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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

名古屋市守山区:志段味コースSHIDAMI

2015年1月探訪。2015年5月16日作成

【コース】
ゆとりーとライン・下島バス停→釡ヶ洞北公園→吉根観音寺→神明社→平池北公園→志段味サイエンスパーク→志段味スポーツランド→志段味支所→八幡神社(志段味)→秋葉神社→中志段味→六地蔵・クロガネモチ→常楽院→諏訪神社→ゆとりーとライン・藤塚バス停

【地図は準備中です】

【目次】
吉根(きっこ)地区をめぐる
歩行者自転車専用道路を東へ
志段味支所の周辺
中志段味から諏訪神社へ
参考資料

 今回は,守山区の北東部,志段味地区をめぐります。この志段味地区は1954年(昭和29年)に守山と合併するまでは志段味村と呼ばれる地域でした。ゆとりーとラインが開通するまでは交通が不便な地域ということもあって,宅地化からは遅れていましたが,開通後は急速に宅地化が進み,商業施設なども増加して最近は新興住宅地として繁栄しています。このコースでは,志段味地区を西から東に向かってめぐっていきます。新興住宅地であり,歩行者専用道路なども整備されて快適なウォーキングが楽しめる一方,昔ながらの庶民信仰の息遣いを感じられるコースになります。このコースは,前半は吉根地区のスポットをめぐるコースで,後半は守山区史跡散策路「村絵図の里めぐり」コースをほぼ同じようにめぐったものになります。

吉根(きっこ)地区をめぐる

スタート:ゆとりーとライン・下島バス停



 今回のスタートは,志段味地区の西に位置するゆとりーとラインの下島バス停です。昔は交通が不便な地域でしたが,今ではゆとりーとラインのバスが10分おきに運転され,大曽根から20分程度で来ることができるようになり,大変便利になりました。ここから東に向かって志段味地区を抜けていきます。

八幡神社(吉根)



 下島バス停のすぐそばに八幡神社の入口の碑がたっています。この碑のところを進んで100メートル強登っていくと,左手に八幡神社があります。昔はここより北東の八幡が峰と呼ばれるところに鎮座し,その後参拝の不便さから北西500メートルの地点に移りましたが,川の氾濫などがあり,明暦元年(1655年)に現在地に移りました。その後,昭和59年(1984年)に区画整理事業によって,八幡ヶ嶺が取り崩され現在の姿になったということです。



 境内の様子です。境内には由緒碑も建てられており,歴史の保全に努めようとしている様子がうかがえます。こんな開発が進む場所だからこそ,歴史の保全にしっかりとつとめる必要があるのかもしれませんね。

釡ヶ洞北公園



 八幡神社から右手の道を進むと,約50メートルで釡ヶ洞北公園の入り口になります。ほっぼ山(北方山)と呼ばれる山に設けられた公園で,公園内には散策路も設けられていました。



 公園からの眺望です。天気の良い日は伊吹山まで見えるということですが,残念ながらそこまでは見えませんでした。けれども,名古屋駅の駅ビルなども見えました。なかなかの眺望です。

吉根(きっこ)公民館



 釡ヶ洞北公園の道をそのまま進み,先の階段を下ります。Uターンする方向に進んで広い道を左折し,その先にある「吉根釡ヶ洞」交差点で横断歩道を渡り,約100メートル進んだ2つ目の筋を右に入り,そのまま100メートル強進んだら,右手に吉根公民館があります。小牧・長久手の戦いの際に秀吉が落としていったという千成瓢箪の馬印。これを用いて吉根村では「おまんと」の道具にしていました。その瓢箪がこの公民館に保管されているそうです。なお,この付近の吉根(きっこ)という地名は,この付近に「桔梗(ききょう)」が多かったことから,その呼び名が地名になったということです(他の説もあります)。

吉根観音寺



 そのまま約200メートルほど進むと,吉根観音寺(曹洞宗)があります。弘治元年(1555年)創建で南にある大永寺の末寺になります。



 本堂の様子です。この付近は背後の春日井方面への眺望がすばらしく,雄大な自然を感じることができます。

神明社



 吉根観音寺の前の道をさらに100メートル弱進んだ次の左に入る道を進み,50メートル強進んで広い道に突き当たったら左に曲がり,さらに100メートル強進むと「吉根橋南」交差点に到着します。ここを右折して,さらに2本目の左に入る筋を進むと正面に神明社が見えてきます。宝暦年間には存在が確認される古社で,この付近の氏神として崇敬を受けている様子が感じられます。庄内川の氾濫にそなえてか,一段高い位置に神社が設けられています。

志段味図書館



 「吉根橋南」の交差点に戻り,そのまま戻る方向に進むこと300メートル強で「吉根東」交差点が見えてきます。ここの北東角に志段味図書館があります。この付近にはヤマダ電機やイオンのスーパーなどの商業施設が立ち,非常に便利になりました。

深沢3号古墳 [市指定史跡]



 志段味図書館の先の筋を左に曲がり,続く道を右に曲がります。そのまま約50メートル進むと,左に曲がる道の先に深沢3号古墳[市指定史跡]が見えます。古墳期末の7世紀中ごろの築造と考えられ,もともとは1〜3までの3基からなる古墳群でしたが,宅地化などによって崩壊,3号古墳だけが何とか形をとどめている状態です。住宅に完全に囲まれており,説明などもないため,それと知らないとこれが古墳だとはわかりません。結局,住宅の中によくわからない空き地として残っている状態です。

平池北公園



 「吉根東」の交差点に戻り,横断歩道を渡ります。その先に平池北公園があります。この辺りでは広い池になっています。



 池の周りには,東海地方の固有種であるマメナシの木が自生しています。4月頃になると白い花を咲かせるそうです。


歩行者自転車専用道を東へ

志段味の歩行者自転車専用道を進む



 平池北公園の南側にある歩行者自転車専用道路に入り,左に曲がる方向に進んで東に向かいます。平池の東には公園が設けられていて,遊んでいる子供たちがいる公園と背景に見える愛岐丘陵の様子は,なかなか絵になる風景です。この歩道は現在,志段味支所までの約3kmまでが完成していますが,最終的には東谷山のふもとまでの約5kmの歩道になるそうです。そうなれば,名古屋市で一番の長さのものになります。



 この先の橋からは,志段味地区の住宅から庄内川,春日井市方面に至る大眺望を楽しむことができます。

なごやサイエンスパーク



 歩道に入ってから約300メートル進むと,なごやサイエンスパークの工場群が見えてきます。名古屋が誇る「ものづくり」の伝統文化を発展させるために設けられた研究機関が集まっている地域になります。メインの施設はさらに東の方向にあり,さらに近年この先の上志段味地区にも土地が設けられました。

なごやサイエンスパーク(名古屋市HP内) 外部リンク

志段味スポーツランド





 ここから歩行者自転車専用道路を500メートルほど進みます。名神高速をくぐり,志段味線の県道下をくぐって進みます。この志段味線の下には,地元小中学生が作成した216,000個の陶磁器タイルを用いたタイル絵が見ものです。調節池の前まで来たら右に曲がり,続く池の間の細い歩行者道を左に曲がって,200メートルほど階段を登って進むと,志段味スポーツランドがあります。広大な野球場やテニスコート,体育館などを備えた体育施設になっています。以前はプールも設けられていました。

志段味スポーツランド 外部リンク

歩行者自転車専用道を進む



 歩行者自転車専用道に戻り,さらに進んでいきます。途中に設けられているベンチには「志段味カルタ」という地元の中学校や有志が作成した志段味地区にまつわるカルタの札が描かれていておもしろいです。地元の歴史を残そうとしている様子が伝わります。

下志段味公園



 そのまま歩行者自転車専用道を400メートルほど進むと,下志段味公園に到着します。雨をためる広大な施設が設けられているのが特徴です。高台から見ると,ここの景色もなかなかのものです。

風越池



 下志段味公園の東側には風越池があります。ここの周囲には散策路が設けられており,犬の散歩をしている人に良く出会いました。魚釣りができる施設も設けられているそうです。この奥には,なごやサイエンスパークのメインのAゾーンといわれる施設になります。



志段味支所の周辺

志段味支所・志段味地区会館



 下志段味公園から歩行者自動車専用道を約500メートル進みます。左手に志段味支所が見えてきますので,支所の方に向かいましょう。志段味支所はこの志段味地区の行政の中心地になります。ちょうど成人の日ということで成人式が行われていました。



 支所の駐車場のところには,守山区の史跡散策路の案内板も設けられています。志段味散策の拠点ともいえる施設でしょう。



 支所の東側には「東春日井郡志段味村役場跡」の碑が建てられています。役場跡はちょうど現在の志段味中学校付近にあったということです。

八幡神社



 志段味支所前からそのまま約200メートル進むと,八幡神社があります。創建年は不詳ですが,棟札の古いものには貞享元年(1684年)の銘があり,境内には享保7年(1722年)と文政6年(1823年)の刻銘のある2基の石灯篭が残っているそうです。庄内川の氾濫により,明治5年現在地に移転して,現在の本殿は平成3年に改築されました。昔ながらの田舎の神社の様子を見せています。例祭が毎年10月10日に行われるとのことです。



 西側から見た様子です。本殿が改築されたのに対して,拝殿が古い様子がわかります。この地域の氏神として篤く信仰されている歴史を感じさせます。

巡見道



 八幡神社の西側から出て,最初の交差点を直進し,次の分岐を右に,続いて左に進んで道なりに右に曲がり,横断歩道を渡って左に進むと,約200メートルで「志段味支所南」の交差点があります。ここを右折して進みます。この道は幕府の役人が各地を巡礼したときに用いた巡見道となっていた場所です。舗装道路ですが,春日井方向の眺望がきいて,なかなか爽快な道です。

秋葉神社



 約250メートル進むと、秋葉神社が左手に見えてきます。明和9年(1772年)に定光寺よりここに移されたといい,最近の土地改良事業により南へ移動し新築された新しいものです。



 境内の様子です。本堂のほかに,西国三十三観音の巡礼供養観音像と参拝の記録が刻まれた20基の石像観音像が祀られた小祠と下志段味に1基しかない庚申塔があります。また、舟形絵像碑で馬頭観音と思われる道標があり、「右定光寺 左内(うつ)つ」と刻まれているので、かっては「定光寺道」と「大日の渡し」へ通ずる道の分岐点に置かれていたと考えられているそうです。大日の渡しは,この北の大留橋付近にあった渡しのことになります。

唐曾川跡

 秋葉神社から県道の交差点に戻り,ここを戻った来た方から見て直進方向に進んで東に進みます。そのまま道なりに400メートルほど進むと,ゆとりーとラインのバス通りのところに戻ってきます。以前,この付近には唐曾川という細い川が併走して流れていたようなのですが,区画整理が進んで川の跡がまったくよくわからなくなってしまいました。

中志段味から諏訪神社へ

中志段味周辺



 左に曲がって,250メートルほどバス道路を進むと,「中志段味」の交差点とバスターミナルがあります。ゆとりーとラインのターミナルになっていて,大曽根方面から来た多くのバス便はここで折り返します。日中10分おきに運転されているバスは,ここから東は30〜60分おきになります。この付近はまだ,開発の波はそれほど届いていないようですが,住宅地が整うのは時間の問題でしょう。

六地蔵とクロガネモチ



 中志段味の交差点を左に曲がり,約100メートル進んだ動物病院のある角を右に曲がり細い道に進みます。すると左手に大きなクロガネモチの木があります。付近に大きな木がないので目立ち,秋から冬にかけては赤い実をつけます。周囲には江戸時代からあると思われる地蔵群がありますが,由来はよくわからないそうです。

常楽院



 動物病院のところに戻り,さらに約250メートルほど進んだ突き当りの1本手前の道を左に曲がると,すぐに常楽院が見えてきます。小さな堂内にはたくさんの地蔵が安置されているほか,堂の外にも石仏があります。中央の弘法大師像がある廻国塔には嘉永4年(1851年)の銘があるということです。歴史を感じさせます。

才井戸流への道



 常楽院の前の左に曲がる前の道に戻り,直進して突き当りを左に曲がります。そのまま次の分岐を右に曲がり,細い路地を下ります。この下は才井戸流という細い流れになっています。

天白・元屋敷遺跡 [工事中]



 下り坂の突き当りを右に進み,才井戸流に沿って進みます。約50メートル進んだ守山高校に向かう道のところを直進して未舗装路に入ります。この左手は天白・元屋敷遺跡なのですが,現在は区画整理の工事中でした。弥生時代から現在にかけての遺跡で,昭和54年(1979年)に発見されたそうですが,将来的にはこの地域も住宅地が立ってしまうのでしょうか。

諏訪神社への道



 ここから諏訪神社に向けて才井戸流に沿って進んでいきます。300メートルほど進んで道に合流したら右に進みます。ここから後ろを見れば,愛岐丘陵に向けての景色が見事でした。

諏訪神社



 そのまま200メートルほど進むと諏訪神社の入口が見えてきます。長野県の諏訪大社から勧請したためにこの名前がついており,中志段味村の氏神として篤い崇敬を受けてきました。創建は不詳ですが,寛文年間(1661年頃)には存在が確認でき,7社があることが記載されています。



 境内の様子です。拝殿の右にあるのは廿二夜塔といい,願掛け行事が行われています。現在は,8月22日にお祭りが行われています。

志段味東コミュニティセンター



 諏訪神社の西側に隣接して志段味東コミュニティセンターが設けられています。地域のイベントなどが行われています。

ゴール:藤塚バス停



 諏訪神社の前を通りバス通りに出ると,ゴールの藤塚バス停は目の前です。なお,ここから上志段味方面の道は,昭和20年(1945年)3月にB29により爆弾が落とされて大きな被害が出た地域であることから,「ばくだん坂」と呼ばれています。今は新しい道路ができて,かつてのおもかげは失われつつあり,大型ショッピングセンターの進出も予定されていることから,近い将来には近代化した町並みが見られるかもしれません。



写真使用数:39

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参考資料

名古屋市守山区:史跡散策路:村絵図の里めぐり 外部リンク
名古屋市守山区:志段味カルタ散策マップ 外部リンク  [一番下のリンク]
[↑これをベースにして,一部の観光地・史跡を加えてめぐっています。]

名古屋市ホームページ内 文化財のページ 外部リンク

ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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