『プルたん誕生日妄想 2006 (中編)』


『プルたん誕生日妄想 2006 (中編)』







 少女がブローチを掌できゅっと抱き,それを眺めている。

 少女は呟く。

プル「ジュドー・・・」

 このブローチは去年のプルの誕生日にジュドーからもらったものである。

(本当はプルツーがプルのことを喜ばせようと一計案じたものだが・・・)

 しかしプルの表情はどこか悲しげであった。

プル「ジュドーは本当はやさしいんだよね・・・
   私の誕生日のことちゃんと覚えていてくれたもん・・・
   本当のジュドーはやさしいんだよね・・・」

 プルは連日のように聞こえて来る呪道の悪行に,小さな胸を痛めていた。

 プルの思う少年,ジュドーが大シスコン聖天至高神帝を名乗り,超カルト狂団『妹と結婚(結○)する会』を率いて
人々を苦しめているのである。特に兄のいない女の子達を『異常者』として捕らえ,
強制労働をさせ,挙句の果てにはなぶり殺しにしているという噂さえある。

 プルはそんな話を信じたくはなかった。ジュドーのことを信じていたかった。

プル「ジュドー・・・・・」

 プルは再びブローチを見つめながら呟く。

プルツー「姉さん・・・」

 プルのそんな様子をプルツーが心配そうに見つめていた。



ジュドー「異常者の代表格とも言える貴様らにはお似合いの報いだ!
     ティファを遺伝子レベルまで分解してこの茶筒に封印してやるぜ!
     そうだ♪ついでに『メカラッタ』と言っているティファとガロードの映像も一緒にプルに送ってやるか?
     妹以外に欲情する奴の末路として,あの敬虔な人々を惑わす淫魔にわからせてやる♪」

 と呪道と四天王がガロードとティファを追い詰める。



 その時!

???「そんなことはさせませんよ!」

 とどこからともなく少年の声がする。

ロム兄さん「この声はレイナ!」

レイ「違うだろ・・・少年だぞ・・・」



カリス「希望の灯は消さない!」

 カリス・ノーティラスである。そしてビッドを召喚し,四天王に集中砲火を浴びせる。

(カリス,なにげにビッド召喚術持っている?)

 その辺は究極武神である四天王。その攻撃を後ろに飛び退くことにより素早くかわす。

 だが,その隙にカリスのビッドはティファを捕らえているゼクスのメカの触手を破壊する。

ガロード「カリス,来てくれたのか。」

 ガロードはティファを助けながら言う。

カリス「まったく無謀ですよ。二人だけで魔窟『妹結会』に来るなんて。」

ガロード「けどよ,呪道のやつが許せなかったんだ。」

カリス「それは僕達とて同じです。」

ガロード「僕達?」



レイ「このようなもの動きを読んでしまえば!」

リュウガ「我々四天王には通用せぬ!」

ジュウザ「我が拳は我流。よって誰にも見切れぬ。」

ロム兄さん「レイナーーーーーーーーー!!!」

レイ「・・・・・だから違うだろ・・・」

リュウガ「とにかく大木を枯らす腐った枝は断つべし!」

ジュウザ「おりゃりゃりゃりゃりゃーーー!」

 と四天王(ロム兄さん以外)はガロード達に飛びかかる。

ガロード「死ぬもんかーーー!死なせるもんかーーー!」

 とガロードはティファの盾になろうとするが,その時

???「ぬりゃああああああああーーーーーー!!!」

四天王「ぐはっ!」

 雄叫びとともに突然現れた巨大な掌に四天王は弾き飛ばされる。



ジュドー「何奴だ!」

 とジュドーが掌が現れた方を向くが,頭上から

???「わしはここだーーー!」

 と白い布がビームのように伸び,ジュドーとゼクスを弾き飛ばす。

ジュドー「げふ!」

ゼクス「クーーーーーーー!!!」

???「このたわけどもがーーーーー!何がシスコンだ!幼き少女達をなぶり殺しにしておいて,何が『真実の愛』だ!」

 老人が叫ぶ。そう宇宙最強の武闘家マスターアジア,東方不敗である。

ドモン「だりゃあああああああーーーーーーーー!!!」

 とドモンが続き,神聖浄化隊の衛士達を弾き飛ばしていく。

シュバルツ「未熟!未熟!未熟ーーー!外道の果てに『愛』を説くなど無理の一言ぉぉぉおお!」

 シュバルツも次々と『妹結会』信者を蹴散らしていく。

 そして東方先生が言い放つ。

東方先生「わしの愛する地球を汚す呪道。そしてプルちゃんのことを泣かせ続ける呪道など断じて許せぬわ!」



ジュドー「ちくしょー!化け物どもが!ここは一時撤退だ!」

 ジュドーはリィナを抱きかかえ,デコバチ転送ボックスを持ったゼクスとともに部屋の出口に向かう。



デュオ「おっと,逃がさないぜ!俺達もいるんだ!」

カトル「もうあなた達の行いを放っておくわけにはいきません!」

ウーフェイ「おまえ達『妹結会』は悪だ!だから倒す!」

トロワ「無駄なシスコンは死につながる。」

ヒイロ「ジュドー,ゼクス,おまえ達を殺す。」

 とジュドー達の前にウィングチームが立ちふさがる。



ジュドー「くそう宇宙世紀以外がつるみやがって!なら,こっちも宇宙世紀以外で対抗だ!」

 と騒ぎを見に来た一般信者の中に混ざっていたシン・アスカ・シスコン二等兵の腕を掴む。

ジュドー「逝け!シン・アスカ!」

 とジュドーはシンをガロード達の方へ押しやる。

シン「うわ!何すんだ!くそ,こうなりゃやけだ!わーーーーーー!!!
   あんたらはいったい何なんだーーーーー!!!」

 とシンはヤケクソになってかかって逝く。しかもドモンに・・・

ドモン「・・・・・」

 ビシッ!

 と掛かって来たシンにドモンは無言でデコピン(三年殺し)を一発浴びせる。

シン「うぎゃあああああああああああああああ!!!」

 シンは吹っ飛んで逝った・・・



レイ「うわ,よわ・・・」

リュウガ「ケン○ロウはこんな奴にユリアをさらわれたのか・・・?」

ジュウザ「モッコリばかりやっていたからか・・・?」

レイ「・・・・・」



ジュドー「へたれが!それでも妹持ちの主人公か!」

ゼクス「クックックーーーーーー!シンって,だいたい主人公なのかい?」



 その時一人の少年がゼクスの前に立ちふさがる。

ヒイロ「ゼクス・マーキス,おまえを殺す。」

 とヒイロがゼクスに銃口を向ける。



ゼクス「クックックーーー!そうくるかい。でもてめえの気になっているのはリリーナなんだな。」

ヒイロ「リリーナ・・・」

ゼクス「おーい,リリーナ!」

ジュドー「おい,ゼクス!大事な妹を他の男に合わせるなんて?!」

 ゼクスの声に一人の少女が部屋に入ってくる。



リリーナ「ほほ〜〜〜い,ゼクス。」

 リリーナ・ピースクラフトである。でも妙に眉毛が濃いような・・・

 そして,いきなり尻をだし・・・

リリーナ「ぶりぶり〜〜〜♪ぶりぶり〜〜〜♪尻だけ星人!」

ヒイロ「!!」

 さらに前を見せ・・・

リリーナ「象さん♪象さん♪」

 と腰を振り出したのである(爆)だが・・・股を覗き込み・・・

リリーナ「おお!おらの象さんが!おらの象さんが!ない!」

 パニック!パニック!パニック!な状態・・・

リリーナ「いや〜〜〜ん。もう,ス・ケ・ベなんだから〜〜〜!」

ヒイロ「・・・・・!!!」

ゼクス「まったくしょうがない奴だぜ。クックックーーーーー!」

ジュドー「・・・・・」

 この兄あってこの妹ありか・・・



ヒイロ「うわああああああああああああああああああああああ!!!」

 ヒイロ精神崩壊・・・・・・

デュオ「ち,あの姫さん,やってくれる!」

カトル「そういう問題なんでしょうか・・・?」

ウーフェイ「来たぞ!」

トロワ「神聖浄化隊。呪道の教義のみに従う狂信者達か。」

 Wチームに神聖浄化隊が襲いかかっていく。



 一方四天王は?

リュウガ「妹がいないというのに『兄』の尊号を名乗るとは!
     腐った枝は切り落とすのみ!ヒョオオオォォォォォォォォ!!!」

シュバルツ「呪道に取り込まれた魂でこの私を倒そうとは
      夢のまた夢ぇぇぇぇえええ!!!」

 と泰山天狼拳とゲルマン忍法が激突する。

東方先生「ぬりゃああああああああああああ!!!」

レイ「ぐわあ!!!」

 とレイはマスタークロスに弾き飛ばされる。師匠に全く歯が立っていない様子・・・・・

ジュウザ「我が拳は我流!よって誰にも見切れぬ!
     おりゃあららららららららあああぁぁぁぁーーー!」

ドモン「そんなものが俺に通用すると思っているのか!」

 とジュウザも苦戦中・・・・・そして



ロム兄さん「レイナーーーーーーーーーー!!!」

カリス「何なんですか?あなたは!」

 とカリスのビッド攻撃の直撃を受けるロム兄さん・・・

(ロム兄さん,ブラックジョーカーでもレイナになるのですか?)



レイ「会長!ここは我々が!ぐは!」

ジュドー「わりいがここは任せたぜ!行くぞ,ゼクス!」

ゼクス「やっぱ,ここは退散なんだな。クックックーーーーー!!」

 とリィナの手を引くジュドーがゼクスとともに部屋を出て行く。

ガロード「待ちやがれ!逃がすか,呪道!」

ティファ「今ここであの人達を止めなければ。」

 ガロードとティファが呪道達を追う。



ジュドー「ち,しつけえ!だが,ここはZZでとりあえずデコバチ転送ボックスを宅配便会社まで持っていくのを優先だ!」

 と呪道は片手にデコバチ転送ボックス,そして片手にリィナの腕を掴んでZZに乗り込む。

ガロード「こっちにだってDXがあるぜ!」

 とガロードもDXを呼び寄せ乗り込む

(いつのまにモビルファイターのような能力を付けたんだ・・・キッドのせいか・・・?)

ゼクス「クックックーーーーー!」

 とゼクスはモビルスーツデッキいの傍らで笑っていた。



 ジュドー「ニュータイプ,いやシスコンの力を見せてやる!
      もうこれ以上は,おまえ達みたいな身勝手なやつらに,好きにさせていられないんだよお!!」

ガロード「それはこっちのセリフだ!」

 ZZのパイパービームサーベルとDXのビームソードが交錯する!



 四天王と師匠,ドモン,シュバルツ,神聖浄化隊とWチームの戦いの喧騒中,一人部屋の隅で倒れているへたれシスコン・・・

 その手には携帯が握り締められていた。



 少年(へたれシスコン)は夢(?)を見ていた。



  (お兄ちゃん!お兄ちゃん・・・)

   一人の少女がシンの前に現れる。

  シン「マユ・・・?どうしたんだ,マユ?駄目だ,マユがこんな戦いのところに来ちゃ。」

  マユ「だいじょうぶ・・・マユはいつもお兄ちゃんといっしょなの・・・」

  シン「いつも・・・いつもなのか・・・」

  マユ「うん,ずっとね・・・」

  シン「ずっと・・・・・」

   マユはシンの額におでこをトンと当てながら言う。

  マユ「マユはお兄ちゃんといつもいっしょなの・・・」

  シン「いつも・・・」

  マユ「うん。お兄ちゃんがいてくれるだけで。マユのこと覚えていてくれるだけで。」

  シン「覚えて・・・」

  マユ「うん,だからそれで十分なの。うれしいの。」

  シン「ん・・・・・」

  マユ「だから。もう。」

  シン「・・・・・」

  マユ「いっしょだから。いっしょ。それで・・・」

   そう言ってマユは消えていく・・・シンと重なり合いながら・・・



 そしてシンは覚醒していく。しかしその時,目に映ったものは,2機のモビルスーツが上空で交錯している姿だった。

 ZZとDXである。

シン「あのモビルスーツは!」

 シンは上空のDXを睨みながらそう言う。






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