・・・
   もう酷いことをするのはやめて・・・お願い・・・ジュドー・・・」

 プルたんのやさしい心がジュドーの手を包み込む。そして邪心が浄化されていく。



 そのプルたんのやさしい心が呪道本体にもリバースされていた。

 未だにガロードにやられてクレバスの中にいるジュドーとリィナ。

 プルたんのやさしい心に邪心は浄化されるはずなのだが・・・

 そこは純度∞%のシスコンであるジュドー・アーシタ。

 邪心(シスコン)の浄化は呪道にとって完全消滅を意味する。

ジュドー「ぐおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!コオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーー!!!」

 とジュドーは右腕を抱かえながら苦しみだす。

 そして呪道の右腕はどす黒い煙とともに亡者達を吐き出していた。
 呪道と『妹結会』によって『異常者』としてなぶり殺しにされて逝った幼い女の子達である。

 肉体を失ってもなお天に還ることもできず,呪道のシスコンの磁場によって
闇に捧げられた供物として亡者として苦悶の中を漂い続けていたのである。

 (アスラン「言っておくが,アーシタだぞ!アーシタ!」)

呪道「ぐおおおおおおおおおおおーーーーーー」

 ジュドーは手刀で自分の右腕を切り落とす!

ジュドー「ぜえ!ぜえ!ちくしょー!あの淫魔め!リィナと『真実の愛』を行なうべき俺の大事な右腕を!」

 そして切り落とされた呪道の右腕は光とともにプルたんのやさしい心に浄化され,
亡者にされた女の子達の魂は天へと還って逝く。

(ちっ!呪道も浄化されて完全消滅すれば良かったのに!)



プル「ジュドー・・・・・」

 プルは寂しそうな表情を浮かべて再びつぶやく。その時

 ピンポーーーーーーン!

 とプルたん達の部屋のチャイムが鳴る。

プルツー「誰だろう?」

 とプルツーがドアを開けると

ガロード「おめでとうさん!お二人さん。」

ティファ「おめでとう。」

 プレゼントやケーキを抱かえたガロードとティファ。

ルー&エル「パーティーだ♪飲ま飲まイェイ♪」

 酒瓶を抱かえたルーとエル。

デュオ「せっかくの誕生日なんだから派手にパァーーーーーーっと騒ぎましょうぜ♪」

 といろいろとご馳走を運んでくるWチーム。

ドモン「こういう時は楽しくやるのがいい。」

レイン「二人ともおめでとう。」

アレンビー「もう待ちきれないよ♪」

 そして赤い人達も

クワトロ「おめでとう♪プルたん♪ツーちゃん♪今年も10歳の誕生日おめでとう(はあと)」

カミーユ「(この人は・・・)とにかくおめでとう。」

アムロ「ハッピーバスデー!プル,プルツー。(こんなときしか出番ないし・・・)」

ルチーナ「さあ,みんな二人の誕生日パーティーを始めましょう♪」



プル「みんな・・・ありがとう♪」

プルツー「ありがとう。」

グレミー「ルーさん♪」



一同「ハッピーーーーー♪バースデーーー♪プル♪プルツー♪」

 こうしてプルたんとツーちゃんの誕生日の夜は,みんなのやさしさによって楽しく過ぎていくのであった。



 一方その頃呪道はというと・・・

 クレバスの中で一向に助けは来なかった・・・

 (『妹結会』,師匠達のおかげで壊滅状態ですし・・・)

ジュドー「助けがこない・・・・・リィナの誕生月パーティをしないといけないのに・・・
     まあ・・・みんなで祝うのもいいけど,二人きりの誕生月パーティーってのも♪」

リィナ「いや・・・いや・・・いや・・・いや・・・いや・・・」

ジュドー「リィナアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァーーーーーー!!!
     とおおりゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」

リィナ「いやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」

ジュドー「リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!
     リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!
     リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!リィナ!」

リィナ「いやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」

 こうしてサバトは続くのである。



 一ヵ月後ジュドーが発見された時には,ジュドーはツヤツヤしていたという・・・切り落としたはずの右腕も生えてきて・・・








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