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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県長久手市:杁ヶ池公園コースIRIGAIKE PARK

2019年7月探訪。2019年7月24日作成

【コース】 距離:約6.7km
 市南部の長湫地区南部,近年の住宅開発によって誕生した新しいエリアをめぐります。住宅地を通る遊歩道や公園を抜け,若い街と自然を楽しみます。

≪コース≫ リニモ・はなみずき通駅〜景行天皇社〜せせらぎの径〜名都美術館〜アピタ長久手店〜日東彫刻の道〜蟹原公園〜杁ヶ池公園〜大雄院〜卯塚霊園〜市が洞緑道〜長湫南部公園〜ほたるの里緑道〜名古屋市バス・猪高緑地バス停


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:リニモ・はなみずき通駅





 スタート駅であるリニモのはなみずき通駅へは,地下鉄東山線の終点でリニモの始発駅である藤が丘駅からは1駅3分で行くことができます。リニモはおよそ8分間隔で運転されており,アクセスは便利です。名古屋駅からは乗り換えも含めて45分ほどの時間を見込んでおけばいいでしょう。今回もはなみずき通駅の南側の2番出口から出てスタートします。

景行天皇社
西浦401







 はなみずき通駅の2番出口から出て,そのまま東へ線路沿いに進んで長久手郵便局のある交差点に進みます。ここを左折して郵便局の前を通り,東へ200mほど進むと左手に景行天皇社があります。社伝によると承和4年(837年)の創建という古社で,旧長湫村の氏神であり,日本武尊の父である景行天皇を祀っています。この地域の人々から信仰を受けている様子が伝わり,この地の戦没者慰霊碑も境内に設けられています。天正年間(1573〜93)には徳川家康が必勝祈願を行って葵紋の太刀を奉納したといい,その後慶長9年(1604年)に現在地に移されたといいます。長湫の警固祭り[県民俗]は,標具(だし)を中心とした豪華な馬具で飾り付けた馬を,鉄砲隊や棒隊などが隊列を組んで景行天皇社に奉納するもので,豊作感謝の祭礼として不定期ながら10月15日に近い日曜日に行われます。その際には火縄銃の発砲や棒の手の奉納も行われ,多くの人で賑わうといいます。社宝としては38枚の景行天皇社の棟札[市文化]があり江戸時代のものがほとんどですが,最古で享禄3年(1530年)のものもあるといい神社の歴史を伝えています。また所蔵している陶製御深井釉狛犬[市民俗]は宝暦3年(1753年)の製作といい,様式としてはそれ以前の様式がうかがえるといいます。この狛犬は長久手の若衆が氏神に奉納したものといい,その時代に若衆制度がこの地域にあったことがわかるものといいます。

せせらぎの径
城屋敷〜氏神前の区間



 景行天皇社から少し戻ったところの押しボタン式横断歩道を渡った先にはせせらぎの径の入口があります。グリーンロードまで続く遊歩道で,水路なども設けられ,季節の花も楽しめる道になっています。ここから600mほど,この遊歩道を進んでいきます。





 遊歩道の途中には,この地域の区画整理の記念碑や,県の文化財に指定されている長久手の棒の手,警固祭の案内板が設けられています。長久手の文化についても理解を深めながら進んでいきましょう。

名都美術館 [有料施設]
杁ヶ池301 [公式HP(外部リンク→)]



 せせらぎの径をそのまま進んで終点のグリーンロードのところまで進み,右折してグリーンロードを西に進みます。200mほど進んだ「東狭間」交差点を左折すると,100mほど先に名都美術館があります。自動車部品メーカー・林テレンプなどが出資する林美術財団によって運営されている美術館で,昭和62年(1987年)に名古屋市中区上前津にて開館し,平成4年(1992年)に,自然に恵まれたよりくつろげる環境で絵画とふれあってほしいという願いから現在地に移転したといいます。横山大観,川合玉堂,平山郁夫などの近現代の日本画が収蔵されており,特に上村松園などの美人画が充実しているといいます。所蔵品展や特別展が期間を設けて開催されており,展示替えの時期などに長期間閉館することがありますので注意しましょう。ワークショップなどのイベントも行われ,日本画について理解を深めることができる美術館で,庭園もあって落ち着いた気持ちで作品を鑑賞することができます。

アピタ長久手店(グランパルク)
戸田谷901-1 [公式HP(外部リンク→)]



 「東狭間」交差点まで戻り,さらに西に少し進んだところにはアピタ長久手店があります。正式名称はグランパルクといい,アピタ長久手店と73の専門店街からなるショッピングモールで,元々はCBCハウジングがあった場所(現在は東3kmほどの地点に移転)に平成12年(2000年)に開業しました。その後万博開幕を前にして平成16年(2004年)に改装されて現在の姿になっています。東にあるイオンモール長久手と並んで,長久手市でも最大級のショッピングモールになっています。場合によってはウォーキングの休憩拠点としても利用しましょう。



 アピタ長久手店に隣接して,リニモの杁ヶ池公園駅があります。アピタ長久手店とは連絡通路で接続されています。駅への連絡通路には地元の学生などの作品が展示され,地域密着を感じます。





 グリーンロードをさらに西に400mほど進んだ「長久手打越」交差点を右折して100mほど進むと左手に万博記念の森があります。平成17年(2005年)に開幕した愛・地球博の開幕を記念し,翌年に設けられた公園です。公園内には元々長久手に自生していたという約50種の木が植えられ,かつて自然が豊かだった森の様子を今に伝える場所になっています。周辺は宅地化が進みましたが,かつての森の様子を今に伝える貴重な場所になっています。

日東彫刻の道
蟹原2201付近





 万博記念の森を西に通り抜け,そのまま150mほど進んだ次の十字路を左折して長久手西通りを南下していきます。200m弱進んだ「井堀」交差点を左折したところには,日東彫刻の道があります。ブレーカーや配電盤などの電機部品メーカーである日東工業の北側に設けられた彫刻の道で,愛知県立芸術大学の教員や学生が製作したという彫刻作品がおよそ10点展示されています。知る人ぞ知る芸術を楽しめる道になっています。



 日東彫刻の森を進んだ先の左手には蟹原公園があります。地名にちなんだ蟹のオブジェが印象的です。トイレも設けられていますので,休憩地点としても活用できます。

杁ヶ池公園
杁ヶ池1001







 蟹原公園の先の信号を右折し,道なりに400mほど進んでいくと,杁ヶ池公園に突き当たります。駐車場のところから中に入っていきましょう。元々農業用のため池がありましたが,その周辺を整備して昭和61年(1986年)に設けられた公園になります。池の周りには桜の木も植えられ,公園の北側や東側には藤棚も設けられるなど季節の自然を感じることができる公園で,池の周囲にはウォーキングコースも設けられています。公園内には体育館やテニスコートもあってスポーツを楽しむ人も訪れるほか,水辺では水遊びも楽しむことができて,特に夏には涼を求めて水遊びをする子供で賑わうといいます。じっくりと時間をかけて散策を楽しみたい場所になっています。

大雄院
蟹原1702-1 [公式HP(外部リンク→)]





 杁ヶ池公園の南側に出て進んだところにある「杁ヶ池公園南」交差点を右折し,100mほど進んだ東名高速を渡る橋の手前を右に入っていった先には大雄院(曹洞宗)があります。道了山と号し,神奈川県南足柄市にある大雄山最乗寺の中部別院といいます。道了大菩薩を本尊として40年ほどの歴史を有するといいます。本堂・観音堂・薬師堂などの寺院建築が並び,落ち着いた空気になっています。

卯塚霊園
卯塚2-303



 大雄院から東名高速道路を越える橋のところまで戻り,橋を渡って南に進んでいきます。ここから先の市が洞地区は,1998年以降の区画整理で誕生した新しい町で,現在人口が急増している地域です。この地区の市が洞小学校は全校児童が1000名を越え,若く新しい町・長久手を一番感じられる地域になっています。







 東名高速を越える橋から200mほど進むと,卯塚墓園に突き当たります。公園内に入って坂を上がり,そのまま右手に進んでいきましょう。通常のお墓のほかに,芝生霊園や話題の樹木葬が行える合同霊園など,新しい形のお墓も立ち並んでいます。今までの霊園の姿にとらわれない,新しい霊園の姿を感じることができます。





 卯塚霊園の西側から出て,そのまま右手の横断歩道を渡った先からは市が洞緑道が伸びています。この緑道を抜けて進んでいきます。緑の環境も整備された新しい住宅地の様子を感じながら進みましょう。

長湫南部公園
市が洞3-208





 市が洞緑道を西に進み,その先の歩道橋を渡って進んだ先には長湫南部公園があります。この付近ではやや広い公園になっており,高台にある公園からは市が洞地区の景色を楽しむこともできます。



 公園内には市が洞1号窯跡の案内板があります。この付近はかつての猿投古窯群に属し,7世紀後半には日本でも最大級の須恵器生産地域になったといいます。この市が洞1号窯と,南にある丁子田1号窯からは,「ほとぎ(漢字では分の下に瓦)」の文字が刻まれた須恵器が発見されており,そのうち10点が市の文化財にも指定されています。同じ文字が刻まれた須恵器が,飛鳥の石神遺跡(奈良県明日香村)からも発見されており,この地で作られた須恵器が当時の都まで運ばれて使われていたことがわかっています。この時代は,長久手には都で使われる須恵器を作る工人集団が住んでいたと考えられ,「ほとぎのさと」として市もアピールを行っています。公園の東側の市が洞小工区の共生ステーション内には,平成29年(2017年)には展示室もオープンし,発掘当時の写真や出土品などを見学できるといいます。





 長湫南部公園の西側から出たところには,ほたるの里緑道が伸びています。かつてこの付近が住宅開発される前は,小川が流れ雑木林が広がる里山でした。豊かな自然が広がり,夏にはホタルも飛び交う環境だったといいます。この緑道は,昔ながらのホタルが飛び交う自然豊かな場所を目指して設けられたものといいます。



 ほたるの里緑道を抜けた先には市が洞三丁目公園があります。この南には須恵器などが発見されたという丁子田1号窯跡があるといいます。公園を通り抜けて左折し,坂を下ってけやき通りの方に進んでいきます。



 公園から東に進んでけやき通りに出て,右折して南下していきます。この付近には新しい飲食店などが立ち並んでいます。新しい町らしく歩道も広く,花壇も整備されていて楽しく歩くことができます。



 けやき通りを南下した先にある「丁子田」交差点を左折したところには,名東温泉花しょうぶ[公式HP(外部リンク→)]があります。レストランやカフェなども併設されたスーパー銭湯になります。ウォーキングの終わりに,汗を洗い流すのもいいかもしれません。

ゴール:名古屋市バス・猪高緑地バス停



 名東温泉花しょうぶからそのまま東に進んだ愛知淑徳大学の前には,ゴールとなる名古屋市バスの猪高緑地バス停があります。所在地は長久手市ですが,名古屋の市バスがここまで乗り入れています。バスを利用して地下鉄東山線の本郷駅まで,約15分で戻ることができます。大学の学生が利用するためバスの本数は多く,平日では1時間に6本以上,土曜・休日でも1時間に4〜5本運転されているため,バスの時間はあまり気にせず利用することができます。その他,近くにある名鉄バスのバス停を利用すると,藤が丘駅やリニモの長久手古戦場駅,地下鉄鶴舞線の赤池駅に行くこともできるほか,本数は少ないですが名鉄バスセンターに直行する高速バスもあります。名鉄バスを利用する場合は,ホームページなどで時刻を調べておいた方がいいでしょう。

写真使用数:36

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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