【コース】(お伊勢さん参りハイキング・旅4日目)
伊勢街道,旅人気分で伊勢平野の鈴鹿から海運で栄えた白子へ
鈴鹿市駅〜神戸城跡〜常夜燈〜弥都加伎神社〜地蔵堂〜江島若宮八幡神社〜伊勢昆布〜久住屋菓舗〜白子駅(約9km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
桑名から伊勢神宮までのお伊勢参りハイキングも4日目になりました。今回は4月に訪れた鈴鹿市駅から伊勢街道をさらに南下して白子駅までのコースです。今回はスタートからゴールまでずっと鈴鹿市のウォーキングとなります。
最初は鈴鹿市駅付近の神戸宿周辺の伊勢街道を進んでいきます。昔の宿場町ということで,寺院なども集まっています。
伊勢街道から一度外れて,神戸城跡に向かいます。この付近を訪れたときの定番のスポットです。天正年間(16世紀)に神戸氏によって設けられ,江戸時代は神戸藩の城として本多氏7代の居城になったといいます。県の史跡に指定されています。
神戸城跡からは伊勢街道に戻り,さらに伊勢街道を進んでいきます。昔ながらの街道の様子が残されている雰囲気の道になっています。
しばらく進むと旧伊勢街道の神戸の常夜灯が残されています。今も夜になると灯が点灯する等になっているといいます。昔の伊勢街道の様子を今に伝える貴重なものです。
ここから伊勢鉄道の高架下を通り,国道23号線を歩道橋で渡って南下していきます。旧街道の様子が感じられる道が続きますが,新しい住宅も多い感じでした。
国道23号線に沿って旧伊勢街道を進んでいきますが,やがて突き当たって左に曲がります。ここのT字路には昔ながらの道標が今に残されていました。
伊勢街道をずんずんと南下して,弥都加伎(みずがき)神社に到着しました。この付近の玉垣地区の総鎮守に当たり,平安時代の延喜5年(905年)頃に勧請されたといいます。伊勢街道を行き交う人々を見守っていたと考えられます。
旧伊勢街道をさらに南下します。街道周辺には昔から信仰されてきたであろう神社もありました。
伊勢街道をさらに進み,近鉄の踏切を渡って白子の町に入っていきます。踏切を渡ったところには北の端の地蔵堂があります。
地蔵堂からは白子の街並みに向かって進んでいきます。白子の町は史跡も多く歩いていて楽しいコースです。
海の守り神として白子の人々から長い間信仰されてきた神社。奉納された絵馬などが県の指定文化財になっています。かつて白子をハイキングしたときにも訪れました。
昆布なのりなどの海産物を取り扱う商店で,歴史があるそうです。かつて江戸時代にもこのようなお店は多かったのでしょうか?
伊勢街道をさらに進んでいきます。白子の町にはさすがに昔ながらの店が多いです。
進んだところには久住屋という和菓子屋があります。江戸時代文久年間の創業といいます。昔から伊勢街道を行き交う人々に菓子などを販売していたのでしょうか。
久住屋から右折して駅前の商店が並ぶ区画を進むと,やがてゴールの白子駅です。白子駅は名古屋線の駅で,特急なども停車する主要駅なのでアクセスが便利です。さて次はいよいよ鈴鹿市から津市に入ります。伊勢目指してがんばっていきましょう。