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2001前半ベスト


 記事タイトル:ベスト3 ワースト3 

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お名前: ジギタリス   

 

ベスト3

1,劇団麦「煙が目にしみる」

  感動の嵐。秀作の人間ドラマ。

 

2,うろのひびき「符号の鏡」 

  言葉に出来ない素晴らしさ。

 

3,劇団新月列車「夏の夜の夢」

  前作と比べものにならない出来映え。斉藤可南子さんは演出としても役者としても天才だ。

  あのパックは人間とは思えない綺麗さだった。

 

次点 笑って笑って360分

   爆笑ものでした。またやってください。

 

ワースト3

1,劇団永字八法 「God bless you」 

  何をしているのか、何をしたいのかさっぱりわからない。こんなに酷い作品は探しても

  なかなかありません。

 

2,旗下ろしプロジェクト「マシーン日記」

  ダラダラした松尾スズキは見られたもんじゃない

 

3,平成12年度舞台技術アカデミー「お寺の和尚さんが西瓜の種を蒔きました」

  天才女優相田東子さん 三浦ひろえさんが並以下の役者に見えて吃驚。台本が酷い。何故こ

  んな作品が舞台技術アカデミーなのか?

 

役者ベスト3

1,真麻喜久枝(劇団麦) 

  

2,たかはししげき

 

3,斉藤可南子(劇団新月列車)

 

[2001年6月29日 11時6分20秒]

 

 


 記事タイトル:追加役者編 

 

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お名前: 早瀬 俊   

 

 これも本当にすみません。太田さんの評価の仕方はある意味で一理ありますし、私も

 そういった面で役者を見ている部分はあります。

 太田さん個人のベストを批判したような形になって申し訳ありません。皆さん独自の

 考えでいいはずですものね。

  でも、あえて太田さんあたりから、このような意見が出てくるように書いたのも、

 私の性格の悪さです。役者や劇団をを育てるためにこのようなHPがあると考えている

 ので、他の役者ならそうしなかったのですが、個人的な教育的配慮が入ってしまった

 のは申し訳ないと思います。

  でもあの演技でよいと思う点に問題があるという意見は、曲げるつもりはありません。

  ただし、あくまでも私個人の意見ですので。

 

 

 

[2001年7月2日 1時41分32秒]

 

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お名前: アイドル評@太田   

 

 ええとですね・・・、私は角川映画はあまり熱心な観客ではなかったので(当時からヒネク

レものだったので)すが、大林映画は「転校生」あたりから熱烈なファンでしたので(「時か

け」のみ、角川・大林両方に重なっている)、少女を主人公とした叙情的映画として大林映画

を想定したものに、太田の順位づけの基準は近いのではないか?といわれれば、確かにそうい

った面はあります。そもそも、HNがアイドル評なくらいですから。

 

 「いい演技というレベルにはとても達していない」「まだまだ練習が足りないのが素人目に

も見えてしまう」ということに関していいますと、以前にも何回か書いております通り、演技

・練習に関しましては、私は素人でございます。その素人でも見えるものが見えないのか?と

言われてしまいますと、恥ずかしながら見えません、と答えるしかありません。(全く見えな

いわけではないが、それほど決定的なものとして感じられなかった、というところでしょうか)

 

 ただ、早瀬さんも肯定しておられる「魅力的な要素」という部分が、太田という人間にとっ

ては、演技のレベルの問題点を補って余りあるほどの強い輝きを感じさせたのだ、ということ

は、確実にいえることではあります。

 

 確かに、私の文章は「真面目に演技を追求している仙台の女優の皆さんに失礼」に値するで

しょう。しかし、そもそも他人の演技に順位をつけたり、面白い・面白くない、と劇評を書い

たりする行為自体が、ある意味失礼な要素を含んでいることもまた事実です。それでも、自分

の内面に「書きたい!」という業があるから、私はこうして劇評を書き続けているわけです。

 

 さらにいえば、私が順位づけするにあたって、その女優さんの「真面目度」は基準の対象と

はしておりません。自分は舞台に乗っている女優さんを、稽古段階からずっとチェックしてい

るわけではないので、どの程度その女優さんが真面目に演技を追求してきたかは、わかりよう

がないからです。

 

 あくまで私が順位づけをする基準は、太田という人間の内面を、どれほど震わせることがで

きたか?でしか決めようがありませんし、だからこそ、これは太田という「個人」の評価であ

ることを示すために、名前を入れて文章を書いているわけです。

 

 そして、観客にとっては、必ずしも「真面目さ」「努力」だけが、感動の評価の基準になり

えない、ということも残酷ではありますが、ある種の事実だと私は考えています。ベテランの

味のある演技よりも、大林映画的少女が魅せる、まさに少女なるが故にこそ持ち得ている魅力

の方に強く惹かれる演劇ファンも、仙台には一人ぐらいはいるのだ、ということを示す人間が

いてもいいのではないかな、と私は思っているのです。

 

(といっても、人間は年とともに変わるものですから、ある日突然、ベテラン女優の魅力を、

より高く評価するときが、これから全くないとは言い切れません。その辺の思考を硬直化させ

ず、感動できるものには柔軟に対応できる人間でありたい、とは思っております。)

 

[2001年7月1日 21時34分53秒]

 

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お名前: 早瀬 俊   

 

 下の記事に、役者を入れるのをわすれてしまいました。管理人さん。あえて書かせて下さ

い。

 

 ベスト女優 佐藤美沙紀「project お岩」(劇団CUE)

 ベスト男優 熊谷 清正「血契ーチギリー」(重箱企画)

 

 いずれも、「この芝居はこのひとでもった。」と感じさせる演技でした。

役者の力の大きさを感じさせたという意味であえて追加記事として載せさせて下さい。

 

 これも余談ですが、高橋雅絵の演技がそれほどまで評価できるものとは思えません。

昔の角川映画の薬師丸や原田知世といった意味での評価なら分かりますが、彼女の演技

は魅力的な要素は確かにありますが、いい演技といえるレベルにはとても達していると

は思えません。まだまだ練習が足りないのが素人目にも見えてしまします。(これは内

部事情に詳しいから言ってるわけではありません)真面目に演技を追求している仙台の

女優の皆さんに失礼ではないかと思い、あえ師匠として書かせていただきます。

 

 太田さん。すみません。(嬉しいのですが)

 

[2001年7月1日 10時5分58秒]


 記事タイトル:未来樹・常盤木・三女 

 

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お名前: アイドル評@太田   

 

第1位 未来樹シアター「フローズン・ビーチ」

第2位 常盤木学園演劇部「常盤木戦隊ゴレンジャー」

第3位 三女高演劇部「負けないように枯れないように笑って咲く花になろう」

 

 ここのところ、すっかり高校演劇に参っているということは、既にあちこちに書いている

ところですが、今回久しぶりに社会人劇団の未来樹を、あえて1位とさせていただきました。

理由は、「劇評バトル」にも書いたことですが、僕が高校演劇を好きになった理由・「若い

時期ならではの不安定な心理状態を描いていること」を、いい大人になっても持ち続けている

登場人物に共感したからです。つまり、高校演劇の持つテーマを、実力派社会人劇団として、

より高度な技量で演じたところを、高く評価したいわけです。

 2位の「ゴレンジャー」は、僕のもう1つの演劇を愛する理由、B級トンデモをこれほど

具現化した芝居はなかったということです。水天堂氏が重箱企画のお芝居に対して、「裏切り

の連続」と書かれていましたが、「ゴレンジャー」を見た者としては、重箱のお芝居など、

裏切りのうちに入らず!と豪語したくなるというものです(重箱のお芝居を否定する意味では

ありませんので、誤解なきように)。同じ主人公が途中で死ぬにしても、重箱は輪廻するけど、

常盤木はホントに死んじゃったもんなあ・・・(爆)。

 3位の三女は、佐々木久善さんが、「8か2分の1」と表現されていましたが、同じ映画で

いうなら、むしろ「がんばっていきまっしょい」でしょう!と思いました。同じ過去の自分を

振り返るにしても、やはり高校時代を部活で燃焼させた!という映画こそが、この芝居を比喩

するにはふさわしいと思います。

 

続いて個人賞

 

最優秀男優  國井 圭 「殺人会議」(リンパ腺)のオタク少年役

最優秀女優  高橋雅絵 「眠れる森の死体」(育英)の生き霊少女

名ゼリフ大賞 「マンガって言うな!アニメって言え!」

(上記、國井圭君が「殺人会議」のオタク少年役で発したセリフ)

 

 國井君については、名ゼリフ大賞ともども、オタクとしての自分として強く共感させられた!

この一言につきます。

 また、高橋雅絵さんについては、以前から独特のオーラに魅せられていたのですが、今回の

役柄で、表情に幅が出たことによって、その本当の魅力をようやく発揮しだした、今まで生か

し来れていなかった個性が開花しだした、という印象からです。

 

 それにしても育英は、以前の大江有美さんといい、そして今度入ってきた1年の小畑奈々絵

さんといい、そして雅絵さんといい、強烈な個性を持った女優さんが集まるところですねえ。

渡部先生の人徳なのでしょうか?

 

[2001年6月27日 1時13分44秒]

 

 


 記事タイトル:個人的本音のベスト・ワースト 

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お名前: 早瀬 俊   

 

 言葉が足りなくてすみません。私は未来樹シアターの作品はいい作品だと思ったのですが、

良かったと思う部分が、この劇団独自のものでよかったのかどうかという点に最後まで疑問が

残り、ベストに入れられなかったと思ったということです。あくまでも個人的な意見ですので

当然反論があって結構ですが、決してこの劇団の公演を否定したものではありません。

 「ゴドー」については当然皆さん演劇をやっているかたなら読んだこともある作品だと思う

のですが、今回の芝居の作りかた自体と演技などが「良い公演」であったという部分が大きか

ったと思います。

 脚本にに助けられる部分は当然あるのですが、それをどう料理したかにこだわったに過ぎま

せん。オリジナルでないと駄目ではないし、既成の脚本をやったからといってオリジナリテイ

がないということはありえないということは当たり前ですよね。

 まあ、本音をいえば反論が出て来るのは当たり前ですが、あえて反論が来る覚悟で書き込み

させていただきました。やっぱり失礼でしたでしょうか?

 できれば、もっと反論が欲しいと思っています。私も素人ですので色々教えていただきたい

です。

 

[2001年7月2日 1時24分58秒]

 

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お名前: 一観客   

 

早瀬様に質問です。

ベスト・ワーストの選出は劇団オリジナル作品限定なのでしょうか?。

緒方・串田の「ゴドーを待ちながら」は既成作品ですので、

末尾三行の御発言は矛盾していると思うのですが?。

 

[2001年7月1日 16時8分26秒]

 

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お名前: 早瀬 俊   

 

 このHPにはできるだけ失礼にならない限り、できるだけ本音を書いた方が親切と感じますの

で、自分のことを棚にあげて書かせてもらっています。また、個人的な事情で3月公演はあま

り観ることができなかったので、その中に良い作品があったという話も聞きますが残念です。

 また、仙台で観た芝居という意味で書かせてもらうことをご了承下さい。芝居についての感

想はできるだけ「劇評バトル」に書くようにしてますので、そちらを参考にして下さい。

 

 

 ベスト1   唐組「闇の左手」

 

       はっきりいって、演技そのものの質が、在仙の劇団のレベルと全く違います。

       芝居も叙情的で、芝居そのものを追求する姿勢は、まだまだ「アングラ」の

       精神たっぷりです。偽「アングラ」を見て「アングラ」だと思わないための

       もぜひ観るべき芝居」だったと思います。

 

 ベスト2   IQ150「シュガー・ドロップス」

 

       静かな芝居は好きではないが、初めてこういった芝居で納得できたことに、

      自分でも驚いた。丹野さんの、もっともっと熱い演技を観たい。という意味で

      は発展途上の芝居でしょう。

 

 ベスト3以下 該当なし。

 

       理由は、テレビドラマでもない。映画でもない芝居の良さを追求した物を創

      らないと、芝居自体が一般の方に普及していかないのではないか。という疑問

      ばかりが残る芝居が多かったことです。演劇人同士で比較しあっても、あまり

      意味がないと思っている私にとっては、こんなので「一般客が増えるのかなあ」

      という心配ばかりしてしまいました。勿論、いい芝居はあったのですが、だから

      といって「わざわざ劇場に何の義理もなく観にいくのかな」という点を考えて、

      そこに該当しないものはベストとはいえないと判断しました。

 

       その逆(わざわざ観に行ったのに何てこった)というのがワーストということ

      になるのでしょうが、

 

    ワースト1 @.COM[亀劇(仮)」 

 

           劇評「バトル」をお読み下さい。

 

    ワースト2 満塁鳥王一座「ヌノ」

 

           上に同じ

 

    ワースト3  あえて書かないが(劇団ではないので)、高校演劇の将来が心配に

          なった。

 

    

  余談ですが、未来樹シアターの芝居については、脚本の良さのウエイトが、かなり

 と私は判断しましたので「オリジナル作品」ではないということから、ベストの中に

 入るとは思えませんでした。(反論もあるでしょうが) 

 

  昨日「ゴドーを待ちながら」を観ましたが、今日(7月)も公演があるので入れま

 せんでした。入れるとすると、文句なくベスト1です。まだ間に合う方はぜひ観るべ

 きだと思います。    

 

 

 

[2001年7月1日 9時35分17秒]

 


お名前: 管理人井伏銀太郎    URL

 

2001年前半ベスト開設しました。

6月までの公演のベスト・ワーストいくつでも結構ですので、

自由に書き込んで下さい。

又その書き込みに対する意見感想もお待ちしています。

 

私のベスト3は順不同で

なかじょうのぶ独人芝居

「月 見る 月日」

独り芝居でここまで魅せられるとは。

完成度の高い作品でした。

 

芝居小屋 六面座

「やよいの空に」

スタイルとしての静かな演劇から一歩先に進んだような作品だった。

 

Theatre Group "OCT/PASS"

「祖母からみれば僕たちは荒れ果てたさかしまの夜にうち捨てられた野良犬の骨のようだ」

決して見ていて楽しい作品ではなかったが、心に重くのしかかってきた。

新人の2人も好演していた。

 

若手ベスト3は順不同で、

もしもしガシャ〜ン「そして疲れ果てソーロン」

テーマ性、表現様式のオリジナリティーが少しづつ確立してきたようだ。

 

宮教大演劇部卒業公演「半神」

学都出陣「LOST SEVEN」 で、大学演劇に失望しかけた私に、もう一度

大学演劇を見直させた。演出も良く勉強していて、役者も揃ってた。

 

重箱企画「血契」

アンダーグランドの血がさわぐような作品だった。

特に魂が蝶になるラストの演出が良かった。

五十嵐直人は主役を張れる役者に育つだろう。

 

ワースト3は

 

平成12年度舞台技術アカデミー「お寺の和尚さんが西瓜の種を蒔きました」

昨年もそうだったが仙台を代表する若手の良い役者を使いながらも、ここまで作品がひどくなるとは

作演出がよくない。

養成講座でなければ、ここまでこだわらないが、良い作品を受講生に出会わせて欲しい。

 

劇団永字八法 「God bless you」 

名取突GEKI祭参加作品だったが、残念な結果になった作品だった。

若い集団なので、徹底的にこだわった作品作りをもう一度考えて欲しい。

 

学都出陣「LOST SEVEN」

目的としては素晴らしかったが、肝心の作品が色々な面で破綻していた。

作品としての完成を見るにはもう少し時間が必要かも知れない。

 

[2001年6月26日 18時17分31秒]