【コース】(津駅長お薦めフリーハイキング)
谷川士清旧宅と三重県立美術館・三重県総合博物館・春の専修寺を訪ねて
津新町駅〜谷川士清旧宅〜谷川神社〜國魂神社〜津偕楽公園〜三重県立美術館〜三重県総合博物館〜三重県総合文化センター〜高田本山専修寺〜高田本山駅(約10km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
今回の近鉄ハイキングでは,津市の線路から西部を北上していきます。谷川士清に関する史跡をめぐり,話題の三重県総合博物館周辺をめぐって最後は国宝建築で知られる高田本山専修寺を訪ねる盛りだくさんのコースです。スタートは津市中心部の南側に位置する津新町駅で,マンションなども隣接した立派な駅です。
津新町駅からまずは西に向かい,谷川士清に関する史跡を目指します。
三重県では本居宣長と並んで評される国学者の谷川士清(1709〜76)の旧宅です。幼いころから勉学に励み,医業のかたわらで学問に打ち込み,多くの人に家塾を開いて教えたといいます。現在のような国語辞典を始めて製作したといい,日本書紀の注釈を作ったことでも知られているそうです。本居宣長に対して,あまり有名ではありませんが,業績は多大といいます。
こちらも谷川士清由来の史跡などがある谷川神社です。谷川士清の偉業をたたえるために大正年間に創建されたといいます。案内板などがあって,彼の業績などを知ることができます。
谷川神社から東に戻って,広い道路を北上していきます。
平安時代の延喜式にも記載されているという古社で,古くから「くにたまさん」として慕われている神社といいます。慶長13年(1608年)に藤堂高虎公の城郭拡張にともなって現在地に移されたといいます。
ここから津の市街地に向けて北上していきます。
津駅西側に位置する公園で,春は桜の名所として知られています。公園には様々な史跡があり,歴史も感じられる公園になっています。
津偕楽公園からは左折して,山側の道を通って三重県立美術館を目指していきます。
三重県立美術館に到着。三重県の中心的な美術館として様々な企画展が行われる美術館です。日本の近代洋画のコレクションが充実しているといいます。
隣接して三重県教育総合センターがあります。三重県の教員研修などが行われる施設です。この付近には三重県の色々な施設が集まっています。
平成26年(2014年)にリニューアルされたばかりの新しい博物館。三重県の歴史などについて学ぶことができます。昨年9月にJRのさわやかウォーキングで訪れましたので,今回はパスしました。
音楽や演劇などの様々な公演が行われるホールがあります。レストランやカフェなどもあり,休憩地点としても活用できます。
ここからは田園地帯をぬけて,一身田の方に向かって進んでいきます。なかなか長丁場なコースです。
田園地帯から一身田の住宅地に進んでいきます。まわりが堀で囲まれた集落になっています。
一身田の商店街を通り抜けていきます。行事の際には大変賑わうそうですが,普段は静かな商店街になっています。
真宗高田派の総本山である専修寺では国宝建築を楽しむことができました。立派な建物で圧巻されました。
一身田の寺内町を通り抜けて東へ進んでいきます。途中にある一身田寺内町の館は,この地域の案内などを受けることができます。
寺内町からずっと東に進み,伊勢鉄道の線路をくぐってゴールの高田本山の駅に到着です。思ったよりも長丁場コースでしたが,楽しく歩くことができました。