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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県西春日井郡豊山町:青山コースAOYAMA

2015年5月探訪。2016年2月14日作成

【コース】 距離:約4.7km
 名古屋空港から町北部の青山地区をめぐります。名古屋空港に関する見どころと,延命寺や八剱神社など旧青山村の旧跡をめぐっていきます。

名鉄バス・名古屋空港バス停〜県営名古屋空港〜豊山町社会教育センター(郷土資料室)〜正法寺〜日吉神社〜延命寺〜稲荷社〜千松寺〜八剱神社〜神明公園・航空館boon〜タウンバス・航空館boonバス停


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:名鉄バス・名古屋空港バス停



 今回のスタートは,名古屋空港のバス停です。名鉄西春駅から名鉄バスを利用して,所用は約20分,運賃は350円(2019/10現在)です。おおよそ30分間隔での運転です。この他にも名古屋駅,JR勝川駅からの空港バスも利用できます。空港バスの本数も多いですので.便利なものを利用してください。

県営名古屋空港(名古屋飛行場)
豊場林先1 [公式HP(外部リンク)→]



 バスから降りたところに県営名古屋空港(正式には名古屋飛行場)があります。昭和19年(1944年)に小牧陸軍飛行場として運用が開始され,その後敗戦でアメリカ軍に撤収されたのち,昭和27年(1952年)から旅客便の運航が始まり,昭和35年(1960年)から名称が名古屋空港となり,名古屋の空の玄関口として発展しました。その後,国際線も運行され,平成11年(1999年)には国際線旅客ターミナルが完成します。しかし,平成17年(2005年)に中部国際空港が開港すると,主要な旅客便はそちらに移り,県営名古屋空港として国土交通省から愛知県に管理が移ります。





 現在はフジドリームエアラインが9都市に路線を展開しており,その他チャーター便の発着などが行われています。ターミナルは到着と出発のロビーが一体のコンパクトなものですが,コンビニやレストランもあって機能的です。3階には展望デッキがあり,空港を発着する飛行機が見られる人気のスポットです。



 名古屋空港のターミナルから出て右手に進み,空港の駐車場を回り込んで,400mほど進むと,右手に豊山スカイプールがあります。ジャンボすべり台も備えた本格的なファミリープールで,リーズナブルな値段で利用できると評判です。夏季のみ営業します。

豊山町社会教育センター
豊場和合72





 スカイプールの先,「名古屋空港」交差点の右奥に豊山町社会教育センターがあります。図書館,視聴覚室,ホールなどの施設がそろっており,町のイベントなども行われます。建物の2階には郷土資料室もあり,豊山町で行われてきた農業や養蚕,日々の生活用具や郷土の本などのゆかりの品々が展示されていて興味深いです。



 空港から来た方から見て,手前の交差点で右に曲がって北方向に進み,200m強進むと,右手に三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工業があります。敷地面積30万平方メートル近くにおよぶ名古屋空港に隣接する工場敷地を有し,航空機の修理などを行います。平成27年(2015年)に国産旅客機のMRJが初飛行に成功し,今後はMRJの生産拠点になる予定です。工場には三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所資料室があり,予約をすれば見学することができます。

正法寺
青山765



 三菱重工の工場前からさらに200m強進んで,大山川を渡った先,2つ目の筋を左折します。そのまま300mほど「豊山橋北」交差点を過ぎたところに総合福祉センター北館さざんかがあります。





 さらに国道41号線まで進んで,国道を越えたのちに右折し,続く筋を左折して突当りを右折すると,左手に正法寺(曹洞宗)があります。白雲山と号し,天正4年(1576年)の創建といいます。安政6年(1859年)に名古屋大光院(現,中区大須)より来た大薩祖梁大和尚が中興開山したといい,寺号はその際につけられたといいます。この大薩祖梁大和尚は,寺を隆盛に導いた才腕の持ち主と記録されています。寺宝には600巻に及ぶ般若経の写本や,円空仏などがあります。

日吉神社
青山北浦1250



 正法寺の先の分岐を左に進み,約100m先の2本目の筋を左折し,道なりに進んで県道に突き当たったら左折し,150mほど先の「青山高添」交差点を右折し,さらに続く筋を右折して約100m進むと日吉神社の裏手に出てきます。養老年間(717〜24)に近江比叡山の日吉神社から分神を勧請して創建したといい,広大な未開拓の原野を社領とし,氏子に開拓を依頼したと記録が残っています。かつては大木が多く密生していたといいますが,伊勢湾台風時に多くが倒木して社叢が小さくなってしまいました。社宝には,雄のみが残る木彫猿1体があります。江戸中期頃から塾としての機能を有していたといい,寺子屋時代から学生発布にかけて指導を受けた門人らが建てた河村先生頌徳碑があります。また,日吉神社の旧地をしのぶ比叡山と呼ばれる塚があります。



 神社の参道を進んで,出た先の右手の日吉神社宮司の河村家にはいちい樫[町天然]があります。樹高は15mで及び,屋敷内に4本が並ぶ貴重なもので樹齢500年以上と推定されているそうです。

延命寺
青山北浦1227





 日吉神社を出て左手の道を進み,次の筋を左折して300m弱進むと,突当りの左手に延命寺(曹洞宗)があります。万年山と号し,天文18年(1549年)頃は延命庵と称していたといいますが,天正4年(1576年)に現在の寺号になり恩沢泉公が堂宇を創建したといいます。幕末の嘉永元年(1848年)に金沢の名刹天徳院から雲生洞門大和尚が移って開山とされ,その弟子の正法寺を中興した大薩祖梁大和尚が本堂や庫裡を建立したといいます。本尊の木造地蔵菩薩立像[県文化]は高さ87cmのヒノキの一木造で水晶の白毫がついており,左手に宝珠を,右手に錫杖を持っている姿でしたが,現在は右手首が朽ちてしまっています。略式の衣をまとい,顔は女性らしい柔和な表情で,木造地蔵菩薩としては県内の他例のない珍しいもので,平安時代末期の作と考えられています。また,安政5年(1858年)作の葬儀絵巻[町文化]が寺宝としてあり,高名な和尚の葬儀の行列を描いたもので,左から右へ絵が展開する珍しいものだそうです。



 延命寺から道なりに進んで,先の突当りに来たら左に見える筋に入り,そのまま突当りまで進んだら左へ進み,道なりに150mほど進んで国道41号線に突き当たったら左折すると,少し先の左手に稲荷社があります。この付近の稲荷島と呼ばれた地域の人々が京都伏見から勧請して創建したといい,稲荷古墳と呼ばれる古墳の上に建てられたといいます。現在は東を国道41号線が通り,人家にびっしりと囲まれて旧態はわからなくなってしまいました。

千松寺
青山1756





 稲荷社の先の「青山江川」交差点を右折して100m強進んだ2本目の筋を右折し,続く交差点を左折すると,100m弱先に千松寺(曹洞宗)があります。霊鶴山と号し,天文14年(1545年)に天州寂道大和尚によって建立され,当初は東青山泉松寺と称したといいます。平僧地でしたが,明和2年(1765年)には法地を開き七堂伽藍を整備したといい,その後天災や兵火で荒廃しますが,文化5年(1808年)に中興されます。その後,天保3年(1832年)にも火災に遭いますが,同10年(1839年)に復興しました。本尊は薬師如来で,寺宝には明和2年(1765年)に伽藍を整備した鉄文道樹和尚の直筆本があります。



 境内には享和3年(1804年)の銘のある石浮図という石塔や,高さ25mで樹齢500年には及ぶであろう楠[町天然]があります。かつては樹齢300年という千年杉という杉があったそうですが,落雷により枯死してしまったといいます。



 千松寺から進んで突当りを左折,続く筋を右折しその先を左折します。この付近は昔ながらの住宅地で,お地蔵さんなどが見られます。100m弱進んだ左手には観音寺(曹洞宗)があります。幕末期に四国金刀比羅宮から勧請して創建されたといい,観音堂も設けた神仏混合の流れをくんだ施設になっています。

八剱神社
青山居屋敷1633



 観音寺の先の道を右折すると,約100m先の左手に八剱神社があります。創建は不詳ですが,古墳の上に祀られているといい,相当古い社であると考えられており,この付近の青山村の集落は,最初にこの辺りに形成されたと考えられています。この神社に関する古文書やきちんとした棟札などがなく,由緒については謎に満ちた神社といいます。

神明公園・航空館boon
青山神明120-1 [公式HP(外部リンク)→]



 八剱神社の入り口の交差点を左折して約100m進むと大山川のところに出るので,ここを左折します。





 川沿いに200mほど進んだ2つ目の分岐を左奥方向に進むと,200m弱で神明公園に到着します。平成17年(2005年)に整備が完了した約4.2haの広大な敷地を持つ公園で,デイキャンプ場や遊歩道,大型の遊具もあって町民の憩いの場になっています。





 公園内には名古屋空港内にあった「名古屋空港航空宇宙館」の展示を移転させてできた航空館boonがあります。boonとは,飛行機が飛ぶ音以外に英語で“恩恵”という意味があり,長らく名古屋空港の恩恵を受けてきたこの地域を表すそうです。館内には昭和38年製の三菱MU-2Aの飛行機と,中日新聞社から提供されたヘリコプター「あさづる」の2機の実機が展示されています。また,飛行機のシミュレータや航空機産業に関する展示のほか,滑走路を間近に見ることができる展望デッキがあり,家族連れや航空ファンが多く訪れます。愛知県が整備を行いましたが,現在は豊山町が管理しています。

ゴール:とよやまタウンバス・航空館boonバス停





 航空館boonの裏手にある同名のバス停がゴールになります。名古屋地下鉄名城線の黒川駅,名古屋栄まで直通のバスが運行されています。名古屋栄まで約40分の所要で,日中は1時間に1本ごとに運転されています。

写真使用数:28

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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