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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県稲沢市:善光寺コースZENKOJI TEMPLE

2018年6月探訪。2018年7月6日作成

【コース】 距離:約10.4km
 祖父江地区中南部をめぐります。善光寺東海別院や尾張七福神の札所などの寺院と,地区南部の昔ながらの田園地帯をウォーキングしていきます。

≪コース≫ 祖父江中学校北バス停〜祖父江町郷土資料館〜中牧皇大明神社〜高熊八幡社〜善光寺東海別院〜根福寺〜正塔院〜竹林寺〜臨見寺〜西覚寺〜野田神明社〜多賀神社〜即願寺〜牧川小学校〜了覚寺〜覚法寺〜祖父江中学校北バス停


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:稲沢市コミュニティバス・祖父江中学校北バス停



 スタート地点は稲沢市コミュニティバスの祖父江中学校北バス停です。名鉄名古屋本線・国府宮駅からは約45分の所要,名鉄尾西線・森上駅からは約15分の所要となります。本数は1日に8本のみで休日は運休となりますので,時刻はあらかじめ調べてから利用しましょう。日曜日などでバスが運休の場合やちょうどいいバスがない場合は,名鉄森上駅からの徒歩となります。距離は約1.7km,所要時間は30分ほどになります。



 祖父江中学校北バス停のところはかつて祖父江庁舎があった場所で,道路に出たところには祖父江町役場跡の記念碑や祖父江町民憲章の碑などが建てられています。

祖父江町郷土資料館
祖父江町上牧下川田417



 祖父江中学校北交差点から道路を渡って西側に出たところに祖父江町郷土資料館があります。旧祖父江町役場を改修して設けられた施設で,昭和62年(1987年)に開館しました。普段は閉まっていますので見学の際はインターフォンを押して開けてもらいましょう。祖父江地区の歴史・民俗について展示されている施設で,昔の農機具や地域の史跡などの展示があります。また,県の民俗文化財となっている虫送り行事や昔の郵便荷車,この地方に発達したという篭風呂の展示などなかなか珍しい展示も多く見どころになっています。祖父江地区の歴史散歩をする際に,ぜひ立ち寄りたい施設です。

中牧皇大明神社
祖父江町中牧宮原464





 祖父江町郷土資料館から南に進み,200m弱進んだところの信号を右折し,次の筋のところを右奥方向に進みます。150mほど進むと中牧皇大明神社があります。かつては祖父江町馬飼(岐阜県笠松町江川という説もある)にあり,木曽川が氾濫して夷(えびす)ヶ森(現,愛西市川北町付近)に流されて移されたといいます。その後天文3年(1538年)に現在地に移され,祖父江横井家時久の父である横井時延が再建したといいます。かつて横井氏が支配した川北の地から現在地を開拓した際に勧請したと考えられています。その後,横井家から篤い崇敬を受けて発展したといいます。鵜養の社と春日明神が1つになって皇大明神社となっているといい,祭神は日本武尊,素戔嗚命,天児屋根命といいます。境内には大正天皇即位の記念に植樹したという樹高10mのヒトツバタゴ[市天然]があります。ヒトツバタゴは別名ナンジャモンジャともいい,尾張地方特有の名木として知られているといいます。





 中牧皇大明神社から北方向に伸びる細い道を進み,道なりに200m弱進んだ突当りを右折すると(上牧)八幡社があります。明応8年(1499年)に勧請されたと伝わります。

高熊八幡社
祖父江町祖父江高熊199-1





 (上牧)八幡社から東方向,公園の前を通る道を進み,150mほど進んだ県道を左折します。さらに150mほど進んだ「上牧」交差点の次の筋を左折した先に高熊八幡社があります。明暦元年(1655年)の再興と伝わります。毎年7月末の日曜日,津島天王祭の朝祭りと同じ日に高熊の輪くぐり[市民俗]が行われます。この輪くぐりは別名赤丸神事といい,さらし木綿を丸い布束にしたものに朱肉をつけ,赤丸を額に受けて無病息災を祈願するといい,この地域に伝わる虫封じの神事に由来があるとされています。その際に災難除けの炒り豆を食する習慣もあるといいます。

善光寺東海別院 [一部有料施設]
祖父江町祖父江南川原57-2 [公式HP(外部リンク→)]



 高熊八幡社の入り口から北に100mほど道なりに進み,十字路を左折します。この付近は善光寺の門前になっており,和菓子屋などがあります。



 曲がった十字路から100mほど西に進むと,右手に善光寺東海別院があります。双蓮山と号し,明治43年(1910年)に,織田信長・信雄によって善光寺如来が岐阜から甚目寺に遷座する際に立ち寄った伝説があるこの地に,信州善光寺から善光寺如来を勧請して創建したといいます。本堂は善光寺特有の撞木造りといわれるもので,信州善光寺の3分の2の大きさといい平成20年(2008年)に修繕されました。本堂では本尊の下の回廊をめぐる戒壇巡り(有料)を行うことができます。東海別院の戒壇巡りは真っ暗な信州善光寺のものとは異なり,光るお守りを身につけながら極楽浄土の世界を立体的に配置した戒壇をめぐります。極楽をこの世で拝める極楽戒壇めぐりになっています。6〜8月の蓮の時期には世界各地から集められるという蓮が花を咲かせ,境内を彩ります。また尾張七福神の福禄寿の札所になっており,福禄寿の徳である商売繁盛,延寿健康,除災などの御利益を求めて多くの人が訪れます。



 善光寺東海別院の無料休憩所の奥を右手に進んだところには根福寺(天台宗)があります。高熊山と号し,明治42年(1909年)に京都乙訓郡大原野村(現,京都市西京区)から寺号を移して善光寺本坊として創建したといいます。大正10年(1921年)に現在地に移されたといい,本尊に不動明王を安置し,脇に尾張七福神の恵比寿大神を安置しています。厄除け開運や商売繁盛,家運隆昌に御利益があるといい,多くの参拝客があるといいます。

正塔院
祖父江町祖父江南川原45





 善光寺東海別院からさらに西方向に進み,次の筋を左折して,続く筋を右折して50mほど進むと右手に正塔院(高野山真言宗)があります。創建は不詳で,受験合格や必勝祈願などに御利益があるという尾張七福神の毘沙門天が祀られています。また本尊のほかにも聖徳太子が祀られているといいます。



 正塔院から西へ50mほど進んだ右手には白龍社があります。創建などは不詳という小さい神社です。



 白龍社から西に進んで突当りを右折し,続く筋を左折します。そのまま150mほど進んで突き当たったら右手の筋を入って西方向に進むと,王子マテリアの工場に突き当たります。この王子マテリアの工場の北東側には約400mに渡り120株にも及ぶツツジが植えられており,4〜5月には満開の花で彩られます。地元の人の憩いの場になっており,稲沢市の50景の1つにもなっています。

臨見寺
祖父江町四貫中之郷546



 王子マテリア工場の南側に出て,そのまま工場を右に見ながら西方向に進みます。300mほど先で県道に合流し,そのまま県道を400mほど進んで紙運輸の会社があるところを左折し,500mほど進んだ点滅信号のある交差点の1つ手前の筋を左折すると右手に竹林寺(浄土宗)があります。





 竹林寺から先に進んだ県道に突き当たる直前のところに臨見寺(真宗大谷派)があります。田中山と号し,文亀4年(1504年)に本願寺実如上人の弟子である田中明善の開基といいます。



 臨見寺から南の県道に出て右折し,続く水路の手前の筋を左折して50mほど進むと左手に厳島神社があります。祭神は宇賀魂命といいます。

西覚寺
祖父江町西鵜之本東縁826



 厳島神社から100m弱南下して次の十字路を右折し,続く筋を左折して並木道を南下していきます。



 「東馬飼」交差点を越えて300m強南下したT字路のところを左に入ったところに(西鵜之本)神明社があります。





 神明社から戻って再び南下し,1つ南の筋を左折して150mほど進んで突当りを左に入ったところに西覚寺(真宗大谷派)があります。水龍山と号し,慶安元年(1648年)の創立といいます。かつて東側を佐屋川が流れていたため,かつての自然堤防の名残で一段高い位置に寺などが設けられています。

野田神明社
祖父江町野田代官割852





 西覚寺から北方向に進んで次の筋を右折し,250mほど進んだ突当りを左折して,続く筋を右折すると少し先に野田神明社があります。延宝5年(1678年)に勧請されたと伝わります。それ以前,この付近は伊勢神宮領である野田御厨があったといい,絹や糸などが供えられたと伝わっています。西覚寺からここまでの道は現在田園地帯となっていますが,かつては佐屋川が流れており,野田渡と呼ばれる渡船で川を渡っていたといいます。祖父江町誌には尾張から美濃関ヶ原方面に通じる要路に当たり,かつては商家や飲食店が並んで俗に小江戸とも称したといいます。



 野田神明社から西の筋に戻って左折し,600mほど南下します。この道はかつての佐屋川の堤防上に設けられたもので,田園地帯の風景を楽しみながら歩くことができます。





 南下した先には(島本)神明社があります。寛永元年(1624年)の勧請と伝わります。竹林の中に社殿があります。

即願寺
祖父江町島本寺之切1401





 (島本)神明社から北の十字路に戻って右折し,200mほど進んだ3本目の筋を右折して,続く筋を左折します。そのまま200mほど進んだ左手には多賀神社があります。明治8年(1875年)に再興されたといい,祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命といいます。





 多賀神社から東に進んで次の筋を左折し,200mほど北上すると即願寺(真宗大谷派)があります。明傳山と号し,万治4年(1661年)の創建(一説には寛永14年(1637年))と伝わります。



 即願寺から100mほど北上して突当りを左折し,次の十字路を右折して50mほど進むと左手に(島本)熱田社があります。明治9年(1876年)の再興といいます。



 熱田社から道なりに400mほど進むと牧川小学校があります。毎年7月10日に近い土曜日に行われる尾張の虫送り行事[県民俗,常滑市と共通指定]のメイン会場となっています。虫送りは稲の害虫を追い払い豊作を祈願する行事で,斉藤実盛という武士がかつて稲の切株に馬がつまづいたことで討ち取られたため,恨みを抱いて稲の害虫になったという伝説があり,その実盛の霊をなぐさめるために行われるようになったといいます。この尾張の虫送りは等身大に作られる大きな実盛人形が特徴で,笠や刀などの装身具も作られる立派なものといいます。日暮れころに高張り提灯や実盛人形,松明などからなる行列が出発し,鐘や太鼓を鳴らしながら水田の害虫を松明で追い払うしぐさをしながら練り歩きます。その後,昇天させる場所で燃え残った松明や実盛人形を燃やして昇天させ,行事が終わります。この付近では季節になると行事を知らせる旗なども立てられています。

了覚寺
祖父江町大牧郷中431



 牧川小学校から東方向,保育園の左側の筋を進み,突当りを右折して次の十字路を左折します。さらに田園地帯を100mほど進んだ突当りを右折し,続く筋を左折して200mほど進んだ県道に突き当たったら左折して100mほど進むと右手に了覚寺(真宗大谷派)があります。藤浪山と号し,元々津島にありましたが,延宝5年(1677年)に現在地に移されたといいます。



 了覚寺から県道を北上し,「大牧」交差点を越えた先には(大牧)八幡社があります。明応8年(1499年)の勧請といいます。また,同じ大牧地区の個人宅には樹高15mを誇るというイブキ[市天然]があるといいます。



 (大牧)八幡社から県道を400mほど北上すると左手に覚法寺(真宗大谷派)があります。源敬山と号し,明応年間(1492〜1501)の創建と伝わります。

ゴール:稲沢市コミュニティバス・祖父江中学校北バス停



 覚法寺から県道をさらに300mほど北上すると,スタートした祖父江中学校北バス停に戻ってきます。稲沢市コミュニティバスが名鉄尾西線森上駅まで約15分,名鉄名古屋本線国府宮駅まで約45分でつないでいます。本数は1日8本で,休日は運休となりますので時刻はあらかじめ調べて利用しましょう。バスを利用しない場合は,名鉄森上駅まで約1.7km,所要は約30分の徒歩となります。




写真使用数:39

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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