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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県岩倉市:大山寺コースTAISANJI

2017年11月探訪。2017年11月6日作成

【コース】 距離:約8.2km
 岩倉市南部の大山寺駅西側の地域をめぐります。昔からの社寺や農村,五条川の桜,田園風景などが見どころで,古代寺院に思いを馳せられます。

≪コース≫ 名鉄・大山寺駅〜大山寺教会〜生田明神社〜光禅寺〜大聖寺〜白山社〜五条川沿い〜希望の家〜五条川右岸浄化センター〜高雲寺〜北島砦跡〜宝聚院〜八劔社〜良念寺〜熱田社〜浄正寺〜御土井廃寺跡〜国衙公園〜名鉄・大山寺駅


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:名鉄犬山線・大山寺駅



 スタート駅は名鉄犬山線の大山寺駅です。名鉄名古屋駅から岩倉・犬山方面行の普通列車に乗車して約25分です。普通列車のみの停車なので注意しましょう。本数は1時間に4〜6本程度運転されています。

大山寺教会
大山寺町屋敷767



 大山寺駅の西側(岩倉方面行出口)から西へ200m弱進んだ左手に大山寺教会(真宗大谷派)があります。大山寺町にはかつて地名の由来となった大山寺があったといいます。のちに林証寺が創建されますが,この寺も徳重(北名古屋市)に移転したため,村内に法話場がなくなったため,明治12年(1879年)に浄財を集めて説教場が設けられました。その後破損が大きくなったため,昭和26年(1951年)に宗教法人の大山寺教会が設立され,昭和28年(1953年)に再建されました。寺には昭和10年(1935年)の五条川の改修工事の際に小森地内の畑深さ4mの地点から出土したこけら経[市文化]があります。法華経1部8巻28品が書写されたもので,長さ22cm,幅1.1cm,厚さ0.5cmの桧の?で,未整理も含めて合計3591本が現存しています。また境内には嘉永元年(1848年)の銘がある道標が移され,「左 北しま 一之宮」と刻まれているといいます。

生田明神社
大山寺町吸田596





 大山寺教会から西へ150mほど進むと生田明神社があります。創建は不詳ですが,平安時代の延喜式神明帳にある「生田神社」に比定されると考えられ,歴史ある神社といいます。かつては大山寺の集落の東にあり,この地には神輿が渡御するお旅所があったといいますが,正保2年(1645年)に遷座したといいます。江戸時代には神明社といいましたが,社内に倉稲魂尊と大日霊命(天照大神)の2柱があったことから,境内に1社を建立して2柱を分け,明治3年(1970年)に岩塚社と改称されたといい,大正8年(1919年)に再び合祀されて生田明神社と称したといいます。境内の拝殿前後には力士や龍などの立派な彫り物が入れられて見どころになっており,国衙の礎石だったと伝わる巨石もあります。

大聖寺
川井町井上1296





 生田明神社から西へ500mほど進んだ右手に光禅寺(真宗大谷派)があります。明光山と号し,明応7年(1498年)に僧順超の創建といい,往古は岩倉村(現在の市の中心部)にあったといいますが,江戸時代の初期に現在地に移されたといいます。本堂は嘉永6年(1853年)に建てられた歴史ある建物です。





 光禅寺から50mほど先には大聖寺(曹洞宗)があります。川井山と号し,慶長5年(1600年)の草創といい,江戸時代は大正寺,大昌寺とも書かれたといいます。天保8年(1837年)に法地として昇格したといいます。本尊は子安観世音菩薩で,天文11年(1542年)に伊勢国津城下の子安観音寺から尊像が飛来し,安置したものと伝わります。他に円空作観音立像[市文化]があり,円空仏としては背丈約50cmとやや大きいものの,円空仏らしい素朴な木彫りと美しい観音像の造形が魅力的な仏像といいます。





 大聖寺の先を右折した先には白山社があります。元々は川井村の東側にありましたが,江戸時代末期には現在地付近に移されたといい,昭和25年(1950年)に村内の天神社と浅間社を社内に遷座して本殿を改築したといいます。

希望の家
川井町江崎3819-1





 白山社から南に150mほど進むと,五条川沿いの道に出ます。ここを右折して五条川沿いに進んでいきます。春には桜の花が見事に咲き誇ります。500mほど進んだ地点には薬師堂という地名が残っています。この地点には弥生時代から鎌倉時代にかけての薬師堂廃寺跡があり,発掘調査が行われています。





 さらに500mほど五条川沿いに進んで,右手に進んだ先には希望の家があります。天体望遠鏡を備えた観測ドームが印象的な建物で,キャンプも可能な青少年の宿泊施設です。犬山市から五条川沿いに尾北自然歩道という遊歩道が整備されていますが,ここがその終点です。



 希望の家の入り口のところには愛北クリーンセンターがあります。



 五条川の手前の橋の所に戻って,300mほど北上すると,右手に五条川右岸浄化センターの入り口があります。この付近の下水処理場で,予約をすれば見学することもできるといい,下水処理の仕組みを学ぶことができるといいます。

高雲寺
北島町前田2351



 五条川右岸浄化センターの先の「野寄町山浦」交差点を左折して西に300mほど進み,「北島町前田」交差点の次の筋を右折し,100m強進んだ3本目の筋を左折します。この付近にはコンビニもあるので休憩地点として活用できます。続く筋を右折したところに高雲寺(曹洞宗)があります。遍照山と号し,この北にある向陽寺の末寺といい,明治15年(1882年)に大師堂として創建されました。大師信仰に信仰のあるものが大師像を授かり,その御利益から繁栄したという話が残されています。その後寺号昇格の動きが起こり,宮城県にあった高雲庵を移して昭和5年(1930年)に現在の寺号になったといいます。本尊は釈迦如来ですが,いきさつから弘法大師も奉安されています。





 高雲寺の先を右折して100mほど進んだやや広い道路を渡った先には北島砦跡の案内板があります。永禄元年(1558年)の織田家内の争いの際に,岩倉織田氏の砦があったといい,当時は御城山と呼ばれていたといいます。案内板の近くに築山がありますが,実際の城跡はこの東の工場の付近といいます。

宝聚院
野寄町屋敷1029



 北島砦跡の案内板から200mほど進んだ突当りを右折し,さらに次の十字路を左折して道なりに200mほど進んだところに宝聚院(曹洞宗)があります。無量山と号し,正眼寺(小牧市)の末寺で,創建は不詳ですが正眼寺塔頭36坊の1つに数えられたといいます。元禄2年(1669年)に現在の岩倉市三ツ渕に移転し,明治13年(1880年)に愛知郡香久山村(現,日進市)に移転,その後この地で仏道に帰依した人が自宅を寺院に寄進して明治30年(1897年)に現在地に移されたといいます。





 宝聚院の先を右折して続く筋を左折すると,集会所の先に八劔社があります。古くは八劔社と神明社の2社が勧請されて野寄地区の氏神になっていましたが,大正12年(1923年)に合祀されました。年代がわかるもので市内最古という元禄3年(1690年)の石灯籠が残るなど歴史を感じさせます。

良念寺
野寄町屋敷964





 八劔社の先50mほどの2本目の筋を左折して,150mほど北上した4本目の筋を右折した先に良念寺(真宗大谷派)があります。念西山と号し,寺伝によると文禄2年(1593年)に念西を開山として創建されたといいますが,寺の歴史を語る記録などは残されておらず,天保4年(1833年)の銘の手水鉢のみだといいます。本尊は木造阿弥陀如来といいます。

浄正寺
稲荷町郷廻571





 良念寺の先を右折して約300m南下し,「野寄町郷前」交差点を左折します。ここから田園地帯を900mほど東に進み「消防署南」交差点を左折し,200mほど先の4本目の筋を右折します。さらに100m強進んだ児童館の先の筋を左折して北上すると,左手に熱田社があります。日本武尊をまつり,創建は不詳ですがこの村内の村落が形成されたときに最初に祀られた歴史ある神社と考えられています。





 熱田社の先の突当りを左折して続く筋を右折し,続く筋を右折すると100m弱先の左手に浄正寺(真宗大谷派)があります。西林山と号し,古くは西林坊と称する天台宗の寺院でしたが,延応元年(1239年)に高田本山専修寺の開創者である真仏が来訪して真宗に改宗したと伝わります。明応7年(1498年)に蓮如上人に帰依して大谷派に転派し,現在の寺号を定めたといいます。本尊は行基作という阿弥陀如来で,境内には真仏が植えたとされる菩提樹の古木があります。

御土井廃寺跡
稲荷町羽根5-11



 浄正寺から150mほど進むと名鉄の線路に突き当たるので,ここを100mほど進むと右手に御土井公園があります。公園があった場所から古代〜中世の古瓦が発掘されたことから,かつては寺院があったとされ,御土井廃寺と呼ばれています。この付近では南東の工事現場でも発掘作業が行われ,土器などが出土しています。この付近は古代から中世の尾張の様子を考えるうえで重要な場所になっているといいます。

国衙公園
大山寺元町2



 御土井公園から200mほど線路沿いを進み,工事中の高架を越えた先の筋を左折します。さらに100mほど進むと左手に竹林がある公園がありますが,これが国衙公園になります。この付近には国衙という地名が残り,尾張国の国衙(国庁)が設けられていたとも考えられています。公園の北側に竹林があることから竹の子公園とも呼ばれるといいます。古代尾張に思いを馳せながら歩くことができます。



 公園の南側から出て右手に進み,続く筋を左折して細い遊歩道に入ります。この付近は雰囲気有る遊歩道になっています。

ゴール:名鉄犬山線・大山寺駅



 遊歩道の突当りを左折し,そのまま150mほど進んで線路沿いに出たら,道なりに右に進んで150mほど進むとスタートした大山寺駅に戻ってきます。名鉄を利用して戻ることができ,名鉄名古屋駅までおよそ25分です。普通列車のみの停車ですが,1時間に4〜6本程度運転されています。

写真使用数:32

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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