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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県稲沢市:平和南コースHEIWA SOUTH

2018年6月探訪。2018年6月24日作成

【コース】 距離:約9.3km
 平和地区の様々な施設と名所の桜ネックレス,古代尾張の屯倉址の周辺に残る社寺をめぐります。自然と文化が楽しめる平和の中心コースです。

≪コース≫ 名鉄・渕高駅〜忍順寺〜(横池)神明社〜平和らくらくプラザ〜平和中央公園〜桜ネックレス〜明治なるほどファクトリー愛知〜屯倉社〜長福寺〜伊久波神社〜唯運寺〜(東城)八幡社〜売夫神社〜願応寺〜(塩川)八幡社〜名鉄・六輪駅


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:名鉄尾西線・渕高駅





 スタートとなる名鉄尾西線の渕高駅へは,尾西線の電車を利用して津島駅から約6分,名鉄一宮駅からは約25分で行くことができます。名鉄名古屋駅からは津島駅経由の場合は約35分,名鉄一宮駅経由の場合は約50分なので,乗り換えが多くなっても津島駅経由の方が所要時間は短くなるようです。本数は1時間に4本程度です。渕高駅からは西側,東側のどちら側の出口を利用しても構いません。

忍順寺
平和町下起中161



 渕高駅から線路沿いに北方向に向かい,次の踏切のところを右折して進みます。踏切から東へ250mほど進むと日光川を渡る橋になりますので,ここを右方向に進んで川沿いに進みます。日光川の川の流れを横に見ながら楽しくウォーキングしましょう。





 続く県道の橋のところで右折して県道を100mほど南下すると右手に(下起)八幡社があります。





 八幡社から150mほど南下すると右手に忍順寺(真宗大谷派)があります。東光山と号し,天台宗を学んだ僧了俊が,本願寺の顕如上人の勧化を受けて浄土真宗に改宗し,しばらくは勝鬘寺(現,名古屋市中区)に滞在したといいます。天正4年(1577年)に北の平和町西光坊に一宇を建立し,顕如上人より阿弥陀仏の像を授かったといいます。明暦年中(1655年頃)に現在地に移ったといいます。

(横池)神明社
平和町横池本田380



 忍順寺から北に少し戻った十字路を右折して東へ進みます。すぐのところにはお堂が設けられています。



 そのまま100m強進んで日光川を橋で渡り,先の2本目の筋を左折して北方向に進みます。400mほど進んだ突当りを左折し,100mほど進むと右手に(横池)神明社があります。昔の横池村の西に当たる位置に設けられた神社で,江戸時代以前の古い神社と考えられており,元禄12年(1699年)以降の棟札が残されています。



(横池)神明社の先の筋を右折して北上し,続く筋を300mほど進んだところには(西光坊)神明社があります。創建は不詳ですが,古い昔からこの付近の産土神として鎮座していたといい,かつては樹齢数百年の松の大木が茂る立派な社叢を持っていたといいます。伊勢湾台風で被害を受けましたが,拝殿前の松の大木や入り口のイチョウの大樹がかつての名残を残しているといいます。

平和らくらくプラザ
平和町横池三番割19



 (横池)神明社から北側の筋を東に進み,200mほど進んだ先の国道155号線を渡ります。さらに150mほど進んだ2本目の筋を右折したところには平和神社があります。この地域での戦没者などを祀っています。







 平和神社の先左手に入ったところには,斬新な建物が印象的な平和らくらくプラザがあります。ガラスに囲まれた明るい雰囲気の温水プールや入浴施設,トレーニングルームや交流ギャラリーなどを備え,地域の人々の健康づくりの場,交流の場となっている施設です。児童館や支援センターも備え,子どもが遊べる施設も備わっています。遊戯室の漫画家・松本零士による天井画も見ものといいます。ウォーキングの際の休憩地点としても活用することができます。





 平和らくらくプラザの東側の道路に出て左折し,200mほど北上すると左手に稲沢市平和支所,平和町図書館,体育館があります。この付近は平和地区の様々な機関が集まる中心地区となっています。





 平和支所の東側には平和中央公園があります。面積は約1.7haにおよび,この地域では広い公園になります。広大な芝生広場も備え,休憩地点として最適な場所です。

桜ネックレス
平和町嫁振北





 平和中央公園を抜けて東側に出て,須ケ谷川に出たところにはソメイヨシノを中心とした桜並木が続きます。この桜並木はさくらの町平和を目指す事業で設けられたものです。平成2年(1990年)から始まった桜並木の育成は,その後日光川流域にも広がり,平成10年(1998年)には須ケ谷川と日光川の堤防を中心にリング状に広がる総延長2.8kmの桜並木が完成しました。リング状に桜並木が伸びることから,桜ネックレスと呼ばれ,さくらの町平和のシンボルとなっています。ソメイヨシノに限らず,八重桜や寄贈された祇園しだれ桜など多品種の桜があるのが特徴になっています。平成7年(1995年)からは平和町のお祭として「平和さくらまつり」が毎年4月第1土曜日に行われ,現在も稲沢市のお祭として実施されています。桜並木を楽しみながら400mほど川沿いを南下していきましょう。

明治なるほどファクトリー愛知
平和町下三宅菱池933-1 [公式HP(外部リンク→)]



 平和中央公園から桜ネックレスの遊歩道を南下して2本目の道路を左折すると,すぐに明治愛知工場があります。この地域最大の明治の牛乳・乳製品の工場として平成27年(2015年)から稼働しています。工場の中には明治なるほどファクトリー愛知が併設されており,映像や展示などで牛乳や乳製品の製造過程などについて学ぶことができます。見学の際は予約が必要で,日曜日や祝日などはお休みなので注意しましょう。Webを利用して予約することもできるそうです。

屯倉(とんそう)社
平和町下三宅舟附670







 明治愛知工場の入り口から東へ進み,100mほど先の突当りを左折し,さらに100mほど先の十字路を右折すると,約50m先に屯倉社があります。三宅地区の総氏神として厚い信仰を受けているといいます。創建は不詳ですが,祭神は須佐之男命・牛頭天王といい,疫病の守護神である牛頭天王が祀られていることから三宅川沿いで交通が発達したこの地域に疫病が流行した際に勧請されたものと考えられています。江戸時代には牛頭天王社と称し,尾張名所図会にも描かれており,それによると現在の津島神社が元々この地にあったことから津島神社の元宮と呼ばれたといいます。明治3年(1870年)に屯倉社と改称されました。境内には大正4年(1915年)に愛知県により設けられた屯倉址の碑があります。屯倉とは大和時代に朝廷の直轄地から収穫された米などを収めた蔵のことで,転じて朝廷の直轄領を表します。かつて6世紀頃この付近には屯倉があったといい,この付近の中心だったと考えられています。現在も境内に巨石が残り,当時の遺構だとも考えられています。毎年2月下旬の土曜日には一時上臈(じょうろう)[市民俗]が行われています。これは,この神社が津島神社の元宮だった縁から,三宅地区の4区長や巫女4人が御贄を斎長持ちに収め津島神社に奉納するもので,当時は位もない農家の子女が巫女としての格式を持ち,昇殿して奉仕するという栄誉があることから一時上臈といいます。約500年続いている神事といい,少し前までは2月25・26日に行われていました。

長福寺
平和町下三宅郷内309 [公式HP(外部リンク→)]









 屯倉社から300mほど東へ進んで三宅川沿いの信号に出ます。ここを右折すると少し先の右手に長福寺(真言宗智山派)があります。牛頭山と号し,天長7年(830年)の創建と伝わり,聖徳太子が屯倉御県の制度をしいたときにこの地に牛頭天王を祀って宮が建立され,のちに津島神社を別院として造営して別当寺になったといいます。その後,衰退しますが文永年間(1260年頃)に良敏上人により中興され,再び荒れ果てた寺を織田信長の家老平手政秀の弟である政利が中興し,菩提寺としたといいます。
 入り口には印象的な仁王門および仁王像[市文化]があります。仁王門は永禄年中(1558〜70)に平手政秀の子五郎右衛門が建立したものといい,当初は楼門とする予定だったのを何らかの理由で平屋建てに変更された痕跡があるといい,平和地区では最古の木造建築です。仁王像はそれぞれ約2.6mの寄木造で,赤外線写真により無洗法師の寄進の胎内墨書銘が確認され,仁王門と同時期の製作と考えられています。なお,無洗法師の詳細は不明といいます。本尊の木像千手観音菩薩立像[市文化]は平安時代後期の12世紀の制作といい,市内では3番目に古い仏像です。寄木造で彫眼の眼,全身に漆箔が施されたきらびやかな印象といいます。他にも鎌倉時代制作で同様のものとしては市内で2番目に古いという木像不動明王立像・木造毘沙門天立像[市文化],江戸時代の宗門送り一札と呼ばれる文書や願達類などの長福寺文書[市文化]を所蔵しています。また境内には三宅川と日光川の掘割に尽力し,この付近を田園地帯にしたという水野伴左衛門を祀った宝暦10年(1760年)に建立されたという水天宮があります。

伊久波神社
平和町下三宅郷内419



 長福寺入り口から三宅川沿いを南に進んだところに伊久波神社があります。平安時代の延喜式神名帳に海部郡伊久波神社と記載される式内社で,祭神は日本書紀にも登場する勇武の神の子孫である的臣祖といいます。かつては伊久波(生桑)天神または生桑神明と呼んで下三宅の産土神として信仰を受け,尾張名所図会にも記載されています。織田信長が戦勝を祈願し,犬山藩にも厚い崇敬を受けたと伝わっています。境内から奈良時代の布目瓦が出土したことから,かつてこの地にあったという三宅廃寺がこの地にあったと推定する説もあります。

唯運寺
平和町東城郷内229



 伊久波神社から600mほど三宅川沿いを南下していきます。川沿いの眺めのいい道ですが,車の交通量が多いので注意しましょう。





 進んだ先の右手に唯運寺(真宗大谷派)があります。大宝山と号し,慶長5年(1600年)に創建といい,民衆の集会所として発展したといいます。その後,本願寺教如上人の時代に本願寺の末寺となり,江戸後期には寺子屋を経営していた痕跡が残っているといいます。



 唯運寺から北に戻って一筋目を左折して西に入ったところには(東城東)八幡神社があります。創建は不詳ですが寛文覚書に八幡祠として記され,明和元年(1764年)以降の棟札が残されています。昭和16年(1941年)に近くの神明社を合祀したといいます。

(東城)八幡社
平和町東城郷内103





 (東城東)八幡神社から150mほど西へ進むと(東城)八幡社があります。創建は不詳ですが,古くからこの地に鎮座していたと考えられ,東城村の北半分の氏神として崇敬を受けたといいます。昭和16年(1941年)に近くの天神社を合祀し,翌年に(東城東)八幡社と合わせて村の氏神としたといいます。拝殿の南には神木のクスノキ[市天然]があります。高さは約15mに及び,4mほどのところで大きく二股に分かれ,この地方では最大級のものといいます。古木らしく根元は大きく膨らんでおり,神木として周囲を圧しています。

売夫(ひめふり)神社
平和町嫁振81



 (東城東)八幡神社からそのまま西へ約200m進んだ突当りを右折し,50m強先の十字路を左折します。さらに200mほど進んだ須ケ谷川沿いの遊歩道を右折します。この遊歩道は桜ネックレスの一部になっており,桜並木を眺めながら歩くことができます。





 遊歩道の終点に着いたら右折すると,すぐ先の左手には公園があります。ここも春には桜で彩られ,桜ネックレスの案内板も設けられています。トイレや休憩所も設けられているので,ウォーキングの休憩地点として利用しましょう。





 桜ネックレスの公園からさらに西に進み,先にある日光川の橋を渡って200mほど進んだ先の信号を左折した先に売夫神社があります。延喜式神名帳にも記載がある式内社といい,境内は桜の名所として知られ,稲沢50景の1つに選ばれています。昭和50年(1975年)には境内に老人憩いの家が設けられ,行事などに用いられているといいます。神社の西にはかつて行燈(あんどん)池という大きな池があったといい,昭和31年(1956年)に日光川の改修工事で埋め立てられて,現在は行燈宮という祠が設けられているといいます。

願応寺
平和町塩川359





 売夫神社の南西の信号からさらに700m強南下し,日光川沿いの道の1つ手前の筋を右折します。さらに100mほど進んだ右側には願応寺(真宗大谷派)があります。紫烟山と号し,尾張名所図会によると元々稲沢市儀長にあって正楽寺と称し,国分寺の支院だったといいます。永享2年(1430年)に蓮如上人がこの地を訪れたことで真宗に帰依し,その際に現在の寺号に改めたといいます。また,本尊の聖徳太子作という阿弥陀如来は,昔兵火にかかった際に三宅村から飛び去って,その際に紫の煙(烟)が見えたことから山号になったといいます。



 願応寺の西には諏訪神社があります。貞享5年(1688年)以降の棟札が残されていることから創立はそれ以前と考えられ,明治以前は諏訪大明神として地域から信仰を受けていたといいます。

(塩川)八幡社
平和町塩川165





 諏訪神社から250mほど進んだ県道との十字路を右折して県道を150mほど北上すると右手に(塩川)八幡社があります。創建は不詳ですが元禄17年(1704年)の棟札があり,古い神社と考えられています。境内にはイチョウやクスノキなどの木が生い茂り,鎮守の森を形作っています。昭和45年(1970年)に秋葉社が境内に移され,昭和55年(1980年)に改修されて境内が整えられたといいます。

ゴール:名鉄尾西線・六輪駅



 (塩川)八幡社の先の道を左折して400mほど進み,名鉄の踏切に突き当たったら右折して100m強進むとゴールの名鉄六輪駅があります。尾西線を利用して,津島駅まで4分,名鉄名古屋駅へは乗り換えて約35分で到着します。本数は1時間に4本程度です。




写真使用数:46

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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