昨年、2012年で第17回を迎えた「神戸100年映画祭」で、今 までにない取り組みが始まりました。 “未来の神戸映画プロジェクト”。 未来の神戸映画プロジェクト - NPO神戸100年映画祭 新進の映画監督2名に映画を撮ってもらう。 資金は神戸市内外の一般の方から募る、という試みです。 参加された監督は、シネマ窟Vol.1や姫路シネマクラブが共 催した光都短編映画祭でも登場いただいた 京都の映画制作上映団体「月世界旅行社」片岡太樹監督。 もうひとりは、映画監督の石井岳龍(旧名・石井聰亙)さん が教鞭をとっている事でも知られている、 地元「神戸芸術工科大学」向田優監督。 制作された映画は荒廃した近未来を舞台にしたSFと、かた や何気ない日常を舞台にしたドラマと、全くタイプの違う作 品が完成しました。 さまざまな地域、国で制作された作品を上映してきた映画 祭で、地元で制作された映画も発信する――。 そこではデジタル化により大きな変遷期を迎えている映画 の「未来」が垣間見えるかも知れません。 |