【コース】
第9回コース(高浜市・半田市:第54・18番)
高浜港駅〜鬼みち〜高浜市やきものの里かわら美術館〜(54)海潮院〜神前神社〜(外)東光寺〜(外)海蔵寺〜(18)光照寺〜半田赤レンガ建物(ゴール受付)〜住吉町駅(約8.5km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
6月最終日の土曜日。ついに9回目となった知多四国のハイキングに挑戦です。この日は高浜市から半田市へと抜けていくコースで,昨年4月に亀崎の名鉄ハイキングに訪れた際にもほぼ同じようなルートを歩きました。天気は梅雨明けを思わせるような30℃を越える暑い日となり,熱中症に注意しながらのウォーキングとなりました。
高浜港の駅前には,シンボルとなる大きな鬼瓦があります。高浜市の名産となっています。
高浜港の駅から西に伸びている鬼みちを進んでいきます。参加者の長い列ができていました。高浜の町を訪れた際の定番のスポットになっています。
鬼みちを進んだ先には高浜市のかわら美術館があります。高浜市の名産のかわらなどをメインとした美術館ですが,1階のところには高浜市の文化財等の展示もあり,高浜市の歴史なども学ぶことができます。
かわら美術館から衣浦大橋を渡って半田市に進みます。ここから先がいよいよ本格的に知多四国の札所を訪れることになります。
衣浦大橋を越えて亀崎の集落に入ったところに54番札所の海潮院があります。亀嶺山と号し,元々は野間の大御堂寺の僧坊の1つで紆余曲折を経てこの地に移されたという歴史があるため,札所の番号が54番と飛んでいるそうです。お参りをする人で大変混雑していました。
海潮院の西側に隣接して亀崎の中心となっている神前神社があります。ここの例祭である潮干祭りは海岸に山車が出るという珍しいもので,ユネスコの無形文化遺産にも指定されています。
ここからしばらくは亀崎の古い町並みを散策しながらのウォーキングとなります。昔ながらの家を改装したカフェなど,昔ながらの町並みを利用したお店なども点在しています。
亀崎の集落を抜けて進んだ先には番外札所の東光寺があります。亀宝山と号し,1900年に説教所として設けられたのが始まりという西山浄土宗の寺院です。弘法大師の誕生からの生涯を表した45体の像が見どころといいます。納経所が大変な混雑となっていました。
ここから次の札所の海蔵寺までが今回の最長の距離となる2.9km。郊外の住宅地を池や川の側の眺めのよい道も通りながら進んでいきます。暑いのでかなり体力を奪われました。
進んだ先の番外札所の海蔵寺は,今回訪れたお寺の中でも最大の敷地を誇っていました。清涼山と号し,1489年の開創と長い歴史を有する古刹で,知多四国では番外札所ですが,四国直伝弘法では22番札所といいます。保存樹に指定されている松の木など荘厳な雰囲気を感じさせる境内です。ちょうど行程の3分の2ほどを歩いたところということで,境内の露店はかき氷などを求める人で賑わっていました。
新しい住宅地も抜けながらさらに進んでいきます。途中で路線バスともすれ違いました。
住宅街を南下して,18番札所の光照寺に到着です。開運山と号する時宗の寺院で,1342年の創建といい,元々は海の近くにあったといいますが,高波などの被害にあって現在地に移転してきたといいます。清水の次郎長が拝んだという次郎長地蔵尊が有名といいます。立派な楼門や落ち着いた雰囲気の境内が印象的なお寺でした。また静かなときに訪れたいものです。
光照寺から南下してJR武豊線の乙川駅の前を通り,しばらくは武豊線の線路沿いに進んでいきます。
半田運河の川を渡り,武豊線の踏切を渡ってゴールの半田赤レンガ建物に到着です。旧カブトビールの工場として使われていた建物で,国の登録文化財に指定されています。建物の中のカフェは,暑い中ウォーキングをした人たちで大変混雑していました。中々大変でしたが,何とか無事にゴールです。この時期のウォーキングはやはり暑さにやられました。
そのまま5分ほど歩いてゴール駅の住吉町駅に到着です。急行に乗車して名古屋市内に戻りました。
作成者 Rintaro Nagano
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