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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

名古屋市昭和区:川名東コースKAWANA EAST

2015年2月探訪。2015年6月12日作成
2015年12月23日再構成

【コース】 距離:約7.6km
 いりなか駅および川名駅東側の旧川名・伊勝村の周辺をめぐります。景勝地・般若台や山の手の美術館,古社伊勝神社などの名所を訪れます。

地下鉄・いりなか駅〜香積院〜般若台〜名古屋第二赤十字病院(八事日赤)〜普蔵寺〜南山大学人類学博物館〜仙松院〜伊勝八幡宮〜福聚山宝珠院〜川名中学桜並木〜桑山美術館〜法光寺〜法音寺〜川名公園〜地下鉄・川名駅


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:地下鉄・いりなか駅



 今回は地下鉄鶴舞線のいりなか駅がスタート。中心部の伏見駅から鶴舞線を利用して所要14分です。土休日は10分間隔で運転されています。今回はいりなか駅の1番出口から出てスタートです。

香積院
川名山町115



 1番出口から出て右手に進み,「杁中」交差点を右折します。そのまま50mほど進んだ左手に聖霊病院[公式HP(外部リンク)→]があります。カトリック修道女会の1つ聖霊奉持修道女によって昭和21年(1946年)に開設されました。



 戻って「杁中東」交差点を右に曲がり,次の細い筋を右折して聖霊病院の左側の細い道を上がっていきます。200mほど進んだ左手には中京大学附属中京高校[公式HP(外部リンク)]があります。野球の名門校として有名で,全国的に活躍するクラブが多い強豪校として知られています。大正12年(1923年)に前身の中京商業高校が開校し,古い歴史も持っています。







 中京大中京高校の入口手前の交差点を来た方から見て右に曲がり,約150m道なりに進むと,左手に香積院(曹洞宗)があります。味岡山と号し,貞享4年(1687年)に名古屋城下久屋町の商人味岡次郎四郎が,早くに亡くなった1人娘の菩提をとむらうために美濃国の廃寺であった多聞寺を移して建立し,元禄2年(1689年)に現在の香積院になりました。四世の雲臥和尚は学問詩歌にすぐれた人物として有名です。入口の総門と山門は建立当時に移築されたものと伝わり,山門は丸い門が特徴的で龍門と呼ばれています。また,境内には樹齢120年ほどの若いシダレザクラの大木があり,毎年3月末には花見客が多く訪れます。明治14年(1881年)に起きた地租改正反対運動の愛農社主小塚鉞助(えつすけ)の碑が立てられています。高台にあることから,眺めもなかなかのものです。

般若台
山里町62





 香積院から出て左手に100m進んだ「滝川町」交差点を左折して200m進んだ「滝川町東」交差点を右折します。そのまま100m進んだ2本目の山里学童のところを左折し,上り坂を進んでいきます。そのまま250mほど進むと左手に「史跡般若堂」の碑があります。この付近は川名山の山頂付近に当たり,かつては般若台と呼ばれる名古屋城下を一望できる景勝地として知られました。現在は住宅地になっていますが,家の合間から遠く名古屋駅の駅ビル香積院4世の雲臥和尚の隠遁の場として知られ,この地で般若経を写経したことから般若台の名前がつき,今もその石経碑が残っています。山中閑寂の地であり,風月を友とする静寂の地として知られ,「尾張名所図会」にも描かれています。江戸中期の尾張の画家である丹羽嘉言(よしのぶ)もここに草庵を結び,謝庵と号して独居し禅理を極めたといいます。

名古屋第二赤十字病院(八事日赤病院)
妙見町2-9 [公式HP(外部リンク)→]



 般若台からさらに進み,道なりに階段を降りて100mほど進むと,山手通に到着します。ここの目の前には名古屋第二赤十字病院(八事日赤病院)があります。元々は山里町に大正3年(1914年)に設けられた結核療養所がその前身で,その後昭和44年(1969年)に総合病院として承認され,診療棟が整備されていきました。平成元年(1989年)以降に21世紀の地域中核病院となることを狙って,地上10階,地下1階の本館棟が完成し,現在は県内でも有数の総合病院として地域医療を担っています。



 八事日赤病院のところを左折して北に150m進んだ「八事日赤病院北」交差点を右折し,200mほど進むと左手に中京テレビ[公式HP(外部リンク)→]があります。昭和43年(1968年)創設で,日本テレビ系列のテレビ局になります。

普蔵寺
高峯町48 [公式HP(外部リンク)→]



 中京テレビの先の筋を左に曲がり,400m弱進むと突当りの少し左に普蔵寺(曹洞宗)の入り口があります。祥景山と号し,浄安瑞清(慶長12年(1607年)没)が名古屋村に創建し,萬松寺四世が隠居所としたといい,往時は萬松寺の末寺であったといいます。慶長15年(1610年)に名古屋城の築城にともなって,現在の東区泉2丁目の東寺町に移りました。その後,昭和20年(1945年)に空襲により焼失したため,昭和48年(1973年)に現在地に移されました。


南山大学 名古屋キャンパス
山里町18 [公式HP(外部リンク)→]



 普蔵寺から南に戻って,2筋目を右折し,200m強道なりに進むと,山手通の信号に合流します。ここの横断歩道を渡って西側に進むと,南山大学名古屋キャンパスの山手通門があります。カトリック系のキリスト教を教育理念におく南山学園は昭和7年(1932年)に開学した旧制の南山中学校が起源で,大学は昭和21年(1946年)に開学した南山外国語専門学校がその前身で,昭和24年(1949年)に大学として開学しました。開学当時は1学部4学科の小さな大学でしたが,その後に学部を増設し,昭和39年(1964年)には現在地にキャンパスを移転し,総合学園として発展しています。(写真は正門です)



 山手通門から200mほど進むと東門に到着します。東門のそばにはロゴスセンター(キリスト教学習センター)[公式HP(外部リンク)→]があります。南山大学の設立母体である神言修道会が運営している学習センターで,キリスト教関係の講座が開かれているほか,文化・音楽講座なども開講され,一般の利用も可能になっています。ロゴスとは言葉や思想を表すものだそうです。



 東門から100mほど進み,メインストリートに到着したら左に曲がって進みます。正門の手前右手の建物の中に南山大学人類学博物館があります。昭和24年(1949年)に人類学研究所の陳列室として出発し,昭和54年(1979年)に博物館として独立し公開されました。旧石器・縄文・弥生の各時代の考古資料や,ヨーロッパ・アフリカなど多くの地域の民俗資料に触れることができます。露出展示が多く,展示品を手に触れることができるようにしている点など,新しい取り組みを行っています。中区の大須二子山古墳出土品[市文化]など地元の考古資料もあります。

仙松院
前山町2-5



 南山大学の東門のロゴスセンターのところに戻り,右に曲がって北上し道なりに500mほど進みます。大きな道に突き当たったら右に見える「伊勝小学校南」の交差点で横断歩道を渡り左折し,そのまま約100m強進むと,仙松院(浄土宗西山禅林寺派)があります。鶴林山と号し,浄土宗西光院(現,昭和区)の塔頭として慶長年間(1595〜1615)に現在の中区白川公園付近に建立され,その後昭和18年(1943年)に戦時疎開で現在地に移転しました。山門は釘を用いず,平唐門(ひらからもん)という唐破風が側面にある貴重なものだそうで,18世紀の後半に建てられたものです。簡素ながらも古風な山門で,おもむきと歴史を感じさせます。

伊勝八幡宮
伊勝町2-99





 仙松院のところのT字路を右折して北上すると,すぐに右手に伊勝八幡宮があります。創建は不詳ですが,樹齢1000年におよぶ古木があり,熱田神宮などにも並ぶ歴史があると考えられています。社伝によると嘉吉元年(1441年)に御器所村に移して祀るとあり,御器所八幡宮の旧地であると考えられています。延喜式式内社の中に川原神社と並んで,伊副神社という記載があり,これが伊勝神社に当たるという説もあり,古くから伊勝村の氏神として人々から信仰されてきました。奥に行くと拝殿があり,その奥の廟で囲まれた地に八幡大神宮が,東西に摂社の白山大権現と熊野大権現がまつられています。所蔵する文化財として,応永25年(1418年)の銘がある陶製瀬戸鉄釉狛犬2点[県文化]と一体の瀬戸鉄釉狛犬[市文化]が知られており,現在は名古屋市博物館に保管されています。前者は年代がわかるものとしてはこの地方の焼物の狛犬としては最古級の貴重なものです。また,後者は15〜16世紀の製作と考えられています。

福聚山宝珠院
伊勝町2-9





 伊勝八幡宮の左側の筋を北上し,2本目の左に入る筋を100m強進むと福聚山宝珠院(曹洞宗)があります。寛文元年(1661年)創建と伝わり,建物は戦災で焼失したため,昭和40年(1965年)以降再建されたものです。山門は平成元年(1989年)に完成した総檜造り白壁の唐様四脚門となっています。本堂には延命地蔵と庚申像,境内に秋葉堂や三十三観音,役の行者像,不動明王像などがあり,お地蔵さんもあって多くの信仰を受けている様子が伝わります。

桑山美術館 [有料施設]
山中町2-12 [公式HP(外部リンク)→]



 宝珠院の先を左に曲がり,そのまま道なりに550mほど進んだ2つ目の信号を右折します。さらに200mほど進むと左手に川名中学が見えます。この付近は昭和23年(1948年)に中学校の開校記念に植えられたという桜並木が立ち並び,桜のシーズンにはきれいに彩られます。



 川名中学のところからそのまま200m弱進むと道が合流し,道なりに下って100mほど進み,次の信号の手前を左折して上り坂を進み,2つ目の筋を右折すると,右手に桑山美術館があります。昭和56年(1981年)に館長の桑山清一氏が収集した日本画や茶道具などのコレクションを鑑賞することができます。ヨーロッパの城をイメージさせる特徴ある建物で,庭園には桜や藤,紅葉や椿など季節ごとに彩られた花が咲き誇り,ゆっくり散策するのも楽しいです。屋上からは市内の街並みを見ることもできます。展覧会の展示替えの期間など長期の休みがありますので,注意して訪れましょう。

川名公園
川原通8



 桑山美術館から進んだ先の突当りを左折して100m強進むと「山中」の交差点があり,横断歩道を渡った先の左手に法光寺(真宗大谷派)があります。歓喜山と号し,元は中区の矢場町付近にありましたが,戦後に移転してきました。



 法光寺からさらに南に150mほど進むと,右手に大きな駐車場が見え,その奥に法音寺(日蓮宗)[公式HP(外部リンク)→]があります。大乗山と号し,明治42年(1909年)創設の比較的新しい寺院で,昭和25年(1950年)に現在の寺号となりました。ハンセン病の救済など教育や福祉の現場で活発な活動が行われ,多くの支院を有しています。



 「山中」の交差点に戻り,左折して300mほど進むと右手に川名公園があります。広大な芝生広場や土のグラウンド,子供向けの遊具も充実しており,スポーツをする子供たちなどで晴れの日は大変賑わいます。公園は防災公園にもなっていて,災害時には多くの人が来る避難場所になっているほか,自衛隊などの救援の拠点にもなります。

ゴール:地下鉄・川名駅



 川名公園の先の「川名」交差点のところにある地下鉄鶴舞線・川名駅の2番出口がゴールになります。中心部の伏見駅まで鶴舞線を利用して12分で行くことができます。

写真使用数:26

←前:壇渓コース / 名古屋市昭和区 / 次:八事山コース→

ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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