【コース】
「地酒で乾杯」発酵食品の街木曽福島と権現滝をトレッキング
木曽福島駅〜上の段(古い町並み)〜高瀬資料館〜福島関所資料館〜興禅寺〜山村代官屋敷〜七笑酒造〜小池糀店〜中善酒造店(中乗さん醸造元)〜木曽福島駅(ゴール受付)(約5.0km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
天気のよい4月の土曜日,木曽福島駅から木曽町のウォーキングです。今回は木曽福島の見所をめぐっていきます。タイトルの権現滝をめぐる健脚コースではなく,市街地のスポットをめぐるコースですが,見どころは多そうです。
まずは木曽福島の町並みを見下ろしながら,線路沿いに中山道を進んでいきます。途中からは階段になっていて,古い町並みに下りていきます。
古い町並みが残されている上の段を通過します。本陣を守るために作られた直角に曲がる角などが残されています。おしゃれなカフェなどもあって,観光名所になっています。
上の段の奥には臨済宗妙心寺派の大通寺があります。入口の鐘楼門は町内でも最古の230年前のものといい,有形文化財に指定されています。
江戸時代の侍で,薬「奇応丸」の製造を行っていたといいます。文豪・島崎藤村の姉が嫁ぎ,小説「家」のモデルにもなったという旧家です。
高瀬資料館の東に隣接して,福島関所資料館があります。この地に設けられた福島関所に関する資料や当時の様子などがわかるような展示があり,興味深く見学することができました。
福島関所資料館に隣接して,関所跡の碑が設けられています。かつての遺構なども残されているといいます。
臨済宗妙心寺派の寺院で,木曽三大寺の1つとして有名な寺院です。入口は禅寺らしい落ち着いた雰囲気で,京都のお寺に負けないよい雰囲気を出しています。
入場料を支払って,名所である庭園を見学します。名所の看雲庭という東洋一の広さという枯山水の庭が見事でした。他にも「萬松庭」という池のある庭も鑑賞できました。
他にも木曽義仲公御手植えと伝わるしだれ桜や,義仲の墓など見所の多いお寺です。じっくりと堪能することができました。
興禅寺の目の前には,旧帝室の林野局の建物である御料館があります。西洋風の建物の中では,明治に作られたという木曽路の模型など興味深いものがありました。
坂道を下って,山村代官屋敷に到着します。江戸時代,徳川家から木曽谷の支配を任された山村家の代官屋敷です。福島関所の関守を務め,かつては広大な屋敷だったそうですが,現在は下屋敷と庭園の一部が残されています。見事な庭園も楽しむことができました。
山村代官屋敷から木曽川を渡り,観光プラザの方に向かいます。この付近はかつての本陣もあり,福島宿の中心だったところです。
西に進んだところには七笑酒造があります。イベント当日は蔵開きが行われて賑わったということですが,別の日に来ても限定酒などを購入することができます。
ここからしばらくは木曽川の南側を進んでいきます。商店街になっていますが,シャッターもあって少し寂しい感じです。
進んでいくと右手に木曽川親水公園があります。足湯があって,ゆっくりすることができます。
ここから木曽川を渡る歩道橋を渡って,さらに西に進んでいきます。橋からは木曽福島の特徴的な家である崖家が立ち並んでいきます。
途中には城山自然遊歩道との合流点があります。イベント時には,ここが健脚コースとの合流点になっています。
さらに進んだところには,小池糀店があります。名物のこうじ味噌などが販売されています。インターネットのホームページでは,通信販売も行われています。
川の北側の道を進んでいくと,中善酒造店があります。イベント当日はこちらも蔵開きで盛り上がったようです。一応直売所になっていて,お酒を販売していました。
再び木曽川を渡り,そのまま進んで階段を上がって木曽福島駅に戻っていきます。
無事にゴールの木曽福島駅に戻ってきました。短いながらも見所の多いコースでした。今度は酒蔵開きの日に訪れたいものです。
作成者 Rintaro Nagano
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