【コース】(養老鉄道お薦めフリーハイキング)
大垣曽根城花しょうぶまつり
東赤坂駅〜中山道〜大島堤サイクリングロード〜華渓寺〜曽根城公園〜春日神社〜いこいの広場〜勧学院〜広神戸駅(約7km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
梅雨らしい天気が続いている6月です。今回は大垣市の曽根城公園の花しょうぶを訪ねる近鉄ハイキングのコースにチャレンジします。スタートは養老鉄道の東赤坂駅です。雨も降ったりする天気でしたが,何とか雨が降らずにスタートすることができました。
東赤坂駅の南側の道路は,ちょうど旧中山道に当たります。田園地帯の中山道を進んでいきます。
中山道は町並みはあまり街道っぽくないですが,昔ながらの松並木の名残など一部に旧街道の史跡を見ることができました。
東赤坂駅から東に進んで,大島堤のサイクリングロードに至ります。今年4月のさわやかウォーキングで,桜が満開の時期に訪れました。現在は新緑を楽しみながら北上していきます。
サイクリングロードを北上して進み,左手に入った先には臨済宗妙心寺派の華渓寺があります。かつての曽根城跡に建てられている寺院です。天正4年(1576年)に曽根城主稲葉一鉄のの母の菩提寺として建立されたといいます。曽根城本丸跡の碑が入口のところに設けられています。
境内にはこの地出身の漢詩人である梁川星巌の記念館があります。江戸後期に活躍し,大垣を代表する文化人としても知られています。
華渓寺の北に隣接して曽根城公園があります。曽根城跡に設けられた公園で,今回のハイキングのメインスポットになっています。大きな芝生広場があり,漢詩人・梁川星巌とその妻・紅蘭のものという銅像が設けられています。
曽根城公園には釣りも楽しめる広大な池や,ハリヨが繁殖している自然豊かな池もあり,自然を楽しむことができます。花しょうぶ園以外でも,多くの花しょうぶを楽しむことができました。
西側の花しょうぶ園では,ちょうど花しょうぶの見ごろを迎えていました。少しですが周辺にお店も出ていました。雨でそれほど人も多くなかったので,花しょうぶをじっくりと楽しむことができました。
花しょうぶ園の西側の道を北上し,突き当りのところを左に入って道なりに進むと大垣市から神戸町に入り,春日神社が見えてきます。創建は不詳ですが,この付近の氏神として崇敬された神社といいます。本殿が国の重要文化財に指定されており,江戸時代初期の神社建築を今に伝える貴重なものといいます。
春日神社の先を北上して,輪中堤の歩道を西に進むと,いこいの広場ば見えてきます。バラの名所として知られており,昨年5月に神戸町を訪れるハイキングでも訪ねました。今はバラは少し時期がずれているせいか,ちらほら咲いているだけです。
バラの時期は過ぎてしまいましたが,公園の西側の花しょうぶが見ごろを迎えていて,楽しむことができました。観光客も少なく,穴場のスポットだと思います。
いこいの広場から北上すると,日吉神社の参道に突き当たります。有名な山王まつりが行われる上宮ではなく,下宮に当たります。
参道の途中には勧学院があります。元々は日吉神社と一体で,明治時代に分離したといいます。天台宗の寺院で,弘仁8年(817年)の開山という古刹で,県や町指定の多くの文化財を有するといいます。人もおらず静かな寺院でした。
さらに北上して,神戸町の役場前を通っていきます。神戸町のシンボルともいえるバラのモニュメントがあります。以前の近鉄ハイキングでも訪れました。
神戸町役場から西に進み,人がいない商店街を抜けてゴールの広神戸駅に向かいます。駅前には観光案内所になっているひよしの里がありますが,お客さんはぜんぜんいません。
ゴールの広神戸駅に到着。4月のさわやかウォーキングを始め,何度も訪れている駅です。電車の本数が少ないので,30分ほど待って戻りました。