『いけいけ!ジャミ口探検隊!(中編)』
『いけいけ!ジャミ口探検隊!(中編)』
『妹と結婚(結合)する会』総本部に潜入したツーたんとジャミル・ミート。教祖様の恩寵の儀式が行われるという中央ホールに潜り込むが・・・
ジーク・妹!ジーク・妹!ジーク妹!
とホール内は信者たちの歓声につつまれていた。
プルツー「しかしどうしてこういう奴らは馬鹿の一つ覚えみたいに『ジーク』って叫ぶんだ・・・?」
ジャミル・ミート「ジーク・プル!!!ジーク・プル!!!ジーク・プル!!!」
と対抗しているのかジャミル=ミートも叫んでいるが何せ多勢に無勢,その声は圧倒的な信者たちにかき消されていた。
ジャミル・ミート「おのれ,この変態どもめ!拙者の魂の叫びを!」
プルツー「・・・・・」
教祖様の御成り〜〜〜!!!
シスター!シスター!!シスター!!!
会場はさらに歓声につつまれる。
そしてホールの中央に設けられた演壇に進み出るローブを身にまとった男。背中には『リィナ』と大きく文字が記されている。(メガネっ娘教団まんま・・・)
そうその男とは!
プルツー「・・・やっぱりジュドーか・・・」
「教祖様!」「ジーク・妹!」「妹!妹!妹!」
ジュドー「同志たちよ!よく集まってくれた!ここに真実の愛を説く『恩寵の儀式』を始める。下界は妹以外に欲情するという異常者どもで満ち溢れている。
ここに世界に真実の愛を説くため,世界を異常者どもから解放するため,人類の本当の愛の姿を現出させる。真実の愛にはこれ以上の言葉はいらねえ!行動あるのみだ!」
プルツー「おまえが異常者だって・・・」
やがてジュドーを照らしていた照明がピンク色に代わり,なぜか『ちょっとだけよ♪』のテーマが流れ始める。
そして演壇の中央から何やらベッドらしいものがせり上がってくる。
リィナ「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!離してえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ベッドにくくりつけられたリィナが叫んでいる。しかもそのベッドは何故か回転していた。
ジュドー「もうリィナは照れ屋さんなんだから♪」
リィナ「お兄ちゃんいいかげんにしてえぇぇぇぇぇぇ!」
ジュドー「これから真実の愛を見せてやるぜ!リィナアァァァァァァァァァ!!とおりゅああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
とローブを放り投げたジュドーはリィナへ向けて飛翔する。
リィナ「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
プルツー「サバトか・・・?」
以下自主規制。
『恩寵の儀式』も終わり別の箇所の調査に向かうツーたんと変態。
ジャミル・ミート「ジュドーには最近露出の趣味があるんだろうか・・・?全く変態なことだ。」
プルツー「それにしてもおまえもずいぶん熱心にビデオ撮っていたけど・・・?」
ジャミル・ミート「まあこれは小遣い稼ぎのため別口で売りさばこうかと思って♪所詮リィナだからたいした小遣いにはならないけど。
プルたんなら楽しそうにチョコパフェ食べている姿だけで100倍の値はつくけど♪」
プルツー「まさか貴様,姉さんを盗撮したりはしていないだろうな?!」
ジャミル・ミート「拙者は人としてそのような非道な行いはせん!」
プルツー「・・・・・」
第6妹庵(いもあん)と書かれた建物から人の叫び声が聞える。
プルツー「今度は何だ!とりあえず行ってみよう。」
とその建物の一室を覗いてみるとそこでは大スクリーンでエロ映像が流されていた。
プルツー「うわっ!何だここは?!」v
ジャミル・ミート「う〜〜〜ん,エロエロ♪」
と喜ぶジャミル・ミートであったが,中にいる信者たちの表情はそんなにのん気なものではなかった。
そして竹刀を持って室内を巡回していた幹部らしき男が一人の信者の前で立ち止まる。
幹部A「貴様ーーー!いま少し欲情しただろう!妹以外に欲情するとは修行が足りーーーーーん!!!」
と言ってその信者を竹刀でタコ殴りにする。
信者E「無理ですよ。男の本能は押さえられないですよ。」
とその信者は言い訳をする。
幹部「そういうのなら貴様にいい物を見せてやろう。真のシスコンの姿というものを!」
と言ってその幹部は映像を切り替える。
プルツー「また,どうせろくでもないものなんだろうな・・・」
映像が始まる
プル「ジュドー♪」
といきなり何故かにっこり微笑むプルたんが映る。
プルツー「な,なんで姉さんが?!」
信者&幹部&ジャミル・ミート「かわいい♪萌え〜〜〜♪」
だが,その映像内ではプルはジュドーに近付くが・・・
ジュドー「プル邪魔だ!あっち行ってろ!」
とジュドーはプルたんにデコバチ!
ジュドー「リィナアァァァァァァァァ!!!」
プル「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!」
プルツー「・・・・・」
幹部A「見たか,あの教祖様の御姿を!あんなにかわいい娘に慕われているのにそれを振りほどく姿。あれこそが最終解脱された御姿。
あんなにあんなにかわいい娘すら拒否してしまうとは・・・あくまでも妹に操を立てる凄まじさ!あれこそがシスコンとしての最高の高みなのだ!」
信者E「教祖様は我々に真実の愛の姿を示されているのですね。」
信者F「我々の目は覚めました。教祖様があのような凄まじい茨の道を歩んでおられるとは・・・」
と感涙する信者たちであった。
プルツー「異常者たちめ・・・」
だが,中には疑問を持つ信者たちもいた。
信者G(鬼だ!教祖は鬼だ!あんなかわいい子にあんなことができるなんて・・・こんなところにいたら駄目になってしまう・・・)
信者H(あのプルっていう娘,かわいいな♪(はあと)あんな娘に酷いことをできる教祖ジュドーはおかしい!)
プルたんを粗略にあつかうビデオにちょっとご機嫌斜めになったプルツー。
プルツー「絶対にここの奴らはおかしすぎる!!」
ジャミル・ミート「まあジュドーの率いている集団だから。」
と言いながらツーたんは変態とともに今度は本館に向かっていたが,前方に磔台のようなものが見える。
プルツー「何だろう?」
よく見てみると,イーノが生きたまま鳥葬にされている。
イーノ「うわあああああああ!」
とイーノはカラスにつつかれている。
どうやらリィナを助けるためにその持ち前のステルス機能(存在感のなさ)を発揮して教団に潜入したのはいいものの,ジュドーに瞬殺されてこんな刑にされているようだ。
プルツー「・・・・・」
ジャミル・ミート「さて本館に行きますか。」
プルツー「そうだな。」
イーノ「えーーー!助けてくれないの?ジャミル・ミートには期待していなけど,プルツー。」
ジャミル・ミート「ページの無駄だしね♪」
プルツー「そうだな,長くなってきたから。」
イーノ「そんなーーー!」
だがその時にはツーたんもジャミル・ミートもイーノのことなんてもう忘れていた。イーノの存在感のなさがなせる技である。
こう言って美少女と変態は本館である第13妹庵(いもあん)に向かうのであった。
また続く(爆)
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