【コース】(さわやかウォーキング@関西)
天ヶ瀬ダムから観る宇治川と沿道の名所を巡る
宇治駅〜平等院〜天ヶ瀬ダム〜興聖寺〜恵心院〜宇治神社〜宇治上神社〜宇治市源氏物語ミュージアム〜宇治駅(ゴール受付)(約8.6km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
2019年もいよいよ12月の半ばまでさしかかり,終わりが近づいてきました。2019年最後となるさわやかウォーキングの参加コースはは,前日の天理市の近鉄ハイキングに引続いて京都府宇治市をめぐるコースです。遠路はるばる宇治までやってきましたが,京都駅から快速で20分と意外に時間がかかります。天気にもめぐまれ絶好のウォーキング日和となりました。
冬のこの時期ですが,イベント開催日ということもあって多くの人で賑わっていました。
最初は駅前の宇治橋通り商店街を通り抜けていきます。お茶の町・宇治ということで,伊藤久右衛門や中村本店などのお茶を販売するお店が並びます。地元客も利用しているような商店街でしたが,観光地化が進んでいるような気がします。
宇治橋西詰交差点から平等院表参道を抜けて進んでいきます。この通りは完全に観光地化されている感じで,レストランやお土産屋が並んでいます。
先に進んだところに平等院の入口があります。いう間でもなく平安時代に藤原頼通によって建立された,極楽浄土をイメージした鳳凰堂が有名で,世界遺産にも指定されています。入場したかったところですが,入場券を求める人で大行列となっており,残念ながら入場はあきらめました。
平等院の入口からお土産街を抜けて宇治川沿いの遊歩道に進んでいきます。川沿いの遊歩道ではまだまだ紅葉が楽しめました。塔の島を周辺とした川沿いの景観は,嵐山にも負けないぐらい雰囲気があっていい感じです。
ここからしばらく川沿いの道を通って天ヶ瀬ダム方面に向かっていきます。最初はおみやげ街が続きます。宇治らしく公共の茶室なども設けられていました。
途中からは渓谷沿いのきれいな道になります。紅葉もまだ少し楽しめて爽快なウォーキングとなりました。
天ヶ瀬吊橋を越えてさらに先に進んでいきます。
宇治川の治水などに活躍している天ヶ瀬ダムです。周辺には昔ながらの建物も残っていて,少し雰囲気があります。工事をしていました。
天ヶ瀬ダムからは先ほど歩いた道の対岸の道を今度は下流に向けて進んでいきます。紅葉がきれいな道でした。
川沿いをどんどん進んで,市街地の近くへと戻ってきました。
川沿いに進んでいった先には興聖寺があります。紅葉の名所として知られる寺で,最古の曹洞宗寺院ともいわれています。琴坂と呼ばれる紅葉がきれいな坂を上って山門に進んでいきます。
山門から先は入場料の500円が必要です。観光客でなかなかにぎわっていました。宇治も外国人観光客が増えたような気がします。
紅葉のきれいな道をさらに進んでいきます。
川沿いにさらに進んだ先の右手には,福寿園の宇治工房があります。ここもお茶にまつわる施設で,前には茶室も設けられています。
福寿園の施設に隣接して恵心院があります。真言宗智山派の寺院で1005年の創建といいます。非常に雰囲気のよいお寺で,多くの人が写真撮影をしていました。
宇治の氏神として信仰を受けている神社で,学問の神様としても知られている神社です。本殿や祭神の木像などが国の重要文化財に指定されています。この付近は観光客も多いエリアでごった返しています。
ここから宇治上神社に向けての参道はなかなか雰囲気の良い道で,観光客に人気のある道になっています。
先に訪れた宇治神社と同じく宇治の氏神をまつった神社で,社殿が古い形式で残されていることから,古都京都の文化財として世界遺産に指定されています。本殿は日本最古の神社建築と言われています。
ここから仏徳山のふもとのウォーキングコースを進んでいきます。紅葉が楽しめるいいコースになっています。
宇治は紫式部の源氏物語の後半である宇治十帖の舞台であることから設けられた源氏物語に関するミュージアムです。源氏物語について理解するにはいい施設ということで,観光客に人気のようです。
源氏物語ミュージアムからは西の幹線道路へと進んで京阪宇治駅の前を通っていきます。
京阪宇治駅の西側にある宇治橋を渡っていきます。嵐山に負けないぐらい雰囲気のある景色を見ることができます。このたもとにある通圓茶屋は,宇治でも最古の茶屋として有名です。せっかくなので宇治茶を味わっていきました。
そのまま宇治橋から西に進んでゴールのJR宇治駅に戻ってきました。人が多くて大変な場所もありましたが,宇治をぐるりと巡って満喫することができたコースでした。帰りはJR奈良線に乗って京都駅に戻って帰っていきます。また関西の旅を楽しみたいものです。