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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

名古屋市西区:平田コースHIRATA

2014年12月探訪。2015年2月28日作成
2015年9月22日再構成・地図掲載

【コース】 距離:約3.7km
 上小田井駅からかつて平田城があった地域をめぐります。城を取り囲むように配置された昔ながらの寺院群や岩倉街道の史跡が見られます。

地下鉄/名鉄・上小田井駅〜平田橋事件殉職記念碑〜密巌寺〜浄蓮寺〜十所神社〜寿宝院〜平田城跡〜楽音寺〜道仁寺〜泉増院〜市バス・平田口バス停


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:地下鉄・名鉄・上小田井駅



 今回のスタートは,地下鉄鶴舞線の終点で名鉄犬山線とも接続している上小田井駅です。名古屋駅からは名鉄が便利で,犬山線の普通で5駅で急行や準急も停車します。また,伏見からは地下鉄鶴舞線で約10分です。上小田井駅南側の出口から出てスタートします。

平田橋事件殉職記念碑
山田町平田



 上小田井駅の北口から出て,名二環の北側の道を西に進みます。約100m進んだ次の右に入る道を進むと,約100mで平田橋があります。名古屋城と尾北の村々を結んだ岩倉街道がここを通り,寛文7年(1667年)頃から枇杷島市場へ青果を卸す人々で賑わって街道が整備されていきました。天明7年(1787年)に開通した新川を渡るため,この橋の前後は急坂で難所となり,重要な交通の要所となりました。
 平田橋を渡った右手に平田橋事件殉職記念碑があります。明治時代の自由民権運動が行われた時代の末期である明治17年(1884年),民権運動の過激派によって資産家が襲われ,その後この付近で警ら中の警察官2人が惨殺されるという事件が起こりました。その殉職記念碑となっています。名古屋地区の自由民権運動で活動していた大島宇吉はその後,新聞による言論に活路を求め,明治20年(1887年)に「愛知絵入新聞」を刊行。翌年には「新愛知」と改題し,地元各紙の合併などを経て現在の中日新聞社になっていきます。



 殉職記念碑の反対側には馬頭観音があります。文化2年(1805年)に岩倉の馬方衆が建立したもので,岩倉街道の交通安全を見守り続けました。現在も地元の人が参拝され,大切にされている様子が伝わります。

密厳寺
平出町48



 平田橋から約100m進んだ分岐点を左に曲がると秋葉神社があります。秋葉神社は火防の神がまつられており,集落を守っています。樹齢300年ほどの楠の古木が印象的です。



 秋葉神社の奥の交差点を右に入り,続いて突き当りを左に進むこと約200m,広い道を越えて進むと,密巌寺(天台宗)があります。十輪山と号し,創建は不詳ですが織田信長の時代に祐秀法師が中興したといいます。もと徳蔵坊といいましたが,その後に密巌寺と改称したといいます。本尊の大日如来は弘法大師作と伝わります。本堂内安置の地蔵尊も古仏で,『踊りの地蔵』として霊験が深かったといい,明治30年頃までは旧暦7月23日に地蔵祭りが行われ,「てっきり踊り」という独特の踊りが伝えられていたといいます。



 密巌寺の手前には平塚弁財天があります。弁財天は財宝の神なので,商売繁盛を願って建てられたのでしょう。

浄蓮寺
平出町110





 境内の様子です。おおみそかの日に訪れたということもあって,お正月の準備がされていました密巌寺の奥の交差点を右折して100mほど進むと白山神社があります。境内社に神明社2社と津島社があり,歴史を感じさせる神社です。



 白山神社の先の公園の手前を左折し,続く突き当りを左折し,さらに100m強進んだ2つめの交差点を右折すると浄蓮寺(浄土宗)が見えてきます。清慶山と号し,本尊は阿弥陀如来です。大永5年(1525年)創建といい,一時期衰退しましたが,中興され現在に至ります。境内には鎮守社秋葉宮があります。

十所神社
城町232



 浄蓮寺から先に進むと,「城町」交差点があります。この地名はかつて平田城があったことからつけられた地名です。横断歩道を渡って右に曲がり,県道63号線を北上します。約150m進んだ2つ目の筋を左に曲がり,道なりに約100m進むと,十所神社があります。天照大神など十柱の神がまつられていることが名前の由来で,毎年9月に例祭が行われます。東側の入口には赤鳥居があり,その鳥居に大注連(しめ)縄が飾られており,神社に彩りを添えています。

寿宝院
城町233



 十所神社の左隣に寿宝院(曹洞宗)があります。創建は天文10年(1541年)といい,もと天台宗でしたが、寛永13年(1636年)に北名古屋市の平田寺の和尚が住職のときに曹洞宗に改宗しました。その後,一時廃寺となりましたが,文政5年(1822年)になって尼僧が新しく開山し,以降は尼寺として続いています。本尊は十一面観世音菩薩像で秋葉堂が境内にあります。

平田城跡
城町83



 十所神社の前の道を南に進み約150mの左に入る3つ目の筋に入ると,左手に平田城跡の案内板があります。かつて,この付近に平田城という城がありましたが,現在は古井戸のみ残存しているといい,今でもこの付近は城の切といい,地名も城町というなど名残を残しています。城主は,「張州府史」には平田伊豆守とあり,「尾張徇行記」には平田和泉守とあるなど,はっきりしないそうですが,尾張守護斯波氏の一族で,北名古屋市の平田寺を菩提寺としていたと考えられています。城の規模は,砦か大きな武家屋敷程度と考えられています。

楽音寺
平中町361





 平田城跡から左に入る手前まで戻り,直進して約50mで,県道163号線に出ます。ここを右に曲がり,次の筋を左に入り,さらに次の筋を左に曲がると,楽音寺(臨済宗妙心寺派)があります。本尊は薬師如来で,織田家の家臣と言われた平田城の平田和泉守が祈念仏として安置したといいます。もと天台宗で鎌倉時代に創建され,正保2年(1645年)に臨済宗に改宗したと伝わります。

道仁寺
平中町321





 楽音寺から戻る方向に西に進み,来た道を通り過ぎてさらに次の筋を左に曲がると,道仁寺(真宗大谷派)があります。太子山と号し,天文8年(1539年)創建と伝えられ,本尊は聖徳太子が作ったという阿弥陀如来です。本堂は昭和20年(1945年)の空襲で全焼したため,昭和27年(1952年)に再建されたもので,その際に山号を宝琳山から太子山と改称しました。昭和48年(1973年)までは家伝の妙薬という中風薬の製造を行っていました。寺宝として親鸞聖人,蓮如上人や聖徳太子の絵像や聖徳太子の木像などを保有しています。境内にあるイチョウの大木は万延元年(1860年)に親鸞聖人六百回忌を記念して植えられたもので,手洗石は文化8年(1811年)の銘があります。

泉増院
平中町72



 道仁寺の次の交差点を右に曲がり,さらに約100m進んだ次のやや広い道との交差点を左折し,約200m進むと金比羅堂が右手にあります。地元の人に大切にされているようでした。



 金比羅堂から進んで2本目の道を左に入ります。約70m進むと,右手に恵比子神社が見えてきます。創建は不詳ですが,再建は天正12年(1584年)という記録があります。えびす信仰が広まった際に設けられた社と考えられ,以前は喬木山と号する宮があって多少小高い位置にあったと考えられています。





 恵比子神社のある角を道なりに右折し、約50m進むと名二環が見え,手前の県道63号線の道路に出ます。ここを左折して約150m進むと,泉増院(曹洞宗)が左手に見えてきます。格豊山と号し,寺伝によると真言宗小田井寺として創建され,天文5年(1536年)に宗菊和尚により再建され,曹洞宗に改めたといいます。その際に織田家の重臣清水帯刀らから援助を受けたこともあって織田家の菩提寺となりました。明治維新時に織田家との関係は絶えましたが,その時の縁者の織田信房の墓があります。たびたびの水害で荒廃しましたが,宝永3年(1706年)には小牧正眼寺の末寺となって再興されたといいます。歴代の城主が鷹狩りの際に休憩したという由緒ある寺で,その際には瑞龍院(光友)筆による「鷹の図」をかけて接待したと言います。明治24年(1891年)の濃尾地震で堂宇が倒壊して大きな被害を受け,その後再建されたものが中心です。



 泉増院の東に隣接して八幡神社があります。創建年は不詳ですが,弘治元年(1555年)に再建されたといいます。境内には神明社や津島社があります。このコースを歩くと平田城を取り囲むようにしてお寺や神社が設けられている様子がよくわかります。

ゴール:市バス・平田口バス停

 そのまま県道63号線を進むと,200m弱で「平中町」交差点に到着し,交差点にある平田口バス停がゴールになります。上小田井方面へのバスは1時間に3本程度で,小田12,名駅26,栄11系統が利用できます。名駅,栄への直通のバスは1時間に1本程度ありますが,上小田井で地下鉄乗り換えが早いです。

[プラスワン] MOZOワンダーシティ
二方町40 [公式HP(外部リンク)→]





 上小田井駅に戻って,駅の北の国道302号線の北側の歩道を約400m東に進んだところには,MOZOワンダーシティがあります。平成6年(1994年)にワンダーシティとして開業し,その後,イオンを中心として2009年に新装開業しました。敷地面積は10万平方メートルを越え,名古屋市内の郊外型ショッピングセンターとしては最大級です。開設時からLED電球の活用や壁面緑化など,環境配慮の設備を積極的に取り入れているのも大きな特徴です。イオンと200を超える専門店街からなる本棟と,イオンシネマなどが入ったシネマ棟,グンゼスポーツクラブなどからなるスポーツ棟に分かれ,休日には多くのお客で賑わいます。平田地区のウォーキングが終わったら,ぜひ立ち寄ってみるといいでしょう。

写真使用数:23

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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