【コース】
秘境駅中井侍から山道散策と天龍村ウォーキング
中井侍駅〜お茶畑頂上〜三十三所観音〜水神橋〜鶯巣梅の里ふれあい館〜浄心の滝〜平岡橋〜平岡駅(ゴール受付)(約9.5km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
今回は遠路はるばる,長野県天龍村の秘境駅からスタートするさわやかウォーキングのコースにチャレンジします。イベント開始日は名鉄のハイキングコースに参加予定のため,別日のウォーキングとなりましたが,イベント日は結局台風でイベントが中止になり,結果的に天気の良い中ウォーキングができてよかったです。スタート駅は秘境駅でも知られる中井侍駅で,飯田線の長野県最南端の駅になります。今回はここから北上して,天龍村の中心部である平岡駅まで進んでいきます。
駅前には天竜川が流れています。何もないですが,きれいな自然があふれています。
駅からはまず,駅前の上り坂をぐんぐん登っていきます。道は車1台がやっと通れるぐらいの細い道です。秘境駅らしく,人は全然いません。
中井侍駅からは,ひたすらグネグネ道を登って進んでいきます。斜面に張り付くように設けられた茶畑の道を登っていきます。山深い,秘境感がただよう風景です。
茶畑の道を頂上まで登って県道までたどり着いたら,今度はこの道を北上していきます。この道も国道から外れていて,車通りはそれほど多くありません。
せば石という大きな石がせり出し,その石を削った棚に石仏の観音が並ぶ圧巻の風景です。江戸時代に設けられたもので,明治時代に沢の水が氾濫して一部が流され,大正時代に再建されたと伝わっています。
三十三所観音のところには,沢が流れていて自然を感じさせます。
ここから県道をずっと北上していきます。南信州の大自然を感じながらの爽快なウォーキングとなりました。途中,沢のところは大きく迂回して下り坂へと進んでいきます。
伊那小沢駅前の水神橋で天竜川を渡って進んでいきます。周りの道路は細いのですが,この橋のところだけは近代的で立派な道路になっています。天竜川の眺めを楽しみながら渡っていきます。
橋を渡った先にある「にせんじ自然公園」にはトイレがあり,休憩場所になっています。公園といっても,遊んでいる人はいません。
ここから橋を渡って国道に合流します。国道といっても1車線の狭い道路です。ヘリポートが設けられていました。
ここから天竜川橋を渡って再び天竜川の東側へ。鶯巣の集落へと入っていきます。
鶯巣の集落に入ってすぐのところに鶯巣梅の里ふれあい館があります。この鶯巣は梅の名所といい,春になると梅の香りにつられて鶯が美しい鳴き声をするところから,この地名がついたとか。地域のコミュニティの場で,イベントの際は休憩地点になるといいます。
鶯巣の集落を抜け,そのまま天竜川沿いの道を進んでいきます。相変わらず山深い雰囲気の景色になっています。
天竜川沿いの道をずっと進んでいくと,右手に浄心の滝が見えてきます。古くからの信仰の滝といい,かつては4段もの滝になっていたといいます。滝のところにはお堂があって,地蔵菩薩などが祀られています。
浄心の滝を越えてさらに進んでいくと,やがて天龍村の中心部である平岡の集落が見えてきました。山に張り付くように集落があるのがよくわかります。
平岡の集落に入る手前のところで沢沿いに下り坂を進んでいき,平岡橋の方に進んでいきます。
坂道を下って平岡橋へ。天竜川の流れを感じながら進んでいきます。
平岡橋から再び上り坂を進み,平岡駅前の商店街を抜けてゴールに向かって進んでいきます。商店街は昔ながらの雰囲気ですが,開いているお店はあまりありませんでした。
ゴールの平岡駅は,温泉宿の龍泉閣が併設され,宿のフロントのそばで電車を待つことになります。特急停車駅ですが,JRの駅員はいません。お土産屋では南信州のグルメなどが販売されています。
飯田線の電車に乗って帰宅します。豊橋までは3時間あまりとなかなかの長丁場のトラベルになりました。