【コース】
桑名の山野辺散策とサンジルシ醸造をたずねて
桑名駅〜幅の異なる3線のレールが並ぶ風景〜諸戸水道貯水池遺構〜太夫の大楠〜勧学寺・村正屋敷跡(走井山公園)〜サンジルシ醸造〜桑名駅(ゴール受付)(約5.8km)
![]() (国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成) |
どんよりした曇り空となった4月第2週の土曜日。天気がもちそうなので,安城市の名鉄ハイキングに続いて桑名市のさわやかウォーキングにチャレンジしました。桑名駅前は現在,大規模な工事が行われていて,駅前はせまくなっています。
最初は線路沿いに南下していきます。途中で三岐鉄道北勢線の小さい電車が通過していきました。ナローゲージと呼ばれる幅のせまいレールを走る全国でも貴重なものです。
続いて近鉄名古屋線,JR関西線,三岐鉄道北勢線の3鉄道をまたぐ跨線橋を渡ります。標準軌の近鉄,狭軌のJR,ナローゲージの三岐鉄道と3つの異なる幅のレールが並ぶ風景は全国でもここだけになります。
線路を渡って,駅西側の高台の方に向かっていきます。
高台への上り坂を上がっていく途中に諸戸水道貯水池遺構があります。公園からしっかりと遺構を見ることができました。桑名に上水道を普及させた際の重要な遺構で,全国で7番目のものといいます。昭和4年(1929年)まで使われていました。
さらに西に進んだ住宅地に太夫の大楠があります。桑名市の天然記念物にも指定されている立派な木です。案内板によると,昔三河の武士がこの楠のところに隠れて一命をとりとめたので,木が枯れてしまった時に新しい木を植え,それが現在のものといいます。伊勢湾台風前まではさらに樹勢が旺盛だったといいます。
ここから走井山公園までは,高台のふちを歩くコースになっていて,景色が良い中を歩くことができました。
そのまま進んで走井山公園に到着します。春には桜の名所として知られていますが,今年は桜が早かったためかほとんど終わっていました。公園内には城跡や村正屋敷跡の碑や案内板が並び,歴史を感じさせます。
走井山公園を抜けた先に勧学寺があります。戦国時代矢田城があったという場所に桑名城主が設けたという寺院で,市内最古の寺院建築だといいます。本堂からは桜並木の下り坂になっており,桜の時期は見事そうです。
階段を降りたところには三岐鉄道北勢線の馬道駅があります。無人駅ですが,利用者で賑わっている感じでした。
馬道駅から南下して,サンジルシ醸造に到着です。中ではみそ汁の振る舞いなどがありました。時間が遅かったのですが,丁寧に対応していただけました。
サンジルシ醸造からは,線路沿いに桑名駅に戻っていきます。途中でJRの快速みえを見ることもできました。
無事にゴールの桑名駅に到着。雨が降り始める前に無事にゴールできました。短いコースでしたが,なかなか充実していたです。
作成者 Rintaro Nagano
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