【コース】
第7回コース(常滑市:第58〜65番)
常滑駅=(バス)=(外)曹源寺〜(58)来応寺〜(59)玉泉寺〜(60)安楽寺〜多賀の里農畜水産物直売所〜多賀神社〜(61)高讃寺〜(62)洞雲寺〜INAXライブミュージアム〜(63)大善院〜(64)宝全寺〜(65)相持院〜やきもの散歩道〜常滑駅(ゴール受付)(約11.3km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
5月最後の土曜日。この日は常滑市の名鉄の知多四国のハイキングにチャレンジです。このところは30℃を越える暑い日もありましたが,この日は曇りということで暑すぎるということもなく,絶好のウォーキング日和となりました。まずは500円でチケットを購入して,バスに乗車してスタート地点に向かいます。この日も参加者が大変多く,バスに乗るための長蛇の列となっていました。
バスに乗車して約20分。スタート地点に到着です。スタート地点は何のことはない普通の路上になります。ここから住宅街を抜けて最初の札所を目指していきます。
今回最初の札所は,番外札所の曹源寺です。金鈴山と号し,1534年頃の創建といい当初は天台宗に属していたといいます。弘法大師38歳のものという大師像が安置され,厄除け大師として信仰を受けているといいます。御朱印を求める長蛇の列ができていました。
曹源寺から100mほど進んだ先には58番札所の来応寺があります。金光山と号し,1582年創建といいます。弘法大師像は,名古屋の寺尾勝治郎が商売繁盛などの御利益があったことから寄進したものといい,ほかに子安地蔵尊やぽっくりと死ぬことができるというぽっくり地蔵などが祀られているといいます。
来応寺から300mほど進んだ先には玉泉寺があります。萬年山と号する曹洞宗の寺院で,1556年の開創といいます。本尊の延命地蔵菩薩は聖徳太子作と伝わっています。境内は多くの人が行き交って賑わっていました。お茶のおもてなしもあってゆっくり休憩している人もいました。
遠く海や中部国際空港を見ながら田園地帯を進んでいきます。
真新しい本堂が印象的な60番札所の安楽寺です。大光山と号する曹洞宗の寺院で,蓮の花で有名だそうです。本尊の阿弥陀如来は元々行基菩薩の作と伝えられ,1845年に再建されたと伝わっています。
安楽寺から東に進んで国道に戻ったところに,多賀の里農畜水産物の直売所があります。農産物,肉や魚などの直売所になっていて,休憩所もあって賑わっていました。団子や飲料も販売されていたため,ここでちょっと休憩しました。
直売所の先には多賀神社があります。滋賀県の多賀大社から勧請して創建されたといい,特有の暖性林が貴重であることから,社叢が県の天然記念物に指定されています。うっそうとした森が広がっている為,パワースポットとして知られているようです。
御嶽山と号し,知多三山の1山と知られ,684年に行基によって創建されたという天台宗の古刹です。駐車場から石段を上がった先には山門があり,県の指定文化財になっている金剛力士像があります。境内には市の天然記念物に指定されているツバキもあります。新緑のモミジにおおわれ,非常に雰囲気のよいお寺でした。
高讃寺から進路を西へと変え,続く62番札所の洞雲寺に到着です。西山浄土宗の寺院で1555年の創建といい,常滑市文化財の阿弥陀如来坐像など寺宝を有する寺院です。ここに祀られている寧護(ねこ)大師が,今回の知多四国ハイキングのパンフレットの表紙になっています。露店が出るなど,お祭りムードになっていました。
洞雲寺から北上したところには,常滑の観光地の1つであるINAXライブミュージアムがあります。3月のときには工事中だったタイル博物館は工事が終わっていました。代わりに資料館が現在は工事中でした。順次やっていっている感じですね。光る泥だんごで一躍有名になりました。
補陀落山と号する真言宗豊山派の寺院です。1469年に設けられたといい,境内の市の天然記念物であるイブキの木がシンボルになっています。お寺の前の駐車場には,やはり知多半島の名産を売るお店が出ていて,賑わっていました。
大善院から西方向に進んでいきます。途中,陶彫のある商店街に到着したら右折します。この付近も3月の名鉄ハイキングで訪れたばかりです。
第64番札所の宝全寺が商店街の途中になります。世昌山と号する1573年創建という曹洞宗の寺院です。古いながらも弘法堂,観音堂,地蔵堂など多くのお堂が建ち並び雰囲気があるお寺です。イボが取れるといういぼ取り地蔵が有名といいます。
しばらくは商店街を抜けて進んでいきます。多くの人が商店街を訪れていて,特別にせんべいなどを売るお店もあり,普段とは違って大変賑わっていました。
陶彫のある商店街を抜けて東に進んだ先には今回の最後の札所である65番札所である相持院があります。神護山と号する曹洞宗の寺院で,春は桜の名所としても有名といいます。階段を上って参拝していきます。ここまで歩いてきての登り階段はなかなか応えました。
相持院からはゴールの常滑駅に向かっての最後のウォーキングになります。やきもの散歩道のBコースを逆走する形になっていて,常滑の焼き物街の風景を楽しみながら進みます。今年3月の名鉄ハイキングのコースでも歩きました。
最後,常滑駅に続く通りは「とこなめ招き猫通り」として招き猫のオブジェが並んでいます。招き猫を楽しみながら進んでいきます。
長丁場のコースでしたが,無事にゴールの常滑駅に到着しました。次回は6月になります。次回のコースも長丁場のようですが,がんばっていきましょう。
作成者 Rintaro Nagano
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