【コース】(東海の自然歩け歩け大会)
歴史探訪!くるべ古代歴史館を訪ねる
霞ヶ浦駅〜浄恩寺〜荒木十兵衛頌徳之碑〜天武天皇迹太川御遥拝所跡〜くるべ古代歴史館〜長倉神社〜丸井屋老舗〜三岐鉄道大矢知駅(約6km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
2018年秋の近鉄ハイキングは,四日市市の新名所・くるべ古代歴史館を訪ねるウォーキングです。この日は知多四国のハイキングに参加したので,別日のウォーキングとなりました。スタートは近鉄名古屋線の霞ヶ浦駅です。急行が止まらないので行くのはちょっと不便です。
最初は住宅地を抜けて,北西方向を目指していきます。天気もよく,なかなかのウォーキング日和です。
974年に開創されたという天台宗の寺院を前身とする古刹で,現在は真宗大谷派です。本堂横の太子堂が八角形の特徴的な建物になっています。
ここから古い住宅地や竹林の間を抜けて進んでいきます。
荒木十兵衛はこの地域の用水である羽津用水の完成に尽力した人物で,困難な利害関係を調節し,工事も自ら指揮したといいます。
天武天皇が壬申の乱の際に天照大神に祈ったと伝わる伝説の場所です。位置を示す松の古木があったことから県の史跡になりました。
北勢バイパスが見えてきたら,バイパスの高架沿いに進んでいくと,オープンしたばかりのくるべ古代歴史館が見えてきます。
くるべ古代歴史館はここから見つかったという飛鳥〜平安時代の役所跡だという久留部官衙遺跡を紹介するための施設です。展示施設ができたばかりで,史跡公園はまだ工事中です。これからの整備が期待されます。
北勢バイパスをくぐった先には,この付近の大矢知そうめんを生産する製麺所がいくつか設けられています。
進んだ左手をのぼっていった先には長倉神社があります。平安時代の延喜式にも名前がある式内社で,この地域の氏神として信仰を受けているといいます。坂と階段を上がって上まで進むのはなかなか大変でした。
さらに進んで三岐鉄道の踏切を渡った先,旧街道を道標のある交差点にさしかかります。近江商人が主に行き交ったという八風街道だといいます。
街道沿いには江戸時代創業という和菓子屋の丸井屋老舗があります。季節に応じた和菓子の販売が行われていました。
そのまま進んだ先の,三岐鉄道大矢知駅がゴールです。電車の本数が少ないので,ちょっと待たされてしまいました。
作成者 Rintaro Nagano
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